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目覚め。
デスクルームで書類仕事をしてると、俺のデスク直通の内線が鳴った。
ピピピッ・・・ピピピッ・・・
雄大「はい、深田です。」
内線に出ると、いつもなら事務か先輩署員が相手のはずなのに、なんだかおどおどした喋りの女の子が相手だった。
雪華「あの・・・この電話に電話をかけるようにってメモがあったんですけど・・・。」
その言葉で誰からの電話なのかすぐにわかった。
雄大「あ、起きた?すぐ行くから待ってて。」
そう言って電話を切り、俺は席を立った。
デスクルームにある冷蔵庫から、ペットボトルのミネラルウォーターを取り出す。
雄大「ちょっと出てきます。」
そう言ってデスクルームを出た。
すぐ近くにある仮眠室に向かい、部屋のドアをノックする。
コンコン・・・
ガチャっとドアを開けて中に入ると、さっきの女の子がベッドに腰かけて俺のほうを見た。
雪華「あ、すみません・・・。」
雄大「いいよ、気分はどう?気持ち悪くない?」
雪華「大丈夫です。ありがとうございました。」
そう言って彼女は荷物を持って立ち上がった。
雄大「まだ外、暗いよ?」
雪華「あー・・でも大丈夫なんで。」
雄大「あと1時間くらいで夜明けだからそれまでいときな?」
雪華「でも・・・」
ごにょごにょごねる彼女をベッドに座らせ、持って来たミネラルウォーターのキャップを開けた。
蓋を外した状態で彼女にペットボトルを手渡す。
雄大「ほら、これ飲んで。」
雪華「あ・・りがとうございます。・・・でも私帰れますよ?」
雄大「帰るまでに何かあったら大変だし。あと1時間だし。ちょっと喋ってたらすぐだよ。」
雪華「・・・わかりました。」
納得してくれた彼女はペットボトルに口をつけてごくっと一口飲んだ。
それを確認して、俺は話し始めた。
最近話題になった芸能人の話やら、ドラマの話、あとは・・・まぁ、他愛のない話なんかを。
彼女は時々くすくす笑ったりして色々喋ってくれた。
その会話が思いのほか楽しく、時間があっという間に過ぎてしまうのを肌で感じていた。
雄大「そろそろ夜明けだな。」
雪華「え?もう?」
気がつけば腕時計が夜明けの時間を指していた。
彼女は荷物を持ち、ベッドから立ち上がった。
手にはもう空っぽになってしまってるペットボトル。
俺はそれを受け取って、彼女を外まで案内した。
雄大「あ、そう言えばまだ名乗ってなかったな。俺は・・・・」
自分の名前を名乗ろうとしたとき、先に彼女が俺の名前を言った。
雪華「『雄大』さん・・・ですよね?」
雄大「あれ?俺、名乗ってた?」
雪華「いえ、この消防署に入れてもらったときに呼ばれてるのを聞いて・・・。」
そういえば彼女を署に入れたときに車両点検で呼ばれたことを思い出した。
雄大「あー・・・でも一応・・・俺は深田 雄大。」
雪華「橋本 雪華です。」
名前を聞いたとき、ちょうど署の出入り口についた。
彼女はすたすたっと歩いて出入り口のドアを開けた。
雪華「ありがとうございました。」
雄大「ちゃんと帰れる?」
雪華「もちろん。」
そう答えた彼女は手を出して消防署の隣を指差した。
雄大「?」
雪華「家、隣なんですよ。」
雄大「・・・え!?」
俺の反応にクスクス笑う雪華。
俺は後ろ手に頭を掻いた。
雄大「あー・・・ごめん。でもこの距離でも深夜は危ないかもしれないし・・・。」
ごにょごにょという俺に雪華はにこっと笑った。
雪華「ふふっ、ありがとうございました。さよならっ。」
そう言って雪華は帰っていった。
雄大「あの子・・・初めて会った気がしないけど・・・どっかで会ったかな・・・?」
雪華の笑顔に・・どこか見覚えがあった俺は悩みながらデスクルームに向かった。
ーーーーーーー
ーーーーーーー
雪華side・・・
消防署を出て家に帰ってきた私はひと眠りしてから買い物に向かった。
今日は仕事は休みだ。
だから昨日遅くまでミヤと飲んでいたのだ。
雪華「作り置きできそうなものを買って・・・っと。」
スーパーで買い出しを済ませ、一旦家に戻ってからドラッグストアに向かった。
そこで500mlのペットボトル・・・ミネラルウォーターを10本買い、消防署に向かう。
雪華「もらったものは返さないとね。」
両手に5本ずつ入った袋を下げ、消防署についた私は入り口から入って近くにいた署員さんに声をかけた。
雪華「あの、すみません・・・。」
署員「どうかされましたか?」
雪華「深田さんって・・・いらっしゃいますか?」
署員「少々お待ちくださいね。」
署員さんは奥に消えていき、しばらくして深田さんがやって来た。
雄大「お待たせしました・・・・って、雪華?どうした?」
雪華「今朝はお水、ありがとうございました。これ・・よかったらもらってください。」
そう言って袋を二つ差し出した。
雄大さんはその袋を受け取って・・・中身を覗いた。
雄大「・・・いいのに。」
雪華「もらったものは返すように育てられたんで。」
雄大「そっか・・さんきゅ。」
二つの袋を一つの手で持った雄大さん。
私は自分の右手をこしこしと触りながら言った。
雪華「あの・・・ちょっとお願いがあるんですけど・・・。」
雄大「?・・・なに?」
私は触ってた右手を雄大さんに差し出した。
雪華「これ・・・消防署で取れるって聞いたんすけど・・・取れますか?」
私の右手薬指にある指輪。
外そうと思ったら抜けなくなってしまっていたのだ。
雄大「あぁ、指輪?むくんじゃった?」
雪華「多分昨日のお酒のせいで・・・痛いし・・・。」
雄大「それ・・・取るんじゃなくて切るんだけど・・・いい?」
春樹からもらったシンプルな指輪。
もらった日から大事に大事につけていたけど・・・もう私には必要のないものだ。
切られたって未練なんかない。
雪華「・・・大丈夫です。お願いします。」
ピピピッ・・・ピピピッ・・・
雄大「はい、深田です。」
内線に出ると、いつもなら事務か先輩署員が相手のはずなのに、なんだかおどおどした喋りの女の子が相手だった。
雪華「あの・・・この電話に電話をかけるようにってメモがあったんですけど・・・。」
その言葉で誰からの電話なのかすぐにわかった。
雄大「あ、起きた?すぐ行くから待ってて。」
そう言って電話を切り、俺は席を立った。
デスクルームにある冷蔵庫から、ペットボトルのミネラルウォーターを取り出す。
雄大「ちょっと出てきます。」
そう言ってデスクルームを出た。
すぐ近くにある仮眠室に向かい、部屋のドアをノックする。
コンコン・・・
ガチャっとドアを開けて中に入ると、さっきの女の子がベッドに腰かけて俺のほうを見た。
雪華「あ、すみません・・・。」
雄大「いいよ、気分はどう?気持ち悪くない?」
雪華「大丈夫です。ありがとうございました。」
そう言って彼女は荷物を持って立ち上がった。
雄大「まだ外、暗いよ?」
雪華「あー・・でも大丈夫なんで。」
雄大「あと1時間くらいで夜明けだからそれまでいときな?」
雪華「でも・・・」
ごにょごにょごねる彼女をベッドに座らせ、持って来たミネラルウォーターのキャップを開けた。
蓋を外した状態で彼女にペットボトルを手渡す。
雄大「ほら、これ飲んで。」
雪華「あ・・りがとうございます。・・・でも私帰れますよ?」
雄大「帰るまでに何かあったら大変だし。あと1時間だし。ちょっと喋ってたらすぐだよ。」
雪華「・・・わかりました。」
納得してくれた彼女はペットボトルに口をつけてごくっと一口飲んだ。
それを確認して、俺は話し始めた。
最近話題になった芸能人の話やら、ドラマの話、あとは・・・まぁ、他愛のない話なんかを。
彼女は時々くすくす笑ったりして色々喋ってくれた。
その会話が思いのほか楽しく、時間があっという間に過ぎてしまうのを肌で感じていた。
雄大「そろそろ夜明けだな。」
雪華「え?もう?」
気がつけば腕時計が夜明けの時間を指していた。
彼女は荷物を持ち、ベッドから立ち上がった。
手にはもう空っぽになってしまってるペットボトル。
俺はそれを受け取って、彼女を外まで案内した。
雄大「あ、そう言えばまだ名乗ってなかったな。俺は・・・・」
自分の名前を名乗ろうとしたとき、先に彼女が俺の名前を言った。
雪華「『雄大』さん・・・ですよね?」
雄大「あれ?俺、名乗ってた?」
雪華「いえ、この消防署に入れてもらったときに呼ばれてるのを聞いて・・・。」
そういえば彼女を署に入れたときに車両点検で呼ばれたことを思い出した。
雄大「あー・・・でも一応・・・俺は深田 雄大。」
雪華「橋本 雪華です。」
名前を聞いたとき、ちょうど署の出入り口についた。
彼女はすたすたっと歩いて出入り口のドアを開けた。
雪華「ありがとうございました。」
雄大「ちゃんと帰れる?」
雪華「もちろん。」
そう答えた彼女は手を出して消防署の隣を指差した。
雄大「?」
雪華「家、隣なんですよ。」
雄大「・・・え!?」
俺の反応にクスクス笑う雪華。
俺は後ろ手に頭を掻いた。
雄大「あー・・・ごめん。でもこの距離でも深夜は危ないかもしれないし・・・。」
ごにょごにょという俺に雪華はにこっと笑った。
雪華「ふふっ、ありがとうございました。さよならっ。」
そう言って雪華は帰っていった。
雄大「あの子・・・初めて会った気がしないけど・・・どっかで会ったかな・・・?」
雪華の笑顔に・・どこか見覚えがあった俺は悩みながらデスクルームに向かった。
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雪華side・・・
消防署を出て家に帰ってきた私はひと眠りしてから買い物に向かった。
今日は仕事は休みだ。
だから昨日遅くまでミヤと飲んでいたのだ。
雪華「作り置きできそうなものを買って・・・っと。」
スーパーで買い出しを済ませ、一旦家に戻ってからドラッグストアに向かった。
そこで500mlのペットボトル・・・ミネラルウォーターを10本買い、消防署に向かう。
雪華「もらったものは返さないとね。」
両手に5本ずつ入った袋を下げ、消防署についた私は入り口から入って近くにいた署員さんに声をかけた。
雪華「あの、すみません・・・。」
署員「どうかされましたか?」
雪華「深田さんって・・・いらっしゃいますか?」
署員「少々お待ちくださいね。」
署員さんは奥に消えていき、しばらくして深田さんがやって来た。
雄大「お待たせしました・・・・って、雪華?どうした?」
雪華「今朝はお水、ありがとうございました。これ・・よかったらもらってください。」
そう言って袋を二つ差し出した。
雄大さんはその袋を受け取って・・・中身を覗いた。
雄大「・・・いいのに。」
雪華「もらったものは返すように育てられたんで。」
雄大「そっか・・さんきゅ。」
二つの袋を一つの手で持った雄大さん。
私は自分の右手をこしこしと触りながら言った。
雪華「あの・・・ちょっとお願いがあるんですけど・・・。」
雄大「?・・・なに?」
私は触ってた右手を雄大さんに差し出した。
雪華「これ・・・消防署で取れるって聞いたんすけど・・・取れますか?」
私の右手薬指にある指輪。
外そうと思ったら抜けなくなってしまっていたのだ。
雄大「あぁ、指輪?むくんじゃった?」
雪華「多分昨日のお酒のせいで・・・痛いし・・・。」
雄大「それ・・・取るんじゃなくて切るんだけど・・・いい?」
春樹からもらったシンプルな指輪。
もらった日から大事に大事につけていたけど・・・もう私には必要のないものだ。
切られたって未練なんかない。
雪華「・・・大丈夫です。お願いします。」
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