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2章 箱の中身は
07 残された一つの箱
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駅に到着し、そこで待ち構えていた警官達に犯人のボーダン市議が連行されていく。駅の外には既に騒ぎを嗅ぎつけたマスコミが集まっており、市議逮捕にマスコミは写真を撮りまくった。
そんな哀れな市議の背中をジークと警部は見送った。
「認めるよ、お前さんの実力を」
「警部さんに言われるなんて褒め言葉です」
「褒め言葉さ。しかし、あのボーダンが言っていた通り記者は何故直ぐに公表しなかったんだ?」
「ああ、それは市長選の時にスクープを流した方が影響は大きいからですよ」
「なる程な。しかし、いくら仕事とは言えそれまで警察に通報しなかったのは感心しないがな」
「まぁ、そうですね」
「そう言えば、あの女優のスクープは結局なんだったんだ?」
「警部、世の中には箱の蓋はそのままにしておいた方がいいこともあります。パンドラの箱です。多くの人は好奇心でパンドラの中身を知りたがり、それをなんとかして開けて中身を確認したがります。それまでは箱の中身には色んな可能性がありますが、あるのは一つの事実のみ。それは時に誰かを傷つます。ただの好奇心から予期せぬ事態に陥るものです。開けてから後悔しても遅い。しかし、残念なことに人は好奇心に勝てず、そのことを忘れがちになります。あの親子の秘密です、警部」
「ああ。なる程な、それは確かに閉じたままがいい。さて、覚悟は出来たかな? 名探偵」
ジークは笑みを警部に見せた。
「それじゃ行こうか」
二人は歩きだした。
「ジークさん! 今回も大活躍だったそうですね!」
「どのようにして事件を解決したんですか?」
「ジークさん、一言お願いします!」
沢山のフラッシュをジークは浴びた。
「そうですね……今回の事件は秘密が多かったです。まるで、あの寝台列車が大きなパンドラの箱のようで」
(第二章・完)
そんな哀れな市議の背中をジークと警部は見送った。
「認めるよ、お前さんの実力を」
「警部さんに言われるなんて褒め言葉です」
「褒め言葉さ。しかし、あのボーダンが言っていた通り記者は何故直ぐに公表しなかったんだ?」
「ああ、それは市長選の時にスクープを流した方が影響は大きいからですよ」
「なる程な。しかし、いくら仕事とは言えそれまで警察に通報しなかったのは感心しないがな」
「まぁ、そうですね」
「そう言えば、あの女優のスクープは結局なんだったんだ?」
「警部、世の中には箱の蓋はそのままにしておいた方がいいこともあります。パンドラの箱です。多くの人は好奇心でパンドラの中身を知りたがり、それをなんとかして開けて中身を確認したがります。それまでは箱の中身には色んな可能性がありますが、あるのは一つの事実のみ。それは時に誰かを傷つます。ただの好奇心から予期せぬ事態に陥るものです。開けてから後悔しても遅い。しかし、残念なことに人は好奇心に勝てず、そのことを忘れがちになります。あの親子の秘密です、警部」
「ああ。なる程な、それは確かに閉じたままがいい。さて、覚悟は出来たかな? 名探偵」
ジークは笑みを警部に見せた。
「それじゃ行こうか」
二人は歩きだした。
「ジークさん! 今回も大活躍だったそうですね!」
「どのようにして事件を解決したんですか?」
「ジークさん、一言お願いします!」
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