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13章 見える
06 仕事部屋
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同じ階にある仕事部屋と呼ばれるその書斎で、リュー・メレディスが首を絞められ殺害された。
ミステリー小説では度々現場となるのが書斎だったりと、ある種呪われた、いや、特別な扱いを受ける部屋だ。今回もその書斎となる。モラーヌは仕事部屋と言ったが、それは言い方の違いに過ぎない。
問題は遺体の発見場所が書斎というだけであって、その部屋が本当に殺害現場なのかというのは断定は出来ないとジークはパリに移動中に考えていた。
何故なら刺殺と違い血痕が決め手になるのに対し絞殺は出血がない。あたかも殺害現場が同じであると見せることも出来なくはないのだ。
一方、モラーヌが不在中に犯人が犯行を実行する時間があったということ。
問題はこの事件を解決させる上でまだピースが全て出揃っていないことだ。そう、登場人物である。この一件に絡んでいる人物がまだ現れていない。恐らく、殺害されたリュー・メレディスにはモラーヌに秘密にしている部分がある筈だ。人は嘘をつくし、秘密を持つ生き物だからだ。それが男女関係なのか、それ以外なのかはいずれ判明することだろう。
仕事部屋と呼ばれる部屋は沢山の本が並んでおり、デスク、奥には窓がある。本棚を見れば、作者順に並べられ整理されてある。リュー・メレディスの性格が伺えられる。大抵の読書好きは本棚にまでこだわる。どこに何があるのか把握しておく為だ。これなら読みたい時に探さずに手に取ることが出来る。ジャンルは様々で小説も含まれる。しかし、フランスの本がなくどれも英語だ。そう言えば、リュー・メレディスはアメリカからパリへやって来たと言っていた。そして、モラーヌはそんな彼にフランス語を教えた。ここにある本はアメリカから持ち出されたかもしれない。
本来棚に手掛かりがあるとしたら、これ程整理されている棚で一箇所だけそれがなされていなければ、そこに疑問が浮上するものだ。何故、この箇所だけ整理が行き届いていないのか? そこに目に見えないメッセージが隠されているのではないのか? それを読み解いていけば、真実に辿り着ける。
しかし、残念なことに棚はきちんと整理されてあった。複数フランスの本も含まれていたが、それはフランス語の勉強用の本だった。
あとは趣味なのか、やたら芸術に関する本や宝石の本があった。しかし、この部屋には宝石類は見当たらない。
「モラーヌさん、彼は宝石や芸術に興味はおありでしたか?」
「ええ。私に素晴らしい宝石をプレゼントしてくださったんです。これです」
そう言ってネックレスを見せた。ネックレスには確かにキラキラ輝く宝石があった。
「指輪はこれよりもっと凄いものだから期待してくれと彼に言われたの。でも、結局それを彼からもらうことはなかったわ」
「そうでしたか」
ジークは机の方を見た。机の引き出しには当然重要なものが入っていただろう。仕事関係のものから、手紙、それに仕事とは関係のないものまで。しかし、当然それらは今はない。警察が証拠として全て持っていかれたからだ。
「刑事さん、引き出しの中はどうでしたか?」
「筆記用具、パリの地図、それから書類関係、あとは手紙だ」
「手紙はどうでしたか?」
「3通あったが、どれも開封されていて読まれた痕跡があるが事件に関係するものではなかった」
「出来れば、中身も見せていただきたい」
「ええ、構いませんよ。しかし、今はありませんので一旦署に来ていただきます」
「分かりました」
今度は窓の外を覗いた。
窓の下には車が一台とめられるスペース分がある。
「あそこにいつも車があったんですね?」
「はい。しかし、彼の車はもうありませんので」
ジークは視線を徐々にスペースの奥から上へと登った。
高い塀があり、それは隣の家。同じ三角屋根に煙突がある。窓は小さいのが一つだ。恐らく、誰かが車に細工していても気づかれなかっただろう。
となると気になるのはやはりモラーヌが見たという光だ。
「モラーヌさん、あなたは夜中に光を見たと言った。しかし、夜は当然カーテンがしてある。窓の向こうから見える光を見たというのはどうしてもそこが納得しないんです」
「カーテンは開いていました」
「開いていた?」
「少しだけ窓が開いたんです。でも、開けたのは私ではありません。私が寝る前は確かにカーテンは閉まっていたんです。多分、彼が開けたんだと思います。レースはかかっていましたが少しの隙間から風が吹いてレースが煽られ窓が見えていました。カーテンが開いていたのは窓を開けたからだと思います」
「なる程、少しだけ分かってきましたよ。因みにですが、あなたは夜中によく目を覚ましますか?」
「いいえ。普段はぐっすりです。眠るのは得意なんです。好きですから、寝ることは」
「しかし、そんなあなたの睡眠を妨げたものがあります。それが風です」
「多分、そうかもしれません」
「夜中は冷えるでしょう。夜の風は体にはよくありません。あなたは風にあたり冷えてそして目を覚ました。しかし、次に起こった出来事ではあなたの気がそちらにそれたのです。夜中に見たという光を。これで、あなたが見たという光の目撃証言は私の中で信憑性が増しました。しかし、まだ事件と関係するかはまだ具体的な繋がりが見えてきません。もし、誰かが侵入した犯人の光なら、その犯人は何故光を使ったのか? 想像出来るのは、夜中に車を細工するにあたり犯人にとって光は必要だったからです。普通の強盗であれば光は目立ちますから普通は使わない。しかし、細かい作業がいる場合は光は犯人にとって重要な目になります。それでも疑問が残るのは、何故庭からそれが見えたのか。しかも、二階の寝室の窓からです」
すると、トムが手を挙げた。
「何です、トム」
「間違っているかもしれないけど……」
「構いません。言って下さい」
「犯人は一旦家の住人が寝たかを確認しに庭から寝室を覗いたんだと思います。明かりはなかったので寝たと犯人は思った。でも、直ぐに違和感に気づいたんです。寝室にカーテンがかかっていなかったことに。驚いた犯人は本当に住人が寝ているのか確認したかった。そこで犯人は家の中に侵入したんです。しかし、見知らぬ家の中では下見も終えていなかった犯人はどうしても蝋燭の明かりは必要だった。万が一足音も立てられない中で僅かな蝋燭の明かりを頼りに寝室の様子を伺ったんです。その時に窓にその光が反射された。モラーヌさんが見た光は外からではなく、中からだったんです。モラーヌさんが起きていたことに驚いた犯人は蝋燭の火を急いで消して、二人が庭の外に注目している間に犯人は逃げ出したんです。もしくは、本当は車の細工ではなく、二人を殺害する為だった。その為に家に忍び込んだ。モラーヌさんは犯人に気づかなかっただけで、実は直ぐそこに犯人の目があって、あなたを見ていたんです」
モラーヌはゾッとした。
「まさか、そんな恐ろしいことが!」
「いえ、あり得ませんね。まず、トムはお二人を殺害する為と犯人の目的がモラーヌさんも含まれるような表現をしていましたが、それを断定するのは早々でしょう。第一、犯行はどれもリュー・メレディス一人を狙った犯行であり、二人を狙うのであればそれこそ同時に狙ってきてもおかしくはありません。しかし、殺害されたのはリュー・メレディスのみです。対してモラーヌさんは警察に監視される対象となり、犯人はむしろモラーヌさんに手を出すことが出来なくなってしまっています。それでもこれが二人を狙った犯行だとは思えません。明らかにこれはリュー・メレディス一人を狙った犯行でしょう」
「それは私も異論はない」と刑事が言った。
「あと、犯人が二人が寝ているかどうかを確かめるぐらい不安にかられたのなら、その時点で実行を延期していてもおかしくはない。わざわざ確認しに行くリスクを負う必要はないでしょう」
「流石の探偵もこの事件は難しいか?」と刑事が訊いたので、ジークはその刑事に笑顔を見せた。
「まだ、私は依頼を受けて調査を始めたばかりです。警察は既に捜査を私より早く始めているようですが、そちらは順調ですか?」
「ああ、目星はついている。時間の問題さ」
明らかに刑事の目はモラーヌに向けられてある。モラーヌが私を頼るのはよく分かる。
「私は現場を見ることが出来たので次はリュー・メレディスの知り合いから話を訊いてこようと思います」
「どうぞ」
そのやり取りを見ていたマーニーは「くだらない」と呟いた。勿論、あの刑事に対してだ。彼は本来の立場というものを忘れ、ジークにこの事件を解決してもらいたいとは思っていないと意地を張っているのが見え見えだったからだ。
ミステリー小説では度々現場となるのが書斎だったりと、ある種呪われた、いや、特別な扱いを受ける部屋だ。今回もその書斎となる。モラーヌは仕事部屋と言ったが、それは言い方の違いに過ぎない。
問題は遺体の発見場所が書斎というだけであって、その部屋が本当に殺害現場なのかというのは断定は出来ないとジークはパリに移動中に考えていた。
何故なら刺殺と違い血痕が決め手になるのに対し絞殺は出血がない。あたかも殺害現場が同じであると見せることも出来なくはないのだ。
一方、モラーヌが不在中に犯人が犯行を実行する時間があったということ。
問題はこの事件を解決させる上でまだピースが全て出揃っていないことだ。そう、登場人物である。この一件に絡んでいる人物がまだ現れていない。恐らく、殺害されたリュー・メレディスにはモラーヌに秘密にしている部分がある筈だ。人は嘘をつくし、秘密を持つ生き物だからだ。それが男女関係なのか、それ以外なのかはいずれ判明することだろう。
仕事部屋と呼ばれる部屋は沢山の本が並んでおり、デスク、奥には窓がある。本棚を見れば、作者順に並べられ整理されてある。リュー・メレディスの性格が伺えられる。大抵の読書好きは本棚にまでこだわる。どこに何があるのか把握しておく為だ。これなら読みたい時に探さずに手に取ることが出来る。ジャンルは様々で小説も含まれる。しかし、フランスの本がなくどれも英語だ。そう言えば、リュー・メレディスはアメリカからパリへやって来たと言っていた。そして、モラーヌはそんな彼にフランス語を教えた。ここにある本はアメリカから持ち出されたかもしれない。
本来棚に手掛かりがあるとしたら、これ程整理されている棚で一箇所だけそれがなされていなければ、そこに疑問が浮上するものだ。何故、この箇所だけ整理が行き届いていないのか? そこに目に見えないメッセージが隠されているのではないのか? それを読み解いていけば、真実に辿り着ける。
しかし、残念なことに棚はきちんと整理されてあった。複数フランスの本も含まれていたが、それはフランス語の勉強用の本だった。
あとは趣味なのか、やたら芸術に関する本や宝石の本があった。しかし、この部屋には宝石類は見当たらない。
「モラーヌさん、彼は宝石や芸術に興味はおありでしたか?」
「ええ。私に素晴らしい宝石をプレゼントしてくださったんです。これです」
そう言ってネックレスを見せた。ネックレスには確かにキラキラ輝く宝石があった。
「指輪はこれよりもっと凄いものだから期待してくれと彼に言われたの。でも、結局それを彼からもらうことはなかったわ」
「そうでしたか」
ジークは机の方を見た。机の引き出しには当然重要なものが入っていただろう。仕事関係のものから、手紙、それに仕事とは関係のないものまで。しかし、当然それらは今はない。警察が証拠として全て持っていかれたからだ。
「刑事さん、引き出しの中はどうでしたか?」
「筆記用具、パリの地図、それから書類関係、あとは手紙だ」
「手紙はどうでしたか?」
「3通あったが、どれも開封されていて読まれた痕跡があるが事件に関係するものではなかった」
「出来れば、中身も見せていただきたい」
「ええ、構いませんよ。しかし、今はありませんので一旦署に来ていただきます」
「分かりました」
今度は窓の外を覗いた。
窓の下には車が一台とめられるスペース分がある。
「あそこにいつも車があったんですね?」
「はい。しかし、彼の車はもうありませんので」
ジークは視線を徐々にスペースの奥から上へと登った。
高い塀があり、それは隣の家。同じ三角屋根に煙突がある。窓は小さいのが一つだ。恐らく、誰かが車に細工していても気づかれなかっただろう。
となると気になるのはやはりモラーヌが見たという光だ。
「モラーヌさん、あなたは夜中に光を見たと言った。しかし、夜は当然カーテンがしてある。窓の向こうから見える光を見たというのはどうしてもそこが納得しないんです」
「カーテンは開いていました」
「開いていた?」
「少しだけ窓が開いたんです。でも、開けたのは私ではありません。私が寝る前は確かにカーテンは閉まっていたんです。多分、彼が開けたんだと思います。レースはかかっていましたが少しの隙間から風が吹いてレースが煽られ窓が見えていました。カーテンが開いていたのは窓を開けたからだと思います」
「なる程、少しだけ分かってきましたよ。因みにですが、あなたは夜中によく目を覚ましますか?」
「いいえ。普段はぐっすりです。眠るのは得意なんです。好きですから、寝ることは」
「しかし、そんなあなたの睡眠を妨げたものがあります。それが風です」
「多分、そうかもしれません」
「夜中は冷えるでしょう。夜の風は体にはよくありません。あなたは風にあたり冷えてそして目を覚ました。しかし、次に起こった出来事ではあなたの気がそちらにそれたのです。夜中に見たという光を。これで、あなたが見たという光の目撃証言は私の中で信憑性が増しました。しかし、まだ事件と関係するかはまだ具体的な繋がりが見えてきません。もし、誰かが侵入した犯人の光なら、その犯人は何故光を使ったのか? 想像出来るのは、夜中に車を細工するにあたり犯人にとって光は必要だったからです。普通の強盗であれば光は目立ちますから普通は使わない。しかし、細かい作業がいる場合は光は犯人にとって重要な目になります。それでも疑問が残るのは、何故庭からそれが見えたのか。しかも、二階の寝室の窓からです」
すると、トムが手を挙げた。
「何です、トム」
「間違っているかもしれないけど……」
「構いません。言って下さい」
「犯人は一旦家の住人が寝たかを確認しに庭から寝室を覗いたんだと思います。明かりはなかったので寝たと犯人は思った。でも、直ぐに違和感に気づいたんです。寝室にカーテンがかかっていなかったことに。驚いた犯人は本当に住人が寝ているのか確認したかった。そこで犯人は家の中に侵入したんです。しかし、見知らぬ家の中では下見も終えていなかった犯人はどうしても蝋燭の明かりは必要だった。万が一足音も立てられない中で僅かな蝋燭の明かりを頼りに寝室の様子を伺ったんです。その時に窓にその光が反射された。モラーヌさんが見た光は外からではなく、中からだったんです。モラーヌさんが起きていたことに驚いた犯人は蝋燭の火を急いで消して、二人が庭の外に注目している間に犯人は逃げ出したんです。もしくは、本当は車の細工ではなく、二人を殺害する為だった。その為に家に忍び込んだ。モラーヌさんは犯人に気づかなかっただけで、実は直ぐそこに犯人の目があって、あなたを見ていたんです」
モラーヌはゾッとした。
「まさか、そんな恐ろしいことが!」
「いえ、あり得ませんね。まず、トムはお二人を殺害する為と犯人の目的がモラーヌさんも含まれるような表現をしていましたが、それを断定するのは早々でしょう。第一、犯行はどれもリュー・メレディス一人を狙った犯行であり、二人を狙うのであればそれこそ同時に狙ってきてもおかしくはありません。しかし、殺害されたのはリュー・メレディスのみです。対してモラーヌさんは警察に監視される対象となり、犯人はむしろモラーヌさんに手を出すことが出来なくなってしまっています。それでもこれが二人を狙った犯行だとは思えません。明らかにこれはリュー・メレディス一人を狙った犯行でしょう」
「それは私も異論はない」と刑事が言った。
「あと、犯人が二人が寝ているかどうかを確かめるぐらい不安にかられたのなら、その時点で実行を延期していてもおかしくはない。わざわざ確認しに行くリスクを負う必要はないでしょう」
「流石の探偵もこの事件は難しいか?」と刑事が訊いたので、ジークはその刑事に笑顔を見せた。
「まだ、私は依頼を受けて調査を始めたばかりです。警察は既に捜査を私より早く始めているようですが、そちらは順調ですか?」
「ああ、目星はついている。時間の問題さ」
明らかに刑事の目はモラーヌに向けられてある。モラーヌが私を頼るのはよく分かる。
「私は現場を見ることが出来たので次はリュー・メレディスの知り合いから話を訊いてこようと思います」
「どうぞ」
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