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⑪初めての−3(R−18)
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(あぁ、こんなこたぁ初めてだ)
信乃は誰かと舌を擦り合わせるのは初めてだった。
買った女はこんなことまでしてくれない。
「信乃……」
後ろ髪をくしゃりと掻き乱され、信乃の目が霞んだように眇められる。
口の端からは飲み込めなかった唾液が溢れ、なんとも淫靡な風情を醸し出していた。
「信乃……信乃さん、済まねぇ。足を貸してくれ」
そう言うと慶太郎は信乃の足首を優しく持ち上げ、足裏を自分の膨らんだ前に押し付けた。
信乃はふに、とした感触に驚いて足を引こうとした。
けれど慶太郎が引くことを許さず、そのままグリグリと褌越しに信乃の足裏に分身を擦り付けた。
薄い布地を通して足裏に硬くて熱い脈動を感じ取る。
「んっ……はっ!」
慶太郎の荒い息遣いと、しっとりと湿っていく布地が自分のしている事を信乃に思い知らせる。
(俺の足裏なんかに擦り付けて、あんなに気持ち良さそうにして……)
信乃の放ったらかしにされていた性器がぶるりと震えた。
(馬鹿、何を考えている。こんな事は異常だ。直ぐに止めさせねぇと)
「慶太郎、もう、止めろ」
身動ぎして小さく足先を跳ねらかしたら丁度爪先が括れを引っ掛けたらしく、慶太郎が大きく喘いだ。
「信乃さん、それ、いいです」
慶太郎は足先を固定して自分の括れを信乃の爪先で何度も引っ掻いて抉った。
信乃は自分の足が彼の出したもので濡れていくのを為す術もなく許した。
「ぅっ……ぁ……」
小さな呻き声上げて精を放った慶太郎が、やっと信乃の足を開放してどろりと汚れた褌を外した。
それが糸を引くのを信乃は見てしまった。
(あんなに濃いぃのを出しやがった……。俺の足裏なんかで、本当にイキやがった)
ドキドキと激しく脈打つ鼓動に頭の血管が破れそうだ、と思いながら信乃は濡れた足先をどうする事も出来ないでいる。
「今度は信乃さんを気持ちよくします」
「お、俺はいいっ!」
「だってそんなにたらたらと滴を零しているのに」
慶太郎の指摘に信乃は泣きたくなる。
前が痛いくらいに張って汁をダラダラと垂らし、物欲しげな姿を晒している事がみっともなくて情けない。
「へ……き、だから……」
「俺が平気じゃない」
慶太郎は信乃の脚を大きく割り開き、身体を間に入れて頭を下げた。
「ちょっ、おい!」
慌てる信乃の陰茎の先に口付け、舌を出してチロチロと穴を擽った。
「やっ、やめッ!」
信乃が今になって激しく暴れ、慶太郎は宥めるように信乃に訊ねた。
「信乃さん? ここは、嫌いですか?」
「知るかよっ!」
そこは出すところで弄るところじゃない。何でそんな事をするのだと、苛められた子供のように泣きそうになっている信乃に慶太郎の分身がムクムクと大きくなった。
「そんな事も知らないで……」
(この人はこういう事に全く慣れていないのだ)
慶太郎は甘く苦しく疼く胸を掻き毟りたい衝動に駆られつつ再びそこに顔を伏せた。
(知らないなら、俺が教える。誰も教えなかった事を俺が)
慶太郎は括れを指で擦りながら、しつこく先端を舌でぐちぐちと犯した。
「ひっ、あ、ぁ、ぁ、……やぁ……」
ガクガクと身体を震わせる信乃を時間を掛けて慣れさせる。
そしてそこが十分に綻んだところでその辺に転がっていた細筆を取り上げ、持ち手の丸い先端を押し込んだ。
「あっ、あっ、あぁっ……うそ、や……」
身体を強張らせた信乃の性器に筆がズルズルと飲み込まれて行く。それは信じられないくらい深くまで這入り込み、止まったと思ったらゆっくりと引き抜かれ始めた。
ずずず、と内側を擦られて信乃の身体が芯からゾクゾクと震えた。
(何これ、無理矢理引き摺り出されてるみてぇ)
信乃は経験した事の無い感覚に翻弄されてボロボロと涙を零した。
「こ……わぃ」
普段、威勢の良い信乃のか弱い姿に慶太郎の胸が騒ぐ。
(可哀想だけど可愛い。申し訳ないのに嬉しい。俺はどうかしている……)
慶太郎自身にも自分の暴走が止められなくなっていた。
信乃が泣いているのに容赦なく筆を上下に動かし、泣きながらも嬌声の止まない信乃をじっと見詰める。
「やぅ、あつ、あっ……つ、いぃぃ……」
中が熱くて焼けそうだ、どうにかしてくれ、と言う信乃から筆を抜いてずっぽりと咥えた。
そして大きく啜ったら半ば無理矢理のように信乃が白濁を放出した。
ダラダラといつまでも口内に溢れ出るものをすっかり飲み干して、慶太郎は最後まで綺麗に舐め取ってから信乃のそれを解放した。
きっとこの先も信乃は知らないのだろう、と続けるつもりで見上げた慶太郎の前で信乃は気を失っていた。
「信乃さんっ!」
腕に体重が掛かる事を心配して慌てて身体を支え、腕を戒めていた帯を解いた。
痩せた身体の薄さに慶太郎は彼が寝食を忘れて衰弱していた事を思い出す。
(俺は何をやっているんだ。守ると決めておきながら、嫉妬と情欲に呆気なく負けるなんて)
自分に嫌気が差し、けれどここで逃げ出しては駄目だと信乃の着物を直して布団に寝かせた。
(もう二度としないと誓ったら、側に置いて貰えるだろうか? 世話を焼かせて貰えるだろうか?)
そう心配しつつ、慶太郎は自分の言葉を自分が信じられないのが一番の問題だと思った。
信乃は誰かと舌を擦り合わせるのは初めてだった。
買った女はこんなことまでしてくれない。
「信乃……」
後ろ髪をくしゃりと掻き乱され、信乃の目が霞んだように眇められる。
口の端からは飲み込めなかった唾液が溢れ、なんとも淫靡な風情を醸し出していた。
「信乃……信乃さん、済まねぇ。足を貸してくれ」
そう言うと慶太郎は信乃の足首を優しく持ち上げ、足裏を自分の膨らんだ前に押し付けた。
信乃はふに、とした感触に驚いて足を引こうとした。
けれど慶太郎が引くことを許さず、そのままグリグリと褌越しに信乃の足裏に分身を擦り付けた。
薄い布地を通して足裏に硬くて熱い脈動を感じ取る。
「んっ……はっ!」
慶太郎の荒い息遣いと、しっとりと湿っていく布地が自分のしている事を信乃に思い知らせる。
(俺の足裏なんかに擦り付けて、あんなに気持ち良さそうにして……)
信乃の放ったらかしにされていた性器がぶるりと震えた。
(馬鹿、何を考えている。こんな事は異常だ。直ぐに止めさせねぇと)
「慶太郎、もう、止めろ」
身動ぎして小さく足先を跳ねらかしたら丁度爪先が括れを引っ掛けたらしく、慶太郎が大きく喘いだ。
「信乃さん、それ、いいです」
慶太郎は足先を固定して自分の括れを信乃の爪先で何度も引っ掻いて抉った。
信乃は自分の足が彼の出したもので濡れていくのを為す術もなく許した。
「ぅっ……ぁ……」
小さな呻き声上げて精を放った慶太郎が、やっと信乃の足を開放してどろりと汚れた褌を外した。
それが糸を引くのを信乃は見てしまった。
(あんなに濃いぃのを出しやがった……。俺の足裏なんかで、本当にイキやがった)
ドキドキと激しく脈打つ鼓動に頭の血管が破れそうだ、と思いながら信乃は濡れた足先をどうする事も出来ないでいる。
「今度は信乃さんを気持ちよくします」
「お、俺はいいっ!」
「だってそんなにたらたらと滴を零しているのに」
慶太郎の指摘に信乃は泣きたくなる。
前が痛いくらいに張って汁をダラダラと垂らし、物欲しげな姿を晒している事がみっともなくて情けない。
「へ……き、だから……」
「俺が平気じゃない」
慶太郎は信乃の脚を大きく割り開き、身体を間に入れて頭を下げた。
「ちょっ、おい!」
慌てる信乃の陰茎の先に口付け、舌を出してチロチロと穴を擽った。
「やっ、やめッ!」
信乃が今になって激しく暴れ、慶太郎は宥めるように信乃に訊ねた。
「信乃さん? ここは、嫌いですか?」
「知るかよっ!」
そこは出すところで弄るところじゃない。何でそんな事をするのだと、苛められた子供のように泣きそうになっている信乃に慶太郎の分身がムクムクと大きくなった。
「そんな事も知らないで……」
(この人はこういう事に全く慣れていないのだ)
慶太郎は甘く苦しく疼く胸を掻き毟りたい衝動に駆られつつ再びそこに顔を伏せた。
(知らないなら、俺が教える。誰も教えなかった事を俺が)
慶太郎は括れを指で擦りながら、しつこく先端を舌でぐちぐちと犯した。
「ひっ、あ、ぁ、ぁ、……やぁ……」
ガクガクと身体を震わせる信乃を時間を掛けて慣れさせる。
そしてそこが十分に綻んだところでその辺に転がっていた細筆を取り上げ、持ち手の丸い先端を押し込んだ。
「あっ、あっ、あぁっ……うそ、や……」
身体を強張らせた信乃の性器に筆がズルズルと飲み込まれて行く。それは信じられないくらい深くまで這入り込み、止まったと思ったらゆっくりと引き抜かれ始めた。
ずずず、と内側を擦られて信乃の身体が芯からゾクゾクと震えた。
(何これ、無理矢理引き摺り出されてるみてぇ)
信乃は経験した事の無い感覚に翻弄されてボロボロと涙を零した。
「こ……わぃ」
普段、威勢の良い信乃のか弱い姿に慶太郎の胸が騒ぐ。
(可哀想だけど可愛い。申し訳ないのに嬉しい。俺はどうかしている……)
慶太郎自身にも自分の暴走が止められなくなっていた。
信乃が泣いているのに容赦なく筆を上下に動かし、泣きながらも嬌声の止まない信乃をじっと見詰める。
「やぅ、あつ、あっ……つ、いぃぃ……」
中が熱くて焼けそうだ、どうにかしてくれ、と言う信乃から筆を抜いてずっぽりと咥えた。
そして大きく啜ったら半ば無理矢理のように信乃が白濁を放出した。
ダラダラといつまでも口内に溢れ出るものをすっかり飲み干して、慶太郎は最後まで綺麗に舐め取ってから信乃のそれを解放した。
きっとこの先も信乃は知らないのだろう、と続けるつもりで見上げた慶太郎の前で信乃は気を失っていた。
「信乃さんっ!」
腕に体重が掛かる事を心配して慌てて身体を支え、腕を戒めていた帯を解いた。
痩せた身体の薄さに慶太郎は彼が寝食を忘れて衰弱していた事を思い出す。
(俺は何をやっているんだ。守ると決めておきながら、嫉妬と情欲に呆気なく負けるなんて)
自分に嫌気が差し、けれどここで逃げ出しては駄目だと信乃の着物を直して布団に寝かせた。
(もう二度としないと誓ったら、側に置いて貰えるだろうか? 世話を焼かせて貰えるだろうか?)
そう心配しつつ、慶太郎は自分の言葉を自分が信じられないのが一番の問題だと思った。
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