すれ違わない二人の結婚生活

能登原あめ

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領地で新婚生活編

22 結局言葉責めって? *

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「アンジー、かわいい。……僕の大切な愛しい人……はぁ……大好き」
「……私も、大好き。……ヴァルは私にとって、最高の夫なの……ヴァルと結婚できて、よかった」
「僕も! 僕も! 僕も‼︎」

 胸がいっぱいでアンジーに対する愛が溢れる。
 
「僕ほど幸せな男はいないよ、アンジー!」

 僕の俺をアンジーの脚のつけ根にこすりつける。

「ヴァル……」
「一緒に、いっぱい気持ちよくなろう」
「うん」

 腰を進めて、アンジーを味わう。
 彼女の中があったかい。
 僕のことを優しく、ぎゅっと包んでくれる。
 ぴったりおさまってお互いに息を吐いて抱き合った。

 そういえば、僕を包む彼女の大切な場所を讃える名前をつけていなかった。

「アンジーの中はあったかくてすごく、気持ちいいんだ。ここを……なんて呼んだらいいんだろう……?」
「……っ、そんなの、恥ずかしいっ……」

 ぎゅっと僕の俺をきつく締めつける。
 あれ?

「アンジーはなんて呼んだらいいと思う?」
「……好きに、呼んで……」

 馴染ませるように動くと、アンジーが吐息を漏らす。

 かわいい。
 そして、これっていわゆる恥ずかしいことを言わせる言葉責めの一つじゃないの⁉︎
 やばい、興奮して僕の俺が弾んでる‼︎

「んんっ……」
「アンジー、どうしてほしい? 早く動いたほうがいい? ゆっくり?」

 言いながら、アンジーの期待に応えられるかちょっと不安になった。
 いや、弱気になっちゃ、ダメだ。
 キリッ。
 そんな僕をじっとみつめて口を開く。

「どっちでも……ヴァルに、されることは、全部好きだから……恥ずかしいから、聞かないで……」
「恥ずかしがるアンジーもかわいい。全部、かわいいんだ……僕、嘘は言わない」
「うん……」

「これからも他の奴の言葉なんて聞かなくていいからね! 僕の言葉だけ聞いていて! 好きで好きでたまらない。この気持ちは一生変わらないから」
「うん……大好き。私の気持ちも永遠に変わらないよ」

 永遠に⁉︎

「アンジー‼︎ 生まれ変わっても結婚しよう!」
「ふふっ……気が早いのね……いいよ」

 僕の俺が、会話を終わりにしろって叫んでる!

「アンジー……動いていいかな?」
「うん。ヴァルの、好きに、して……」

 あーもー、かわいい!
 今日はアンジーの大切な場所の名前を考えていたら、いつもより長く楽しめるはず!

「かわいい、大好き」
「んっ……ヴァルっ……あっ……」

 あぁ。気持ちいい。
 あ、だめだ、だめだ! そっちに集中してはっ‼︎

 潤んだ瞳で見上げてくるアンジーが愛おしい。
 アンジーが僕の俺を『ヴァル様』って呼ぶから、僕も『アンジー様』って呼べばいいのかな?

 いやいや、僕の俺とお揃いで『僕のアンジー様』?
 いや、それじゃあ、敬意が足りない気がする!

 『アンジーの女神様』
 とりあえず、(仮)かっこかりということにしよう。

「アンジー、『アンジーの女神様(仮)』気持ちいいよ‼︎」
「なに……? あぁっ……わから、ないっ……!」

 あれ?
 イマイチだったかな?
 次はもっと言葉責めを極めなきゃ。
 そろそろ僕の俺の限界だっ!

「アンジー、愛してるっ! くっ‼︎」
「……ああぁぁっっ‼︎」

 アンジーはかわいいし、アンジーの女神様(仮)は最高‼︎
 あ。僕の俺最速で復活っっ。

「アンジー、このまま、続けるよ!」
「えぇっ? ヴァル……⁉︎ あぁっっ……!」

 二人の夜はまだまだ終わらない。
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