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過去は変えられない
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真夜中
寝息を立てている私の目からは涙が溢れていた
何故なら
悲しい夢を見ているから
両親は病気で亡くなる
優しく強い人達だった
私は初めて自分の非力さを憎む
もっと強くなれば
もっと賢ければ
もっと
もっとと
欲張りにも程があると分かっていても
過去を変えたかった
夢の中では両親は笑っている
優しく
何故か誇らしく
私が手を伸ばすと同時に現実に引き戻される
哀れな
自分
私は何も言えなかった
いや
言う気すらない
「…おはようございます………」
ぐったりしていても私は挨拶は基本なのでしっかり言う
私は顔を洗い,制服に着替える
あの日から
私は格闘技全て学び倒し
全国一位になったばっかりだ
自分の精神の弱さの一つはこの顔
私は前髪で顔を隠し,自分の頬を叩く
「行って来ます」
笑顔など要らない
私は
両親のために
この身を捨てたのだから
「おはよう~!!」
ギュッと後ろから抱きしめられる
私はそっと鳩尾に腕を入れた
「グフ!?」
ハッと我に返る
「ッ!?ごめんなさい高之!」
私が謝ると高之はにこりと笑い
「痛いのかますな!」
と言った
私は申し訳なさそうに一礼する
「すみません,帰ります」
カバンを持って走り出す
が
高之に肩を掴まれ微笑まれる
「い・く・な」
「………離してください」
私はその肩に掴まれている手を引き離し睨む
入学式を終えて帰る
つもりだった
けれど
桜の木があまりにも綺麗で
私は
外へ出て桜の木へと手を伸ばした
「ッ!?」
ふわりと風が巻き起こり髪の毛が上がる
私はそっと木を叩き走り去った
「………!?」
それを見ていた
一人の男子に気が付かずに
寝息を立てている私の目からは涙が溢れていた
何故なら
悲しい夢を見ているから
両親は病気で亡くなる
優しく強い人達だった
私は初めて自分の非力さを憎む
もっと強くなれば
もっと賢ければ
もっと
もっとと
欲張りにも程があると分かっていても
過去を変えたかった
夢の中では両親は笑っている
優しく
何故か誇らしく
私が手を伸ばすと同時に現実に引き戻される
哀れな
自分
私は何も言えなかった
いや
言う気すらない
「…おはようございます………」
ぐったりしていても私は挨拶は基本なのでしっかり言う
私は顔を洗い,制服に着替える
あの日から
私は格闘技全て学び倒し
全国一位になったばっかりだ
自分の精神の弱さの一つはこの顔
私は前髪で顔を隠し,自分の頬を叩く
「行って来ます」
笑顔など要らない
私は
両親のために
この身を捨てたのだから
「おはよう~!!」
ギュッと後ろから抱きしめられる
私はそっと鳩尾に腕を入れた
「グフ!?」
ハッと我に返る
「ッ!?ごめんなさい高之!」
私が謝ると高之はにこりと笑い
「痛いのかますな!」
と言った
私は申し訳なさそうに一礼する
「すみません,帰ります」
カバンを持って走り出す
が
高之に肩を掴まれ微笑まれる
「い・く・な」
「………離してください」
私はその肩に掴まれている手を引き離し睨む
入学式を終えて帰る
つもりだった
けれど
桜の木があまりにも綺麗で
私は
外へ出て桜の木へと手を伸ばした
「ッ!?」
ふわりと風が巻き起こり髪の毛が上がる
私はそっと木を叩き走り去った
「………!?」
それを見ていた
一人の男子に気が付かずに
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