最恐家族は本日も無双中 ~ギルモア家と愉快な人々~

Rohdea

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シリーズ紹介

すとーりーしょーかい【ジョシュア】

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「───あうあ!」
 
 ────さて、じんぶつしょーかいをおえたので、つぎは“すとーりーしょーかい”するです。
 
「あうあ、あうあ~、あうあ!」
 
 ────こんかいも、かわいくてまるくてプニプニでプリチーなボク!
 ジョシュア・ギルモアがしょーかいしていくです!
 
「あうあ~……」

 ────では、さっそく…… 
 
「ジョシュア!   お待ちなさーーい!」
「あうあ! あうあ、あうあ……あうあ~!」

 ────どうしたのでしょう!
 おばーさまがうつくしいかみをふりみだしながら、ボクのところにかけてきました。
 そんなおばーさまは、きょーもわかわかしくてキレーです……
 とくに、あのスラリとしたあしにはふみふみされたいです~!
 
「あうあ」
「ホーホッホッホ!   ジョシュアだけじゃ、まともな紹介が出来ないと分かったから私も手伝うことにするわ」

 おばーさまは、たからかにわらうとボクをみおろしながらそういいました。
 そのことばに、ボクはびっくりです。
  
「あうあ!   あうあ、あうあ!」

 ────なんということでしょう!
 おばーさま、かほごすぎるです。
 ぜんかいのボクはかんぺきでした! それなのにしんぱい?

「……ガーネット。ジョシュアは前回は完璧だったのに心配するなんて過保護だと文句を言ってるぞ?」

(……はっ!   このこえは、おじーさま!)

「あうあ! あうあ~」

 ────さすが、おじーさま!   ボクのことばをきっちりつたえてくれているです!
 いつも、ありがとうです~
 
「あ?   完璧だったですって?」
「あうあ!」
 
 おばーさまがきれーなおかおでボクのことをじっとみおろしてきます。
 ボクはしってます。
 こういうときは、ニパッとわらっておくといいです。
  
「あうあ~」

 ニパッ!

「またヘラヘラして! 登場人物紹介する場でアイラ以外の名前言えなかったくせに何を言ってるわけ?」
「あうあ~」

 ────おばーさまったら、おかしいです~
 ボクはちゃんとみんなをしょーかいしたですよ?

「ガーネット。ジョシュアがちゃんと皆を紹介したのにおかしいと言ってる」
「ホ~~ホッホッホ!   つ・ま・り、ジョシュアは私も含めて皆の名前を覚えてないってことよね!   ホホホ、さすがギルモア家の男だわ」
「あうあ~~!」

(わーい!   ボクやりました、おばーさまにほめられたです!)

 だって“ギルモアけのおとこ”は、ボクにとってさいこーのほめことばなのです。

「まあ、いいわ。それで? ストーリー紹介っていうのは具体的に何を話すわけ?」
「あうあ、あうあ~」

 ────どんなおはなしだったかをふりかえるのです~ 

「話を振り返るそうだ」
「ふーん?」
「あうあ……あうあ~!」

 ────たとえば、おばーさまのおはなし、たんじょーびとーじつ、なんちゃら……は、おさけをグビグビしたおばーさまがゴロゴロしてたおじーさまをふんだのです~!

「ふむ。例えば、俺たちの話だとヤケ酒したガーネットが庭で寝ていた俺を踏んだと言っている」
「まあ……間違ってはないわね?   それで?」
「あうあ!」

 ────おわりです!

「終わりだ」
「は?」

 おやおや?   おばーさまがおめめをほそくしてボクをみてくるです。
 おかしいですね?
 どうしたのでしょう。

(……あ!)

 そこでボクはきづいたです。

「あうあ、あうあ~」

 ────ああ、いけません。だいじなことをわすれてたです~

「安心しろ、ガーネット。ジョシュアは大事なことを忘れていたそうだ」
「ホホホ! でしょうね! それで?」

 おばーさまが、バサッとうつくしいかみをかきあげながらボクにたずねてきます。
 だから、ボクはニパッとわらって、りょーてをあげてげんきいっぱいにこたえます!

「あうあ!!」
 
 ────かわいいかわいいボクがたくさんでてます!!
 
「……可愛い可愛いジョシュアがたくさん出ているそうだ」
「あ?」
「あうあ!」

 ────ですです!

「……」

 あれ? きのせいでしょうか?
 おばーさまのうつくしいおかおが、どんどんあかくなっていくです?
 
「……ジョシュア」
「あうあ!」

 ────はい、です!

 おなまえをよばれたボクはげんきよくおへんじしたものの、なぜか、くうきがピリッとしたです。

(た、たたたたたいへんです!)

 ボクのほんのーが、いますぐにげるべし! といってるです!
 ほんのーにしたがってボクはそのばからかけだすことにしました。

「あうあ~~!」
「は? 逃げ……ちょっ、こら! ジョシュアーーーー!」
「あうあ!」

 さすがおばーさま。
 すぐさまボクのあとをおいかけてきます。

「ははは、ガーネット。今日もいい走りっぷりだな!」
「ジョルジュ! 笑ってる場合じゃないのよ!」
「あうあ~~」

 ────やっぱり、おばーさまとのおいかけっこはたのしーです~~

 こうして、ボクとおばーさまは、にんむの“すとーりーしょーかい”をほったらかして、なかよくおいかけっこをたんのうしたです────……
 
 

※ジョシュアとガーネットが解説を放棄したので補足。


 ■『結婚式当日、婚約者と姉に裏切られて惨めに捨てられた花嫁ですが』

 結婚式当日に、姉と婚約者に駆け落ちされて捨てられたセアラ(おかーさま)と姉の婚約者で同じく駆け落ちされた被害者ジョエル(おとーさま)が出会う話。
 シリーズ1作目のため唯一、ベビーたちがいない。


 ■『誕生日当日、親友に裏切られて婚約破棄された勢いでヤケ酒をしましたら』

 親友と婚約者の王子に嵌められたガーネット(おばーさま)がヤケ酒して、庭園で寝こけてたジョルジュ(おじーさま)をうっかり踏みつけて運命的に出会う話。
 本編終了後も愛息子ジョエルの幼少期、結婚式当日~の裏側、可愛い孫たちの誕生とおまけ話がたくさん。
 好き勝手書いてたら終わり所を見失ったため、完結設定に出来ずにいる。

 
 ■『記念日当日、婚約者に可愛くて病弱な義妹の方が大切だと告げられましたので』

 ジョエル(おとーさま)の親友、エドゥアルト(おにーさん)の恋の話。
 婚約者の自分より病弱な義妹を優先し、ついには記念日も忘れたカス男と婚約破棄するためにレティーシャ(おねーさん)が奮闘。
 なぜか脇役出演のジョシュアが大活躍し、影の主役か? ってくらいのベビー無双状態に。

 
 ■『婚約発表前日、貧乏国王女の私はお飾りの妃を求められていたと知りまして』

 エドゥアルト(おにーさん)の両親の馴れ初め話。
 王女のウェンディ(おにーさんのおかーさま)と護衛騎士エリオット(おにーさんのおとーさま)が悪びれずに堂々と浮気宣言してきた婚約者をボッコボコにする話。
 若かりし頃のガーネット(おばーさま)も登場。
 エドゥアルトの幼少期も!
 本編終了後のおまけでは、ウェンディ目線により、外から見たギルモア家の面々のヤバさがよく分かる仕様。
 
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