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八
ドキドキの温泉旅行 (2)
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うなじに触れる彼の唇が熱い旋律を送る。
「あ……ん」
思いがけず、私の口からイヤラシイ声が漏れた。
「……意外だな。ここが弱いんだ?」
私の肌の上で彼がニヤリとするのが分かる。
わざと息を吹きかけて、彼の唇が私のうなじを攻める。
同時に背後から彼の手が浴衣の襟元に侵入して――
「……ダメ……先にお風呂――」
「待てない。君の浴衣姿に、ずっと煽られっぱなしだったんだ」
彼が肌襦袢を着ているだけで、ブラジャーはしていない胸を露わにする。
丁度、目の前に姿見鏡があって、胸を彼の手に弄ばれる私のあられもない姿を映し出した。
「……乱れた君の浴衣姿も、艶かしくていい」
姿見を見る彼が、浴衣の裾を割って、私の濡れた下着の上をナゾる。
立っていられなくなった。
彼の足元に崩れる私から、下着を脱がせ、脚をM字に広げ、鏡に見えるように背後から私の中に指を入れる。
「ちゃんと指を見て……」
目を逸らそうとした私の耳を、彼が戒めるように甘く摘む。
乳首を彼の指でいじられ、愛液にまみれた彼の指が、卑猥な音を立て中を出し入れし――
逃げ場のない快楽が、容赦なく私を襲う。
彼に見守られ、自分のイク姿を見ながら、私の身体が小刻みに震えた。
シュルッと帯が解かれ、放心した私の耳に聞こえる浴衣の衣擦れの音……
浴衣を全部脱がず、前をはだけさせた彼が、私を横たえ中に入ってくる。
彼の顔が一瞬歪むと、私を奥深く突いた。
悩ましげに閉じられた彼の瞼。私の中を感じる彼の表情。
熱くたぎった彼を感じて、私の腰が動いた。
彼が目を開き、動きを止める。
「――何?」
ねだるように聞く私を膝の上に乗せ、
「……こっちの方が動きやすいだろ?」
と私を突き上げる。
「あ……晃……成……」
感じるスポットを刺激され、私の口から初めて彼の名前が漏れる。
彼の名字でしか呼んだことがなかったのに――
瞬間、自分でも彼の固い欲望を締め付けたのを感じた。
「充希……」
彼の律動が激しくなる。
私が感じる部分を確実に捉えながら――
「もう……」
彼の唇が私の唇を塞ぐ。
彼に溶け込み一つになったような感覚に、全身が痙攣した。
「あ……ん」
思いがけず、私の口からイヤラシイ声が漏れた。
「……意外だな。ここが弱いんだ?」
私の肌の上で彼がニヤリとするのが分かる。
わざと息を吹きかけて、彼の唇が私のうなじを攻める。
同時に背後から彼の手が浴衣の襟元に侵入して――
「……ダメ……先にお風呂――」
「待てない。君の浴衣姿に、ずっと煽られっぱなしだったんだ」
彼が肌襦袢を着ているだけで、ブラジャーはしていない胸を露わにする。
丁度、目の前に姿見鏡があって、胸を彼の手に弄ばれる私のあられもない姿を映し出した。
「……乱れた君の浴衣姿も、艶かしくていい」
姿見を見る彼が、浴衣の裾を割って、私の濡れた下着の上をナゾる。
立っていられなくなった。
彼の足元に崩れる私から、下着を脱がせ、脚をM字に広げ、鏡に見えるように背後から私の中に指を入れる。
「ちゃんと指を見て……」
目を逸らそうとした私の耳を、彼が戒めるように甘く摘む。
乳首を彼の指でいじられ、愛液にまみれた彼の指が、卑猥な音を立て中を出し入れし――
逃げ場のない快楽が、容赦なく私を襲う。
彼に見守られ、自分のイク姿を見ながら、私の身体が小刻みに震えた。
シュルッと帯が解かれ、放心した私の耳に聞こえる浴衣の衣擦れの音……
浴衣を全部脱がず、前をはだけさせた彼が、私を横たえ中に入ってくる。
彼の顔が一瞬歪むと、私を奥深く突いた。
悩ましげに閉じられた彼の瞼。私の中を感じる彼の表情。
熱くたぎった彼を感じて、私の腰が動いた。
彼が目を開き、動きを止める。
「――何?」
ねだるように聞く私を膝の上に乗せ、
「……こっちの方が動きやすいだろ?」
と私を突き上げる。
「あ……晃……成……」
感じるスポットを刺激され、私の口から初めて彼の名前が漏れる。
彼の名字でしか呼んだことがなかったのに――
瞬間、自分でも彼の固い欲望を締め付けたのを感じた。
「充希……」
彼の律動が激しくなる。
私が感じる部分を確実に捉えながら――
「もう……」
彼の唇が私の唇を塞ぐ。
彼に溶け込み一つになったような感覚に、全身が痙攣した。
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