獅子の末裔

卯花月影

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6.傀儡(くぐつ)

6-1. 相撲草

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 雪解けの季節を迎えた日野谷。

 野原を見渡すと、スミレが可憐な花を咲かせている。
「相撲草か」
 忠三郎は日野川のほとりにしゃがみ、スミレを一輪、手にする。
 幼い頃、この花の後ろの突き出た部分を交差して引き合いをした覚えがある。相撲草は季節により変わり、春はスミレやオオバコ、夏は小車、シロツメ草、秋はオヒシバなどの身近な草花を使って遊んだことを思い出す。
(音羽城にもたくさん咲いていた)
 音羽城へ行き、重丸に会ったことで、長い間忘れていたことが、次々に思い返された。
 幼い頃、重丸はいろいろな遊びに誘ってくれた。その遊びとは、付近の村の子供を交えた印地いむち打ちや、菖蒲切りなど、忠三郎には到底、及びもよらぬ遊びばかりだった。

   都の行事のひとつ、祇園会でも行われているという印地打ち。
 印地打ちとは互いに石を投げあう石合戦のことで、子供たちが二手に分かれて飛礫つぶてを投げあう。年長の者が加わるときは兵法に基づいた戦術を用いることもある。この石合戦のあとに行われるのが刀の代わりに菖蒲を手に持ち、戦う菖蒲切り。
 しかし実際には竹や木の棒を手にする者もいて、印地打ち・菖蒲切りは怪我人がでるような乱暴な遊びだ。祇園会では大人も加わり、喧嘩騒ぎに発展し、死者がでたという。

 重丸が従える子供たちの中には始まる前から殺気立っている者もおり、忠三郎にはその輪に交じって飛礫を投げることなどできなかった。
(そうか。あの頃から、重丸は村の子らの指揮をとっていたのか)
 では音羽城辺りはやはり危ない。重丸と争いになれば、領民が敵になる可能性がある。
 一益は人目につくように何度も使者を甲賀へ送り、甲賀衆に和睦を持ち掛けた。猜疑心の強い六角親子は、思惑通り、後藤但馬守を討ったときと同様に、甲賀衆を疑い始めている。
(こちらからも重丸宛に書状を送り、和睦を申し入れれば…)
 重丸は快幹へ知らせ、快幹は六角親子に知らせる。このままでは、やがては自分たちは孤立すると、六角親子が危機感をつのらせれば、耐えきれずに山を下りてくる。
 兵を連れてくるのであれば、鎌掛谷を通る細い道ではなく、大きな道を選ばざるを得ない。水口みなくちを経由して山を下りてくる。
 伊勢参りの途上にある宿場町・水口。いにしえより多くの旅人に利用されている鈴鹿峠の入り口になる。
(そして水口から長光寺近くまで六角親子を誘い出せば、重丸はその後ろについてくる。これぞまさに、敵の情を知らざる者は不仁の至りなり)
 重丸が和睦に応じず、山を下りてきたとき、どうするか。
(討つしかない。重丸が日野に動乱をもたらすというのであれば、討つ以外にはない)
 信長は、今年は江南を抑え、江北、越前、そして伊勢・長島を鎮圧すると言っている。もう迷っている暇もない。

 重丸にどうやって書状を届けるかが問題だったが、滝川助太郎はいともたやすく引き受けてくれた。
「おぬし…重丸の所在を、存じておるのか」
「はい。すでに調べておりまする。恐らくは甲賀・滝城かと」
 そこに三九郎もいるのだと、助太郎はそう言って滝城へ向かって行った。
(重丸が和睦に応じてくれれば、争わずに事は治まる)
 しかし重丸が家督を狙っているのであれば、和睦に応じることはない。一縷の望みをかけて助太郎の帰りを待った。
 戻ってきた助太郎の返事は予想通りだった。
「重丸は何か言うておったか?」
「いえ、何も…」
 やはりそうか、と忠三郎は肩を落とした。
 忠三郎は重丸宛の書状に、風花を連れて日野に戻ってほしいと書いた。そして供に日野谷を守ろうと。
(もしも思いが伝わっているのであれば…)
 日野に現れる筈。そう思って待っていた。しかし、待てど暮らせど重丸が姿を見せることはなかった。

 目論見通り、六角親子が挙兵して、甲賀から江南に攻め入ったとの知らせが届いたのは、その五日後だった。
「六角勢を迎え撃つため、佐久間様、柴田様の軍勢が動いておりまする」
 物見の報告を受け、忠三郎も兵を挙げた。
(もう重丸を待つことはできぬ)
 六角勢が攻め寄せたところで、柴田・佐久間の軍勢が一旦引き、敵が深追いしてきたところで蒲生勢が退路を断つことになっている。
(やはり六角勢は長光寺城を抑え、金森の一揆と合流する腹積もりか)
 忠三郎は六角勢が長光寺城に向かっていったのを確認すると、かねてより申し合わせていた通り、三上山の麓で重丸が現れるのを待った。

 三上山。いにしえの頃から神の山と崇められてきた。その名の由来は御神から来るという。いつしか、駿河の国の富士になぞらえて近江富士と呼ばれるようになった。

 楽浪さざなみの国つ御神のうらさびて 荒れたる都見れば悲しも
 (万葉集 巻一 三三)

 かつて近江帝が大津に都を移した時も、この山の護りを祈ったとも伝わる。しかし壬申の乱で朝廷軍は三上山の山麓で大海人皇子に破れ、大津宮は廃都となった。この和歌は三上山から護られなかったことを嘆いた歌ともいえる。
「若殿。この山の加護はありましょうか」
 町野左近がそう言ったのは、壬申の乱を思い起こしたからだろう。
「案ずるな。落窪合戦でも勝利を収めた。多勢に無勢じゃ」
 果たして重丸は来るだろうか。
 待っていると雨が降り出した。これでは鉄砲がつかえない。山林に兵を隠したまま、忠三郎は鈴鹿口に物見を出した。
(佐助は分かっていたのかもしれぬ)
 佐助は音羽城に重丸がいることを知っていた。だからこそ、音羽城には決して近づくなと言った。それは音羽城が危険だというだけではない気がする。骨肉の争いになると、そう危惧していたのではないか。
(我らの争いを止めたいと、そう思って…)
 海の向こうでは兄を討って皇帝に即位した唐の太宗や宋の太宗。日の本では天智帝と天武帝をはじめ、源氏の骨肉の争いは保元の乱から始まり孫の代まで続き、結果的に頼朝の血筋は途絶える。政《まつりごと》が兄弟の間を引き裂き、血で血を洗う争いを呼び起こす。
「物見が戻って参らぬようで」
 どこからともなく、滝川助太郎が現れてそう告げる。言われてみれば、確かに遅い。
「ちと遅すぎるような…」
 もしや重丸に悟られ、討たれたのではないか、そう気づいたとき、
「忠三郎様!」
 山間に鬨の声が響き渡った。
「敵襲か!鳴り物を鳴らし、迎え撃て!」
 濡れる旗指物を見て、先ほどから雨が降っていたのを思い出した。この雨では前衛に置いた鉄砲隊が役に立たない。
「黙って待っていては敵に突き崩される。皆、我に続け!」
 忠三郎が槍を手に馬を走らせると、家臣たちが大慌てて続く。ひどい霧がかかり、視界が遮られる。
「忠三郎様、危のうござります」
 助太郎が追い付いてきて、馬を留めようとする。
「危ないとは…」
 よくよく見ると、敵がかなり近くまで迫っていた。
「鶴千代!」
 霧の彼方、薄暗い白煙の中から、突如として現れたのは、勇ましい騎馬武者。
(重丸か…)
 重丸の乗る馬は、霧を切り裂くように力強くこちらへ向かってくる。近づくにつれ、重丸の姿がますます鮮明になってくる。 
「若殿、お待ちを!」
 町野左近も追いついてきて、忠三郎を庇うように前に出る。
「待て、重丸!」
「お爺様はわしに家督を継がせると、そう仰せじゃ!」
 重丸の叫ぶ声が、はっきりと聞こえた。
(お爺様が…)
 やはりそうなのか。重丸を裏で操っているのは、やはり祖父だったのか。傍で聞いている将兵に、わずかだが動揺が起こる。
(もう疑う余地もない。我らを争わせてまで…そこまでお爺様は…)
 口惜しい。なりふり構わず自分を蹴落とそうとする祖父。孫同士を争わせて何を手にしようというのか。
「鶴、まだわからぬか。おのれはただの傀儡くぐつじゃ!神童だのおおとりの子だのともてはやされてはいても、所詮、信長にとっても、賢秀にとっても都合のよい飾り物にしかすぎぬ!」
 唐突にそういわれ、忠三郎は出鼻を挫かれ、霧の向こうの重丸の影を見る。その顔は深い兜に隠され、その目は鋭く、まるで霧の中の真実を見定めているかのようだ。
「何をもってそのような…」
「馬具ひとつとっても、鎧兜にしても、傀儡くぐつにふさわしい虚飾に満ちた装い。それでまことの江州の武士もののふと呼べるか。所詮は臆病者の賢秀の子。勇ましいのは見てくればかり。その実、争いを恐れ、戦さを恐れるただの臆病者じゃ!」
 それは誰の言葉なのか。重丸なのか。祖父なのか。
傀儡くぐつは重丸、おぬしではないか)
 家督を奪うために、祖父に利用されている重丸こそ、傀儡くぐつだ。
「重丸!多勢に無勢。おぬしらに勝ち目はない。潔く我が軍門に下り、ともに日野谷を守る気はないか」
 もう呪われた骨肉の争いに終止符を打ちたい。祖父の罪業ゆえに、こうして二人で争っているのであれば、猶の事、ここで悪しき連鎖を断ち切りたい。
 これは重丸一人にではなく、驚いて成り行きを見守る蒲生家の将兵にも聞かせたい言葉だ。
(そうでなければ…)
 かつて蒲生家の争いのために死んでいった多くの者の死が無駄になる。
「ことここに至っても逃げるつもりか。そうやって戦さを厭う鶴に日野が守れるか。おのれはまことに命をかけて国を守りたいと、そう思うておるか」
 重丸はそう言うと渾身の力を込めて槍を投げつけてきた。忠三郎はよけ切れず、槍が馬の腹に突き刺さる。
 馬が激しくいななき、二本立ちになって、忠三郎は地面に投げ出された。
「若殿!」
 町野左近が慌てて馬から飛び降り、刀を抜いた。忠三郎も体を起こして立ち上がろうとする。
「あやつはまこと若殿の首を捕るつもりじゃ!」
 町野左近が忠三郎の前にでる。
 重丸はそのまま突進してくるかと思われたが、突如、馬上で反り返り、短くうなって馬から落ちた。そこへ渙発入れずに雑兵たちが襲い掛かっていくのが見えた。
「鶴!どこまでも卑怯な奴!」
 重丸は憎々しげに叫ぶと、かろうじて立ち上がった。
「誰をも信ぜず、誰にも心許すこともない。そのおぬしが領民を守りたいなどとは片腹痛い。所詮は中身のない、きれいごとであろう!どこまでも周りの求めに応じて取り繕うことしかできぬ傀儡くぐつよ!」
 重丸が足を引きずりながら、取り縋る雑兵を打ち倒して走り去る。
(卑怯?)
 なんのことかと問おうとしたとき、激しい銃声が鳴り響いた。
(この雨の中、どうやって鉄砲を…)
 顔を挙げると、林の中で白い煙が立ち上っているのが目に映った。
「あれは…」
 町野左近の手を借りて立ち上がると、助太郎が林の方へ合図を送っている。
「お味方の甲賀衆でござりまする。今こそ重丸を討つ絶好の機会かと」
「それは如何なることか」
「先日の手裏剣に毒を塗っておりました。三日から十日で全身に回りまする。あの様子では遠くに逃げることは叶わぬものかと」
 忠三郎は言葉もなく、助太郎の顔を見る。
(卑怯とは、そのことか)
 すべては忠三郎の身を案じる一益の意向と思われた。
「殿、追い打ちをかけては?」
 町野左近が促すが、忠三郎は首を横に振る。火縄銃の扱いに慣れた甲賀衆はこの程度の雨でも銃を撃てるだろう。しかし蒲生勢も、六角と戦っている柴田・佐久間の軍勢も、この雨では火縄銃が使えない。
「深追いするな。山に入れば我らが不利になるばかり」
 それに手裏剣に塗った毒というのが気にかかる。
(致命傷を負っているようには見えなんだが…)
 あれではもはや、まともに指揮を取ることなどはできない。重丸はまだ戦うつもりだろうか。

 重丸が去ったあとに、雨に濡れたスミレ草が静かに佇んでいるのが見えた。周囲には硝煙の匂いと、戦の悲劇が染み込んだ大地が広がり、無数の命が消え去った痕跡が残る中、スミレ草が無垢な白色を纏い、揺れている。
(相撲草…)
 互いに交差して引き合い勝負を競う。
「同じ花同士。互いに交わるのは相手を引きちぎるため。そして相手が引きちぎられれば…」
 そこで勝敗が決まる。
 いつも勝っていたのは忠三郎。勝つために最初から丈夫そうな草を選び、交差する部分の近くを持っていた。その一方で、無頓着な重丸は、いつも目についた草を無造作に引いていた。
(重丸。おぬしはいつも、わしに勝とうとはしていなかった)
 灰色の空から滴る水滴が、花びらの上で輝く。ひとしずく、またひとしずく、まるで兄弟で争う悲しみを洗い流すかのように、優しく花を包み込む。死と破壊の中で、なお生きることの意味を問いかけるかのように、雨に濡れた花びらは、涙のように小さな雫を落とす。
(いつでも本気で勝負してこなかったのは、重丸。おぬしだ)
 今回も勝負はもうついている。幼い頃と同じ。引きちぎられるのは忠三郎ではなく、重丸だ。
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