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催眠術
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「ねぇ兄さん!」
「どうしたハナ」
「今日クラスの女子と話してたら面白いこと教えてもらったの!」
「なになに」
「じゃーん!」
ハナはそう言うと紐が通されている5円玉をアイトに見せた
「な、なにこれ」
「催眠術よ、催眠術!これメチャクチャ効果あるの!だから兄さんにもやってあげるね」
「へー楽しみだなぁ」
「じゃあこの5円玉を見ててね」
「おう」
ハナはニコニコ顔で5円玉を振り子のように揺らしている
「えっと…ここは深い海です、あなたはだんだんと沈んでいきます。ゆっくりゆっくりユラユラと沈んでいきます」
(ほ、本当にこんなんでかかるのか?でも合法的にハナを見つめれるって良い企画だな)
「そしてあなたは私の言う事を聞くようになーる…言う事を聞くようになーる。どうかな?」
「・・・」
(まったくかかってないけどハナの笑顔のためにかかった事にするかな)
「あれぇ?兄さーん?」
ハナはアイトの顔の近くで手をブンブン振るもアイトは表情1つ変えない
「ふふん!どうやら催眠術にかかったようね!兄さんは犬になる!」
「わ、わんわん」
(メチャクチャ恥ずい)
「お手!」
「わん…」
「ほ、本当に効いてるのね…じゃ、じゃあ…」
(どうせお小遣いを増やせとかだろ?)
「兄さんは私の事を好きになる!」
「!?」
「どうしたハナ」
「今日クラスの女子と話してたら面白いこと教えてもらったの!」
「なになに」
「じゃーん!」
ハナはそう言うと紐が通されている5円玉をアイトに見せた
「な、なにこれ」
「催眠術よ、催眠術!これメチャクチャ効果あるの!だから兄さんにもやってあげるね」
「へー楽しみだなぁ」
「じゃあこの5円玉を見ててね」
「おう」
ハナはニコニコ顔で5円玉を振り子のように揺らしている
「えっと…ここは深い海です、あなたはだんだんと沈んでいきます。ゆっくりゆっくりユラユラと沈んでいきます」
(ほ、本当にこんなんでかかるのか?でも合法的にハナを見つめれるって良い企画だな)
「そしてあなたは私の言う事を聞くようになーる…言う事を聞くようになーる。どうかな?」
「・・・」
(まったくかかってないけどハナの笑顔のためにかかった事にするかな)
「あれぇ?兄さーん?」
ハナはアイトの顔の近くで手をブンブン振るもアイトは表情1つ変えない
「ふふん!どうやら催眠術にかかったようね!兄さんは犬になる!」
「わ、わんわん」
(メチャクチャ恥ずい)
「お手!」
「わん…」
「ほ、本当に効いてるのね…じゃ、じゃあ…」
(どうせお小遣いを増やせとかだろ?)
「兄さんは私の事を好きになる!」
「!?」
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