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一章 町外れの教会編
洞窟の復興作業
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俺は兄弟姉妹と共に洞窟の復興作業に明け暮れていた。
「グリム兄さん、畑の方も整備すればまた使えるようになると思う」
「それは朗報だ。カログ、そちらは任せる」
「了解」
「臆病なグリム兄、こっちはてんでダメ。私たち以外の生き残りはいないと考えて良さそうな感じ~」
「わかった。ナユルには、もうしばらく洞窟内の捜索を頼む」
「えぇ~。無理だと思うけど。まぁ人手不足だもんね仕方ないか」
「兄貴。アイツら御丁寧に武器庫まで焼いて行きやがった。使えそうなものは何一つねぇ。近々、近くの木を切らねぇと素手生活になっちまう」
「くっ、わかった。ズゴッグには、唯一残った俺の棍棒を渡す。周辺の探索も含めて、外への木の調達を命じる」
「任せてくれ兄貴」
「みんな~食糧庫は奇跡的に無事だったから母さんの真似をして料理を作ってみたの。一旦休憩にしない?」
「食料が無事だったのは、意外だな。だが、有り難い。早速頂くと」
「ダメだよ」
カログは肉厚鼠《ミートラビット》に料理を食べさせてみた。
すると、肉厚鼠が泡を吹いて倒れた。
「ほらね毒だ。アイツら生き残りがいて、食料が残ってたら調理して食べるって考えたんだろうね。何にしても悪どい奴らさ」
「そんな。ごめんなさい」
「気を落とすな。ウラクルのせいではない。だが、残っていた食料は全て処分するしかあるまい。暫くは、肉厚鼠を捕まえて食うしかないな」
「そうね。鼠取りなら私に任せて。戦闘では役に立たないけど鼠取りはできるから」
「わかった。食料の調達はウラクルに任せる」
「グリムバッシュ兄さん、挽回の機会を与えてくれてありがとう」
「あんなのは、ミスでも何でもない気にするな」
カログは畑。
ズゴッグは、武器の調達。
ナユルは、洞窟内の生き残りの捜索及び洞窟内の安全の確保。
ウラクルは、食料の調達。
人手が増えるまで、当分はこれで凌ぐしかないか。
流石に近親相姦はまずいからな。
ズゴッグが武器の調達を済ませたら俺は外に出て、人手を探すのが良いだろう。
「兄貴、取り敢えず人数分の武器が作れそうな量の木は調達したぜ」
「ズゴッグ、よくやってくれた。流石、俺の弟だ」
「そんな褒めんなって、照れるだろ兄貴」
「ずるい!グリムバッシュお兄様の側近は私なんだから!」
いや、ナユルお前いつの間に俺の呼び名が変わったんだ?
確かに昔はそう呼ばれていたが最近は臆病なグリム兄だっただろ?
「グリムバッシュお兄様に報告するわ。洞窟内を探索してみたけど敵が潜んでる様子は無し。生き残りも残念ながら0だったわ。やっぱり私たちで子供を作って増やすしかないんじゃないかしら?」
「あのね。そのことなんだけど私もナユルもその、一応、成人の日に種、貰ってるの。着床してないかなって」
「無理っしょ。私の相手は、気弱で終始私がリードする羽目になったし。ウラクル姉様の相手は、あっ。ごめんなさい」
「良いのよ。最期に好きな人の種をここに受け入れられたんだから」
ウラクルの想い人は確かダルグ叔父さんの息子で従兄弟のトルグ兄だったか。
トルグ兄の遺体は、ダルグ叔父さんと共に首を斬られていた。
勇敢に戦ったからこそ他の遺体のように執拗以上に辱められていなかったが、返ってそれがウラクルを悲しませる結果となった。
「ウラクルとナユルが着床していたとして、オークが産まれるまでに大体4ヶ月。妊娠が分かるのが大体」
「そう。予定だともうすぐなの。いきなりお腹が。うっ」
ウラクルのお腹がみるみるうちに膨れ上がる。
「おめでとうウラクル。しかし、こうなるとウラクルは暫く動けないか」
「そんな気を遣わないで、お母さんだって産む直前まで動き回っていたのだから。鼠取りぐらいなら任せて」
「ウラクルがそこまで言うのなら。しかし、ナユルお前、どうせ貧弱な相手とやりたくなくて、挿れてるフリだけしたな?」
「え~何のことかなぁ?アハハ~。私、知らないよ~」
これは確信犯だな。
まぁ、ナユルは自分より強い相手との子供しか望まないとか言ってたからな。
にしても童貞を捨てたと思わされたどこの誰か知らないオーク戦士が哀れだな。
「皆に提案がある。俺は、暫く外に出て人手を確保しようと考えている。そこでだ。ズゴッグとナユルには俺がいない間、ここの守りを任せる。カログには、畑と各施設の管理を。といっても今稼働できているのは畑と墓地ぐらいだが。ウラクルは無理しない程度に食料の調達を」
「まぁ、外に出るなら兄貴が1番だな。本音を言うと兄貴には、族長として居にいて欲しいが仕方ねぇ」
「委細、承知したよグリム兄さん」
「任せといてよ。私の方がずっと頼りになるってグリムバッシュお兄様が不在の間、ここを守るから」
「グリムバッシュ兄様、お外に出るのならくれぐれもお気をつけてください」
「ありがとう。頼りになる兄弟姉妹を持てて、俺は幸せ者だ。行ってくる」
皆の見送りを受けて、俺は洞窟の外へと踏み出した。
先ずは、聖職者の癖に男を誘う爆乳を持つシスタークレアだ。
アイツを手篭めにしてオークを産ませる。
俺の考えが正しければ、回復魔法の使えるシスタークレアから、オークの中でも回復魔法を使えるオークプリーストが産まれるはずだ。
タールマ帝国と戦うならこちらも魔導士《メイジ》や回復術師《プリースト》は必要不可欠。
その礎の一手となってもらうぞシスタークレア!
「グリム兄さん、畑の方も整備すればまた使えるようになると思う」
「それは朗報だ。カログ、そちらは任せる」
「了解」
「臆病なグリム兄、こっちはてんでダメ。私たち以外の生き残りはいないと考えて良さそうな感じ~」
「わかった。ナユルには、もうしばらく洞窟内の捜索を頼む」
「えぇ~。無理だと思うけど。まぁ人手不足だもんね仕方ないか」
「兄貴。アイツら御丁寧に武器庫まで焼いて行きやがった。使えそうなものは何一つねぇ。近々、近くの木を切らねぇと素手生活になっちまう」
「くっ、わかった。ズゴッグには、唯一残った俺の棍棒を渡す。周辺の探索も含めて、外への木の調達を命じる」
「任せてくれ兄貴」
「みんな~食糧庫は奇跡的に無事だったから母さんの真似をして料理を作ってみたの。一旦休憩にしない?」
「食料が無事だったのは、意外だな。だが、有り難い。早速頂くと」
「ダメだよ」
カログは肉厚鼠《ミートラビット》に料理を食べさせてみた。
すると、肉厚鼠が泡を吹いて倒れた。
「ほらね毒だ。アイツら生き残りがいて、食料が残ってたら調理して食べるって考えたんだろうね。何にしても悪どい奴らさ」
「そんな。ごめんなさい」
「気を落とすな。ウラクルのせいではない。だが、残っていた食料は全て処分するしかあるまい。暫くは、肉厚鼠を捕まえて食うしかないな」
「そうね。鼠取りなら私に任せて。戦闘では役に立たないけど鼠取りはできるから」
「わかった。食料の調達はウラクルに任せる」
「グリムバッシュ兄さん、挽回の機会を与えてくれてありがとう」
「あんなのは、ミスでも何でもない気にするな」
カログは畑。
ズゴッグは、武器の調達。
ナユルは、洞窟内の生き残りの捜索及び洞窟内の安全の確保。
ウラクルは、食料の調達。
人手が増えるまで、当分はこれで凌ぐしかないか。
流石に近親相姦はまずいからな。
ズゴッグが武器の調達を済ませたら俺は外に出て、人手を探すのが良いだろう。
「兄貴、取り敢えず人数分の武器が作れそうな量の木は調達したぜ」
「ズゴッグ、よくやってくれた。流石、俺の弟だ」
「そんな褒めんなって、照れるだろ兄貴」
「ずるい!グリムバッシュお兄様の側近は私なんだから!」
いや、ナユルお前いつの間に俺の呼び名が変わったんだ?
確かに昔はそう呼ばれていたが最近は臆病なグリム兄だっただろ?
「グリムバッシュお兄様に報告するわ。洞窟内を探索してみたけど敵が潜んでる様子は無し。生き残りも残念ながら0だったわ。やっぱり私たちで子供を作って増やすしかないんじゃないかしら?」
「あのね。そのことなんだけど私もナユルもその、一応、成人の日に種、貰ってるの。着床してないかなって」
「無理っしょ。私の相手は、気弱で終始私がリードする羽目になったし。ウラクル姉様の相手は、あっ。ごめんなさい」
「良いのよ。最期に好きな人の種をここに受け入れられたんだから」
ウラクルの想い人は確かダルグ叔父さんの息子で従兄弟のトルグ兄だったか。
トルグ兄の遺体は、ダルグ叔父さんと共に首を斬られていた。
勇敢に戦ったからこそ他の遺体のように執拗以上に辱められていなかったが、返ってそれがウラクルを悲しませる結果となった。
「ウラクルとナユルが着床していたとして、オークが産まれるまでに大体4ヶ月。妊娠が分かるのが大体」
「そう。予定だともうすぐなの。いきなりお腹が。うっ」
ウラクルのお腹がみるみるうちに膨れ上がる。
「おめでとうウラクル。しかし、こうなるとウラクルは暫く動けないか」
「そんな気を遣わないで、お母さんだって産む直前まで動き回っていたのだから。鼠取りぐらいなら任せて」
「ウラクルがそこまで言うのなら。しかし、ナユルお前、どうせ貧弱な相手とやりたくなくて、挿れてるフリだけしたな?」
「え~何のことかなぁ?アハハ~。私、知らないよ~」
これは確信犯だな。
まぁ、ナユルは自分より強い相手との子供しか望まないとか言ってたからな。
にしても童貞を捨てたと思わされたどこの誰か知らないオーク戦士が哀れだな。
「皆に提案がある。俺は、暫く外に出て人手を確保しようと考えている。そこでだ。ズゴッグとナユルには俺がいない間、ここの守りを任せる。カログには、畑と各施設の管理を。といっても今稼働できているのは畑と墓地ぐらいだが。ウラクルは無理しない程度に食料の調達を」
「まぁ、外に出るなら兄貴が1番だな。本音を言うと兄貴には、族長として居にいて欲しいが仕方ねぇ」
「委細、承知したよグリム兄さん」
「任せといてよ。私の方がずっと頼りになるってグリムバッシュお兄様が不在の間、ここを守るから」
「グリムバッシュ兄様、お外に出るのならくれぐれもお気をつけてください」
「ありがとう。頼りになる兄弟姉妹を持てて、俺は幸せ者だ。行ってくる」
皆の見送りを受けて、俺は洞窟の外へと踏み出した。
先ずは、聖職者の癖に男を誘う爆乳を持つシスタークレアだ。
アイツを手篭めにしてオークを産ませる。
俺の考えが正しければ、回復魔法の使えるシスタークレアから、オークの中でも回復魔法を使えるオークプリーストが産まれるはずだ。
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