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アルフォンス王子④
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「はあ、残念だよ…ロイ君と一緒に闘技場へ行けると思っていたけど、私はフェリクス王子が先に待っています闘技場へ行きましょう……」
僕はアルフォンス王子と一緒に闘技場へと聞かされた時、頭の中が真っ白に成った…王子と一緒に闘技場へ入ると目立ってしまいサミエル兄さん達に見付かってしまう……
「ロイ君」
「は、はい…」
「次は私も君とゆっくりお話しがしたいね」
「……(次?)』
ニコッと笑顔を見せたアルフォンス王子は、僕とカイル王子の側を離れ闘技場へと向かった。
「……」
「……」
僕とカイル王子二人に成って、何も話さないカイル王子が余計に気にするように成っていた。
「……ロイ君」
「え、あっ、はい」
「兄……アルフォンス王子と何も無かった?」
「?はい…何もありません?!
(変な質問だな、アルフォンス王子と何かあったとか……)
くるっとカイル王子が僕の方へ向くと近づいてギュッと僕の体を抱き締めた。
「えっ!?あっ、あっ、あの…カイル王子?具合いでも悪いのですか?」
僕は顔が真っ赤になってカイル王子に声をかけて、僕の肩に顔を埋めるカイル王子の良い匂いと、顔に触れる軟らかな髪の毛に僕の心臓だけうるさく鳴っていた。
「うん……具合い悪い……」
「ええっ!?どう…い、椅子に座りますか?」
「いや、ロイ君とこうしていると気分が良くなるよ」
「えっ、でも……」
キュッと僕の腰に腕を回していた手が動くのが分かり、僕は両手をどうすれば良いのかあたふたと動かし、カイル王子の背中を軽く擦るとピクッと体が動くのが分かり僕は暫くカイル王子の背中を擦っていた。
「……」
あの日、初めて会った彼とは別人のようでまるで僕に甘えているように思えた…
僕はアルフォンス王子と一緒に闘技場へと聞かされた時、頭の中が真っ白に成った…王子と一緒に闘技場へ入ると目立ってしまいサミエル兄さん達に見付かってしまう……
「ロイ君」
「は、はい…」
「次は私も君とゆっくりお話しがしたいね」
「……(次?)』
ニコッと笑顔を見せたアルフォンス王子は、僕とカイル王子の側を離れ闘技場へと向かった。
「……」
「……」
僕とカイル王子二人に成って、何も話さないカイル王子が余計に気にするように成っていた。
「……ロイ君」
「え、あっ、はい」
「兄……アルフォンス王子と何も無かった?」
「?はい…何もありません?!
(変な質問だな、アルフォンス王子と何かあったとか……)
くるっとカイル王子が僕の方へ向くと近づいてギュッと僕の体を抱き締めた。
「えっ!?あっ、あっ、あの…カイル王子?具合いでも悪いのですか?」
僕は顔が真っ赤になってカイル王子に声をかけて、僕の肩に顔を埋めるカイル王子の良い匂いと、顔に触れる軟らかな髪の毛に僕の心臓だけうるさく鳴っていた。
「うん……具合い悪い……」
「ええっ!?どう…い、椅子に座りますか?」
「いや、ロイ君とこうしていると気分が良くなるよ」
「えっ、でも……」
キュッと僕の腰に腕を回していた手が動くのが分かり、僕は両手をどうすれば良いのかあたふたと動かし、カイル王子の背中を軽く擦るとピクッと体が動くのが分かり僕は暫くカイル王子の背中を擦っていた。
「……」
あの日、初めて会った彼とは別人のようでまるで僕に甘えているように思えた…
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