異世界道中ゆめうつつ! 転生したら虚弱令嬢でした。チート能力なしでたのしい健康スローライフ!

マーニー

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第125話 就活風ランチ 1

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―――あれから1週間。

ニック様とエマ様の留学生活初日をサポートしてからというもの、
2人は懐いてくれたのか毎日のようにランチに誘われている。
そしてもちろん殿下も誘われている。

いや…うーん……
正直懐いてくれているというよりも、
なんだか品定めされているような
面白がられているような気もしなくもない…

「おもちゃ見つけた!」
そんなかんじだ。勘ぐりすぎてはいけない気もするが、前世の勘がそう言っている。

ということで、数日間は心労で干からびたかのように過ごしていたが、
別に悪い人たちでは無いので(カーストトップすぎるだけで)
2人との時間も少し慣れつつあった。

『でも、そろそろ仲良し女子5人組でランチがしたい……』

お茶会仲間たちは今の状況を知っているので、落ち着くまで気を使ってくれているのかランチに誘ってこないが、とても心配してくれているようだった。

みんなからのお手紙に「あまりご無理はなさらないように…」と一言添えられていたのだ。


―――そんなこんなで今現在、
今日も今日とてこの4人でランチ中である。

「……そういえばニコル嬢は、自身で菓子を作ると言っていたな。なぜ菓子を作るんだ?そのようなご令嬢は帝国にはいなかったから、本当なのかと驚いた。」

「ええ、わたくしも大変興味がございます。
どのようなお菓子を作られるのですか?イチからおひとりで?」

ほら、こういう所。
2人の言い回しは、どう答えたら良いのか難しいところがある。

"令嬢にあるまじき"とか、"ご令嬢が作ると言っても手伝い程度だろう"という意味にもとれるし、単に興味があるだけにも思える。

表情は「どうなんだ?」というようなイタズラな笑顔を浮かべている。(くっ…美しい…)

「えぇ、淑女としては大変お見苦しいのは承知なのですが…わたくしは10年間病に伏せっていたこともあり、屋敷の皆が少しでも元気になればということで、寛大にも好きな事を許してくれましたの。お菓子が大好きで、作るのが夢だったので、当初は本を見ながら基礎を学びました。そこから、失敗を重ね応用をしていき、新たな菓子を考え、日々研究している…といったところですわ。」

「ニコル嬢は菓子だけではなく、料理も大変美味ですよ。料理教室を要望するご令嬢方も多い。私も彼女の料理がすっかり気に入って、イチから工程を習った事がある程で…社交界でも評判が評判を呼び、パーティーでリクエストされたり、ギルドではレシピも販売しているくらいです。」

わたしが答えた後に、殿下が続いて補足を兼ねてそう言ってくれた。
殿下がわたしに料理を習ったことは伏せておいてほしかったけども……

「「で、殿下まで料理を?」」

ほら、2人の顔がひきつっているではないか。
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