獅子の末裔

卯花月影

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24.新たな時代

24-5. 最期の願い

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 昨年末にあった天正大地震は尾張・伊勢に壊滅的被害をもたらした。この世のものとも思えぬ大災害に、ついに天に見放されたかと多くの人が嘆く中、全く異なる事象として時を見据えていたのは、義太夫の旧主・滝川一益。
『これはまさしく天が与えたもうた好機。今こそ大乱を治め、徳川と和睦するときと、関白に進言すべし』
 長引く戦さと先年からの天災により徳川の領国は疲弊の一途を辿っている。今がまさに好機と見た一益は、義太夫を秀吉の元へと遣わした。
『和睦とな。して、左近に策はあるのか?』
『されば、徳川殿には正室がござりませぬ。それゆえ、関白殿下の御身内のどなたかを正室として送り、縁組を結ぶというのは如何なものかと』
 徳川攻めの拠点としていた尾張の城のほとんどは大地震によって失われている。畿内の復興を急ぐためにも、家康と和睦するのが順当と思われた。

 秀吉はすでに他家に嫁がせていた妹を離縁させると決め、徳川家康との交渉を、織田信雄と一益の二人に任せた。それからの約一年、義太夫は何度も浜松まで足を運んで徳川家の家臣たちと話を詰め、縁組の段取りから、秀吉の妹の輿入れにも同行し、一益や玉姫の待つ越前に戻る暇もないほどの忙しさだった。

 秀吉の妹が華やかに輿入れを果たしたその月も、家康は頑として上洛しようとはしなかった。いくら言を尽くしても、沈黙を貫くばかり。ついに業を煮やした秀吉は、最愛の母を人質として浜松へと送りつける。家康を動かすための最後の手。母の身を思えば、家康とて無視はできぬ。

かくして十月――家康はようやく重い腰を上げ、上洛する。両者は膝を交え、ようやく和解が成った。

 だが、その間も義太夫の胸はざわめき続けていた。何度も越前の一益へ便りを送ったが、いくら待てども返事はない。沈黙が、何よりも不吉だった。

「――これは、ただ事ではない」

 嫌な胸騒ぎに突き動かされ、義太夫は家康の上洛には同行せず、その足で越前へと急いだ。
 久しぶりに小丸城に帰り着くと、そこはまるで時の流れを忘れたかのように静まり返っていた。
(ここは時が止まっていたかのようじゃ)
 胸に冷たいものが落ちるのを感じながら、義太夫は広間へと歩を進めた。常のごとく、そこで一益が現れるのを待つ。しかし、障子の向こうから姿を現したのは、主ではなく風花であった。

 その姿を見た瞬間、義太夫はすべてを悟った。
『御台様。そのお姿はもしや…』
 剃髪した風花を見て、すでに一益がこの世にいないことを悟った。
『ちょうど義太夫殿が越前を離れたころから、殿の容体が悪くなっていったのじゃ』
 風花の静かな声が、冷えた空気の中に溶けていく。
『それがしは殿が患っていたことさえも知らされてはおらず…。何故、知らせを送ってくだされなかったので?』

 愕然とする義太夫に、風花は申し訳なさそうに頭を垂れ、
『許してたもれ。殿が、義太夫殿には知らせてはならぬと、そう仰せになり…』
 悲しみに沈む風花を責めることはできなかった。何を言ってももう、一益は帰ってこないのだ。

 静寂の中、義太夫は荼毘に付された亡き主の遺骨を前に、三日三晩泣き明かした。そして涙が尽きたのち、一益の遺志を果たすため、暘谷庵へと埋葬するべく、風花と七郎、玉姫を伴い、上洛の途についた。

 遠路、信濃から上洛してくる三九郎を待つため、一益の葬儀は十二月に執り行われることとなった。それまでの間、義太夫は片時も休まることがなかった。

 滝川家の旧臣たちに訃報を送り、一益の最期を伝える筆を執るたび、胸の奥が締めつけられる。かつての忠義の士たちに、主君の死を知らせねばならぬとは、あまりに辛い役目であった。

 さらに義太夫は、伊勢にも足を運んだ。滝川家ゆかりの地を巡り、かつての縁者たちと語らいながら、一益の遺志を汲むために奔走する日々。しかし、どれだけ動き回ろうとも、胸の空虚は埋まらぬ。

(殿がおられぬ今、我らはどこへ向かえばよいのか)

そう思いながらも、義太夫は足を止めることはなかった。主君への最後の務めを果たすため、ただひたすらに駆け続けた。

 そうこうしているうちに上洛してから、いつの間にかひと月が過ぎていた。
 その朝は、ことのほか冷え込んでいた。白い息を吐きながら目を覚ました義太夫は、ふと、部屋の片隅に横たわる玉姫を見やった。普段なら朝の支度を始めるはずの玉姫が、まだ眠ったままである。
「玉姫殿?」
 近寄ってそっと声をかける。しかし、まるで届いていないかのように、玉姫は微動だにしなかった。胸騒ぎが走る。
(これはただ事ではない)
 肩を揺さぶると、かすかに息はしているものの、意識がない。義太夫の背に、冷たい汗が流れた。

 慌てて人づてに医者を探し出し、屋敷へと連れ帰る。しかし、医者は玉姫の寝顔をじっと見つめたまま、難しい顔をするばかりだった。何を問うても、薬のひとつも渡してはくれない。
「どうか、この命に代えても助けたいのです」

 必死に頼み込んでも、医者は静かに首を振るばかりだった。
(こんなとき、殿がいてくだされば…)
 胸に浮かぶのは、すでにこの世を去った一益の姿。一益には医術の心得があり、時に薬草を育て、病に苦しむ者へ手を差し伸べていた。

 だが、義太夫には調合の術さえなかった。ただ、一益が残した医書を片手に、寝食を忘れ、必死に書物を読み、試せることはすべて試した。湯を沸かし、温め、呼びかけ、手を握り、祈るようにその瞼が開くのを待ち続けた。

――だが、その願いは天には届かなかった。

 玉姫が静かに息を引き取ったのは、三日後のことだった。
(殿にも玉姫殿にも、別れの言葉ひとつ、かけることはできなんだ)
 ひとり、燃え尽きたように座り込んだ。
 この一年、貫いてきたのは何だったのか。悲願だった葉月の奪還はならず、最後に残った大切な人さえも失った。
 ならば、残された道はひとつ。
(もう失うものはなにもない。かくなる上は、身命を賭しても姫様を奪い返すのみ)
 その思いが胸に宿った瞬間、いてもたってもいられなくなった。義太夫は立ち上がると、振り返ることなく、暘谷庵を飛び出した。

『これまで葉月や八郎を取り戻そうと、父上が同じことを言われて関白に言い様に使われてきた。おぬしも同じではないか。関白の天下のために、使い倒されて終わるだけとは思わぬか』
 先ほどの三九郎の言葉が深く胸に突き刺さった。

――あれは、鶴ではなく、このわしに向けられたものではなかったか。
 関白の思惑に翻弄され、利用され、尽くしても尽くしても、結局はすべてを失うだけではないのか。

(……否)

 拳を握る。
(今度こそは、姫様を救い出さねばならぬ)
 それが叶わぬのならば――
(大坂城の広間で腹を掻き切り、はらわたを関白に投げつけてやる)

 もはや、迷いはなかった。

「義太夫、如何した?」
 忠三郎が杯を片手に、上機嫌に義太夫を見やる。すっかり酔いが回った様子だ。
「いや…それにしても、なにゆえに、あのような戯けたことを言うたのじゃ」
「戯けたこと?」
「若殿に女子を取るなと言うたではないか。童でもあるまいに。若殿は呆れかえっておったわい」
 義太夫は苦笑しながら盃を傾けた。人の気も知らずに、いい気なものだ――。

「戯けたことではない。三九郎のやつ、わしの女子を身請けしようなどと…」
 忠三郎が不服そうな顔でブツブツと呟く。その様子に、義太夫はおや? と首を傾げた。
「それは、おゆうとか言う遊女のことか?」
「おゆう?そんな名であったかのう…」
 どうやらまともに名前も覚えていないらしい。なんとも忠三郎らしいと、義太夫は苦笑する。

「昼間、妙な浪人者が身請けするとか言いよったらしい。名も名乗らなかったようじゃが、三九郎に違いない。あやつめ、わしへの面当てに、よりにもよって女子に手を出すとは…」
「妙な浪人者?わしのことか?」
 義太夫は堪えきれず、大笑いした。
「何……?」
 忠三郎は目を見開く。
「あの三九郎が傾城屋に行くなど、おかしなこともあるものと思うていたが……まさか……浪人者とは、おぬしか?」
「然様。あ、傾城屋へ金を払うておいてくれ。蒲生家から渡すというておるゆえ」

 しゃあしゃあと言い放つ義太夫に、忠三郎はさらに目を丸くする。
「何故、そのようなことに…。で、娘は如何した?国に帰したのか?」
「おぉ、供に助九郎をつけた故、案ずるな」
 それを聞いた忠三郎は、あからさまにがっかりした顔をして、しみじみと酒を啜った。
「鶴。遊女に入れ込んでいるなどということが奥方に知れたら、それこそ大騒ぎになるじゃろ」
 吹雪は何故か大坂に来るのを嫌がり、京の屋敷にいる。侍女たちから何かを聞いているのかもしれない。

 忠三郎は深いため息をつきながら、酒の杯をまたひとつ傾けた。
 
「わしのことよりも、おぬしの方こそ、傾城屋などへ出入りして、また玉姫殿に叱られるのではないか?」
 忠三郎がニヤリと笑いながら言う。
「それは…。無論、玉姫殿には内密にせねばなるまい」
 義太夫が少しばかり肩をすくめると、忠三郎は呆れたように手酌で酒を飲みながら、ポツリと漏らした。
「わしは章や葉月殿を使うて関白の機嫌を取ろうと思うておるわけではない」
 先ほど三九郎に言われたことを気にしているのだろう。こんな本音を言いだすのは、酒が相当に回っている証拠だ。
「章姫様はどうなされておる。お変わりないか」
「分からぬな。何度か会いに行ったが、顔も見たくないと追い返された」
 義太夫は笑いを堪えながら頷く。章姫の怒りが、まるでここにいるかのように伝わってくる。

 そのとき、不意に忠三郎が義太夫の肩を抱きかかえ、そのままもたれかかってきた。
「……おい」
 まったく、酔いどれとは手がかかる。義太夫は苦笑しながら、忠三郎の肩を支えた。
「聞け、義太夫」
 忠三郎が、酒の勢いそのままに身を預けてくる。
「お、重い…鶴、暑苦しいわい。どこの女子と間違うておる」
 義太夫は肩を揺さぶるが、酔った忠三郎はまるで動じる様子もない。
「皆、存じてはおらぬであろう。わしはな、わが身の保身のために、皆を関白に差し出したわけではない」
 義太夫は、今宵の酔い方にただならぬ気配を感じつつ、とりあえず「うんうん」と頷いておく。こういうときは下手に口を挟まず、流れに身を任せるに限る。
「あの時はただ、義兄上を助けたい一心で…」
 と言葉を詰まらせ、泣き出した。
(……これはいよいよ面倒なことになってきた)
 すでに腹をくくるしかないと覚悟を決めた。
「そうか、そうか」
 ただひたすらに頷き、慰めるような声音を作る。

「分かってくれるか?」
「お?おぉ、それは無論…。おぬしの心は、殿とて、よう存じておられた筈じゃ」
 とりあえず、そう言って宥めようとしたその瞬間――
「義太夫!!」
 忠三郎がガバッと抱きついてきた。
(ひぇぇぇ…こんなことなら、あの女子を残しておけばよかった)
 義太夫は心の中で天を仰ぐ。
 だが、もう後にも引けぬ。これは朝まで付き合わされる流れに違いない。

――まったく、酒とはかくも恐ろしいものである。
「鶴、落ち着け」
「義兄上に…会いたいのう」
  忠三郎の嗚咽に濡れた声を聞いた瞬間、義太夫ははっと気づいた。
 一益のもとを離れたのは自分だけではない。忠三郎もまた、長らく義兄に会えていないのだ。最後に言葉を交わしたのは、越中征伐の帰途――あれから、もう一年以上の時が流れていた。

(そうか……こやつも、か)
 いずれは政権を担い、天下に名を馳せるはずだった忠三郎。しかし今や、妹を人質に差し出し、国替えにすら逆らえぬ外様大名のひとりに成り果てた。

『蒲生飛騨も落ちたもの。本能寺にて右府様に殉じた方が、どれほど武門の誉れであったことか』

 都に流れる冷ややかな囁きは、きっと本人の耳にも届いているだろう。
 町屋の破壊は、そうした京童の嘲笑を封じるための、ささやかな抵抗だったのかもしれぬ。だが、それだけではない。忠三郎は、己を最も理解してくれた存在を喪い、ただ虚ろな日々を彷徨っているのだ。

 初めて出会った時から十七年もの歳月、常にその傍らに在り、道を示してくれた一益。
 ――もう、いない。

(それは……わしも同じことよ)

 甲賀を出てより、ただ滝川家のために生きてきた。
 けれど今や、広大な領地を失い、生涯を捧げると誓った主も、共に歩むはずだった玉姫も、もはやこの世にいない。
(この先、何を為すべきかも分からぬ。されど、姫様を救うまでは死ねぬ……)

 それだけは、何があろうとも果たさねばならぬ。
 ふと、心に浮かぶひとつの考え。
(いっそ、わしも兵を挙げて九州へ渡るか。手柄を立て、姫様の返還を願い出るのも一策かもしれぬ)
 胸に沸き立つ決意を口にしかけたその時、
「鶴、わしもおぬしと共に――」

 そう言いかけて忠三郎を見れば、すでに義太夫にもたれかかり、静かな寝息を立てていた。
「全く、面倒な奴め……。まあ、あのまま夜通し泣かれるよりはよほどよいか」
 義太夫はそっと忠三郎を横たえ、灯明の火を吹き消す。
 肩に掛けた羽織を引き寄せ、静かに目を閉じた。
(いよいよ、滝川義太夫、旗揚げの時か……)

 果たして、九州とは如何なる地か。島津の兵とは、いかほどの強者か。
 ふと、ロレンソのことを思い出す。彼は確か、肥前の出だった――
 そんな取り留めのない思考のうちに、静かな闇が訪れ、義太夫は深い眠りへと落ちていった。
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