女だからと舐めるなよ

蒼葉縁

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「アルス様!!どう言うことですか!?」
アルス様の言葉に対して俺は困ったように声を出した
アルス様はニコニコとして
「あの人は貴方の婚約者よ」
などと言うからだ
俺には婚約者など要らない
と先日申したことをお忘れですか!?
「お断りさせて頂きます」
俺は乱れた髪を整えてアルス様を見る
アルス様の涙目に俺は心を痛めた
「ですが!アルス様っ」
「私は貴方の幸せを願うわ」
突然そう言うアルス様の目はとても辛そうに揺らいでいた
「あなたをクビにするわ」
それはまた俺の心を壊した
「な、ぜ、」
崩れ落ちる俺を見てアルス様は走り去る
それを追う資格すらない俺に俺はぎりりと歯軋りをした
何故
どうしてだ
俺は頭をぐるぐるとさせたまま自室へと戻る
自室に入り涙を流す
当に枯れてしまったと思ったのに………
「くそっ!!!」
涙をしばらく流したまま、俺は顔を伏せる
すると
窓ガラスが割れた
「!?」
「あれ?合ってたー!!」
二パッと笑っているあいつを睨む
がレイセルトは笑顔をなくし、俺の所へ歩いてくる
「なーんで泣いてんの?」
グシっと俺の涙を拭く
「………っ何でもない」
俺はその手を振り払い、出て行こうとした
けれど腕を引き寄せられて抱き締められる
「!?」
「当ててあげようか?」
不意の低い声にピクリと動きが止まった
「騎士の役目終わったとか?」
何故
その言葉が顔に出ていたのかニンマリとする彼
「なーんだ、だったら俺の騎士になればいいじゃん!」
何を言っている!?
「誰がな………「だって捨てられたんでしょ?」っ!!!?」
捨てられた
その言葉にショックを再び植え付けられる
しゃがみ込み、身体が震えた
それを包み込む何か温かいもの
「俺が騎士にするから」
その言葉に対して俺は顔を上げる
そして
彼を目に捉えた
その目はとても真剣で不覚にもどきりとした
「………返事」
「っ、俺は………」
あぁ、アルス様
どうして俺を捨てたのですか?
俺はそんな気持ちを胸に秘め、静かに頷いた
「んふふ、やったぁ」
強く抱き締められる
俺は離れようとしたが強くなる力
こいつ、こんなに力が強かったか?
「離れて下さい!」
「やだー」
すりすりと猫のように懐くこいつをどうにかしようとする
けれど
「レイセルト様!おやめ下さ………っ!?」
唇に感じる柔らかな感触
「あは、貰っちゃった?」
それがレイセルト様のだと分かるのは理解するのには時間が掛かった
「な、は?」
「俺の婚約者ってあいつじゃなくてアルベルトだもんね?」
その目は獲物を捕らえた目をしていた
俺は逃げようとドアノブに手をかける
バンと扉を抑えられ向き合う形にされた
「なーんで逃げるの?」
ギロリと不機嫌そうなオーラを出すレイセルト様
「っ、俺はっ」
断ろうとすると首を掴まれる
「逃げんな」
その口調は命令の時と同じ
「っ、御意」
俺は頷き頭を下げる
「そんで片目見してよ」
それはいけない!
「それは服従になってしまいますので………」
「見せろ」
ピキッと身体が固まる
まさか!?
「俺一応王国の人だからねー」
クイッと顎を持ち上げられる
「力はあんのー」
「分かり、ました」
離れる彼を見てそっと片目に触れた
これであの方とお別れに………
アルス様っ………
「わぁ!綺麗!!」
「もう、いいでしょうか?」
片目を閉じる
後悔と苦しさで息が出来なくなりそうだ
「じゃあ俺の騎士で妻でいいよねー?」
「お断りさせて………否、………………」
もうその資格もないのか………
俺はぐるぐるする頭を抱える
レイセルト様はにこりと微笑み、俺の唇に吸い付いた
「ん!?ふ、」
「ねぇ~堕ちて?」
ガクンと膝が崩れ落ちる
俺を抱き締め抱え込むように口付けをするレイセルト様は獣そのもの
「ん、や、」
反抗しようと暴れても敵わない
「ぜ、あ」
力を使おうと片目を開くがそれすら出来ない
ブルっと震える身体
「んは、は、あは」
ズルリと舌が抜かれる
「………っ、ん」
ぴくりピクリとする身体
「かーわい」
レイセルト様はにこりと微笑み俺を撫でる
力が抜けて立てない俺を抱き上げて歩き出す
「部屋に着いたら、ね?」
ボーッとする意識の中
彼の言葉についていけない
「嫌、だ」
「えー?大丈夫だよ」
キスだけだから
そう言われただけだが嫌な予感がして、ゾッとしたのは言うまでもない
逃げようとしたが
それすら叶わずレイセルト様の自室へと着く
「っ」
優しくかつ強引にベットに下される
そしてのしかかってくるレイセルト様から逃げるように下がった
「逃さねぇぞ」
「嫌です、おやめ下さい!」
名前を呼ぶ前に腕を引かれる
「ん、ンン!!」
口を必死に閉じようとしたが鼻を摘まれ口が酸素を求めた
鼻から手を外され、頭をがっしりと掴まれる
「やら、やめ、ふ、んぅ」
口の中で暴れる舌が逃げる私を捕まえた
「はぁ、可愛い、可愛い」
じゅっと時々吸われて頭が真っ白になる
駄目だ
騎士として
男として
これはいけない
弱くなった力で押し返す
「ん?お前、濡れてる?」
ズボッとズボンの中に手を入れられる
「んぅ!!??」
下着の中に手が入ってきた
何もしないと
キスだけと言ったのに!?
俺は暴れる

クチュッと指が秘部に触れた
「!!??!?」
「あは、濡れてるね」
音をわざと立てるレイセルト様は凄く嬉しそうだ
やめてくれ
本当に
これ以上は
「大丈夫だよ、今日は指だけー」
「キスだけと、言ったでしょ、う?」
すでにトロンとした顔を上げる
レイセルト様は息を飲む
餌として上等な状態をこう言うとレイセルト様は思った
「レイセルト様?」
俺の言葉にレイセルト様はハッとしてそして酷く意地悪な顔をした
「指だけって今言った」
指が秘部に入る
「は?んん!?」
ビクンと身体が跳ねた
中に何か異物が入っている
そんな感覚
「ひぅ、やめ、嫌っ、」
「いい反応すんじゃん」
中をかき回される
怖い
嫌だ
「ねぇ、何処かな?」
何が?!
クリュっと中の何かが触れる
「あ!!?」
「あ、みっけ~」
グリグリとそこを集中的に弄られる
ゾワゾワする
怖い
怖いです
男に
こんな事されるなんてっ
屈辱だ
「怖いですっ、嫌で、」
縋り付くようにレイセルト様の腕に抱きつく
「怖い?ごめんねでもこのままだと辛いから」
しょんぼりしたレイセルト様はそう言うと
「いかせるね」
と言った
そして強くグリッとされる
ビリビリとしたゾワゾワとしたものが背中を走った
「んンァ!!!?」
ビクンと身体が跳ねる
ヒクヒクと身体が痙攣した
「よく頑張ったね」
「はー、はー、」
額に口づけをされ、俺の意識が朦朧とする
レイセルト様は優しく俺の頭を撫でると
「堕ちてくれるの待ってる」
とだけ言った
そこで完全に俺の意識は落ちた
ーレイセルト
気絶しちゃった愛しい人
俺の騎士で妻のアルベルト・デライス
いく時もキスの時も可愛くて抱き潰したかった
けど我慢した
泣いていたから
本当に拒絶される前に辞めた
「着替えとー後はー」
ちゃっちゃっと着替えと掃除を済ませ、アルベルトを抱き寄せる
「………楽しみ」
そう思いつつも
「ごめんね」
謝った
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