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蜜月
三話
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美苑が潤弥の担当となり、半月が過ぎた。
「で、ここに・・」
「あ、そうか!」
美苑は潤弥に勉強を見てもらっていた。学徒動員で授業がなくなり、潤弥が勉強を教えてくれることになった。
(優しい潤弥さんが、私は大好きだった。丁寧に教えてくれる潤弥さんに、私は恋していた)
「これで、範囲内は覚えたな」
「へへ」
美桜だった頃、数学が大の苦手だった。
「長谷川さん」
「何だ」
美苑は気になっていた噂を、潤弥に訊ねた。
「本当だ」
「・・・」
子作りの為の結婚。
否定しない潤弥に、美苑は泣きたい気持ちになる。
「聞きたいのは?それだけか?」
シュン・・と項垂れる頭を、潤弥は優しく撫でる。
「私は、対象になりませんか?」
思わず出た本音に、ハッと美苑は潤弥を見る。
「美苑」
「わ、忘れてください。私みたいな子供、欲情の対象になるわけ・・んぅ」
口づけられていた。
「なるか?」
「え」
「子作りの、相手になるか?」
「やだ、待って」
紐が解かれる。
口づけながら、下着の中に手を差し込まれる。
「待たない、あんなコトを言って・・人がどんな思いで」
クチュ・・と、淫らな水音が響く。
「濡れてる」
膨らんだ突起を軽く擦られ、美苑は震える。
「やだぁ・・恥ずかしい」
「もっと、感じろ」
執拗に弄られ、気付けば下着のみの姿になっていた。
やだ、も・・やだぁ
突起だけでイカされ、美苑は泣きじゃくる。
「美苑」
震える背中に口づけられ、ビクリと身体を強張らせる。
「やだぁ、も」
「好きだよ、美苑」
口づけられ、美苑は泣いた。
「いま、なんて?」
「好きだ、と言った」
「ふぇっ」
ぽろぽろと、涙が止まらなくなる。
「ったく。此方が我慢していたのに、あんな可愛いことを言うからだ」
「本当に?私のこと・・長谷川さん」
「潤弥だ」
どれだけ、この日を夢見たか。美苑は涙をこぼした。
「いいか、美苑。最後までしても?お前の、初めてをもらっても?」
切なげに見つめる潤弥に、美苑は頷いた。
「はい、私を潤弥さんのものにしてください」
「美苑」
深く口づけられる。中に指を入れられ、出し挿れされる。
美苑は身体が震える、イキそうになるのを口唇を噛んで耐える。
「口唇を噛むな、キズがつく。噛むなら、オレの指を」
長い指が口に入れられる。
「やだ、出来ない」
「まだ、これからだ。泣くのも、感じるのも」
膝裏に手を入れられ、足を高く上げられる。
「や・・こんな」
「挿れるぞ」
太いペニスが、腹につくほどに勃ち上がっていた。先端が当てがわれたと思った直後に、潤弥は一気に挿れた。
ズリュ・・と水音を立てての挿入に、美苑は身体を震わせた。痛みなど、微塵もない破瓜だった。
「ヌルヌルだ、感じるの?」
「言わないでぇ」
ずちゅずちゅと腰を突き上げられ、恥ずかしい言葉で囁かれる。
「好きだ、美苑」
「っく、私も・・」
激しく律動が開始される。
「だめぇ・・また、イク」
「まだだ」
ペニスが引き抜かれる感覚に、美苑は「やだぁ」と泣く。
「美苑、いい子だ」
「やだ、違うの」
恥ずかしい言葉を口走るミオを、恨めしく思う。
「違う?何が、こんなにして」
勃起し、むき出しになった突起を弄られる。
やだぁ・・ごめんなさい
深く激しく突き上げ、潤弥中に射精した。
「あ、だめぇ」
美苑は絶頂を迎えた。
「で、ここに・・」
「あ、そうか!」
美苑は潤弥に勉強を見てもらっていた。学徒動員で授業がなくなり、潤弥が勉強を教えてくれることになった。
(優しい潤弥さんが、私は大好きだった。丁寧に教えてくれる潤弥さんに、私は恋していた)
「これで、範囲内は覚えたな」
「へへ」
美桜だった頃、数学が大の苦手だった。
「長谷川さん」
「何だ」
美苑は気になっていた噂を、潤弥に訊ねた。
「本当だ」
「・・・」
子作りの為の結婚。
否定しない潤弥に、美苑は泣きたい気持ちになる。
「聞きたいのは?それだけか?」
シュン・・と項垂れる頭を、潤弥は優しく撫でる。
「私は、対象になりませんか?」
思わず出た本音に、ハッと美苑は潤弥を見る。
「美苑」
「わ、忘れてください。私みたいな子供、欲情の対象になるわけ・・んぅ」
口づけられていた。
「なるか?」
「え」
「子作りの、相手になるか?」
「やだ、待って」
紐が解かれる。
口づけながら、下着の中に手を差し込まれる。
「待たない、あんなコトを言って・・人がどんな思いで」
クチュ・・と、淫らな水音が響く。
「濡れてる」
膨らんだ突起を軽く擦られ、美苑は震える。
「やだぁ・・恥ずかしい」
「もっと、感じろ」
執拗に弄られ、気付けば下着のみの姿になっていた。
やだ、も・・やだぁ
突起だけでイカされ、美苑は泣きじゃくる。
「美苑」
震える背中に口づけられ、ビクリと身体を強張らせる。
「やだぁ、も」
「好きだよ、美苑」
口づけられ、美苑は泣いた。
「いま、なんて?」
「好きだ、と言った」
「ふぇっ」
ぽろぽろと、涙が止まらなくなる。
「ったく。此方が我慢していたのに、あんな可愛いことを言うからだ」
「本当に?私のこと・・長谷川さん」
「潤弥だ」
どれだけ、この日を夢見たか。美苑は涙をこぼした。
「いいか、美苑。最後までしても?お前の、初めてをもらっても?」
切なげに見つめる潤弥に、美苑は頷いた。
「はい、私を潤弥さんのものにしてください」
「美苑」
深く口づけられる。中に指を入れられ、出し挿れされる。
美苑は身体が震える、イキそうになるのを口唇を噛んで耐える。
「口唇を噛むな、キズがつく。噛むなら、オレの指を」
長い指が口に入れられる。
「やだ、出来ない」
「まだ、これからだ。泣くのも、感じるのも」
膝裏に手を入れられ、足を高く上げられる。
「や・・こんな」
「挿れるぞ」
太いペニスが、腹につくほどに勃ち上がっていた。先端が当てがわれたと思った直後に、潤弥は一気に挿れた。
ズリュ・・と水音を立てての挿入に、美苑は身体を震わせた。痛みなど、微塵もない破瓜だった。
「ヌルヌルだ、感じるの?」
「言わないでぇ」
ずちゅずちゅと腰を突き上げられ、恥ずかしい言葉で囁かれる。
「好きだ、美苑」
「っく、私も・・」
激しく律動が開始される。
「だめぇ・・また、イク」
「まだだ」
ペニスが引き抜かれる感覚に、美苑は「やだぁ」と泣く。
「美苑、いい子だ」
「やだ、違うの」
恥ずかしい言葉を口走るミオを、恨めしく思う。
「違う?何が、こんなにして」
勃起し、むき出しになった突起を弄られる。
やだぁ・・ごめんなさい
深く激しく突き上げ、潤弥中に射精した。
「あ、だめぇ」
美苑は絶頂を迎えた。
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