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蹂躙

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 その部屋は、四年大貴族用宿舎の一室で…。
とても豪華な部屋で寛ぐ、拉致を指示したグーデンは。
相変わらず色白の、整った美男に見えた。

けど、だからこそ…。
意地悪く、邪悪に見える。

マレーは心の中に、ディングレーの姿が浮かび上がるのを感じた。

無駄だ…。と幾度振り払っても、ディングレーの姿が浮かび続ける。
突然、それはアスランが望む姿だと、マレーは気づいた。

アスランは男達に、まるで捧げ物のようにグーデンの前へと、差し出され…。
諦めに似た気弱な表情で、自分を迎える悪魔を見た。

グーデンはそっ…とアスランに近付く。
その顎に手を添え、顔を上げさせ、見つめ微笑む。

「…初めてか…?男を受け入れるのは」

マレーはどうして…自分がグーデンに望まれなかったのか。
それを聞いて、理解出来た。

どうしてだか…グーデンは、経験が有る無しを見分け、そして真っさらな…。
何も知らない子羊を、蹂躙じゅうりんするのが好きなんだと、気づく。

ドラーケンが、自分の物だと言うように、背後から腕を回し、抱いて来る。
マレーは振り払う事もできず、俯いた。

アスランは必死な表情で、真っ直ぐの長い黒髪を散らし、マレーに振り向き叫ぶ。

「マレーは…彼は、気分が悪いんだ!
だから……!」

黒髪の美しい悪魔は笑い、そしてマレーを抱く一年配下、ドラーケンに顎をしゃくる。

ドラーケンはマレーを抱き寄せると、続き部屋へと強引にマレーを促す。

アスランが異を唱えるように見つめる。
が、グーデンは囁いた。
「薬を与え、介抱するさ。
あの…男が」

アスランは、身が小刻みに震い出すのを止められなかった。
両脇にいた、二年の男2人が。
グーデンの合図で動き出す。

腕を掴まれ…ベストを肩から抜かれ。
もう一人がシャツを引き剥がし…。

アスランは抗う事すらできず、されるがまま。

一人が両手首を、前で束ね、縛り出す。
もう一人がズボンを引きずり降ろし、裸に剥いて行く…。

乱暴な…そして情欲を湛えた、獣のような目に素肌を曝され…。
俯くアスランの頬が、羞恥に染まる。
けどブーツを引き剥がされると、突然乱暴に、彼は寝台に放り投げられた。

直ぐに男達は寝台に上がり込んで、転がるアスランの腿をつかみ上げる。
もがく腿を強引に掴んで、ロープで巻き付け、足首にもロープを巻くと、腿と足首をロープで繋げる。

縛られた方の膝は、くの字に前へ突き出したまま。
それ以上伸ばせなくなって、アスランは腰をいざらせ、もがいた。

乱暴にもう片方の腿を掴み上げられ、もう片方の腿と足首も、同様に縛り上げられた。
更に左腿を縛ったロープの先を。
首の後ろを通し、右腿のロープに結ぶ。

仰向けに転がされたアスランは、膝は伸ばせず。
そして腿を閉じようとすると、首の後ろに回ったロープが引っかかり、股間を閉じることが出来ず、開かされたままで、愕然がくぜんとした。

両手は前で、一つに縛られたまま。
腰を左右にいざらせるのが、せいぜい。
…ほとんど身動きすら、ままならない。

衣服の擦れる音がし…高級な、素晴らしく光沢ある深紅の布団の上に。
黒髪の悪魔が上がって来て、横から眺め、笑う。

「紅の寝具に。
素肌のお前は、とても…似合うな…」

そう言うと、グーデンは縛り上げられたアスランの、手首を縛る、縄を握る。
持ち上げてアスランの頭上の、布団の上で釘付けると。
倒れ込んで、両腕を上げさせられたまま、布団に背を倒すアスランの、顔を覗き込む。

素肌にのし掛かって来るグーデンの、衣服が擦れ…。
アスランは恐怖に目を、またたかせた。

両足は開かされたまま縛られていたから…グーデンは簡単に開いたアスランの股間に手を伸ばし、双丘の奥…蕾に、指を潜り込ませる。

いきなり指が挿入され…。
アスランはその感触に、目を見開く。

拉致され嬲られて以来、毎度決まって見る悪夢同様。
後ろの…尻の穴の奥深くを探られ…。
かっ!と身が火照る場所を、無遠慮に。
立て続けに突くように、指が嬲り始める。

アスランは、グーデンに顔を見つめられたまま、ロクに身動き取れない体勢であえいだ。

「やっ…!
あっ……ああっ……い…や!
止め…て……んっ………!」

が、グーデンはまるで、面白い玩具の反応を見るように、笑いながら…。
無遠慮にアスランが身を跳ね上げる場所を、意地悪く指で擦り上げ、攻め続けた。

「…っんっ……や………!
嫌っ!」

体を火照らせ…頬を朱に染めて瞳を潤ませるアスランは、それは初々しく、可愛らしかったから…。
グーデンを大いに、満足せた。

指が一旦引き抜かれると…息を付く間も無く。
何かどろりと濡れた物が、指と共に差し入れられる。

それが内壁に触れた途端、かっ!と身が火照り…アスランは激しく身もがく。

“お酒…?!”

が、その液体を挿入した指が。
掻き混ぜるように蠢き始めると、アスランは必死で肩を揺する。

じんわりと嬲られた場所が熱く、身がいきなりかっ!と火照って、激しい刺激が身を駆け抜け…。
我慢、出来なかった。

両腕は、頭上で捕らえられたまま。
両足も膝を曲げて股間を広げられたまま、殆ど動けなくて、アスランは必死に指の刺激から逃げようと、わずかに動く腰を、左右に捻った。

けれど深く差し込まれた、意地悪な指は外せず…。
きつく、感じる場所を擦り上げられ。
その都度つど、さっきとは比べものにならない刺激が、身を電流のように駆け巡って小刻みに震え。
息が、詰まりそうになる。

「ああっ!…ん…っ。
あんっ!」

悲鳴のような声に少しずつ…甘ったるい響きが混じり、アスランは感じさせられ、絶望で首を振った。

グーデンはディングレーからしたら、小柄かもしれない…。
けれどアスランから見たら、それでも大きく、力も強い…。

頭上で釘付けられた両腕を、外そうと必死に手首を揺するけど…。
まるで、外せなかった。

のし掛かられ…顔を見つめられたまま、容赦無く。
…指がまだ犯された事の無い場所を、蹂躙じゅうりんして行く。

アスランはポロポロと頬に涙を伝わせた。

「あ…っ!
ああ…んっ!
やめ…て……っ!
お願いも…う…。
あ…嫌…っ!い…や…っ………」

が、アスランが懇願こんがんすればするほど、悪魔は満足げに、にやりと笑う。

アスランはグーデンが笑うのを見て、ぞっとした。

“…この男は…これが、楽しいんだ…。
自分が嫌がる姿を、見るのが…!”

アスランは必死で、首を横に振る。
が突き刺されるように敏感な内壁を擦り上げられると、身は勝手に跳ね上がる。

「ああ…んっ!
あんっ!
嫌っ!いやぁっ!」

十分だ。と言うように。
涙でぼやけた視界の向こうで、悪魔が遠ざかり…。
けどその後、腿の下を掴まれ、腰を上に持ち上げられる。

縛られていたから…持ち上げられたお尻は、広げられたままで。
双丘の間の、蕾までもが…グーデンの視界にさらされた。

けど同時に、両腕を縛ってる、縄を持つ手は外されて…。

アスランは微かに息を吐き、両手を降ろそうとした途端…縄が何かに、引っかかって持ち上げられたまま降ろせなくて、泣きそうになった。

両腕を頭上に固定されたまま、もがくアスランの可憐な泣き濡れた顔を。
グーデンは、満足げに笑いながら見つめ…。
さっ!と紐を引き、にやにや笑って天蓋の天井を見つめる。

アスランは何が起こったのかと…つられてグーデンの、視線の先を見た。

自分の横たわる寝台の天井の…布が取り払われて、鏡がはめ込まれているのが見えた。
…そして裸で縛られてる自分の姿を、鏡の中に見つけた時。
身ががくがく震って、顔をそむけた。

グーデンは更に腿を掴み、尻をもっと持ち上げ…。
天井の、鏡に映り込むまで、広げられた双丘を持ち上げ。
…指で、蕾を開いて見せた。

「見ないのか?
通常決して、自分で見る事が出来ない場所だ。
違うか?
…綺麗なピンク色をしてる……。
ああほら…私が与えたから…足りないもっと…。
そう、ひくついてる」

アスランはびくっ!とし、一瞬天井の、鏡を見つめてしまい…。
恥ずかしくて、真っ赤になった。

まるで、おしめを替える赤ん坊のような恰好…。
グーデンに秘所を弄られ、身動き取れない自分の姿が。
そこには、映し出されていた。

「入って行く様を…見たく無いか?
自分がどんな風に…銜え込むのかを…」

言ってグーデンは手にした…先の突き出た小瓶を、ゆっくりと秘所にねじ込む。

アスランはびくん!と身を跳ね上げた。
それは、ほ乳瓶を思い出させた。

先にゴムの付いて…穴が開いた…。
その穴から、ミルクの代わりに。
身を火照らせる刺激ある液体が、内壁へと注ぎ込まれる。

「あ…ああっ!」

体がじわじわと暑くなって…アスランは身をくねらせた。
跳ねる、魚のようだ。と自分の事を思った。

首を振る瞬間、どうしても視界に入ってしまう。
天井の鏡に映る、自分の姿が。

グーデンは暫く、それを楽しむように…中の液体を滴らせる為、瓶を上下させる。
アスランはその度、体がかっ!と火照り、激しい刺激に、身を跳ね上げた。

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