56 / 59
お弁当屋さん。
しおりを挟む
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
優弥「・・・・就職先、決まったって?」
優弥さんに『就職活動宣言』してから数日。
久しぶりに私の家に来た優弥さんに、私は伝えた。
ひなた「そ。」
優弥「どこ?」
ひなた「『あおぞら弁当屋』。」
優弥「・・・・・え?」
ひなた「ふふ。」
『何を言ってるのかわからない』って顔をする優弥さんに、私は説明をした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
優弥「あの食堂を閉めて弁当屋にするのか。」
ひなた「そ。しばらくはおじさんに手伝ってもらって・・・って話になってる。」
あの日、おじさんと話をしたら『閉めるのは寂しい・・・。』と言っていた。
平日の昼間しか開けないお店。
なら・・・『弁当屋』に変えてはどうかと提案したのだ。
優弥「で、おっちゃんはオッケーって?」
ひなた「うん。おじさんと私で朝に作るの。で、売るのは私の仕事。」
優弥「それでやっていけるのか?」
ひなた「わかんない。どれくらい売れるのかわからないし・・・。おじさんはしばらくやってみてからどうするか考えようって言ってた。」
優弥「まぁ・・・おっちゃんも突然辞めたら辛いかもしれないしな。」
低価格で提供していたメニュー。
仕事で忙しい人にって言って、おじさんは頑張っていた。
ひなた「だからできるとこまで一緒にやるって決まったの。」
優弥「じゃあ・・・頑張れ。できなくなるところまで頑張れ。」
ひなた「・・・うん!」
優弥「俺はいつでも、どんなときでもひなたの味方だ。」
そういう優弥さんの側に、私は寄った。
隣に座って、優弥さんの手を握る。
優弥「?」
ひなた「優弥さん、私を好きになってくれてありがとう。」
優弥「・・・うん。」
ひなた「私ね、がんばる。いろいろがんばるから・・・もうちょっと社会勉強できたら・・・ずっと一緒にいてくれる?」
優弥「・・・・まさかのひなたからのプロポーズ?」
ひなた「うーん・・・そうかもしれない。だって、優弥さんは私と・・・・。」
優弥「うん。死ぬまで一緒にいる気。」
ひなた「ふふ。私もだよ?でも・・・もちょっと待って?ちゃんと優弥さんを支えれるようになってからがいい。」
優弥「・・・・わかった。」
私の考えてることをちゃんと聞いてくれる優弥さん。
『大人』な彼だから温かい目で見守ってくれる。
まだ『大人』になりきれてない私だけど、彼のことを支えれる女性になりたい。
それが今の私の目標だ。
優弥「・・・でも、何年もは待てないからな?」
ひなた「・・・ガンバリマス。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー
優弥さんに『あおぞら弁当屋』の話をして数か月。
季節は変わり、寒い毎日が続いていた。
優弥「こんちわー。」
『あおぞら弁当屋』に来た優弥さん。
私は事前に電話で受けていたお弁当を、優弥さんに手渡した。
ひなた「はいっ。和風ハンバーグ弁当4人前っ。」
優弥「さんきゅ。結構人気がでてきたな。」
ひなた「うんっ。」
おじさんと悪戦苦闘しながら編み出したお弁当のメニュー。
定番のものから、優弥さんたちみたいにたくさん食べる人向けや、小食の人向けに色々改良を重ねた。
それこそ最初は上手くいかなかったけど・・・何週間も経って、固定客がつくようになった。
優弥「おっちゃんも楽しそうだし・・・。」
ひなた「そうなのー・・・。張り切って『春のお弁当メニュー』を考えてる・・・。」
優弥「あー・・・あんま無理させないようにな。」
ひなた「わかってるよー。」
優弥さんはレジにお金を置いた。
優弥「あ、そうだ。今日上がったら予定ない?」
ひなた「?・・・うん。」
優弥「じゃあ仕事終わったら署まで来て。俺も今日は早上がり。」
ひなた「わかったー。」
優弥「じゃーなー。」
ひなた「ありがとうございまーす。」
優弥さんはお店から出て行き、私は彼を見送った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夕方・・・
ひなた「今日のお弁当は・・・3コ売れ残りかー。」
朝、おじさんと作ったお弁当を自分で買い取る。
そんな必要性はどこにもないけど、今日はご飯を作るより新しいメニューを考えたくて買うことにした。
ひなた「優弥さん・・食べるかな。」
『早上がり』だと言っていた優弥さん。
いつもの流れならこのまま私の家に来ると思うけど・・・。
ひなた「まぁ、聞けばいいか。」
私はお弁当を持ってお店を出た。
鍵を閉め、消防署に向かう。
優弥「・・・・就職先、決まったって?」
優弥さんに『就職活動宣言』してから数日。
久しぶりに私の家に来た優弥さんに、私は伝えた。
ひなた「そ。」
優弥「どこ?」
ひなた「『あおぞら弁当屋』。」
優弥「・・・・・え?」
ひなた「ふふ。」
『何を言ってるのかわからない』って顔をする優弥さんに、私は説明をした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
優弥「あの食堂を閉めて弁当屋にするのか。」
ひなた「そ。しばらくはおじさんに手伝ってもらって・・・って話になってる。」
あの日、おじさんと話をしたら『閉めるのは寂しい・・・。』と言っていた。
平日の昼間しか開けないお店。
なら・・・『弁当屋』に変えてはどうかと提案したのだ。
優弥「で、おっちゃんはオッケーって?」
ひなた「うん。おじさんと私で朝に作るの。で、売るのは私の仕事。」
優弥「それでやっていけるのか?」
ひなた「わかんない。どれくらい売れるのかわからないし・・・。おじさんはしばらくやってみてからどうするか考えようって言ってた。」
優弥「まぁ・・・おっちゃんも突然辞めたら辛いかもしれないしな。」
低価格で提供していたメニュー。
仕事で忙しい人にって言って、おじさんは頑張っていた。
ひなた「だからできるとこまで一緒にやるって決まったの。」
優弥「じゃあ・・・頑張れ。できなくなるところまで頑張れ。」
ひなた「・・・うん!」
優弥「俺はいつでも、どんなときでもひなたの味方だ。」
そういう優弥さんの側に、私は寄った。
隣に座って、優弥さんの手を握る。
優弥「?」
ひなた「優弥さん、私を好きになってくれてありがとう。」
優弥「・・・うん。」
ひなた「私ね、がんばる。いろいろがんばるから・・・もうちょっと社会勉強できたら・・・ずっと一緒にいてくれる?」
優弥「・・・・まさかのひなたからのプロポーズ?」
ひなた「うーん・・・そうかもしれない。だって、優弥さんは私と・・・・。」
優弥「うん。死ぬまで一緒にいる気。」
ひなた「ふふ。私もだよ?でも・・・もちょっと待って?ちゃんと優弥さんを支えれるようになってからがいい。」
優弥「・・・・わかった。」
私の考えてることをちゃんと聞いてくれる優弥さん。
『大人』な彼だから温かい目で見守ってくれる。
まだ『大人』になりきれてない私だけど、彼のことを支えれる女性になりたい。
それが今の私の目標だ。
優弥「・・・でも、何年もは待てないからな?」
ひなた「・・・ガンバリマス。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー
優弥さんに『あおぞら弁当屋』の話をして数か月。
季節は変わり、寒い毎日が続いていた。
優弥「こんちわー。」
『あおぞら弁当屋』に来た優弥さん。
私は事前に電話で受けていたお弁当を、優弥さんに手渡した。
ひなた「はいっ。和風ハンバーグ弁当4人前っ。」
優弥「さんきゅ。結構人気がでてきたな。」
ひなた「うんっ。」
おじさんと悪戦苦闘しながら編み出したお弁当のメニュー。
定番のものから、優弥さんたちみたいにたくさん食べる人向けや、小食の人向けに色々改良を重ねた。
それこそ最初は上手くいかなかったけど・・・何週間も経って、固定客がつくようになった。
優弥「おっちゃんも楽しそうだし・・・。」
ひなた「そうなのー・・・。張り切って『春のお弁当メニュー』を考えてる・・・。」
優弥「あー・・・あんま無理させないようにな。」
ひなた「わかってるよー。」
優弥さんはレジにお金を置いた。
優弥「あ、そうだ。今日上がったら予定ない?」
ひなた「?・・・うん。」
優弥「じゃあ仕事終わったら署まで来て。俺も今日は早上がり。」
ひなた「わかったー。」
優弥「じゃーなー。」
ひなた「ありがとうございまーす。」
優弥さんはお店から出て行き、私は彼を見送った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夕方・・・
ひなた「今日のお弁当は・・・3コ売れ残りかー。」
朝、おじさんと作ったお弁当を自分で買い取る。
そんな必要性はどこにもないけど、今日はご飯を作るより新しいメニューを考えたくて買うことにした。
ひなた「優弥さん・・食べるかな。」
『早上がり』だと言っていた優弥さん。
いつもの流れならこのまま私の家に来ると思うけど・・・。
ひなた「まぁ、聞けばいいか。」
私はお弁当を持ってお店を出た。
鍵を閉め、消防署に向かう。
141
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
溺愛彼氏は消防士!?
すずなり。
恋愛
彼氏から突然言われた言葉。
「別れよう。」
その言葉はちゃんと受け取ったけど、飲み込むことができない私は友達を呼び出してやけ酒を飲んだ。
飲み過ぎた帰り、イケメン消防士さんに助けられて・・・新しい恋が始まっていく。
「男ならキスの先をは期待させないとな。」
「俺とこの先・・・してみない?」
「もっと・・・甘い声を聞かせて・・?」
私の身は持つの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界と何ら関係はありません。
※コメントや乾燥を受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
救助隊との色恋はご自由に。
すずなり。
恋愛
22歳のほたるは幼稚園の先生。訳ありな雇用形態で仕事をしている。
ある日、買い物をしていたらエレベーターに閉じ込められてしまった。
助けに来たのはエレベーターの会社の人間ではなく・・・
香川「消防署の香川です!大丈夫ですか!?」
ほたる(消防関係の人だ・・・!)
『消防署員』には苦い思い出がある。
できれば関わりたくなかったのに、どんどん仲良くなっていく私。
しまいには・・・
「ほたるから手を引け・・!」
「あきらめない!」
「俺とヨリを戻してくれ・・!」
「・・・・好きだ。」
「俺のものになれよ。」
みんな私の病気のことを知ったら・・・どうなるんだろう。
『俺がいるから大丈夫』
そう言ってくれるのは誰?
私はもう・・・重荷になりたくない・・・!
※お話に出てくるものは全て、想像の世界です。現実のものとは何ら関係ありません。
※コメントや感想は受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
ただただ暇つぶしにでも読んでいただけたら嬉しく思います。
すずなり。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
ナイトプールで熱い夜
狭山雪菜
恋愛
萌香は、27歳のバリバリのキャリアウーマン。大学からの親友美波に誘われて、未成年者不可のナイトプールへと行くと、親友がナンパされていた。ナンパ男と居たもう1人の無口な男は、何故か私の側から離れなくて…?
この作品は、「小説家になろう」にも掲載しております。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる