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5章 呪いの海
03 登場人物②
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テーブルに前菜が来た。自分と警部はお酒を控え飲み物は水にしたが、正直口につけようとは思わなかった。
だが、どのテーブル席も疑うこともなく出されたものを普通に口の中へと運んでいる。
「俺達は他の皆のようには食べられないな」
すると、案内人の男が此方のテーブル席へとやって来た。
「どうかされましたか? 毒は入っておりませんよ」
「お前さんがそう言っても」
「でしたら毒味を今ここでしましょうか?」
ジークは男を見た。
「教えて下さい。何故私達は招待されたのでしょうか?」
「ここに呼ばれる方は特別な方です。特にジーク様は招かれたお客様の中でも特別でしょう。なにせ、事件を解決した本物の探偵なのですから。偽物はいくらでもいます。ですが、あなたのような方はそういません」
「私のことをよく知っているんですね」
「特別な方全員把握していますよ」
「しかし、この中には記者の方もいらっしゃいますよね? その方もあなたの言う特別な方なんですか?」
「はい。なにせ、パロット様が招待したお客様は全員特別に値するんですから!」
「あなたはどうです?」
「私? 私は皆様のように特別にはなれません。それでもパロット様の為に働けるのなら私はそれで構いません。それではごゆっくりお楽しみ下さい」
「ゲームはどんなゲームなんですか?」
しかし、案内人は笑みをつくるだけで答えず去ってしまった。
「あの案内人を脅し無理矢理にでも吐かせるか?」
「今は騒ぎを起こすより様子を見た方がいいかも。それより、まだ乗客全員のことを知らないんだ」
「ああ、そうだったな。確か少佐まで話したんだったな」
「はい」
「それじゃ……次のテーブル席に座っているのはレオ・ラスト。アメリカの政治家で禁酒法推進派だ」
「禁酒法か」
「俺からしてみれば馬鹿げた法だ。誰も守らんだろう」
ホランド警部の言うことは正しい。実際に裏では飲んでいた人はいたのだ。
「レオ・ラストの次の席に座っているのは、おや? 慈善家のヒーリーだな」
「ヒーリー? それって確かホテルのオーナーだった」
「覚えていたか。そのヒーリーだ」
ホテルというのは、自分が初めて解決した事件の舞台だった。
「最後が」
「最後は分かります」
唯一、この中でジークが知っている顔だ。
「占い師ヴェラ・ミラー」
そして、自分と警部を合わせた計十人の招待客となる。
「警部、何故この十人が集められたと思います?」
「さぁな。呼んだのはカーソン・パロットだ。全員パロットに関係する人物なんだろう。そもそも招待した当事者がここに現れていないのが気にくわん」
「それも気になりますが、まだ集められた目的を知らされていません。この十人の顔が揃う目的って……」
「確かに、言われてみれば気になるな」
結局、前菜は手をつけず、次の皿がやってきた。
だが、どのテーブル席も疑うこともなく出されたものを普通に口の中へと運んでいる。
「俺達は他の皆のようには食べられないな」
すると、案内人の男が此方のテーブル席へとやって来た。
「どうかされましたか? 毒は入っておりませんよ」
「お前さんがそう言っても」
「でしたら毒味を今ここでしましょうか?」
ジークは男を見た。
「教えて下さい。何故私達は招待されたのでしょうか?」
「ここに呼ばれる方は特別な方です。特にジーク様は招かれたお客様の中でも特別でしょう。なにせ、事件を解決した本物の探偵なのですから。偽物はいくらでもいます。ですが、あなたのような方はそういません」
「私のことをよく知っているんですね」
「特別な方全員把握していますよ」
「しかし、この中には記者の方もいらっしゃいますよね? その方もあなたの言う特別な方なんですか?」
「はい。なにせ、パロット様が招待したお客様は全員特別に値するんですから!」
「あなたはどうです?」
「私? 私は皆様のように特別にはなれません。それでもパロット様の為に働けるのなら私はそれで構いません。それではごゆっくりお楽しみ下さい」
「ゲームはどんなゲームなんですか?」
しかし、案内人は笑みをつくるだけで答えず去ってしまった。
「あの案内人を脅し無理矢理にでも吐かせるか?」
「今は騒ぎを起こすより様子を見た方がいいかも。それより、まだ乗客全員のことを知らないんだ」
「ああ、そうだったな。確か少佐まで話したんだったな」
「はい」
「それじゃ……次のテーブル席に座っているのはレオ・ラスト。アメリカの政治家で禁酒法推進派だ」
「禁酒法か」
「俺からしてみれば馬鹿げた法だ。誰も守らんだろう」
ホランド警部の言うことは正しい。実際に裏では飲んでいた人はいたのだ。
「レオ・ラストの次の席に座っているのは、おや? 慈善家のヒーリーだな」
「ヒーリー? それって確かホテルのオーナーだった」
「覚えていたか。そのヒーリーだ」
ホテルというのは、自分が初めて解決した事件の舞台だった。
「最後が」
「最後は分かります」
唯一、この中でジークが知っている顔だ。
「占い師ヴェラ・ミラー」
そして、自分と警部を合わせた計十人の招待客となる。
「警部、何故この十人が集められたと思います?」
「さぁな。呼んだのはカーソン・パロットだ。全員パロットに関係する人物なんだろう。そもそも招待した当事者がここに現れていないのが気にくわん」
「それも気になりますが、まだ集められた目的を知らされていません。この十人の顔が揃う目的って……」
「確かに、言われてみれば気になるな」
結局、前菜は手をつけず、次の皿がやってきた。
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