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16戦目-A、4月、5人編
戦闘員全員(1人を除く)にエクセレントクリアを目指す事が伝わる
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戦術ランクAには他にも戦闘員が居た。
戦線復帰を果たした土肥始もその1人である。
ここ連日戦術ランクAのブルーフィールドで戦っていた。
とっくに葵の情報の真偽を確かめる為に拠点型ボックスを3分以内に撃破し、パワードスーツを入手して搭乗し、更に拠点型を潰して武器庫の充実を図ってるくらいだ。
パワードスーツのコクピットは通信も出来るので、エアバイクに乗ってビル内の敵機に向かってレイバズーカーを撃ち込んでる葵に遠距離から、
『よう、明星』
「土肥さん? どうも、そのパワードスーツからですよね? ってか、どうやってそれを?』
『情報の真偽を確かめただけさ』
「出来る訳ないだろ、とか否定した癖に~」
『いいだろ、別に。それにしてもこのパワードスーツは凄いな』
「ジャブですよね? ジャブ2個も統合出来ますよ。統合しないでチューンナップに回した方がいいかもしれませんが」
と喋りながら葵が、
「そうだ、戦闘員の化ける人型のロボに遭遇しましたよ。夏目さんが私の偽物に撃たれて死に掛けましたから、昨夜。まあ、私の方はちゃんとその後、夏目さんに化けて近付いてきた人型を倒しましたけど」
『・・・それはさすがに嘘だよな?』
「いえ、本当です。夏目さんに聞いたらいいですよ。運良く病院がこのブルーフィールド内に入ってて治癒ナノマシン注射器で復活して今、居ますから」
『ふ~ん』
「あ、それと一応、エクセレントクリアを目指してるのでフィールドボスを倒すのは待って下さいね」
『エクセレントクリアって敵機を全滅させるって意味だよな?』
「ええ、暴れたい気分ですので」
『好きにしろ。オレはアイテム持ちの拠点を狙うから』
「じゃあ、そういう事で」
そう意思疎通して別れたのだった。
◇
一馬の方は桜太と合流していた。
「何だ、五十嵐も来てたのか?」
「まあな。成長LVも上げたいし」
「エクセレントクリアを目指すから邪魔するなよ」
「はあ? 戦術ランクAでか?」
一瞬驚いたが、
「・・・ああ、なるほど。音頭を取ってるのは葵か」
「当然だろ。オレがそんな事を企むかよ。まあ、何のアイテムが出るのか興味があるのは事実だが」
「確かにな。少し狙ってみるか」
「ええ~、さっさと帰りましょうよ、桜太さん。どんなパワードスーツなのか早く確認したいのに~。ってか、エクセレントになったらパワードスーツが出ないんじゃ・・・」
「そう言うなって、ダイ。出来る時にやっとく方がいいに決まってるから」
こうして桜太達も巻き込みつつ、戦術ランクAでのエクセレントクリアを目指して、敵機の掃討を始めたのだった。
◇
戦術ランクAのプルーフィールドの最大の特徴は、
フィールドボスが高層ビルくらい。
だが、もう1つ、
雑魚ロボを搭載する拠点型や空母型といった中ボス。
というのも居た。
実はこっちの方が厄介で、雑魚ロボをどれだけ狩りまくろうとも中ボスが搭載してる雑魚ロボを吐き出し、それがムシやプロペラなら移動したら、また制圧が最初からやり直しとなる。
20分現在、雑魚狩りは一先ず中断して葵は情報送信装置と支援物資ボックスの捜索、それと中ボス狩りにシフトしていた。
葵が搭載するエアバイクの武器はレイカノン砲-40・シリウスだ。
というのも2連装レイカノン砲-44・プロキオンの搭載が不可だったからだ。2連装カノン砲-20.5・プロキオンの方は搭載が可能だったのに。
重量制限でもあるのだろうか。
本当にガッカリしながら葵はプロペラ空母の飛行空母型プロペラ-400を軽々と撃破して次の中ボスを目指した。
◇
支援物資ボックスを最初に発見したのは始だった。
今回の支援物資ボックスは幹線道路の十字路の信号機の根元に最初から備え付けられてたように堂々と偽装していた。
パワードスーツで触れてもアイテムをゲット出来るらしく、NEタンク400を得た始は、お義理で上空に1発ビームを撃って位置を教えた。
これで気付かない勘の悪い戦闘員に支援物資ボックスを得る資格はない。
始が雑魚ロボを狩りながら移動してると、すぐにエアバイクの葵が到着して支援物資ボックスにエアバイクに乗りながら触った。
「あれで戦闘員になって1月未満? あり得んだろ」
そう呆れながら始は敵ロボを倒して進んだ。
戦線復帰を果たした土肥始もその1人である。
ここ連日戦術ランクAのブルーフィールドで戦っていた。
とっくに葵の情報の真偽を確かめる為に拠点型ボックスを3分以内に撃破し、パワードスーツを入手して搭乗し、更に拠点型を潰して武器庫の充実を図ってるくらいだ。
パワードスーツのコクピットは通信も出来るので、エアバイクに乗ってビル内の敵機に向かってレイバズーカーを撃ち込んでる葵に遠距離から、
『よう、明星』
「土肥さん? どうも、そのパワードスーツからですよね? ってか、どうやってそれを?』
『情報の真偽を確かめただけさ』
「出来る訳ないだろ、とか否定した癖に~」
『いいだろ、別に。それにしてもこのパワードスーツは凄いな』
「ジャブですよね? ジャブ2個も統合出来ますよ。統合しないでチューンナップに回した方がいいかもしれませんが」
と喋りながら葵が、
「そうだ、戦闘員の化ける人型のロボに遭遇しましたよ。夏目さんが私の偽物に撃たれて死に掛けましたから、昨夜。まあ、私の方はちゃんとその後、夏目さんに化けて近付いてきた人型を倒しましたけど」
『・・・それはさすがに嘘だよな?』
「いえ、本当です。夏目さんに聞いたらいいですよ。運良く病院がこのブルーフィールド内に入ってて治癒ナノマシン注射器で復活して今、居ますから」
『ふ~ん』
「あ、それと一応、エクセレントクリアを目指してるのでフィールドボスを倒すのは待って下さいね」
『エクセレントクリアって敵機を全滅させるって意味だよな?』
「ええ、暴れたい気分ですので」
『好きにしろ。オレはアイテム持ちの拠点を狙うから』
「じゃあ、そういう事で」
そう意思疎通して別れたのだった。
◇
一馬の方は桜太と合流していた。
「何だ、五十嵐も来てたのか?」
「まあな。成長LVも上げたいし」
「エクセレントクリアを目指すから邪魔するなよ」
「はあ? 戦術ランクAでか?」
一瞬驚いたが、
「・・・ああ、なるほど。音頭を取ってるのは葵か」
「当然だろ。オレがそんな事を企むかよ。まあ、何のアイテムが出るのか興味があるのは事実だが」
「確かにな。少し狙ってみるか」
「ええ~、さっさと帰りましょうよ、桜太さん。どんなパワードスーツなのか早く確認したいのに~。ってか、エクセレントになったらパワードスーツが出ないんじゃ・・・」
「そう言うなって、ダイ。出来る時にやっとく方がいいに決まってるから」
こうして桜太達も巻き込みつつ、戦術ランクAでのエクセレントクリアを目指して、敵機の掃討を始めたのだった。
◇
戦術ランクAのプルーフィールドの最大の特徴は、
フィールドボスが高層ビルくらい。
だが、もう1つ、
雑魚ロボを搭載する拠点型や空母型といった中ボス。
というのも居た。
実はこっちの方が厄介で、雑魚ロボをどれだけ狩りまくろうとも中ボスが搭載してる雑魚ロボを吐き出し、それがムシやプロペラなら移動したら、また制圧が最初からやり直しとなる。
20分現在、雑魚狩りは一先ず中断して葵は情報送信装置と支援物資ボックスの捜索、それと中ボス狩りにシフトしていた。
葵が搭載するエアバイクの武器はレイカノン砲-40・シリウスだ。
というのも2連装レイカノン砲-44・プロキオンの搭載が不可だったからだ。2連装カノン砲-20.5・プロキオンの方は搭載が可能だったのに。
重量制限でもあるのだろうか。
本当にガッカリしながら葵はプロペラ空母の飛行空母型プロペラ-400を軽々と撃破して次の中ボスを目指した。
◇
支援物資ボックスを最初に発見したのは始だった。
今回の支援物資ボックスは幹線道路の十字路の信号機の根元に最初から備え付けられてたように堂々と偽装していた。
パワードスーツで触れてもアイテムをゲット出来るらしく、NEタンク400を得た始は、お義理で上空に1発ビームを撃って位置を教えた。
これで気付かない勘の悪い戦闘員に支援物資ボックスを得る資格はない。
始が雑魚ロボを狩りながら移動してると、すぐにエアバイクの葵が到着して支援物資ボックスにエアバイクに乗りながら触った。
「あれで戦闘員になって1月未満? あり得んだろ」
そう呆れながら始は敵ロボを倒して進んだ。
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