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13章 見える
03 マーニーの登場
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すると、ドアがいきなりバタンと音を立てて勢いよく開いた。
「ジーク、聞いて聞いて。凄いもん見つけちゃったの! あら? お客さんがいたの? すみません」
「マーニー、いったい何を見つけたんですか?」
「ダンジョンが新たに見つかったのよ! ほら、エジプトのピラミッドを覚えてる? あそこ、ダンジョンになっていたじゃない? 実はもう一つが日本にあったのよ」
「日本?」
「ええ。山奥にある洞窟が入口になっていてね、そこからどんどん地下へと続く道になっているの。その最奥には鏡があって、その鏡に映り込んだ人は鏡の世界に取り込まれるの。そこは黄泉に続く道になっていて、その最深部にはイザナミがいると言われているわ」
「しかし、そこまで情報が明らかになっているんだったらもうほとんど装備品とか宝は残ってないんじゃない?」
レベル上げには効率のいい場所になるのだろうけれども。
「それがどうも最深部のボスはまだ倒せていないみたいよ」
すると、モラーヌはクスッと笑い「なんだか楽しそうですね? まさか探偵以外の顔をお持ちだったなんて。冒険家ですか?」と訊いてきた。
マーニーは「そんなようなものです」と答えた。ジークは両肩をあげ、モラーヌの想像に任せた。
「さて、それでは案内して下さいモラーヌ。その現場まで」
「待って。私も行くわ」
「なら、先生。僕も同行していいですか?」
ジークが答える前にモラーヌは「ええ、いいですよ」と答えた。
トムはジークを見た。
「依頼人がそう言っているのですから、断る理由はないでしょう」
「やったー!」
「それじゃ行きましょうか」
先にトムがモラーヌを外までご案内する。それに続いてジークも支度を済ませ戸締まりを終えた頃、まだマーニーが部屋に残っていたことに気づいた。
「さっき、トムから事件の話しは聞いたわ。それで、あなたはどう思っているの?」
「どうとは?」
「明らかにモラーヌにとって不利な状況だってことよ。でも、その逆にモラーヌに疑いの目を向ける為の犯行である可能性もある。もし、犯人がモラーヌなら大胆な犯行ね。あまり計画的とは言えないかしら」
「なる程。因みにモラーヌは車には詳しくはないようです。彼女は車を持たない。車を持たない彼女が車に詳しいとは思えませんし、だとすれば第2の事件は彼女ではないことになります。しかし、私がただそう思い込んでいるだけかもしれませんが」
「どういうこと?」
「例えば、左手に腕時計をしていれば大抵その人物は右利きと考えていい。それは高確率で外れることはないでしょう。しかし、時にごく稀に右手に腕時計で右利きの人がいるのです。それを見た時、必ずしもそうとは言えないという想定外の答えがあるわけです。私達はその想定外を見分けながら推理しなければならないのです」
「ジーク、聞いて聞いて。凄いもん見つけちゃったの! あら? お客さんがいたの? すみません」
「マーニー、いったい何を見つけたんですか?」
「ダンジョンが新たに見つかったのよ! ほら、エジプトのピラミッドを覚えてる? あそこ、ダンジョンになっていたじゃない? 実はもう一つが日本にあったのよ」
「日本?」
「ええ。山奥にある洞窟が入口になっていてね、そこからどんどん地下へと続く道になっているの。その最奥には鏡があって、その鏡に映り込んだ人は鏡の世界に取り込まれるの。そこは黄泉に続く道になっていて、その最深部にはイザナミがいると言われているわ」
「しかし、そこまで情報が明らかになっているんだったらもうほとんど装備品とか宝は残ってないんじゃない?」
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すると、モラーヌはクスッと笑い「なんだか楽しそうですね? まさか探偵以外の顔をお持ちだったなんて。冒険家ですか?」と訊いてきた。
マーニーは「そんなようなものです」と答えた。ジークは両肩をあげ、モラーヌの想像に任せた。
「さて、それでは案内して下さいモラーヌ。その現場まで」
「待って。私も行くわ」
「なら、先生。僕も同行していいですか?」
ジークが答える前にモラーヌは「ええ、いいですよ」と答えた。
トムはジークを見た。
「依頼人がそう言っているのですから、断る理由はないでしょう」
「やったー!」
「それじゃ行きましょうか」
先にトムがモラーヌを外までご案内する。それに続いてジークも支度を済ませ戸締まりを終えた頃、まだマーニーが部屋に残っていたことに気づいた。
「さっき、トムから事件の話しは聞いたわ。それで、あなたはどう思っているの?」
「どうとは?」
「明らかにモラーヌにとって不利な状況だってことよ。でも、その逆にモラーヌに疑いの目を向ける為の犯行である可能性もある。もし、犯人がモラーヌなら大胆な犯行ね。あまり計画的とは言えないかしら」
「なる程。因みにモラーヌは車には詳しくはないようです。彼女は車を持たない。車を持たない彼女が車に詳しいとは思えませんし、だとすれば第2の事件は彼女ではないことになります。しかし、私がただそう思い込んでいるだけかもしれませんが」
「どういうこと?」
「例えば、左手に腕時計をしていれば大抵その人物は右利きと考えていい。それは高確率で外れることはないでしょう。しかし、時にごく稀に右手に腕時計で右利きの人がいるのです。それを見た時、必ずしもそうとは言えないという想定外の答えがあるわけです。私達はその想定外を見分けながら推理しなければならないのです」
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