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絶頂の時
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アイリスの首筋や頬、鼻先に唇を軽く降らせながら…手の中に、握り込んだ性器に愛撫を加えてやる。
アイリスが再び凄くいいように、顎を晒し鮮やかに首をよじる。
それを見て、俺は自分の上着の前合わせに手を掛け、一気に脱ぎ捨てる。
素肌で密着すると…アイリスの肌の熱さを感じる。
腕の中にいた彼は確かに…自分をびっくりさせるだけの、力の出る筋肉を持っていた。
初日にも感じたが、彼は…思ったよりずっと、筋肉が付いてる。
なのに剣の練習で、なぜあれほど息を切らすのか。
どうしても、理解出来ない。
立て続けに攻め続け、アイリスを感じさせてるから反撃は大して無いけど…もし、その気になったら簡単にひっくり返される。
そう感じる程、アイリスにはきっちり、筋肉が付いていた。
が…その体が自分の下で、手に握る急所に愛撫を加える度しなり…もがき…くねる度、どうしようも無い興奮が沸き起こる。
確かな存在感を放つ体だが、不思議とごつい男と抱き合う感覚は無く…。
普段アイリスが見せる品の良さがそうさせるのか、特別な…美しい体を抱いている。
そんな感じがする。
そしてその裸体がくねる度、興奮は冷めるどころか高まって行く。
「ああっ!」
手に握る性器をきつく擦り上げると、アイリスは喉を晒す。
それがもう我慢の限界で、咄嗟に身を起こしアイリスの腿を肩に担ぎ上げると、途端アイリスの身が、びくん!と震えた。
だがもう…解ってしまった。
彼に…体力が無い。
と言うのは…多分、嘘なんだと。
両足を肩に担いだまま、彼に身を倒す。
腿を腹に付ける程折り曲げ、その尻の蕾は挿入し易く広げられているから…。
俺は直ぐ、自分のものを手に取り蕾に当てる。
アイリスの美しい濃紺の瞳が、泣き出しそうに瞬き、首を横に振る。
“本当に?
嫌じゃない筈だ。そうだろう?”
そう…問いかけるように、上から見下ろす。
が、アイリスは潤みきった濃紺の瞳を向け、つぶやく。
「明日…馬に乗れなくなる………!」
俺は彼にそっ。とささやき返す。
「快感を手放しても…理性を取る?」
アイリスの、瞳が瞬き、眉が寄る。
「君は、最悪だ!」
言って俺の首に、両腕巻き付け、しがみつく。
「突いて…いいんだな?」
首筋に顔を埋めるアイリスにそう、ささやくと。
アイリスは首を、微かに縦に振る。
首筋に押しつけられた彼の柔らかな髪の感触が
『野暮を言うな』
と言うように肌を掠め、きつく顔を、肩に擦りつけて来るから…。
俺は思いきり、彼を突き上げた。
「あっっっ!」
腕の中でアイリスの身が、しなる。
不思議に、しなやかな肌の感触と気品を損なわない、自分と同じ位の引き締まった身が、くねり始めるともう夢中で腰を使う。
左右交互に軽く腰を、捻りながら突く。
彼の感じる場所を…角度を変えながら……。
こうすると、自分も相手も、もっといい。
その…筈だ。
「あっ……あっ…んっ!」
突く度声を上げる。
甘い、吐息の。
抱いて突き上げる度、愛しさが込み上げ、彼と一体になる悦びで体が震えた。
隙間無く密着し、肩に顔を埋める彼の、頬に唇を寄せながら尚も突く。
「…痛みは…平気なんだな?」
そう耳元で尋ねると…。
「いいから…連れて行け…もっと……!」
俺は頷く。
アイリスの、言いたい事が解った。
快感の極みへ。
多分…そうなんだろう?
腰を突き入れる度に甘い、気分が興奮の上に被さる。
抱き合って誇張した俺自身を彼の中に包まれていると、涙が出そうな程、暖かいものが心の中に広がった。
ああ………。
そう言えば彼は、弱い者に優しかったな……。
それがこの暖かさの、原因なのかは解らない。
が…こんな体験が初めてなのは断言出来た。
「んっ…!」
思わず声が漏れる。
興奮すると常で、どうしても最後…小刻みに腰を連続して突いてしまう。
自分の快感に、夢中になり…。
…そして、あんまり気持ち良くって、頭の中が白く輝き出す。
「あっ……んっ!」
アイリスの、泣き出しそうな声が耳に飛び込む。
「あっ……あ……っ!」
女のような掠れて高い………。
愛しい。と頬に唇を擦りつけ、そして思い切り、突いてやる。
「あっ…ああっ!」
アイリスの、ぐったりと力の抜けた体が、しなだれかかり…。
俺は射精の解放感で息を切らし、彼をきつく抱きしめる。
腕に抱き止める彼の体を永遠にしたくって、俺は……。
暫く彼を抱いたまま、放せ無くってずっと………そうしていた。
アイリスの体の、暖か味。
アイリスの吐息………。
そして、荒い息で揺れる、いい香りのする長い髪………。
そんな余韻を心の中に、確かに刻み込みながら………。
アイリスが再び凄くいいように、顎を晒し鮮やかに首をよじる。
それを見て、俺は自分の上着の前合わせに手を掛け、一気に脱ぎ捨てる。
素肌で密着すると…アイリスの肌の熱さを感じる。
腕の中にいた彼は確かに…自分をびっくりさせるだけの、力の出る筋肉を持っていた。
初日にも感じたが、彼は…思ったよりずっと、筋肉が付いてる。
なのに剣の練習で、なぜあれほど息を切らすのか。
どうしても、理解出来ない。
立て続けに攻め続け、アイリスを感じさせてるから反撃は大して無いけど…もし、その気になったら簡単にひっくり返される。
そう感じる程、アイリスにはきっちり、筋肉が付いていた。
が…その体が自分の下で、手に握る急所に愛撫を加える度しなり…もがき…くねる度、どうしようも無い興奮が沸き起こる。
確かな存在感を放つ体だが、不思議とごつい男と抱き合う感覚は無く…。
普段アイリスが見せる品の良さがそうさせるのか、特別な…美しい体を抱いている。
そんな感じがする。
そしてその裸体がくねる度、興奮は冷めるどころか高まって行く。
「ああっ!」
手に握る性器をきつく擦り上げると、アイリスは喉を晒す。
それがもう我慢の限界で、咄嗟に身を起こしアイリスの腿を肩に担ぎ上げると、途端アイリスの身が、びくん!と震えた。
だがもう…解ってしまった。
彼に…体力が無い。
と言うのは…多分、嘘なんだと。
両足を肩に担いだまま、彼に身を倒す。
腿を腹に付ける程折り曲げ、その尻の蕾は挿入し易く広げられているから…。
俺は直ぐ、自分のものを手に取り蕾に当てる。
アイリスの美しい濃紺の瞳が、泣き出しそうに瞬き、首を横に振る。
“本当に?
嫌じゃない筈だ。そうだろう?”
そう…問いかけるように、上から見下ろす。
が、アイリスは潤みきった濃紺の瞳を向け、つぶやく。
「明日…馬に乗れなくなる………!」
俺は彼にそっ。とささやき返す。
「快感を手放しても…理性を取る?」
アイリスの、瞳が瞬き、眉が寄る。
「君は、最悪だ!」
言って俺の首に、両腕巻き付け、しがみつく。
「突いて…いいんだな?」
首筋に顔を埋めるアイリスにそう、ささやくと。
アイリスは首を、微かに縦に振る。
首筋に押しつけられた彼の柔らかな髪の感触が
『野暮を言うな』
と言うように肌を掠め、きつく顔を、肩に擦りつけて来るから…。
俺は思いきり、彼を突き上げた。
「あっっっ!」
腕の中でアイリスの身が、しなる。
不思議に、しなやかな肌の感触と気品を損なわない、自分と同じ位の引き締まった身が、くねり始めるともう夢中で腰を使う。
左右交互に軽く腰を、捻りながら突く。
彼の感じる場所を…角度を変えながら……。
こうすると、自分も相手も、もっといい。
その…筈だ。
「あっ……あっ…んっ!」
突く度声を上げる。
甘い、吐息の。
抱いて突き上げる度、愛しさが込み上げ、彼と一体になる悦びで体が震えた。
隙間無く密着し、肩に顔を埋める彼の、頬に唇を寄せながら尚も突く。
「…痛みは…平気なんだな?」
そう耳元で尋ねると…。
「いいから…連れて行け…もっと……!」
俺は頷く。
アイリスの、言いたい事が解った。
快感の極みへ。
多分…そうなんだろう?
腰を突き入れる度に甘い、気分が興奮の上に被さる。
抱き合って誇張した俺自身を彼の中に包まれていると、涙が出そうな程、暖かいものが心の中に広がった。
ああ………。
そう言えば彼は、弱い者に優しかったな……。
それがこの暖かさの、原因なのかは解らない。
が…こんな体験が初めてなのは断言出来た。
「んっ…!」
思わず声が漏れる。
興奮すると常で、どうしても最後…小刻みに腰を連続して突いてしまう。
自分の快感に、夢中になり…。
…そして、あんまり気持ち良くって、頭の中が白く輝き出す。
「あっ……んっ!」
アイリスの、泣き出しそうな声が耳に飛び込む。
「あっ……あ……っ!」
女のような掠れて高い………。
愛しい。と頬に唇を擦りつけ、そして思い切り、突いてやる。
「あっ…ああっ!」
アイリスの、ぐったりと力の抜けた体が、しなだれかかり…。
俺は射精の解放感で息を切らし、彼をきつく抱きしめる。
腕に抱き止める彼の体を永遠にしたくって、俺は……。
暫く彼を抱いたまま、放せ無くってずっと………そうしていた。
アイリスの体の、暖か味。
アイリスの吐息………。
そして、荒い息で揺れる、いい香りのする長い髪………。
そんな余韻を心の中に、確かに刻み込みながら………。
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