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これが最後②
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デュークの瞳の色である紅のジャケットにストライプのベスト。胸元には真っ白なフリルのジャボをつける。白いパンツに編み上げブーツを身に纏い、入り口の前でオリビアが来るのを待っていた。
デューク様の色を身に纏っていると、傍で見守ってもらえているように感じられて勇気が湧いてくる。
騎士団長として務めを果たしているデューク様のように、僕も自分のやるべきことに向き合いたい。
遠くに馬車の姿を見つけて緊張が増す。お腹と喉がくっついたような不快感に襲われて、思わず下腹に手を添えた。見慣れた伯爵家の馬車が屋敷の前に止まる。御者が扉を開けると、中からオリビアが降りてきた。
「久しぶりアルビー」
「久しぶり。一人で来たんだね」
「皆には反対されたけれどアルビーと二人きりで話がしたかったんだ」
無邪気な笑みを向けられて目を丸くさせる。オリビアが一人で来るとは思っていなかった。意外な行動に驚いてしまう。
けれど正直ありがたい。僕も二人きりで腹を割って話す時間が欲しかったから。
「中に入ろう」
一緒に伯爵家へと入る。客室へ通すと、向かい合うようにソファーへと腰掛けた。心情は穏やかではない。なおも笑顔を浮かべているオリビアのことを見つめながら、どう話を切り出すべきか頭を悩ませる。
深呼吸を繰り返し、早鐘を打つ心臓を落ち着かせる。冷静にならなくちゃいけないとわかっていても、今までのことを思い出すとそれが出来そうにもない。
「アルビー、僕たちっていつも一緒にいたよね」
先に話を切り出したのはオリビアだった。
オリビアの言うとおりだ。オリビアが産まれたとき三歳だった僕のことを、両親は「弟を守ってあげなさい」と言いながら撫でてくれた。その日から僕は毎日オリビアのことを見守ってきたんだ。
僕が一番彼のことを知っている。彼が成長していく姿を見てきた。
「僕ね、アルビーのことが大好きなんだ。だからアルビーが好きだと思うものは全部僕も大好きになった。玩具も食べ物も、ジルバート様も……でもその分自分のことが嫌いだったよ。だってアルビーみたいに僕の体は強くない。アルビーが外を走り回っているのを僕は見ていることしかできない。そんなの嫌だった」
「……だから僕の物はすべてオリビアにあげてきたでしょう」
「違うんだ……。僕にとってアルビーの手元を離れた物になんの価値もなかった。アルビーがくれた玩具はもうアルビーの大切な物じゃない。外を駆け回るアルビーが羨ましくて、同じになりたくて……僕は両親にアルビーに看病してほしいってお願いした。アルビーは、両親から言われて外を駆け回ることはやめて僕と一緒に室内で静かな時間を過ごしてくれたよね。でもアルビーは笑わなくなっちゃった……アルビーと同じ物を、同じ時間を、共有できているはずなのにどうして満足できないんだろう。どうしてアルビーは僕に笑いかけてくれなくなっちゃったんだろう……」
「……それは……」
オリビアのために我慢を強いられる人生だった。デューク様のもとに嫁いでからようやく僕は自分らしさを取り戻せたんだ。
オリビアにとってはただのわがままや共有でも、僕にとっては苦痛が伴う生活だった。
「縁を切ると言われたときようやく気づいたんだよ。僕はアルビーにとてもひどいことをしていたんだって……。僕ね、ジルバート様のことが大好き。初めはアルビーの真似をしたかっただけだった。でも今は本当に大好き。だからわかったんだよ。アルビーはその好きをまるごと僕に譲ってくれていたんだって。僕はアルビーにとてもひどいことをしていたんだって……ごめんなさい」
オリビアは声を震わせながら謝罪してきた。その謝罪には確かに重みがあって、それが本心なのだということが伝ってくる。
けれど僕は謝罪を受けてもなお「許す」という言葉を口にすることができなかった、そもそも許す許さないの問題ではない。オリビアに悪気があったわけではないことは理解しているし、僕自身も兄としてオリビアを支えてあげたいという気持ちに嘘はなかった。
だからこそオリビアの言葉すべてを受け入れてあげることができない。
「僕はオリビアのことが羨ましかったよ。可愛くて綺麗で誰からも好かれている君のことが羨ましくて、ときどき憎くもあった。どうして僕だけが我慢をしなければならないんだろうって毎日思っていたけれど、そうすることでオリビアが笑ってくれるのならかまわないとも思っていた」
「……でも本当は違うんでしょう?本音を聞かせてよ」
潤む青空色の瞳が見つめてくる。その目を見返しながら、僕はくしゃりと顔を歪めた。
「本当は僕だってわがままを言いたかった。玩具もお菓子も、オリビアにあげてきたものすべてを僕だけのものにしておきたかった。でも、でもねっ……できなかったんだ。両親に嫌われたくない……いい兄でいたい。体の弱いオリビアにはせめて笑っていてほしい……そう思ったら僕の意思なんて要らないもののように思えたんだよ。でもデューク様に出会って、自分の気持ちは黙っていても相手には伝わらないことを教えてもらえた。だからね──」
目尻が熱い。今にも涙が溢れてきそう。それでも伝えないといけない。
僕がどれだけ苦しかったのかオリビアには理解できないだろう。僕にもオリビアの苦しみはわからない。
だからせめて、心だけは曝け出して、オリビアと対等に話をしたかったんだ。
「僕はオリビアのことが大好きだけど、大嫌いだった。美貌も家族からの愛も持っていて、僕の婚約者すら奪っていったオリビアの顔なんて見たくもない。でもさ、嫌いになりきれないんだ。だって結局僕もオリビアのことを大切な弟として愛しているから」
ぽろりと一つ涙がこぼれ落ちた。オリビアも瞳から大粒の涙を流している。
僕達は傍から見れば仲のいい兄弟だった。
地味で目立たない兄と女神のように美しい病弱な弟。
きっとお互いに劣等感と愛の狭間で足踏みしていたのだと思う。
「ジルバート様と幸せになってね。そうじゃないと身を引いた僕が馬鹿みたいだ」
ジルバート様のことを愛していたわけではなかった。それでも彼は確かに僕の心の拠り所だった。その安全地帯を唐突に奪われてしまったあの日の絶望を忘れることはできない。
「アルビーも幸せになって。アルビーが幸せなら、きっと僕も幸せになれる。僕ねアルビーの笑った顔が大好きだったんだ。笑いかけてもらえると、僕の心も温かくなって、元気をもらえた」
花のような笑みを浮かべるオリビアのことを今すぐに抱きしめてあげたい。けれどそれはできなかった。してしまったら決意がすべて泡のように消えてしまいそうで怖かったから。
「アリア見送ってあげて」
「はい、アルビー様」
話を終わらせるかのように、アリアへとお願いする。オリビアもこれ以上はなにも話すつもりはないようで、すんなりと席を立った。
華奢な後ろ姿を見つめながら静かに涙を流し続ける。
オリビアが僕のものを欲しがったように、僕もオリビアが無条件に与えてもらえるなにもかもが羨ましかった。
今はもうそんな感情も消えかけている。きっとデューク様が包み込むように温かな愛を僕に注いでくれるからなのだろう。
「ばいばい。僕の可愛いいオリビア」
つぶやきが客室内に響く。その声を受け取れる人はいなかった。
デューク様の色を身に纏っていると、傍で見守ってもらえているように感じられて勇気が湧いてくる。
騎士団長として務めを果たしているデューク様のように、僕も自分のやるべきことに向き合いたい。
遠くに馬車の姿を見つけて緊張が増す。お腹と喉がくっついたような不快感に襲われて、思わず下腹に手を添えた。見慣れた伯爵家の馬車が屋敷の前に止まる。御者が扉を開けると、中からオリビアが降りてきた。
「久しぶりアルビー」
「久しぶり。一人で来たんだね」
「皆には反対されたけれどアルビーと二人きりで話がしたかったんだ」
無邪気な笑みを向けられて目を丸くさせる。オリビアが一人で来るとは思っていなかった。意外な行動に驚いてしまう。
けれど正直ありがたい。僕も二人きりで腹を割って話す時間が欲しかったから。
「中に入ろう」
一緒に伯爵家へと入る。客室へ通すと、向かい合うようにソファーへと腰掛けた。心情は穏やかではない。なおも笑顔を浮かべているオリビアのことを見つめながら、どう話を切り出すべきか頭を悩ませる。
深呼吸を繰り返し、早鐘を打つ心臓を落ち着かせる。冷静にならなくちゃいけないとわかっていても、今までのことを思い出すとそれが出来そうにもない。
「アルビー、僕たちっていつも一緒にいたよね」
先に話を切り出したのはオリビアだった。
オリビアの言うとおりだ。オリビアが産まれたとき三歳だった僕のことを、両親は「弟を守ってあげなさい」と言いながら撫でてくれた。その日から僕は毎日オリビアのことを見守ってきたんだ。
僕が一番彼のことを知っている。彼が成長していく姿を見てきた。
「僕ね、アルビーのことが大好きなんだ。だからアルビーが好きだと思うものは全部僕も大好きになった。玩具も食べ物も、ジルバート様も……でもその分自分のことが嫌いだったよ。だってアルビーみたいに僕の体は強くない。アルビーが外を走り回っているのを僕は見ていることしかできない。そんなの嫌だった」
「……だから僕の物はすべてオリビアにあげてきたでしょう」
「違うんだ……。僕にとってアルビーの手元を離れた物になんの価値もなかった。アルビーがくれた玩具はもうアルビーの大切な物じゃない。外を駆け回るアルビーが羨ましくて、同じになりたくて……僕は両親にアルビーに看病してほしいってお願いした。アルビーは、両親から言われて外を駆け回ることはやめて僕と一緒に室内で静かな時間を過ごしてくれたよね。でもアルビーは笑わなくなっちゃった……アルビーと同じ物を、同じ時間を、共有できているはずなのにどうして満足できないんだろう。どうしてアルビーは僕に笑いかけてくれなくなっちゃったんだろう……」
「……それは……」
オリビアのために我慢を強いられる人生だった。デューク様のもとに嫁いでからようやく僕は自分らしさを取り戻せたんだ。
オリビアにとってはただのわがままや共有でも、僕にとっては苦痛が伴う生活だった。
「縁を切ると言われたときようやく気づいたんだよ。僕はアルビーにとてもひどいことをしていたんだって……。僕ね、ジルバート様のことが大好き。初めはアルビーの真似をしたかっただけだった。でも今は本当に大好き。だからわかったんだよ。アルビーはその好きをまるごと僕に譲ってくれていたんだって。僕はアルビーにとてもひどいことをしていたんだって……ごめんなさい」
オリビアは声を震わせながら謝罪してきた。その謝罪には確かに重みがあって、それが本心なのだということが伝ってくる。
けれど僕は謝罪を受けてもなお「許す」という言葉を口にすることができなかった、そもそも許す許さないの問題ではない。オリビアに悪気があったわけではないことは理解しているし、僕自身も兄としてオリビアを支えてあげたいという気持ちに嘘はなかった。
だからこそオリビアの言葉すべてを受け入れてあげることができない。
「僕はオリビアのことが羨ましかったよ。可愛くて綺麗で誰からも好かれている君のことが羨ましくて、ときどき憎くもあった。どうして僕だけが我慢をしなければならないんだろうって毎日思っていたけれど、そうすることでオリビアが笑ってくれるのならかまわないとも思っていた」
「……でも本当は違うんでしょう?本音を聞かせてよ」
潤む青空色の瞳が見つめてくる。その目を見返しながら、僕はくしゃりと顔を歪めた。
「本当は僕だってわがままを言いたかった。玩具もお菓子も、オリビアにあげてきたものすべてを僕だけのものにしておきたかった。でも、でもねっ……できなかったんだ。両親に嫌われたくない……いい兄でいたい。体の弱いオリビアにはせめて笑っていてほしい……そう思ったら僕の意思なんて要らないもののように思えたんだよ。でもデューク様に出会って、自分の気持ちは黙っていても相手には伝わらないことを教えてもらえた。だからね──」
目尻が熱い。今にも涙が溢れてきそう。それでも伝えないといけない。
僕がどれだけ苦しかったのかオリビアには理解できないだろう。僕にもオリビアの苦しみはわからない。
だからせめて、心だけは曝け出して、オリビアと対等に話をしたかったんだ。
「僕はオリビアのことが大好きだけど、大嫌いだった。美貌も家族からの愛も持っていて、僕の婚約者すら奪っていったオリビアの顔なんて見たくもない。でもさ、嫌いになりきれないんだ。だって結局僕もオリビアのことを大切な弟として愛しているから」
ぽろりと一つ涙がこぼれ落ちた。オリビアも瞳から大粒の涙を流している。
僕達は傍から見れば仲のいい兄弟だった。
地味で目立たない兄と女神のように美しい病弱な弟。
きっとお互いに劣等感と愛の狭間で足踏みしていたのだと思う。
「ジルバート様と幸せになってね。そうじゃないと身を引いた僕が馬鹿みたいだ」
ジルバート様のことを愛していたわけではなかった。それでも彼は確かに僕の心の拠り所だった。その安全地帯を唐突に奪われてしまったあの日の絶望を忘れることはできない。
「アルビーも幸せになって。アルビーが幸せなら、きっと僕も幸せになれる。僕ねアルビーの笑った顔が大好きだったんだ。笑いかけてもらえると、僕の心も温かくなって、元気をもらえた」
花のような笑みを浮かべるオリビアのことを今すぐに抱きしめてあげたい。けれどそれはできなかった。してしまったら決意がすべて泡のように消えてしまいそうで怖かったから。
「アリア見送ってあげて」
「はい、アルビー様」
話を終わらせるかのように、アリアへとお願いする。オリビアもこれ以上はなにも話すつもりはないようで、すんなりと席を立った。
華奢な後ろ姿を見つめながら静かに涙を流し続ける。
オリビアが僕のものを欲しがったように、僕もオリビアが無条件に与えてもらえるなにもかもが羨ましかった。
今はもうそんな感情も消えかけている。きっとデューク様が包み込むように温かな愛を僕に注いでくれるからなのだろう。
「ばいばい。僕の可愛いいオリビア」
つぶやきが客室内に響く。その声を受け取れる人はいなかった。
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