性に関する幾つかの話

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第十九話

主従関係

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 土曜日の午後、私はいつもこのマンションに来てメイド服に着替え、家事をこなす。
 いつも通りに掃除、洗濯、キッチン仕事を終える頃、この部屋の主人が帰ってくる。

「お帰りなさいませ」私は三つ指こそ付かないが、玄関で丁寧に主人を迎える。主人は私に一礼をしてまずは書斎に荷物を置いてラフな格好に着替え、リビングに向かう。私は主人の前にコーヒーを運ぶ。

 ソファに座り新聞をしばらく眺めた後、主人は私に声をかける。
「いつも通りに脱ぎなさい」
私は小さく「はい」と返し、メイド服のままパンツを脱ぎ、スカートをつまみ上げる。
主人は露わになった私の股間を凝視する。
「ちゃんと剃ってあるね。後ろを向きなさい。」
私は反転し、主人の前にお尻を突き出し、肛門が見えるように両手で拡げる。
「こっちも綺麗にしてるね。いい子だ。」そういうと主人は、私の肛門を舐めてくる。
「あ、ありがとうございます」私はほのかながら力強い快感を感じる。
主人は肛門から陰唇まで舌を動かしてジュルジュルと音を立てながらいやらしく舐め回してくる。
私はたまらず声を上げ、膝が崩れそうなのを必死に耐える。

 主人はソファから立ち上がり、メイド服の腰リボンを解き、背中のジッパーを下す。すると服は下に滑り落ち、私は裸にニーソックス姿になった。
「いつ見てもお前は可愛い。私の宝だよ。」主人は私を後ろから抱きしめ、胸から股間を撫で回す。そして私の肩に手を添えて相対する様に向き直すと、私の唇を舐め回す。
「あぁ、可愛いよ、たまらない、食べたい」そう言いながら舌を唇から首筋、乳首と動かして舐め回す。

 主人は一度身体を離して私の手首を掴み、リビングに繋がったベッドルームへ連れて行く。そこにある大きなベッドに私を押し倒し、自らも全裸になり私の太腿を舐め始める。
 太腿に鬱血痕が残るほど強く吸った後、主人の舌は私の秘部を探り始める。既に粘液に塗れた秘部を探られると、いやらしい声が出てしまう。
「いい声だ、いやらしくていい声だ。もっと声を出していいんだよ。」そう言うとさらに激しく秘部を探り回す。
「あぁ…だめ…イク…」私は秘部を探られながら登りつめ、身体中を痙攣させた。
「イッちゃったんだね…じゃあこっちも」そう言うと主人は私の眼前に逸物を差し出してきた。私はいつものようにそれを口に含み、愛おしく舐め回した。
「あぁ、そうだ。言った通り優しく…あぁ、上手だよ。気持ちいい…」主人に褒められて私は喜びを感じていた。

 しばらく主人の逸物を口内で愛でていると、主人が逸物を口から抜き、私の腿の間に移り、秘部を逸物の先で撫で回し始めた。私はクリトリスや膣口でそれを感じ、堪らず背を反らし、悶えた。
「欲しいのか、これが」
「はい…欲しいです」
「何が欲しいんだ?」
「ご主人様の…オチンチンが欲しいんです」
「何処に欲しいんだ?」
「…ここに…」
「それじゃわからない…ちゃんと言いなさい」
「お…オマンコに…」
「もう一度、何をどこに欲しいのか、言いなさい」
「私のオマンコに…ご主人様のオチンチンを下さい」
私が言い終わるが早いか、主人は私の秘部に逸物を突き立ててきた。その瞬間、まるで脳天まで突き刺されたような快感が走り、私は背を退け反らせて叫びにも似た声を上げてしまった。
「あぁ、すごい、すごいぞ、いい子だ、いい子だ」
主人は私を褒めながら何度も何度も逸物を突き立て、私はそれを喜びながら受け入れた。そして主人は私の上に覆い被さり、私の肩を噛みながら射精した。私は膣内で主人の迸りの熱を感じ、肩で主人の力を感じ、気が遠くなるような快感に堕ちた。

 主人は朦朧としている私の頭を抱きしめて優しく額にキスをしてくれた。私はそれに応えるように主人の首筋に流れる汗を舌で拭い取った。

 私はこれから先も、この主人に仕えていく。主人もまた、私を側に置き続けてくれるだろう。結婚とか恋愛とは違う、もっとシンプルな主従という関係で充分なのだ。
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