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第1話
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婚約者のアイラとは学園も一緒で付き合って3年。
浮気の兆候はあったと思う。
「今日ジョージとご飯を食べに行ったんです。彼の話は本当に面白いの!」
「ジョージって凄くかっこよくて一緒に歩いていたら他の子が彼に心を奪われて見惚れているのが私にも分かるんです!」
アイラは悪びれる風もなく婚約者のオリバー殿下に楽しそうに話していた。
なぜアイラはいつもそんな報告を僕にするんだ?なぜそんなにジョージを褒めるんだよ。おかしいだろう?
一度だけ怒ったことがあった。でもアイラは友達だと言ってオリバー殿下に「器の小さい男」と言い放った。
だからそれ以降はオリバー殿下は文句も言わずにアイラの話を黙って聞いていた。
ジョージと言うのは伯爵家の令息でオリバー殿下の親友で幼馴染。以前アイラに紹介した。二人は気が合ってすぐに仲良くなりよく遊んでいることは聞かされている。
オリバー殿下もジョージとは昔からよく遊んでいた。
前にジョージとコンサートに行った時のことだ。なぜか女性がジョージのパーソナルスペースに入り込んでいてたくさんの女性達に囲まれている。
僕達はステージからかなり離れた場所で観戦していたんだけどね……。
確かにジョージは男の僕から見てもイケメンだと思う。学園でも女の子達からありえないほどモテる。告白されるのもしょっちゅうさ。
でもジョージはとんでもないプレイボーイで告白してきた子と全員と付き合って体の関係も持っている。
彼女も大勢いるのに、その子達は誰も喧嘩をしないどころかむしろ非常に仲が良く彼氏であるジョージの話しでいつも盛り上がっているそうだ。
オリバー殿下は何度かジョージの彼女達と話をしたことがあるけど、彼女達の言葉に精神的ショックを受けてしまう。
「ジョージはモテるから仕方ないのです」
「彼に私達が付き合ってもらっていますから…」
「君達は不満とかないのか?」
「そんなのあるわけございません!」
「全くないです!」
「そうだよね!」
「私達はジョージと一緒にいられるだけで幸せなの!」
なんだ彼女達の思考は?狂っている。
浮気の兆候はあったと思う。
「今日ジョージとご飯を食べに行ったんです。彼の話は本当に面白いの!」
「ジョージって凄くかっこよくて一緒に歩いていたら他の子が彼に心を奪われて見惚れているのが私にも分かるんです!」
アイラは悪びれる風もなく婚約者のオリバー殿下に楽しそうに話していた。
なぜアイラはいつもそんな報告を僕にするんだ?なぜそんなにジョージを褒めるんだよ。おかしいだろう?
一度だけ怒ったことがあった。でもアイラは友達だと言ってオリバー殿下に「器の小さい男」と言い放った。
だからそれ以降はオリバー殿下は文句も言わずにアイラの話を黙って聞いていた。
ジョージと言うのは伯爵家の令息でオリバー殿下の親友で幼馴染。以前アイラに紹介した。二人は気が合ってすぐに仲良くなりよく遊んでいることは聞かされている。
オリバー殿下もジョージとは昔からよく遊んでいた。
前にジョージとコンサートに行った時のことだ。なぜか女性がジョージのパーソナルスペースに入り込んでいてたくさんの女性達に囲まれている。
僕達はステージからかなり離れた場所で観戦していたんだけどね……。
確かにジョージは男の僕から見てもイケメンだと思う。学園でも女の子達からありえないほどモテる。告白されるのもしょっちゅうさ。
でもジョージはとんでもないプレイボーイで告白してきた子と全員と付き合って体の関係も持っている。
彼女も大勢いるのに、その子達は誰も喧嘩をしないどころかむしろ非常に仲が良く彼氏であるジョージの話しでいつも盛り上がっているそうだ。
オリバー殿下は何度かジョージの彼女達と話をしたことがあるけど、彼女達の言葉に精神的ショックを受けてしまう。
「ジョージはモテるから仕方ないのです」
「彼に私達が付き合ってもらっていますから…」
「君達は不満とかないのか?」
「そんなのあるわけございません!」
「全くないです!」
「そうだよね!」
「私達はジョージと一緒にいられるだけで幸せなの!」
なんだ彼女達の思考は?狂っている。
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