獅子の末裔

卯花月影

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20.戦乱再び

20-5. 苦渋の決断

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 足利将軍家の二代目将軍・義詮が、二十九にして授かった子が春王――後の足利義満である。室町幕府の栄華を築く義満の誕生は、その若き父の胸中にいかばかりの希望と不安を抱かせたことだろう。

 時は移り、夏草の香りが立ち昇る中、忠三郎もまた、二十七歳の身にて年明けに嫡子を迎える日を待ちわびている。青空の下で微かに揺れる柳の葉のように、その心もまた期待と憂いの間で揺れ動く。

 何の道筋も見いだせないまま、失意のうちに清須を経ち、途中、秀吉の求めに応じて都に上り、その後、日野に戻ってきた。荒れた心とは裏腹に、日野の地は蝉の声に満ち、どこか懐かしさを帯びていた。
「若殿。一体、いずこへおいででした。長らく三九郎様がお待ちでしたが、待ちくたびれて伊勢へお戻りになってしまいましたぞ」
 留守居の家臣が出迎え、そう告げる。忠三郎はその言葉に、はたと足を止め、首を傾げた。

「三九郎…。虎を連れにきたか。して、虎は伊勢に?」
 忠三郎は家臣の言葉を半ば聞き流し、三の丸へと足を向けながら呟いた。
「いえ。まだ城内に留まっておいでで」
 その返答に、忠三郎はハタと立ち止まる。
「…何故じゃ。三九郎が迎えに来たのであろう?」
 三九郎が日野を訪れる理由が他にあるはずもない。忠三郎の妹、正室として伊勢へ嫁いだ「虎」を連れ帰るためであろうと、誰もが当然のように思っていた。しかし、虎がいまだに城内に留まっているというのは…。

「これは大変、申し訳なき義なれど…章姫様が供に伊勢に行きたいと泣かれて…」
 家臣の報告に、忠三郎の胸はにわかにざわめいた。
「章殿が泣いた?三九郎の前で?」
 三九郎の前で泣いてまで伊勢行きを懇願したという。普段、気丈な彼女がそのような行動に出たことが信じがたかった。

 家臣は困惑した表情で目を伏せ、慎重に言葉を選ぶように答えた。
「はい。どうしても伊勢に戻りたいと、三九郎様に懇願なされました。しかし、章姫様は今、身重。それゆえ、三九郎様は峠越えを憚り、出産が終わるまでは…とお断りになられました」

 忠三郎は一瞬言葉を失い、思わず庭先の茂みに目を向けた。夏草が風にそよぎ、蝉の声が高く響いている。その静けさの中で、心の中の葛藤が音を立てて広がっていく。
(何故、章殿はそこまでして伊勢へ戻りたがるのか…)

 日野に留まり、出産に備えるのが最善と分かっている筈なのに、何故、章姫はそうまでして伊勢へ帰りたいと言うのだろう。
「三九郎は…何と言うておった?」
「三九郎様は『姫の望みも分かるが、今は身重ゆえ無理をするべきではない』とお考えのようでございます」
 章姫の涙の裏にあるものは何だろうか。

「無事、お子が生まれた暁には必ず、迎えに来ると、三九郎様がそのようにお仰せになると、ではそのときまで、虎様も一緒に日野にお留めくだされ、と姫様はかように仰せになり…」
 家臣の言葉を聞き、忠三郎の胸に複雑な感情が湧き上がる。

 虎を残せば、三九郎は必ず迎えに来る。章姫はそう思ったのだろう。しかし、どうしてそうまでして章姫は伊勢に戻りたがるのか。
(三九郎か…)
 来たのが三九郎だからではないだろうか。
 これまでの章姫の態度を振り返ると、思い当ることがいくつもある。三九郎の話題が出るたび、章姫の顔に浮かんだ笑み。三九郎が母屋に現れるたびに、その姿を見上げる目の輝き。

――まるで子供が贈り物を待ち望むような無邪気さがそこにはあった。

 忠三郎の胸の内に一抹の苦みが広がる。
(もしや…いや、それは考え過ぎかもしれぬが…)
 胸の奥にじんわりと広がる、言いようのない嫌な感情。それを飲み込もうとするが、どうにも消え去らない。この感じは――苦く、刺すように、もどかしい。

(これが嫉妬…というものか)
 初めて知ったその感情に、自らの未熟さを思い知らされる。
(章殿の心は伊勢にある。それも、三九郎に…)
 そのことは薄々気づいていた。いや、心の奥底では初めから分かっていたのかもしれない。ただ、それを認めることが怖かった。だから気づかぬふりをして、見て見ぬふりを続けてきた。

 夏の夜空に浮かぶ月の光が、廊下を白く照らしている。その静かな輝きが、忠三郎の心の暗がりを切り裂くように見えた。
(章殿はわしではなく、三九郎を…)
 自分にないものを三九郎が持っているからか、それとも、章姫が自分を愛したことなど一度もなかったのか。答えは見えない。
 障子越しに聞こえる虫の音が、一層静寂を際立たせた。その中で、忠三郎はただ一人、立ち尽くしていた。


 信雄と信孝、二人の兄弟の争いが表面化しはじめていた。その影は、織田家全体に暗雲を垂らしつつある。
 加えて、織田家の正式な後継者とされた三法師を巡る争いも、日に日に激しさを増していた。三法師を手中に収めることで、織田家の支配権を有利にしようとする秀吉は、その引き渡しを巡って信孝と激しく対立するようになる。

 夏の盛りが過ぎ、稲穂が黄金色に染まる季節となり、伊勢の国にも秋が静かに訪れた。そのころ、伊勢長島城の門前には、秀吉の使者が姿を現した。
 城内には秋の風が吹き込み、軒先には干し柿が揺れる。だが、その穏やかな景色とは裏腹に、使者の来訪がもたらすものは、さらなる波乱の予感だった。

 城外に出ていた三九郎は、翌日になって長島に戻り、津田小平次から事の次第を知らされた。
「羽柴筑前から使者とは…。一体、何の用向きか?」
 津田小平次に尋ねるが、小平次もうーむと唸るばかり。
「よう分かりませぬ。その場に居合わせたのは義太夫殿おひとりで…他の者には、何も知らされておりませぬ。殿はその後、居間にお籠もりになり、昨夜も一睡もなされておらぬ様子でございます」
「父上が一睡もしていないと?」
 三九郎は目を伏せ、短い沈黙に身を置いた。胸に去来するのは、夜通し灯りを絶やさずにいる父の姿。木々の枝が風に鳴り、かすかな音を立てる。それは、何も語らぬ父の胸中に通じるような気がして、かえって心を締めつける。

(何事が起きたというのか)
 腹臣の一人である津田小平次にまで知らされていないとなると、余程のことに違いない。
「義太夫はいずこへ?」
 三九郎は冷え込む夕風を背に受け、廊下を足早に進んだ。木造りの床が秋の乾いた音を立て、灯籠の薄明かりに照らされた顔には焦りの色が浮かぶ。

 やがて、庭先に佇む義太夫の姿を見つける。手には半ば枯れた菊の花を抱え、その目は遠く庭の奥、秋の夕暮れに溶け込む紅葉の影を追っているようだった。
「義太夫!」
 三九郎が声を掛けると、義太夫はふいに振り返った。その顔には気の抜けたような笑みが浮かび、何事もなかったかのように首を傾げた。

「おお、若殿。如何なされました?」
「羽柴筑前の使者の件を聞き及んだ。父上が夜通し居間に籠もられていると言うではないか。その訳を知らぬとは言わせぬ」
 三九郎の声は低く、厳しい響きを帯びている。義太夫は一瞬、目を伏せたが、やがて秋風に吹かれたように軽く肩をすくめた。
「殿からは他言無用と厳しく仰せつかった次第で。されど、羽柴筑前の名がこの城に響く時点で、尋常ならざる事であることは、誰の目にも明らかにござりましょう」
 
 義太夫は、秋の風に吹かれるすすきのようにふわりと肩を揺らし、煙に巻くような態度を改めようとはしない。いつもながらの呆けた態度に、三九郎の目には怒りの色が灯り、秋風の冷たさよりも鋭く義太夫を射抜いた。
「わしにも言えぬことか。わしはこの滝川家の嫡子。言えぬとは言わさぬ」
 三九郎の声が静かながらも鋭く、庭に立ち込める薄紅の気配をも裂くかのように響く。

 義太夫は一瞬、眉根を寄せ、何か言い返そうとしたが、すぐに口を閉じると、目を伏せたまま短く息をついた。
「いやはや、若殿。そのようなことを仰せになられても…」
 義太夫の口調にはなおも煙に巻くような色が残っていたが、その姿勢は一変する。

「義太夫!」
 三九郎の声が鋭く響き、秋の静けさを切り裂いた。
「わしを侮るな。これは我が家の一大事に違いない。言わねばこの場で斬る!」

 その言葉が放たれるや、三九郎は刀の柄に手をかけ、鋭い視線を義太夫に据えた。脅しなのか、それとも本気なのか――。その真剣な気迫が、義太夫をして、何も言えぬほどに圧倒する。

 義太夫は驚き、後ずさりした。庭に敷き詰められた落ち葉がその足音に軽く揺れ、冷ややかな風が二人の間を吹き抜けた。すすきの穂が揺れる中、義太夫は唇を噛みしめながら、三九郎の迫力に押されるように小さく身をすくめた。
「殿が仰せにならぬことを、それがしが勝手に言いふらすなど…それでは義を失うというもの。さりながら…」
 声が震えながらも、義太夫はなんとか言葉を紡ぎ出す。

「その…三法師様への二心なき旨を示すため、我が家に人質を差し出すようにと…」
 義太夫の声は次第にかすれ、最後の言葉を飲み込むようにして続けた。
「それも、御台様を…」
 三九郎の表情は一瞬凍りついた。次の瞬間、目も食らわんばかりの怒りがその顔に広がる。
「羽柴筑前がそのようなことを申したと?」
 義太夫はうなずき、息を呑みながら小さく身をすぼめた。
「そ、そのようなことを…」
 三九郎の声が震える。激怒と共に湧き上がる衝撃を抑えきれない。
 その名が人質として挙がったことに、三九郎の心に激しい怒りが沸き起こる。噂に聞く秀吉の好色ぶりを思えば、その意図は火を見るよりも明らかだった。

 三九郎は激昂し、義太夫に詰め寄る。
「そこまで愚弄され…黙って使者を返したのか?」
 義太夫は冷や汗を拭いながら、声を小さくして答えた。
「はぁ…それはまぁ、無論…」
 その言葉に、三九郎の怒りがさらに燃え上がる。
「義太夫、分かっておるのか!我らがどれほど侮られておるのか!」
 声を荒げる三九郎の表情には、家の名誉を守ろうとする切実な思いと、秀吉への憤懣が刻まれていた。
 義太夫は迫力に圧倒され、口を開けずにいる。しかし三九郎の怒りは収まらず、その声はさらに大きくなった。
「父上は…何も仰せにはならぬのか。かような屈辱を甘んじて受けると仰せなのか。父上はどこまで腑抜けてしまわれたのじゃ!」

 その言葉に、義太夫は顔を曇らせつつも、毅然とした口調で応じた。
「若殿。それは違いまする。殿は我ら家臣とこの伊勢の地に住む者たちを戦さに巻き込むことを怖れ、何よりも、皆の命を守らんがため、筑前めに足蹴にされるが如き振る舞いを受けても、ひたすら耐えておいでなのでござります」

 三九郎は目を見開き、義太夫を睨みつけた。怒りと困惑がその瞳に交錯している。
「されど、それでは…父上が耐えれば済むというか?我が家の誇りも、風花殿も、泥にまみれてよいと?」
 三九郎は義太夫の言葉に眉を寄せ、険しい目で問い詰めた。
「いえ、殿は迷っておいでではござりますが、その心は清須を出た頃から決まっていたものかと」
「何ゆえにそれがわかる?」
 義太夫は一瞬言葉を選ぶように視線を落とし、それから静かに答えた。

「殿は鶴を…蒲生を遠ざけました。あれは、蒲生家を我が家の戦さに巻き込まぬようにするためではないかと存じあげまする。殿はあのようなお方。羽柴筑前が己が野望を遂げんとして兵をあげれば、黙ってみておるなどということはならさぬものかと。されど、それでは我らとこの国に住む者たちが戦火に巻き込まれる。それゆえに未だ迷っておいでなのではないかと考える所存で」
 三九郎は義太夫の言葉に眉を寄せ、深く息をついた。

「父上がそこまで先を見通してお考えとは…。されど、迷う暇などない。羽柴筑前が我らをどれだけ侮っておるか、これではっきりしたではないか」
 義太夫は三九郎の視線を受け止め、静かに続けた。
「殿もそのことは重々お分かりのことでございましょう。されど、戦となれば、この伊勢の地が荒れる。それだけは何としても避けたいと、殿は常々仰せでございました」

 秋風が襖の隙間から吹き込んでくる。揺れる灯火が二人の影をゆらゆらと映し出し、まるで心の揺れそのものを象徴するかのようだった。
 三九郎は拳を握りしめ、遠くで鳴く虫の声に耳を傾けた。
「迷いを断つのが我が役目。父上に会う」
「若殿…」
 三九郎の決意に満ちた表情を前に、義太夫はそれ以上の言葉を飲み込んだ。秋の夜気は冷たく、その冷たさが戦乱の影をさらに濃くしているように感じられた。
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