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バイトしたい。2
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鈴「・・・・え!?」
直哉「今度、救命の講習会をうちでするんだけど、受付を雇うか雇わないかの話をしてる。格安でもよければ・・・だけど。」
鈴「するっ!したいっ!」
直哉「おっけ。雇えるように話をしといてやるよ。メールアドレス教えてくれ。」
私は直哉お兄ちゃんと連絡先を交換した。
直哉「日にちは決まってる。来週の日曜日。」
鈴「リョーカイですっ。」
直哉「・・・何が欲しいのか知らないけど、まぁ、決まったら連絡するわ。」
鈴「はいっ。」
私は直哉お兄ちゃんと別れて家に戻った。
いくら稼げるのかわからないけど、少しでもお小遣いが増えれば、その分タイピンを作れる日が近くなる。
ウキウキしながら玄関の鍵を開けると、ちょうどお父さんの車が車庫に入っていくのが見えた。
車から下りてくるお父さん。
お父さん「お?お帰り、鈴。」
鈴「ただいまっ。お父さんっ。」
お父さん「はは。娘ってかわいいな。鍾子にそっくりだ。」
鈴「そう?・・・私、お母さんみたいなきれいな人になりたいな。」
家に入りながらそういうと、お父さんは私の頭を撫でながら言った。
お父さん「なれるよ、鈴なら。でも、今でもかわいいのにこれ以上かわいくなったら心配だなぁ・・。」
鈴「もー・・そんなことないよ。」
にこにこしながら言うお父さん。
昔はお母さんと・・・笑い合ってたのかな。
鈴「・・・お母さん。」
お父さん「うん?」
鈴「お母さんも・・いつも笑ってた?お父さんや・・お兄ちゃんたちみたいに・・。」
ちょっと伏し目がちに聞いてしまった。
お父さん「・・・うん。いつも笑顔の絶えない人だったよ?翔平や恭吾が生まれた時も笑ってた。・・・あぁ、あれは暑い日だったなぁ。」
鈴「暑い日って・・・お兄ちゃんたちの誕生日はもうすぐなの?」
お父さん「二人とも来月だよ?」
鈴「!!・・・知らなかった。」
お父さん「まぁ、あの年になればそんなにお祝いしないしね。」
私との歳の差を計算したら、翔平お兄ちゃんは26歳に、恭吾お兄ちゃんは25歳になることになる。
鈴(誕生日に渡せれたら最高だよね・・・。)
来月のお小遣いと、バイトのお金を合わせたらきっとタイピンを作れるはず・・・。
私は今、この時から財布の中身を一銭も使わないことを決めた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜・・・
晩御飯を食べ終わり、洗い物をしていた。
一円でも多くお金を稼ぐために。
カチャカチャとお皿を洗ってると、私のケータイがピカピカ光った。
恭吾「鈴?ケータイ光ってるぞ?」
鈴「あー・・何色?」
恭吾「青?」
鈴「じゃあ、メールだからあとででいいや。」
洗い物を済ませて、ソファーに座る。
ケータイのメール画面を開くと、直哉お兄ちゃんからだった。
『バイト、オッケー出た。朝9時半から夕方4時まで。直哉』
鈴「やった・・・!」
直哉お兄ちゃんからの『バイトオッケー』の返事をもらい、私は思わず叫んでしまった。
恭吾「・・・なにが『やった!』?」
鈴「・・・なんでもないよ。」
私は直哉お兄ちゃんに返事を打った。
『ありがとうっ。直哉お兄ちゃんっ。鈴』
私は来週の日曜日を楽しみにお手伝いを励む日々を続けた。
恭吾「・・・・・・・・。」
直哉「今度、救命の講習会をうちでするんだけど、受付を雇うか雇わないかの話をしてる。格安でもよければ・・・だけど。」
鈴「するっ!したいっ!」
直哉「おっけ。雇えるように話をしといてやるよ。メールアドレス教えてくれ。」
私は直哉お兄ちゃんと連絡先を交換した。
直哉「日にちは決まってる。来週の日曜日。」
鈴「リョーカイですっ。」
直哉「・・・何が欲しいのか知らないけど、まぁ、決まったら連絡するわ。」
鈴「はいっ。」
私は直哉お兄ちゃんと別れて家に戻った。
いくら稼げるのかわからないけど、少しでもお小遣いが増えれば、その分タイピンを作れる日が近くなる。
ウキウキしながら玄関の鍵を開けると、ちょうどお父さんの車が車庫に入っていくのが見えた。
車から下りてくるお父さん。
お父さん「お?お帰り、鈴。」
鈴「ただいまっ。お父さんっ。」
お父さん「はは。娘ってかわいいな。鍾子にそっくりだ。」
鈴「そう?・・・私、お母さんみたいなきれいな人になりたいな。」
家に入りながらそういうと、お父さんは私の頭を撫でながら言った。
お父さん「なれるよ、鈴なら。でも、今でもかわいいのにこれ以上かわいくなったら心配だなぁ・・。」
鈴「もー・・そんなことないよ。」
にこにこしながら言うお父さん。
昔はお母さんと・・・笑い合ってたのかな。
鈴「・・・お母さん。」
お父さん「うん?」
鈴「お母さんも・・いつも笑ってた?お父さんや・・お兄ちゃんたちみたいに・・。」
ちょっと伏し目がちに聞いてしまった。
お父さん「・・・うん。いつも笑顔の絶えない人だったよ?翔平や恭吾が生まれた時も笑ってた。・・・あぁ、あれは暑い日だったなぁ。」
鈴「暑い日って・・・お兄ちゃんたちの誕生日はもうすぐなの?」
お父さん「二人とも来月だよ?」
鈴「!!・・・知らなかった。」
お父さん「まぁ、あの年になればそんなにお祝いしないしね。」
私との歳の差を計算したら、翔平お兄ちゃんは26歳に、恭吾お兄ちゃんは25歳になることになる。
鈴(誕生日に渡せれたら最高だよね・・・。)
来月のお小遣いと、バイトのお金を合わせたらきっとタイピンを作れるはず・・・。
私は今、この時から財布の中身を一銭も使わないことを決めた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜・・・
晩御飯を食べ終わり、洗い物をしていた。
一円でも多くお金を稼ぐために。
カチャカチャとお皿を洗ってると、私のケータイがピカピカ光った。
恭吾「鈴?ケータイ光ってるぞ?」
鈴「あー・・何色?」
恭吾「青?」
鈴「じゃあ、メールだからあとででいいや。」
洗い物を済ませて、ソファーに座る。
ケータイのメール画面を開くと、直哉お兄ちゃんからだった。
『バイト、オッケー出た。朝9時半から夕方4時まで。直哉』
鈴「やった・・・!」
直哉お兄ちゃんからの『バイトオッケー』の返事をもらい、私は思わず叫んでしまった。
恭吾「・・・なにが『やった!』?」
鈴「・・・なんでもないよ。」
私は直哉お兄ちゃんに返事を打った。
『ありがとうっ。直哉お兄ちゃんっ。鈴』
私は来週の日曜日を楽しみにお手伝いを励む日々を続けた。
恭吾「・・・・・・・・。」
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