獅子の末裔

卯花月影

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20.戦乱再び

20-1. 安土炎上

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 圧倒的な兵力差により羽柴秀吉が明智光秀を降したという知らせが届いたのは、六日後のことだった。

「では、四国へ渡る支度を整えていた三七殿と丹羽殿も羽柴筑前に合力して謀反人を討ったのか」
「はい。なんというても相手は謀反人。対するこちらは主君の仇討ちという大義を抱えた者ども。味方するものは後をたたず、みるまに軍勢は膨れ上がり、敵の三倍を有していたと」
 届いた報せは、いかにも羽柴秀吉らしい迅速かつ圧倒的な勝利を物語っていた。信長の三男・神戸三七、そして織田家重臣の丹羽長秀が、主君信長の仇討ちという名分のもとに、秀吉に加勢して光秀を討ち取ったと聞けば、なおさら兵の士気が高まったことだろう。

「謀反人を討つという大義を掲げ、味方する者が絶えなかったか…」
 忠三郎はじっと考え込む。明智勢は、流れに逆らえぬ小舟のように押し流されていったに違いない。三倍もの大軍を前に、逃げ場を失った光秀の姿が目の前に浮かんでくるようだ。戦さは、たった一日で決着がつき、光秀は落ち延びた先で討ち取られた。あまりにも無残な結末だった。
「安土城は如何なった?」
「留守を預かる明智左馬助は今朝未明、城を出て、坂本へ向かっておるまする」
 忠三郎は、しばし静かに考え込んだ後、ふと顔を上げた。
「では安土城は空か。奪い返すなら今を置いて他にはあるまい」
 元々は父が預かっていた城だ。不逞の輩に占拠される前に奪い返し、土山まで来ている織田信雄に引き渡すのが望ましい。

「安土に向かう。皆、支度を整えよ」
 その言葉を受けて、家臣たちはすぐさま動き始めた。忠三郎はふと安土の天守閣を思い浮かべる。父が守ってきた城、信長が夢を描き築いた城、そして織田家の天下を証する城。その城を再び取り戻し、信雄に引き渡すことこそ、織田の臣としての本分であると胸に刻んだ。
「これから先の天下がどうなっていくのか、今は分からぬ。されど、我が身は未だ織田家の臣。中将殿に安土城を渡し、今後の行く末を見守ろう」

 安土城に入ったその日、忠三郎は梅雨明けの青空を見上げながら、ひときわ澄み渡る陽光に包まれた城内をゆっくりと歩いた。雨露が洗い流されたような鮮やかな緑が、石垣や城門に映え、清々しい空気が漂っている。静まり返った安土の城を巡り、父が守り続けたこの場所の重みを改めて胸に刻みつつ、翌日には信雄の北畠勢に無事、城を引き渡した。

 その後、ひとときの穏やかな日々が続いていたが、数日後に意外な報せが舞い込んできた。
「若殿!起きてくだされ!」
 廊下を慌てて走ってくる町野左近の足音が近づき、忠三郎は思わず笑みを浮かべる。
「爺。まだ昼すぎではないか。起きるも何も、寝ておらぬ」
 陽射しが障子を透かし、部屋いっぱいに差し込んでいた。忠三郎の穏やかな笑顔は、この日常が永遠に続くかのような錯覚さえ漂わせるが、左近の慌てぶりが何かただならぬ知らせであることを感じさせた。

「安土の城が燃えておりまする!」
 町野左近の言葉に、忠三郎は一瞬息を飲み、その場に立ち上がった。
「安土城が?…見間違えではないのか?」
 城の周りには敵はいなかった筈。火がかけられるなどはありえない。だが、町野左近の表情は険しく、明らかに見過ごせぬ異変であることが伝わってきた。
「早くこちらへ!」
 町野左近は忠三郎の背を軽く押し、物見櫓へと導く。忠三郎はその力強い手に促されるまま、櫓へと急ぎ足で向かった。

 一瞬、遠くに見えぬ安土の方向に目を凝らすが、日野から見えるほど安土は近くはない。実際には見えなくとも、頭の中にはあの威容が崩れ去る光景が浮かぶ。信長がこの世に遺した、天に届くかのような安土の天主が、いまや炎に包まれているという。
「若殿…まこと、無念でござりましょう」
 町野左近が感極まったかのように言うが、忠三郎は半信半疑のままだ。
「…爺。よう見えぬが、まことのことか?」
「あのあたりを通った商人どもが口々に申しておりました。安土の天主が燃えておると」
 にわかには信じがたい。
「真偽のほどを確かめさせよ」
 心の底で何かの間違いであってほしいと願った。しかし、何度人を遣わしても、戻ってくるのは「天主が燃えた」という同じ報せばかり。
「それだけではありませぬ。安土の城に火をかけたは、北畠中将様であるとか、若殿であるとか、そういった風聞がそこここで流れておりまする」
 町野左近は苦しげに伝えた。

「わしが火をかけたと?」
 さすがの忠三郎も驚き、目を見張った。安土城は、父が信長から預かった城であり、天下人の象徴とも言える城。その城に火をかけたとされる噂が自分にまで及んでいるとは。
(根も葉もない)
 一体なぜ、そのような話が広まっているのか――忠三郎は胸の奥でじわじわと沸き上がる困惑を噛みしめる。

 しかし心を悩ませているのは、そのことばかりではない。明智光秀に与して、信長を討ち、手足となって働いていた江南の従弟たちの行方が分からなくなっている。
 厳しい残党狩りを進める秀吉により、明智家の重臣である斎藤利三は捕らえられ、洛中で引き回しの末に処刑されたと聞く。光秀に協力した江北の大名たちもまた、捕らえられて死罪に処されたという報は絶えず忠三郎の耳に届いていた。
 それらの知らせは、周囲から少しずつ取り囲まれるように重く心にのしかかってくる。従弟たちもまた、どこかで追われ、息を潜めているのか、それともすでに命を落としたのか――
 
(羽柴筑前の手の届く畿内では、潜む余地はあるまい。隠れ潜むのであれば、馴染み深きこの江南)
 光秀が討たれた今、従弟たちは安穏の地を求め、江南のどこかへと身を潜めているかもしれない。しかし羽柴筑前の勢いは止むことを知らず、江南もやがて追手が迫るはずだ。
(なんとしても羽柴勢よりも早く、皆を見つけ出さねば…)
 心の奥に熱く込み上げる焦燥を抑え、冷静に策を練り始めた。従弟たちの顔が、次々と思い浮かぶ。彼らが何を考え、光秀に従ったのかは分からない。かといって、このまま秀吉の手に渡すわけにはいかない。

 安土から連れてきた滝川家の家人たちにも密かに指示を出し、従弟たちの行方を探らせることにした。
(きっと、わしを頼り、日野へ落ち延びてくるに違いない)
 追われる身となった今、頼れるのは故郷を知る縁のある者たちしかない。最早、この天下に彼らの居場所はない。幾度も共に歩んだ古道や林を抜けて、彼らが故郷に縋るように戻ってきてくれるはずだと、忠三郎は静かに願った。

「若殿のお人よしぶりにも驚かされる」
 障子の向こうから、不意に低い声が響いた。岡左内の声に違いない。
「これこれ、若殿に聞こえるではないか」
 町野左近が小声でたしなめている。
(聞こえるように言うておるのだろうな)
 むしろ忠三郎に聞かせることを意図しているかのようだ。忠三郎は、障子越しの二人のやりとりに苦笑を浮かべる。

「若殿の有難い縁戚の方々は皆、謀反人に肩入れし、この城に攻め入ろうとしていた奸賊。いかに縁者と言えど、そのようなものどもを受け入れては、我が家までが謀反人の片棒担いでおるとの世の誹りを受けましょうぞ」
 障子の向こうから、岡左内の厳かな声が響く。家中のため、家名のため、左内が憂うのはもっともだ。
(何が一番、よいことなのか)
 それが時々、わからなくなる。世のため、家のためと定めた道を歩みながらも、心のどこかで迷いが生じることがある。守るべきものとは何か──その答えが霞むことがある。
 かつて共に過ごした従弟たち。敵と味方に分かれてしまった今もなお、その絆の残響が心に響いてやまない。冷厳な世の理は、義理と情けを容赦なく引き裂いてゆくが、それでも忠三郎は、胸中の重みを捨て去ることができないでいる。

 町野左近と岡左内が話しながら去っていく。忠三郎はしばしのとき、一人、手元を見つめていたが、誰もいなくなったことが分かると、静かに障子を開けた。
(わしが間違うておるのか)
 そう胸中で問い、無意識に空を仰いだ。雲間から洩れる淡い陽の光が、遠い昔の面影を映し出すかのようだ。佐助──幼き頃からともにあり、共に笑い、共に泣いた従者。兄弟のように思えたあの存在が、今は遥か遠いところにいる。

(佐助、この場に来て教えてくれ)
 あの日の佐助の笑顔、厳しい時も変わらぬまなざしを、いまこの瞬間にも感じられたなら、どれほど救われるだろうか。誰よりも忠実で、誰よりも真っ直ぐに己の背を支えてくれた佐助の言葉が、今の自分を導いてくれるかもしれない。
 けれど、どれだけ思いを巡らせても、答えは真夏の風のように掴めない。ただ熱気が揺らめき、遠い空の向こうへと逃げていくばかりだ。

『無骨な武士には作ることのできない泰平の世を築くものとなることを願う』

 佐助がそう告げたのは、まだ忠三郎が戦の厳しさも知らぬ初陣前のことだった。天下を巡る争いに翻弄される日々が始まるよりも前、佐助は何を伝えたかったのだろうか。
(泰平の世…か)
 その言葉を噛みしめるたび、忠三郎の胸には微かな違和感が残る。日々の戦いの中で、無骨な力と血をもって築かれるものこそが、この世の秩序だと、それがいつしか、当たり前の考えとなっていた。だが、佐助はあのとき既に、この世が変わることを願っていたのだろうか──戦を離れ、力ではなく、他の手立てで人々が穏やかに暮らせる未来を。

(…わしの歩む道は、佐助の願いから遠ざかっているのであろうか)
 佐助が願った泰平の世を築くには、今のように、刃をもって正しさを押し通すだけでは届かぬ何かがあるのかもしれない。それが何なのか、まだはっきりと見えてはいない。しかしそれはこの灼熱の如く、ただ力を振りかざすことだけでは決して叶うことのないものではないだろうか。

 その後も、畿内の混乱は一向に鎮まることなく、二日ほど、蒸し暑い日が続いた。蝉の声が茂みの中から絶え間なく聞こえ、遠くで夕立のような雷鳴が響く夕暮れ時。秀吉が安土に到着したとの知らせが入ったその日の暮れ方に、安土から一人の使者が忠三郎のもとへとやって来た。

「使者は羽柴の家臣か?」
「いえ。堀様のご家中の方とか」
 忠三郎は思わず着替えの手を止めた。
(久太郎の家臣?)
 堀久太郎──かつては同じ織田家の近臣として、しかし水と油のように反りが合わなかった男。
 忠三郎よりも三つ年上で、武将としての手腕を存分に発揮し、戦場での采配から奉行職まで何事もそつなくこなす才覚を持っている。その見事な働きぶりから、「名人久太郎」との異名まで取っていた。忠三郎にとって、久太郎はある意味、手強い宿敵ともいえる存在だ。生まれながらの優れた軍才を持ちつつ、さらには頭脳も鋭い。旧家の出である忠三郎が人柄や義理を大事にする一方で、久太郎は冷徹に状況を見極め、効率を重んじる戦略家だった。

「折り目正しく、機転も早く、人当たりもよく、男ぶりもよい。全くもって、火の打ちどころなき御仁。右府様が格別にお目をかけられたというのも、うむ、さもありなん!」
 何も知らない町野左近が久太郎を褒めそやすのに、忠三郎はふと苦笑し、返答に窮した。
「…爺、それは、いささか持ち上げすぎではないか?」
「いやいや、若殿!あのような御仁、そうはおりませぬぞ。聞けば、家中の揉めごと一つ取っても、手早く鮮やかに裁き、丸く収められたとか。義理堅く、賢明で、言うなれば、武勇も知恵も兼ね備えた、真の才人!」
 忠三郎は苦笑しつつも、少しだけ悔しさがこみ上げてきた。

(手早く、鮮やか…)
 確かに、自分にはないものだと自覚はある。忠三郎はどちらかといえば腰を据えて考え込み、時に迷い、慎重すぎると言われることもある。だからこそ、ひと際、町野左近の絶賛が胸にひっかかる。

 堀久太郎は秀吉の軍奉行として中国攻めに従い、続けて明智勢との戦にも加わっていたという。忠三郎は胸の奥に湧き立つ複雑な感情を押し殺しつつ、静かな息を吐いた。
(久太郎めが、早、羽柴筑前の家来になり下がるとは)
 内心の苛立ちが胸の奥にわだかまる。秀吉が覇を唱えようとするなら、野心を持つ者は自然と彼の元に集まる。だが、久太郎までがその一翼を担うとは。

(あやつも所詮は己が身を守ることしか考えられぬ小さき器ということか)
 久太郎への侮蔑の念がわずかに膨らむのを抑え、胸中に渦巻く誇りと反発を一つひとつ噛み締めた。己が大義を重んじ、信義に殉じる覚悟を持つことこそ武士の誇りであるというのに、秀吉の力に安易に身を委ねたあの男のあり様が、かえって忠三郎の信念を苛立たせる。

 しかし、真夏の蒸し暑さが肌に纏わりつく中、忠三郎はふとその感情の渦が薄れていくのを感じた。熱気に揺れる庭の景色は、遠目にはぼんやりと波打つ水面のように見える。まるでその揺らめきに引き込まれるように、胸中の怒りも次第に静まっていく。

 遠くから蝉の声が絶え間なく響き渡り、その音色が心に深い哀しみを刻み込んでいく。激しい思いが徐々に凪いでいく様は、夏の夕暮れに訪れる一瞬の風のようだ。忠三郎はただ黙して、冷たくも乾いたその諦念が静かに胸の奥へ染みていくのを感じるばかりだった。
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