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思い知らされる、オレはもうこいつのモンなんだ。
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ようやく普段の呼吸を取り戻したらしい大智は、オレの頭をやんわりとなでた。なんだクソ、ガキみたいな扱いしやがって、調子に乗んなよ。
「わりーな、秋介。めちゃくちゃベッド汚したな」
「ホントだよ、これどうやってバレねえように洗濯すりゃいいんだ? あぁ、いまのうちがチャンスだな、一応ウチの洗濯機、乾燥機と一体型だし……」
こっそりシーツをはぎ取ろうとしているオレの腕を、大智は強引につかんで止めた。
「待てよ秋介、おまえまだイッてねーだろ──?」
「……いやいや、べつに気ぃ使うんじゃねーよ。オレ、ぜんぜん大丈夫だからさ」
なにが大丈夫なのかね、と我ながら自分の発言に内心でオレはツッコんでいる。
「大丈夫ってなんだよ。隠してるつもりだろーけどさ、ひそかにまだ勃起してんのバレてんぞ」
ちょっと前かがみなのが悪かったのか、見られないようにしてたのに全部バレていたっぽい。
「いや、おまえもう賢者タイムだろ、あんだけ盛大にぶっ放したんだからさぁ?」
「知るか。ここまできてヘンに遠慮すんな秋介、ここに腰かけて足広げろな」
なんか異様に回復の早い巨人は、すでにその巨根を半分以上は勃たせつつ、唇を太い腕で拭ってみせた。飢えた野性を感じさせるような、ひどく獰猛な仕草に見えた。
「……なあ、どうしても今ヤんなきゃダメなのか? べつにオレ、おまえが帰った後で自分で処理すっからいいんだぞ、べつに」
「だからさ。ここまで来てヘンに遠慮すんじゃねーぞ、秋介──それにおれ、かなりおまえに気ぃ使ってんの分かってんのか──?」
なんだろう、またこいつはやべーこと考えてるに違いない。
「あのさ、ホントはおれ、秋介とヤりてぇっての、おまえにもわかってんだろ──?」
「あのよ、さっきからいろいろヤってんじゃんオレたち、これ以上なにをやるというのかね、大智くん」
「だーから、最初から言ってたろ、おれ。セックスしよーぜ? ってさ」
こいつ、言い切りやがったぞ……! 禁断のセリフをまたしても。
「セックスってモンにべつに決まりきったルールなんてないだろうけどさ、基本的には抱くんだよ。そんで、ひとつになって……」
「やめろ小僧、これ以上の暴言は許さんぞ!」
しかしテキトーにごまかそうとしたオレのセリフを大智は無視しやがった。
「まぁ、つまりケツにツッコむわけだ、コレをな」
あ、またも言い切りやがったぞこいつ。絶対に無理だとわかってるはずの現実ってヤツを。
「……けどさ、こうして向き合ってみてさすがに、おれも物理的な限界ってモンを悟ったわけだ」
なけなしの理性が大智にも残されているらしいことに、オレはちょっとだけ安堵した──はずだったんだけどな。
「だからさ、待つことにしたんだよ、秋介。おまえのケツがおれのちんこを受け入れられる、その日まで」
「……まてよ大智、ぐふっ、ッがはははははは──!」
マジな顔して何を言いやがんだ、このクソ巨人は。
「なにが『その日まで』だよバカヤロー、マジな顔して言うセリフかよ、面白すぎんぞ、ばーか!」
「なぁ、秋介。おまえこれが冗談かなんかだとか、マジで思ってやがんのか──?」
あれ、大智はぜんぜん笑ってない、っつーかちょいとお怒りモードだったりするのかな。
「じっくり時間かけて拡げてやんよ。その、やたらと締めつけキツそうなケツ穴をよォ?」
「──あ。スミマセン、そういうの間に合ってますんで」
「何なら今日から始めようか? 副会長?」
ニヤリと邪悪そうに口許をゆがめる大智。ダメだわこいつ、本気っぽいわ。
「ダメだやめろ、仮に『そういうトレーニング』があったとしても年単位で時間かかるぞ、絶対に確実にな?」
そうだ、オレとおまえの身長差と体格差、ていうかまずは凶器みたいなおまえの、そのちんこのことを考慮しろよな。
「いや? 指くらいなら入りそうなモンだけどな──?」
「いや、やめて。おまえのそのバカでけえ手、広げてみろよ。小指でさえキツいわ。それにこの部屋には役立つアイテムなんか、なんもねーんだぞ」
「ふーん、じゃあローションとかか。いろいろ次回は準備してくっからさ」
あ。ダメだこいつ、もう止まらんわ。
「悪いんじゃが、おまえさんの期待には応えられなそうじゃぞ──? たとえ段階を踏んだって最終兵器みたいなおまえの、その巨根はオレのちっさい身体じゃ受け入れられるはずもなし」
いったい何の何に対する最終兵器なんだよと、我ながらアホなこと言ってるなーと、オレは自分自身にまたしてもツッコミを入れる。
「大丈夫だ、秋介。ゆっくり時間をかければケツって意外とけっこう何とかなるモンらしいから」
「どこから仕入れたクソ知識だ、コノヤロー!」
「まあ、今日は時間もないしまた次回だな、秋介」
そう言って大智は、ベッド脇に腰かけたオレの両脚を広げさせて、すっかり萎えちまったちんこをすっぽりと口に咥えた。大智のでけえ口の中で自在に動き回る舌や、ぐっと吸いつく圧であっさり刺激されて、気づけばまたオレも勃っちまってる。
じゅぼじゅぽ、とかわざとやってるとしか思えないイヤラシく湿った音をたてて大智はオレのちんこを好きなように弄んだ。残念ながら溜まっていたオレは、必死に抵抗できていたのは最初のうちだけで、もう大智の頭を両手で抱えたまま、必死で声を押し殺すことくらいしかできない。
「秋介、我慢すんなよ。声出しちまえって?」
「……っるせー、なんでおまえそんな、馴れきったみてーにできんだよ!」
「ていうかおまえのコレさ、こうやって口でヤんのには、ちょうどいいサイズ感なんだな」
黙れくそ、そんなことは誰も聞いてねえわ!
「ほれ、タマが迫り上がってきてんぞ。我慢しなくていいからこのまま出しちまえよな、秋介」
「……うっせ、人のちんこ口に出し入れしながら、そんなとこでしゃべんじゃねーッ!」
強がり、というか射精に追い込まれたオレは、アホくさい戯言くらいしか言葉にもできなかった。
「うぁ、たいち……だめだ」
もう止めらんねえ、という瞬間に最後に口にできたのは、ただこいつの名前だけで。
オナニーしか知らないオレは、こんな絶頂、腰から脳まで突き抜けるような快刺激に頭の中がまっ白になり、大智の頭ごと両腕に抱えて、ただただ腰を打ちつけた。足の指が痙攣して、腰は意志とはまるで関係なく突き上げる。
大智だって苦しいだろうに、まったくそんな気配は見せずにオレのちんこを握りしめ先端を吸い上げて、すべてを受け止める。
何なんだこれ、こんな快感、こんな射精感、オレは知らない──。
射しきるまでの時間は間延びして、ひどく長く感じた。脱力して視線の定まらないオレを大智はベッド上に押し倒して、がっつりとその両腕に深く抱いて、熱に浮かされたままのオレの顔をいかにも嬉しそうに、楽しそうに見下ろしている。
「な? 今さらおれは急がないし、一方的にどうこうなんてことも考えちゃいねーよ。ゆっくりでいいんだ、おれたちなりの付き合い方、考えていこーぜ」
呼吸は整わず、思考回路も縺れきったままだったオレだが、浅く何度も、まっすぐ大智と目を合わせながらうなずいていた。
「あぁ、わかった、大智……」
「わりーな、秋介。めちゃくちゃベッド汚したな」
「ホントだよ、これどうやってバレねえように洗濯すりゃいいんだ? あぁ、いまのうちがチャンスだな、一応ウチの洗濯機、乾燥機と一体型だし……」
こっそりシーツをはぎ取ろうとしているオレの腕を、大智は強引につかんで止めた。
「待てよ秋介、おまえまだイッてねーだろ──?」
「……いやいや、べつに気ぃ使うんじゃねーよ。オレ、ぜんぜん大丈夫だからさ」
なにが大丈夫なのかね、と我ながら自分の発言に内心でオレはツッコんでいる。
「大丈夫ってなんだよ。隠してるつもりだろーけどさ、ひそかにまだ勃起してんのバレてんぞ」
ちょっと前かがみなのが悪かったのか、見られないようにしてたのに全部バレていたっぽい。
「いや、おまえもう賢者タイムだろ、あんだけ盛大にぶっ放したんだからさぁ?」
「知るか。ここまできてヘンに遠慮すんな秋介、ここに腰かけて足広げろな」
なんか異様に回復の早い巨人は、すでにその巨根を半分以上は勃たせつつ、唇を太い腕で拭ってみせた。飢えた野性を感じさせるような、ひどく獰猛な仕草に見えた。
「……なあ、どうしても今ヤんなきゃダメなのか? べつにオレ、おまえが帰った後で自分で処理すっからいいんだぞ、べつに」
「だからさ。ここまで来てヘンに遠慮すんじゃねーぞ、秋介──それにおれ、かなりおまえに気ぃ使ってんの分かってんのか──?」
なんだろう、またこいつはやべーこと考えてるに違いない。
「あのさ、ホントはおれ、秋介とヤりてぇっての、おまえにもわかってんだろ──?」
「あのよ、さっきからいろいろヤってんじゃんオレたち、これ以上なにをやるというのかね、大智くん」
「だーから、最初から言ってたろ、おれ。セックスしよーぜ? ってさ」
こいつ、言い切りやがったぞ……! 禁断のセリフをまたしても。
「セックスってモンにべつに決まりきったルールなんてないだろうけどさ、基本的には抱くんだよ。そんで、ひとつになって……」
「やめろ小僧、これ以上の暴言は許さんぞ!」
しかしテキトーにごまかそうとしたオレのセリフを大智は無視しやがった。
「まぁ、つまりケツにツッコむわけだ、コレをな」
あ、またも言い切りやがったぞこいつ。絶対に無理だとわかってるはずの現実ってヤツを。
「……けどさ、こうして向き合ってみてさすがに、おれも物理的な限界ってモンを悟ったわけだ」
なけなしの理性が大智にも残されているらしいことに、オレはちょっとだけ安堵した──はずだったんだけどな。
「だからさ、待つことにしたんだよ、秋介。おまえのケツがおれのちんこを受け入れられる、その日まで」
「……まてよ大智、ぐふっ、ッがはははははは──!」
マジな顔して何を言いやがんだ、このクソ巨人は。
「なにが『その日まで』だよバカヤロー、マジな顔して言うセリフかよ、面白すぎんぞ、ばーか!」
「なぁ、秋介。おまえこれが冗談かなんかだとか、マジで思ってやがんのか──?」
あれ、大智はぜんぜん笑ってない、っつーかちょいとお怒りモードだったりするのかな。
「じっくり時間かけて拡げてやんよ。その、やたらと締めつけキツそうなケツ穴をよォ?」
「──あ。スミマセン、そういうの間に合ってますんで」
「何なら今日から始めようか? 副会長?」
ニヤリと邪悪そうに口許をゆがめる大智。ダメだわこいつ、本気っぽいわ。
「ダメだやめろ、仮に『そういうトレーニング』があったとしても年単位で時間かかるぞ、絶対に確実にな?」
そうだ、オレとおまえの身長差と体格差、ていうかまずは凶器みたいなおまえの、そのちんこのことを考慮しろよな。
「いや? 指くらいなら入りそうなモンだけどな──?」
「いや、やめて。おまえのそのバカでけえ手、広げてみろよ。小指でさえキツいわ。それにこの部屋には役立つアイテムなんか、なんもねーんだぞ」
「ふーん、じゃあローションとかか。いろいろ次回は準備してくっからさ」
あ。ダメだこいつ、もう止まらんわ。
「悪いんじゃが、おまえさんの期待には応えられなそうじゃぞ──? たとえ段階を踏んだって最終兵器みたいなおまえの、その巨根はオレのちっさい身体じゃ受け入れられるはずもなし」
いったい何の何に対する最終兵器なんだよと、我ながらアホなこと言ってるなーと、オレは自分自身にまたしてもツッコミを入れる。
「大丈夫だ、秋介。ゆっくり時間をかければケツって意外とけっこう何とかなるモンらしいから」
「どこから仕入れたクソ知識だ、コノヤロー!」
「まあ、今日は時間もないしまた次回だな、秋介」
そう言って大智は、ベッド脇に腰かけたオレの両脚を広げさせて、すっかり萎えちまったちんこをすっぽりと口に咥えた。大智のでけえ口の中で自在に動き回る舌や、ぐっと吸いつく圧であっさり刺激されて、気づけばまたオレも勃っちまってる。
じゅぼじゅぽ、とかわざとやってるとしか思えないイヤラシく湿った音をたてて大智はオレのちんこを好きなように弄んだ。残念ながら溜まっていたオレは、必死に抵抗できていたのは最初のうちだけで、もう大智の頭を両手で抱えたまま、必死で声を押し殺すことくらいしかできない。
「秋介、我慢すんなよ。声出しちまえって?」
「……っるせー、なんでおまえそんな、馴れきったみてーにできんだよ!」
「ていうかおまえのコレさ、こうやって口でヤんのには、ちょうどいいサイズ感なんだな」
黙れくそ、そんなことは誰も聞いてねえわ!
「ほれ、タマが迫り上がってきてんぞ。我慢しなくていいからこのまま出しちまえよな、秋介」
「……うっせ、人のちんこ口に出し入れしながら、そんなとこでしゃべんじゃねーッ!」
強がり、というか射精に追い込まれたオレは、アホくさい戯言くらいしか言葉にもできなかった。
「うぁ、たいち……だめだ」
もう止めらんねえ、という瞬間に最後に口にできたのは、ただこいつの名前だけで。
オナニーしか知らないオレは、こんな絶頂、腰から脳まで突き抜けるような快刺激に頭の中がまっ白になり、大智の頭ごと両腕に抱えて、ただただ腰を打ちつけた。足の指が痙攣して、腰は意志とはまるで関係なく突き上げる。
大智だって苦しいだろうに、まったくそんな気配は見せずにオレのちんこを握りしめ先端を吸い上げて、すべてを受け止める。
何なんだこれ、こんな快感、こんな射精感、オレは知らない──。
射しきるまでの時間は間延びして、ひどく長く感じた。脱力して視線の定まらないオレを大智はベッド上に押し倒して、がっつりとその両腕に深く抱いて、熱に浮かされたままのオレの顔をいかにも嬉しそうに、楽しそうに見下ろしている。
「な? 今さらおれは急がないし、一方的にどうこうなんてことも考えちゃいねーよ。ゆっくりでいいんだ、おれたちなりの付き合い方、考えていこーぜ」
呼吸は整わず、思考回路も縺れきったままだったオレだが、浅く何度も、まっすぐ大智と目を合わせながらうなずいていた。
「あぁ、わかった、大智……」
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