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4章 犯人はゴースト
13 推理
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ドアにノックがした。手に持っていたカップを置き玄関の方へ向かった。
扉を開けるとそこに立っていたのはジークとホランド警部だった。
「ジークさん? どうかされましたか」
「テレサさんを殺害した犯人が分かりました。その人物はテレサさんの父親をも殺害していました」
「え!? それは誰なんです」
「あなたです。アンドリューさん」
「な、何を言い出すんですか!?」
「これは冗談ではありません」
すると、アンドリューは真剣な顔をした。その目は鋭い。
「なんで私が彼女を殺害するんです。むしろ、彼女を守ろうとあなたにお願いまでしたんですよ」
「アンドリューさん、テレサさんがどのように殺害されたかご存知ですよね」
「え? ええ……」
「自宅で殺害されました」
「それが何だって言うんだ。彼女は誰かに見られていると怯えていたんだ。それは犯人が彼女の家を知っていたらだろ」
「そうです。知っていました。あなたも! それに含まれなければなりません。そして、ここからが重要です。怯えているテレサさんは普段より警戒した筈です。例えば、見知らぬ人が自宅に現れたらまずその扉は開けないでしょう。しかし、扉はこじ開けられたわけではなく、鍵は開いてました。そこから考えられる可能性は二つです。犯人はスペアを持って侵入したのか? しかし、その可能性はどうやってスペアを入手したのかという疑問が浮上します。もう一つの可能性は犯人と被害者が顔見知りであるということです。それは家族、親友、そして付き合っていたあなたと限られた人物になります。ですが、テレサさんの家族は家庭の事情を考えれば容疑者には含まれないでしょう。特に父親は同じ犯人によって同じ方法で殺害された被害者ですから」
「いやいや、他にもいるでしょ。例えば配達員はどうですか?」
「殺害されたテレサさんは部屋の奥で殺害されています! いいですが、誰が配達員を家の中に入れるんですか? それともあなたはするんですか?」
「いや、そうじゃない。例えばだ、配達員が銃を持って脅したらどうだ? 部屋の奥まで入って、そこで殺害した」
「脅しをしたら悲鳴をあげるでしょう! 例え、その時はしなかったとしても、犯人は相手が悲鳴をあげる可能性を全く考慮しなかったでしょうか? 隣人が聞こえたのは銃声でした。しかし、もし悲鳴を上げれば銃声でなくても隣人には聞こえていたでしょう。例え電話中でも、一旦電話を止める筈です。そして、何事かと隣の部屋に耳を傾けるか、通報するでしょう。しかし、それがなかった時点であなたの推理は当てはまらない。むしろ、顔見知りの犯行であることを示しているんです。顔見知りでそれも信頼出来る人物です。被害者は完全に油断していました。まさか、自分が今目の前にいる人物に殺されるとはと」
「妄想だ! 全てジークさん、あなたの妄想だ! 証拠は? 証拠はあるんですか?」
「証拠なら先程捕まえましたよ」
「捕まえた? 何のことだ?」
「その前に此方の話を済ませましょう。あなたは巧妙にこの事件を計画した。まず、あなたはテレサさんを殺害する為にドラッグを与えたんです。そう、テレサさんが自ら薬に手を出したのではなく、あなたが仕込んだものだった。鍵付きの引き出しも、鍵のありかはあなたなら知れたし、テレサさんを殺害後に彼女の錯乱がドラッグであると知れても、そのドラッグを密かに使用していたことを示す為にわざわざその引き出しにドラッグを残したのです。ドラッグは体内から検死の結果検出されることを見込んでの行動です。そして、あなたの企み通りに結果、テレサさんは正常ではなくなった。次に病院に行けばどうなるかをテレサさんに教えた。自分が正常でないと診断されれば精神病棟で自由を奪われ永遠を拘束されることになる。更に病院に入院することで悪化するかもしれないと彼女を脅し更に精神的に追い込んだのです。幻覚も実際は彼女が見たのではなくそう思い込まされたのです。正常ではなくなった彼女を洗脳状態にするのはあなたには簡単だったでしょう。何故なら、病院にも行けず、家族にも頼れないテレサさんにとって唯一信頼できたのは親友ではなくあなただった。あなたはそう仕向けたのです。そして、計画を実行する上であなたは自分が疑われない方法を考えた。あなたは本当は彼女から家庭の事情について相談されていたのではないですか? あなたはそれを巧みに利用することにしたのです。テレサさんから聞いた情報を頼りにガブリエル・エアードが護身用の銃を常に持ち歩いていることを知った。だから、あなたは同じ銃を用意し凶器として使うことを考えた。同時に保険も必要だった。もし、ガブリエル・エアードにアリバイが存在した時、あなたの計画は破綻してしまうからです。そこで、保険にジュリエットの姉であるレベッカにも疑いが向くように、テレサにジュリエットのゴーストを見たと言わせたのです。ジュリエットが誰なのかは自分の口では語らなかったがあなたは本当は知っていた。私にわざと調べさせたのです。そうです、ジュリエットのゴーストを見たと言った後に殺害されているのですから! 無視できず私はあなたの計画通りに行動しジュリエットのことを調べると姉がいることを知り、その姉がジュリエットとそっくりであると気づかせたのです。私はあなたの企みに最初は気づきませんでした。しかし、友人からジュリエットとテレサの関係を聞くにテレサがあなたにジュリエットについて話さなかったのは疑問でした。何故なら、ジュリエットのゴーストを見たと言われた時点であなたはテレサから色々と訊けた筈だからです。そもそも、あなたはジュリエットが既に亡くなっていることは知っていた。気になりませんか、何故若くして彼女の友人は亡くなってしまったのか。さて、あなたの質問に答えようと思います。実はあなたの企みに気づいた人物が私達の他にいます。ガブリエル・エアードです」
「!?」
「エアードは……もうわざわざ説明しなくても分かるでしょ? エアードは裏の仕事柄、そういった横の繋がりがあり、あなたに殺し屋を仕向けたのです。あなたの家のそばにいたので警察に引き渡しました」
「今、リッター刑事が殺し屋を取り調べている」とホランド警部は言った。
「今、あなたの命は狙われているんです、愚かな計画のせいで自ら首を絞めてしまったのです」
「どうして……どうして分かったんだ」
「分からないこともあります。動機です。私はただ、状況があなただと示してくれたわけです。あなたは言った。テレサがまさかドラッグに手を出すとはと。友人もテレサがドラッグに手を出していたことを知らないでいました。そもそも、彼女がそんなドラッグの付き合いがあるような感じではなかった。では、始まりは? いつから? そこがどうも事件前のようで、そこからこれはおかしいと思ったのです。しかし、分からない、何故? 何故彼女を殺害したんです」
「愛してなんかいなかったからだよ」
「……」
「彼女から家の借金、事故の隠蔽を聞かされた時は驚きました。しかし、ならば何故彼女は警察へ行ってそれを言わなかったのか。所詮、彼女も父親同類だった。彼女には秘密にしていましたが、小学校の頃ジュリエットとは同じ学校に通っていたんです。親の都合で私がロンドンに行ってからはそのままでしたが……ジュリエットの親友だった。レベッカには悪いと思ったが、せめて親友の無念を私の手で晴らそうと思ったんです」
「それこそ警察に通報すべきだ」
「それではテレサは裁かれないでしょ? 親が親なら子も同じさ」
「それはどうでしょうか。その考えには同意出来ません。それでは親の罪を子も被らなければならないことになります。一部、ごく少数はあなたみたいな人がいるかもしれませんが、実際に罪を犯したわけでもないのに、家族という理由で酷い言葉をかけられ窮屈な暮らしをして苦しんでいる人は沢山います。あなたのような人がそうさせているんです。彼らにどんな罪があるって言うんです。そう言うのを自惚れって言うんですよ。あなた神にでもなったつもりですか。人を裁くのは法律です。あなた達のような人間ではないことは確かでしょう」
ホランド警部はアンドリューに近づいた。
「ほら、行くぞ」
三人は家を出ると、ホランド警部は振り返り「名推理だった」と一言述べてから、アンドリューを連行していった。
後日、二人を殺害した連続殺人事件をまた解決したと新聞で大々的に報道されることとなる。
(第四章・完)
扉を開けるとそこに立っていたのはジークとホランド警部だった。
「ジークさん? どうかされましたか」
「テレサさんを殺害した犯人が分かりました。その人物はテレサさんの父親をも殺害していました」
「え!? それは誰なんです」
「あなたです。アンドリューさん」
「な、何を言い出すんですか!?」
「これは冗談ではありません」
すると、アンドリューは真剣な顔をした。その目は鋭い。
「なんで私が彼女を殺害するんです。むしろ、彼女を守ろうとあなたにお願いまでしたんですよ」
「アンドリューさん、テレサさんがどのように殺害されたかご存知ですよね」
「え? ええ……」
「自宅で殺害されました」
「それが何だって言うんだ。彼女は誰かに見られていると怯えていたんだ。それは犯人が彼女の家を知っていたらだろ」
「そうです。知っていました。あなたも! それに含まれなければなりません。そして、ここからが重要です。怯えているテレサさんは普段より警戒した筈です。例えば、見知らぬ人が自宅に現れたらまずその扉は開けないでしょう。しかし、扉はこじ開けられたわけではなく、鍵は開いてました。そこから考えられる可能性は二つです。犯人はスペアを持って侵入したのか? しかし、その可能性はどうやってスペアを入手したのかという疑問が浮上します。もう一つの可能性は犯人と被害者が顔見知りであるということです。それは家族、親友、そして付き合っていたあなたと限られた人物になります。ですが、テレサさんの家族は家庭の事情を考えれば容疑者には含まれないでしょう。特に父親は同じ犯人によって同じ方法で殺害された被害者ですから」
「いやいや、他にもいるでしょ。例えば配達員はどうですか?」
「殺害されたテレサさんは部屋の奥で殺害されています! いいですが、誰が配達員を家の中に入れるんですか? それともあなたはするんですか?」
「いや、そうじゃない。例えばだ、配達員が銃を持って脅したらどうだ? 部屋の奥まで入って、そこで殺害した」
「脅しをしたら悲鳴をあげるでしょう! 例え、その時はしなかったとしても、犯人は相手が悲鳴をあげる可能性を全く考慮しなかったでしょうか? 隣人が聞こえたのは銃声でした。しかし、もし悲鳴を上げれば銃声でなくても隣人には聞こえていたでしょう。例え電話中でも、一旦電話を止める筈です。そして、何事かと隣の部屋に耳を傾けるか、通報するでしょう。しかし、それがなかった時点であなたの推理は当てはまらない。むしろ、顔見知りの犯行であることを示しているんです。顔見知りでそれも信頼出来る人物です。被害者は完全に油断していました。まさか、自分が今目の前にいる人物に殺されるとはと」
「妄想だ! 全てジークさん、あなたの妄想だ! 証拠は? 証拠はあるんですか?」
「証拠なら先程捕まえましたよ」
「捕まえた? 何のことだ?」
「その前に此方の話を済ませましょう。あなたは巧妙にこの事件を計画した。まず、あなたはテレサさんを殺害する為にドラッグを与えたんです。そう、テレサさんが自ら薬に手を出したのではなく、あなたが仕込んだものだった。鍵付きの引き出しも、鍵のありかはあなたなら知れたし、テレサさんを殺害後に彼女の錯乱がドラッグであると知れても、そのドラッグを密かに使用していたことを示す為にわざわざその引き出しにドラッグを残したのです。ドラッグは体内から検死の結果検出されることを見込んでの行動です。そして、あなたの企み通りに結果、テレサさんは正常ではなくなった。次に病院に行けばどうなるかをテレサさんに教えた。自分が正常でないと診断されれば精神病棟で自由を奪われ永遠を拘束されることになる。更に病院に入院することで悪化するかもしれないと彼女を脅し更に精神的に追い込んだのです。幻覚も実際は彼女が見たのではなくそう思い込まされたのです。正常ではなくなった彼女を洗脳状態にするのはあなたには簡単だったでしょう。何故なら、病院にも行けず、家族にも頼れないテレサさんにとって唯一信頼できたのは親友ではなくあなただった。あなたはそう仕向けたのです。そして、計画を実行する上であなたは自分が疑われない方法を考えた。あなたは本当は彼女から家庭の事情について相談されていたのではないですか? あなたはそれを巧みに利用することにしたのです。テレサさんから聞いた情報を頼りにガブリエル・エアードが護身用の銃を常に持ち歩いていることを知った。だから、あなたは同じ銃を用意し凶器として使うことを考えた。同時に保険も必要だった。もし、ガブリエル・エアードにアリバイが存在した時、あなたの計画は破綻してしまうからです。そこで、保険にジュリエットの姉であるレベッカにも疑いが向くように、テレサにジュリエットのゴーストを見たと言わせたのです。ジュリエットが誰なのかは自分の口では語らなかったがあなたは本当は知っていた。私にわざと調べさせたのです。そうです、ジュリエットのゴーストを見たと言った後に殺害されているのですから! 無視できず私はあなたの計画通りに行動しジュリエットのことを調べると姉がいることを知り、その姉がジュリエットとそっくりであると気づかせたのです。私はあなたの企みに最初は気づきませんでした。しかし、友人からジュリエットとテレサの関係を聞くにテレサがあなたにジュリエットについて話さなかったのは疑問でした。何故なら、ジュリエットのゴーストを見たと言われた時点であなたはテレサから色々と訊けた筈だからです。そもそも、あなたはジュリエットが既に亡くなっていることは知っていた。気になりませんか、何故若くして彼女の友人は亡くなってしまったのか。さて、あなたの質問に答えようと思います。実はあなたの企みに気づいた人物が私達の他にいます。ガブリエル・エアードです」
「!?」
「エアードは……もうわざわざ説明しなくても分かるでしょ? エアードは裏の仕事柄、そういった横の繋がりがあり、あなたに殺し屋を仕向けたのです。あなたの家のそばにいたので警察に引き渡しました」
「今、リッター刑事が殺し屋を取り調べている」とホランド警部は言った。
「今、あなたの命は狙われているんです、愚かな計画のせいで自ら首を絞めてしまったのです」
「どうして……どうして分かったんだ」
「分からないこともあります。動機です。私はただ、状況があなただと示してくれたわけです。あなたは言った。テレサがまさかドラッグに手を出すとはと。友人もテレサがドラッグに手を出していたことを知らないでいました。そもそも、彼女がそんなドラッグの付き合いがあるような感じではなかった。では、始まりは? いつから? そこがどうも事件前のようで、そこからこれはおかしいと思ったのです。しかし、分からない、何故? 何故彼女を殺害したんです」
「愛してなんかいなかったからだよ」
「……」
「彼女から家の借金、事故の隠蔽を聞かされた時は驚きました。しかし、ならば何故彼女は警察へ行ってそれを言わなかったのか。所詮、彼女も父親同類だった。彼女には秘密にしていましたが、小学校の頃ジュリエットとは同じ学校に通っていたんです。親の都合で私がロンドンに行ってからはそのままでしたが……ジュリエットの親友だった。レベッカには悪いと思ったが、せめて親友の無念を私の手で晴らそうと思ったんです」
「それこそ警察に通報すべきだ」
「それではテレサは裁かれないでしょ? 親が親なら子も同じさ」
「それはどうでしょうか。その考えには同意出来ません。それでは親の罪を子も被らなければならないことになります。一部、ごく少数はあなたみたいな人がいるかもしれませんが、実際に罪を犯したわけでもないのに、家族という理由で酷い言葉をかけられ窮屈な暮らしをして苦しんでいる人は沢山います。あなたのような人がそうさせているんです。彼らにどんな罪があるって言うんです。そう言うのを自惚れって言うんですよ。あなた神にでもなったつもりですか。人を裁くのは法律です。あなた達のような人間ではないことは確かでしょう」
ホランド警部はアンドリューに近づいた。
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