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第1章 アルストロメリア編
第6話 次期女王アリス
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現在、王様と女王とアルとアリスを交えた個人会談となっている。
その空気はとても重く、アリスは緊張で掻いた汗を手で拭う。
(明らかに私を逃がさない空気ですね。これはどうすてばいいのでしょうか?)
アリスは、ことの重大さを理解していない。
自らが第一王子であるアルフレートよりも重要人物になっていることを。
第一王子の変わりは、他にもいる。
第二王子から第五王子までの直系の男性王族や、
四大公爵家にも王族の血を引く男性が多く在籍する。
しかし、王家の血を濃く受け継いだものが現女王以外に存在しないのだ。
現女王は50代でこれ以上、子を産むのが難しい。
そのため血の濃い女の子を産む次期女王が必要なのだ。
血の濃い子を産むためには、血の濃い母体が必要になる。
そのために、アリスが必要ということだ。
さらに詳しくするとアリスの子宮が必要なのだ。
「それでは、確認のためにこの水晶に手を当ててください。」
女王はアリスに、謎の水晶に手を当てることを頼み込む。
(怪しすぎて、どうしたらいいのでいしょうか。これに触れたら強制的に契約とかされませんか?)
アリスは水晶を不審に思い、手を近づけず警戒感をあらわにする。
「いえ、疑わしいのはわかります、ですがこれはステータスを確認するためのもの。決して怪しいものではございません。ただ称号を見せていただきたいのです。」
「それならば、俺が先に試そう。それならば問題あるまい。」
アルはそういいながら、水晶に手を触れる。
アルフレート・アルストロメリア
性別:男性
年齢:20歳
称号:アルストロメリア第一王子
能力:剣聖、王者、支配者
(これは本当にステータスを表示するためのものだったんですね)
アリスは自らは称号なしなので、王家の血を引いていないことが証明できると心の中で喜ぶ。
「それでは私も……」
名前:アリス
性別:女性
年齢:不老不死
称号:王家の血を引くもの
能力:出会い、ラブコメ、強くなる、早く治る
「「「なっ…なんだこのステータスは」」」
三人は驚きに口を開けたまま固まる。
「あれっ…」
アリスもステータスを見て、固まる。
前に見たときと違い称号が増えているのだ。
「そうですね。よくわからないスキルには触れませんが。
しかし、ここに王族の血を引くことが証明されました。
それに、これは我々への救いかもしれません。
不老不死、このスキルがあればアリアさんは永遠に女王として君臨できるということ。」
女王は満足そうにうなずく。
(あの女王様、アリアじゃなくてアリスです。あの冷静そうに見えて以外に動揺してませんか?)
(それにしても、なんでステータスの称号増えているのですか?もしや神様が何か仕込みましたね)
また一つ、恨みが増えるアリスであった。
「うむ、これならば膝枕の件など些事だな。
よしアルとの結婚を認め次期女王とする。」
(あれ王様?私の意見は無視ですか。そうですか。そういうところが親子なんですね)
これって、断った場合どうなるのかとアリスは思う。
「あの、断っても……」
アリスが何か言おうとしたのを女性騎士が剣を音を立てるように動かす。
(なぜだか後ろのい女性騎士が笑顔で剣の柄に手を当てていて怖いのですが。それとアル様、さりげに私の腰に手を回して、婚約者ぶるのを止めてもらえますか)
「これって拒否権はないですね?」
「えぇ、私たちのお誘いを断った場合、よからぬことを企むものから、
あなたは強姦されて、むりやり出産の無限ループでしょうね。」
(どうやら、王家の血を継ぐという設定の私は利用価値が高いそうです。身を守るために、しょうがないので王族に従います。決してイケメンのアル様なら……とか思っていないですよ)
「えぇ、お受けします。」
(これは無理やり言わされたのではありません。自主的です。ええ自主的ですとも)
「それで、あなたには子供をたくさん産んでほしいから、一妻多夫を特別に許可します。それとアリス、あなたにはお小遣いとして月に30億Gずつ支給し、年間360憶G支給します。」
360憶という想像もつかない金額に口を開け唖然とするアリス。
あまりの金額にアリスは凍り付き、口を鯉のようにパクパクする始末である。
(なぜでしょう、これから上手くやっていける気がします。主に金銭面で……)
その空気はとても重く、アリスは緊張で掻いた汗を手で拭う。
(明らかに私を逃がさない空気ですね。これはどうすてばいいのでしょうか?)
アリスは、ことの重大さを理解していない。
自らが第一王子であるアルフレートよりも重要人物になっていることを。
第一王子の変わりは、他にもいる。
第二王子から第五王子までの直系の男性王族や、
四大公爵家にも王族の血を引く男性が多く在籍する。
しかし、王家の血を濃く受け継いだものが現女王以外に存在しないのだ。
現女王は50代でこれ以上、子を産むのが難しい。
そのため血の濃い女の子を産む次期女王が必要なのだ。
血の濃い子を産むためには、血の濃い母体が必要になる。
そのために、アリスが必要ということだ。
さらに詳しくするとアリスの子宮が必要なのだ。
「それでは、確認のためにこの水晶に手を当ててください。」
女王はアリスに、謎の水晶に手を当てることを頼み込む。
(怪しすぎて、どうしたらいいのでいしょうか。これに触れたら強制的に契約とかされませんか?)
アリスは水晶を不審に思い、手を近づけず警戒感をあらわにする。
「いえ、疑わしいのはわかります、ですがこれはステータスを確認するためのもの。決して怪しいものではございません。ただ称号を見せていただきたいのです。」
「それならば、俺が先に試そう。それならば問題あるまい。」
アルはそういいながら、水晶に手を触れる。
アルフレート・アルストロメリア
性別:男性
年齢:20歳
称号:アルストロメリア第一王子
能力:剣聖、王者、支配者
(これは本当にステータスを表示するためのものだったんですね)
アリスは自らは称号なしなので、王家の血を引いていないことが証明できると心の中で喜ぶ。
「それでは私も……」
名前:アリス
性別:女性
年齢:不老不死
称号:王家の血を引くもの
能力:出会い、ラブコメ、強くなる、早く治る
「「「なっ…なんだこのステータスは」」」
三人は驚きに口を開けたまま固まる。
「あれっ…」
アリスもステータスを見て、固まる。
前に見たときと違い称号が増えているのだ。
「そうですね。よくわからないスキルには触れませんが。
しかし、ここに王族の血を引くことが証明されました。
それに、これは我々への救いかもしれません。
不老不死、このスキルがあればアリアさんは永遠に女王として君臨できるということ。」
女王は満足そうにうなずく。
(あの女王様、アリアじゃなくてアリスです。あの冷静そうに見えて以外に動揺してませんか?)
(それにしても、なんでステータスの称号増えているのですか?もしや神様が何か仕込みましたね)
また一つ、恨みが増えるアリスであった。
「うむ、これならば膝枕の件など些事だな。
よしアルとの結婚を認め次期女王とする。」
(あれ王様?私の意見は無視ですか。そうですか。そういうところが親子なんですね)
これって、断った場合どうなるのかとアリスは思う。
「あの、断っても……」
アリスが何か言おうとしたのを女性騎士が剣を音を立てるように動かす。
(なぜだか後ろのい女性騎士が笑顔で剣の柄に手を当てていて怖いのですが。それとアル様、さりげに私の腰に手を回して、婚約者ぶるのを止めてもらえますか)
「これって拒否権はないですね?」
「えぇ、私たちのお誘いを断った場合、よからぬことを企むものから、
あなたは強姦されて、むりやり出産の無限ループでしょうね。」
(どうやら、王家の血を継ぐという設定の私は利用価値が高いそうです。身を守るために、しょうがないので王族に従います。決してイケメンのアル様なら……とか思っていないですよ)
「えぇ、お受けします。」
(これは無理やり言わされたのではありません。自主的です。ええ自主的ですとも)
「それで、あなたには子供をたくさん産んでほしいから、一妻多夫を特別に許可します。それとアリス、あなたにはお小遣いとして月に30億Gずつ支給し、年間360憶G支給します。」
360憶という想像もつかない金額に口を開け唖然とするアリス。
あまりの金額にアリスは凍り付き、口を鯉のようにパクパクする始末である。
(なぜでしょう、これから上手くやっていける気がします。主に金銭面で……)
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