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結ばれて
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わたしの気持ちに気付いたのか、それとも、彼のタイミングだったのか。
わたしの秘部に、彼の灼けるように熱いものが触れた。高まる期待に身体を震えた。
いよいよ彼と結ばれるのだ。
身体のあちこちを愛撫され続け、すでに彼のモノを迎え入れる準備はできている。それに、昂ぶりきった今のわたしには、精神的余裕すらない。
目が見えないもどかしさ。彼の姿が脳裏に浮かぶ。
手を挙げて、彼を求めたい。手と手を繋ぎたい。縛られた手に力が入る。わたしの意識の手が空を彷徨う。
「あぁ~~くる~~」と思った刹那、恥ずかしいほど濡らしている膣口に、彼の亀頭が、ゆっくりと入ってきた。
「ぁ、あんっ」
待ち望んだものを求めて、わたしの肉襞が、愛おしそうに絡みついた。それを掻き分け、奧へ奧へとわたしの中を味わうように入り込んでいった。
熱い。
彼の迸る情熱が、ドクン、ドクンと脈動する肉棒を通して注ぎ込まれているような気がする。
「あぁ、ぁあんっ」
ズンという衝撃とともに、身体中が歓喜に震えた。下腹部に、彼の筋肉質の肌がぴったり接し、これ以上ないほど彼と一つになったのだ。わたしの膣の中は、彼のものですべて埋められ、心の中まで満たされる。
「冴子さん」
わたしの名前を呼ぶ声は、上ずっていた。顔に彼の気配を感じると、わたしと彼の舌はお互いに求め合うように、絡み合っていた。
「ぅ、んっ……木原…さん……はぅっ…はぁっ」
感極まったように彼の名前を呼んだ。舌と舌が擦り合い、捻り合う。唾液を啜り、奧へと流し込まれる。なんともいえない多幸感に包まれ、頭の中が真っ白になった。
「目隠しを外してもらえませんか。木原さんの顔が見たい」
もっと彼を感じながら愛し合いたい。初めてのエッチは目に彼の姿を焼き付けたい。
すると、真っ暗だった世界が、ぼやけたものに、そして、はっきりと彼の美しい顔が目に映った。
彼がわたしの彼氏なのか。
やっぱり整っていて、愛おしそうに見つめる甘い視線も、誘惑しているようにしか見えない。
「祐介って呼んでくれませんか……?」
やや照れたように微笑む彼は、今一番の推しだ。
「祐介……さん?」
「冴子さん」
再び蕩けるようなキスに、初めて下の名前を呼んだ恥ずかしさと嬉しさが、意識の外に追いやられた。
「あふっ、ぅ……チュッ、チュッ……ぅ、ぅぅっ……ぁぅっ」
汗でわたしの額に張り付くほつれ毛を指でどかし、わたしの顔をよく見ようと覗き込む。すると、顔がふっと緩み、うれしそうに微笑んだ。
「とても綺麗です、冴子さん」
もう何度言われたか分からない言葉に、一々胸がトキメクのを止めにしたい。ドキドキしながら、彼を見つめる。
小鳥が啄むように、唇にチュッ、チュッと触れる。
挿入されてから、いまだに彼が動く様子はない。膣内はトロトロの溶けて、溜まりに溜まった欲望が弾けそうなのだ。
それに、彼は何もしていないが、中に入ったソレは、ドクン、ドクンと脈打ち炎のような熱を放っている。しかも、時折何かに反応したのか、無意識なのか、ピクピクと膣内暴れ出されては、我慢しろという方が無理だ。これは決してわたしが性欲が強いからとか、エッチだからとかいうことではない。うん。決してないと思う。
わたしは、彼に気付かれないよう、ソファーの上でM字に開いている両足で踏ん張り、腰をこっそり動かした。
「ぁ、ぁああっ」
脳を突き抜けるような快感が走り、目の前をバチバチと火花が散った。思わず口が開き、恥ずかしい矯声を出してしまう。霞んだ瞳の先に、嗜虐的で、それは魅力的な妖しく見つめていた彼が動いたのが見えた。
口からかすかに出た舌を、彼の口に咥えられてしまったのだ。しかも、「もっと舌を出せ」とばかりに、咥えられた舌を引っ張られ、じゅるじゅるっと水音を立てながら、扱き始めたのだ。
まるで、舌を無理矢理犯されているみたいだ。脳の快楽中枢を根こそぎ引っ張り出され、淫靡な快楽に浸食されている感覚に陥る。
どうも、強引に犯されることに興奮を覚えるみたい。ゾクゾクとした抑えられない昂ぶりに、両足を支点にして腰を揺らした。密かに動かしているはずなのに、じゅぷっ、にちゅっ、ぐちゅっという淫らな音が響いているような気がした。
あぁぁぁ、ダメ。これ以上したら気付かれてしまう
そう分かっていても、腰は止められない。めくるめく快感が津波のように次々に押し寄せてくる。
「ちゅっ、ぢゅるっ……ぁ、ふぅうっ、あああっ……ぢゅるっ……ああぁぁっ」
彼の腰は微動だにせず、壁に添えた大人の玩具みたいな扱いに成り下がっている。そんな玩具を使って、自分で自分を慰める。
翻って、わたしの口腔は、舌は、嵐のように激しく犯されていた。
わたしの喘ぎ声と舌を扱き、唾液を啜る音が混じり合い、混沌たる響きを奏でていた。
「ぅ~~っっっ、ぁあああっ……ぢゅるるっ……うぅ、ぅううっ」
わたしの口の中の唾液という唾液を啜られ、舌の根が痺れるほど吸引される。
得も言えぬ快感に痺れながら、無我夢中で腰を振った。もうこっそりとか、内緒でという最初の企みはすでに消えている。ただただ、彼を味わい、彼で感じ、彼とともに果てたいのだ。
「冴子さん、我慢できなかったのですね」
いつの間にか、目の前で彼が覗き込んでいるのに気付いた。しかも、わたしの腰をがっちり掴み、本格的に抽送を開始していた。逞しい肉棒で膣壁をずりゅっ、ずりゅっと容赦なく擦ってくる。
「ぁあああっ、ごめんさい……ごめんなさい……」
わたしは、訳も分からず喘ぎながら謝っていた。
「自分から腰を振るような変態だったんだ。こんなに素敵で可愛い女性なのに」
「ぃ、やぁぁぁ……言わないで……あぁぁぁ、いいっ、気持ちいい…・・ぁ、ぁああっ、も、もう」
「もう何……?」
彼の額から汗がポタポタと落ち、胸へを伝って落ちていく。
「はぁぁ、あああっ……いっちゃう……いっちゃいます……」
「いいよ。イってごらん」
そう言うと、わたしの身体に抱き締めた。大きくて、頼りがいがあって、優しさが伝わってくる。そんな安心感に浸りながら、彼の凶暴な肉棒は、わたしの蜜壺を抉り続けた。
わたしは、両足を踏ん張り、足の指を内側に力を入れて丸めた。
かつてない大きな快感の津波に、呑み込まれていく。
「ぁ、ひぃいっ…・・ああああっ……すごい……ぁああああっ、イくっ……イくっ、イくぅうう」
腰を浮かせて、ガクガクと震わせ、彼の身体に包まれながら痙攣した。ハァ、ハァと荒い息を吐き、幸せに浸っているわたしをさらにぎゅっと包み込んだ。
「あっ、あっ、あっ……あああっ、ぁ~~~ぁああっ、気持ちいい、気持ちいい」
彼を両足を引っ張ってソファーでわたしを押し倒すと、膝の真後ろに手を差し込んで、体重をかけて深々と肉棒を突き入れてきた。これまでの静寂な下半身が嘘のように激しく抽送を繰り返す。
いや、突き入れてくるというのは、正しい表現ではない。前傾姿勢の彼の怒張は、わたしの媚肉へ上から下に突き刺さり、ドスンドスンと打ち込んでくるのだ。工事現場の杭打ちのように、生々しいに肉の塊が、わたしの中へ出たり、入ったりするのが目の前で繰り広げられている。
それは、あまりにも卑猥で、エロティックな光景だった。
「ほらっ、すごくエッチですよ。ぼくのが、うれしそうに冴子さんの中に入ってる。見えますか?」
「あ゛ぁ゛~~ぁぁぁ、イィ~~、気持ちいい……入ってる……入ってるから……ぁあっ、んんっ」
「冴子さんのひだひだが気持ちいい、気持ちいいっていって、締めつけてくるんです。中もすごく温かくて、気持ちいい。それにしても、濡れすぎですよ」
彼の言う通り、ソファーに敷いているソファーカバーがぐっしょり濡れ、垂れ落ちた床には、水たまりを作っていた。
だって、これだけ気持ち良ければ仕方ないじゃない、と思っていると、ズシンという脳を直撃するような衝撃が走った。
「あ゛ぁ゛ぁぁぁっ、ぃ、ひぃい……ぅ~~~ぅんんんっ、いっ、いくぅぅううう」
強烈な打ち込みに、あっという間に天国への階段を昇った。
「またイッたんですか。冴子さん、だらしないですよ。これからが本番です」
あれだけ綺麗な顔をしているから、もしやと思ったけど、彼は、きっと淫魔とかサキュバスとかいう類いのものではないかと、ふと思ってしまっのだった。
わたしの秘部に、彼の灼けるように熱いものが触れた。高まる期待に身体を震えた。
いよいよ彼と結ばれるのだ。
身体のあちこちを愛撫され続け、すでに彼のモノを迎え入れる準備はできている。それに、昂ぶりきった今のわたしには、精神的余裕すらない。
目が見えないもどかしさ。彼の姿が脳裏に浮かぶ。
手を挙げて、彼を求めたい。手と手を繋ぎたい。縛られた手に力が入る。わたしの意識の手が空を彷徨う。
「あぁ~~くる~~」と思った刹那、恥ずかしいほど濡らしている膣口に、彼の亀頭が、ゆっくりと入ってきた。
「ぁ、あんっ」
待ち望んだものを求めて、わたしの肉襞が、愛おしそうに絡みついた。それを掻き分け、奧へ奧へとわたしの中を味わうように入り込んでいった。
熱い。
彼の迸る情熱が、ドクン、ドクンと脈動する肉棒を通して注ぎ込まれているような気がする。
「あぁ、ぁあんっ」
ズンという衝撃とともに、身体中が歓喜に震えた。下腹部に、彼の筋肉質の肌がぴったり接し、これ以上ないほど彼と一つになったのだ。わたしの膣の中は、彼のものですべて埋められ、心の中まで満たされる。
「冴子さん」
わたしの名前を呼ぶ声は、上ずっていた。顔に彼の気配を感じると、わたしと彼の舌はお互いに求め合うように、絡み合っていた。
「ぅ、んっ……木原…さん……はぅっ…はぁっ」
感極まったように彼の名前を呼んだ。舌と舌が擦り合い、捻り合う。唾液を啜り、奧へと流し込まれる。なんともいえない多幸感に包まれ、頭の中が真っ白になった。
「目隠しを外してもらえませんか。木原さんの顔が見たい」
もっと彼を感じながら愛し合いたい。初めてのエッチは目に彼の姿を焼き付けたい。
すると、真っ暗だった世界が、ぼやけたものに、そして、はっきりと彼の美しい顔が目に映った。
彼がわたしの彼氏なのか。
やっぱり整っていて、愛おしそうに見つめる甘い視線も、誘惑しているようにしか見えない。
「祐介って呼んでくれませんか……?」
やや照れたように微笑む彼は、今一番の推しだ。
「祐介……さん?」
「冴子さん」
再び蕩けるようなキスに、初めて下の名前を呼んだ恥ずかしさと嬉しさが、意識の外に追いやられた。
「あふっ、ぅ……チュッ、チュッ……ぅ、ぅぅっ……ぁぅっ」
汗でわたしの額に張り付くほつれ毛を指でどかし、わたしの顔をよく見ようと覗き込む。すると、顔がふっと緩み、うれしそうに微笑んだ。
「とても綺麗です、冴子さん」
もう何度言われたか分からない言葉に、一々胸がトキメクのを止めにしたい。ドキドキしながら、彼を見つめる。
小鳥が啄むように、唇にチュッ、チュッと触れる。
挿入されてから、いまだに彼が動く様子はない。膣内はトロトロの溶けて、溜まりに溜まった欲望が弾けそうなのだ。
それに、彼は何もしていないが、中に入ったソレは、ドクン、ドクンと脈打ち炎のような熱を放っている。しかも、時折何かに反応したのか、無意識なのか、ピクピクと膣内暴れ出されては、我慢しろという方が無理だ。これは決してわたしが性欲が強いからとか、エッチだからとかいうことではない。うん。決してないと思う。
わたしは、彼に気付かれないよう、ソファーの上でM字に開いている両足で踏ん張り、腰をこっそり動かした。
「ぁ、ぁああっ」
脳を突き抜けるような快感が走り、目の前をバチバチと火花が散った。思わず口が開き、恥ずかしい矯声を出してしまう。霞んだ瞳の先に、嗜虐的で、それは魅力的な妖しく見つめていた彼が動いたのが見えた。
口からかすかに出た舌を、彼の口に咥えられてしまったのだ。しかも、「もっと舌を出せ」とばかりに、咥えられた舌を引っ張られ、じゅるじゅるっと水音を立てながら、扱き始めたのだ。
まるで、舌を無理矢理犯されているみたいだ。脳の快楽中枢を根こそぎ引っ張り出され、淫靡な快楽に浸食されている感覚に陥る。
どうも、強引に犯されることに興奮を覚えるみたい。ゾクゾクとした抑えられない昂ぶりに、両足を支点にして腰を揺らした。密かに動かしているはずなのに、じゅぷっ、にちゅっ、ぐちゅっという淫らな音が響いているような気がした。
あぁぁぁ、ダメ。これ以上したら気付かれてしまう
そう分かっていても、腰は止められない。めくるめく快感が津波のように次々に押し寄せてくる。
「ちゅっ、ぢゅるっ……ぁ、ふぅうっ、あああっ……ぢゅるっ……ああぁぁっ」
彼の腰は微動だにせず、壁に添えた大人の玩具みたいな扱いに成り下がっている。そんな玩具を使って、自分で自分を慰める。
翻って、わたしの口腔は、舌は、嵐のように激しく犯されていた。
わたしの喘ぎ声と舌を扱き、唾液を啜る音が混じり合い、混沌たる響きを奏でていた。
「ぅ~~っっっ、ぁあああっ……ぢゅるるっ……うぅ、ぅううっ」
わたしの口の中の唾液という唾液を啜られ、舌の根が痺れるほど吸引される。
得も言えぬ快感に痺れながら、無我夢中で腰を振った。もうこっそりとか、内緒でという最初の企みはすでに消えている。ただただ、彼を味わい、彼で感じ、彼とともに果てたいのだ。
「冴子さん、我慢できなかったのですね」
いつの間にか、目の前で彼が覗き込んでいるのに気付いた。しかも、わたしの腰をがっちり掴み、本格的に抽送を開始していた。逞しい肉棒で膣壁をずりゅっ、ずりゅっと容赦なく擦ってくる。
「ぁあああっ、ごめんさい……ごめんなさい……」
わたしは、訳も分からず喘ぎながら謝っていた。
「自分から腰を振るような変態だったんだ。こんなに素敵で可愛い女性なのに」
「ぃ、やぁぁぁ……言わないで……あぁぁぁ、いいっ、気持ちいい…・・ぁ、ぁああっ、も、もう」
「もう何……?」
彼の額から汗がポタポタと落ち、胸へを伝って落ちていく。
「はぁぁ、あああっ……いっちゃう……いっちゃいます……」
「いいよ。イってごらん」
そう言うと、わたしの身体に抱き締めた。大きくて、頼りがいがあって、優しさが伝わってくる。そんな安心感に浸りながら、彼の凶暴な肉棒は、わたしの蜜壺を抉り続けた。
わたしは、両足を踏ん張り、足の指を内側に力を入れて丸めた。
かつてない大きな快感の津波に、呑み込まれていく。
「ぁ、ひぃいっ…・・ああああっ……すごい……ぁああああっ、イくっ……イくっ、イくぅうう」
腰を浮かせて、ガクガクと震わせ、彼の身体に包まれながら痙攣した。ハァ、ハァと荒い息を吐き、幸せに浸っているわたしをさらにぎゅっと包み込んだ。
「あっ、あっ、あっ……あああっ、ぁ~~~ぁああっ、気持ちいい、気持ちいい」
彼を両足を引っ張ってソファーでわたしを押し倒すと、膝の真後ろに手を差し込んで、体重をかけて深々と肉棒を突き入れてきた。これまでの静寂な下半身が嘘のように激しく抽送を繰り返す。
いや、突き入れてくるというのは、正しい表現ではない。前傾姿勢の彼の怒張は、わたしの媚肉へ上から下に突き刺さり、ドスンドスンと打ち込んでくるのだ。工事現場の杭打ちのように、生々しいに肉の塊が、わたしの中へ出たり、入ったりするのが目の前で繰り広げられている。
それは、あまりにも卑猥で、エロティックな光景だった。
「ほらっ、すごくエッチですよ。ぼくのが、うれしそうに冴子さんの中に入ってる。見えますか?」
「あ゛ぁ゛~~ぁぁぁ、イィ~~、気持ちいい……入ってる……入ってるから……ぁあっ、んんっ」
「冴子さんのひだひだが気持ちいい、気持ちいいっていって、締めつけてくるんです。中もすごく温かくて、気持ちいい。それにしても、濡れすぎですよ」
彼の言う通り、ソファーに敷いているソファーカバーがぐっしょり濡れ、垂れ落ちた床には、水たまりを作っていた。
だって、これだけ気持ち良ければ仕方ないじゃない、と思っていると、ズシンという脳を直撃するような衝撃が走った。
「あ゛ぁ゛ぁぁぁっ、ぃ、ひぃい……ぅ~~~ぅんんんっ、いっ、いくぅぅううう」
強烈な打ち込みに、あっという間に天国への階段を昇った。
「またイッたんですか。冴子さん、だらしないですよ。これからが本番です」
あれだけ綺麗な顔をしているから、もしやと思ったけど、彼は、きっと淫魔とかサキュバスとかいう類いのものではないかと、ふと思ってしまっのだった。
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