蜜月

絵麻

文字の大きさ
10 / 13
蜜月

九話

しおりを挟む
「見合い、ですか」
 目の前に置かれたのは、数十件の見合い写真だ。
「去年の正月あたりから、ポツポツと申し出があったの。最近、美苑はすっかり綺麗になったから」
 外腹の美苑には、もったいない話ばかりだった。

(私は潤弥さんが好き。他の人になんて、嫁ぎたくない)
 涙があふれ、美苑は泣いた。

「おはようございます」
「ああ、おはよう」
 いつもと変らない潤弥の様子に、美苑はホッとする。
「掃除、始めますね」
 目を見られまいと、美苑はそそくさと掃除を始めた。

「美苑」
「はい」
「今日は口数が少ないが、何故話さないんだ?」
 潤弥は美苑の様子がおかしいと、薄々気づいていた。
「別に、何時も通りですけど」
 泣きたくなる、潤弥は妙に察しが良い。

「何があった」
「・・・」
「何もないなら、何もないと言うだろう?」
 窓を拭く手が止まる美苑を、潤弥は後ろから抱きしめた。

「んぁ」
 何度も口づけられ、美苑は目を潤ませる。
「だめぇ・・」
「何が、だめなんだ?こんなに濡らして、目を潤ませて」
 紐が解かれ、下着だけにされる。下着の上から触られ、糸を引くほど濡れていることを揶揄される。

「潤弥さん」
「なあ、なんで一人で泣く?」
「・・見合い話がありました。まだ、どうこうの話ではないですが」
 こんなことを言えば、結婚を急かしているみたいだ。
「私は、外腹の子ですから、逆らうことはできません」
「それで、目が紅いのか」
「・・・」
 涙を零す美苑に、潤弥は口づける。

「美苑、少しだけ待ってくれるか」
「はい?」
「大丈夫だ」
 深く、口づけられる。

 やぁ・・大っきい

 さんざん焦らされ、嬲られたあとの挿入に美苑は身体を震わせた。
「気をやる時は、イクと言えと教えただろ」
「ごめんなさい」
「悪い子だ、なんでイッた?」
 耳元で囁かれ、美苑は震える。
「ごめんなさい、潤弥さんのが大っきくて・・気持ちい・・やぁーーー」
 激しく突き上げられ、美苑は泣きじゃくる。
「ダメ・・っ、いまイッたばかり・・しんぢゃ」
「死なないさ、快感でイキ狂うだけだ」
「硬い、おちんちん・・気持ちいい」
 何度も仰け反り、絶頂を迎える。シーツを掴み、快感に耐える美苑に潤弥は何度も注いだ。

「やだ、許して」
 子宮口近くに挿入され、美苑は首を振り懇願した。
「産んでくれるか?」
「え」
「オレの子を、産んでくれるか?」
 切なげな潤弥に、美苑は頷いた。
「はい、私も・・欲しいです。潤弥さんの、赤ちゃん」
「美苑」
 口づけ、律動が再開される。

「イッちゃ・・だめ、でちゃう」
 絶頂とともに、愛液が吹き出す。
「ああっ」
「漏らしたな」
「ちが・・おしっこじゃ」
「恥ずかしいな、十七になってお漏らしか」
 美苑が泣きじゃくる。
「ちが・・違うの、やぁ」
「可愛いよ、美苑。出すよ」
 優しい囁きとともに突き上げられ、美苑は潤弥が中に出したのを感じた。

 ペニスが抜かれ、美苑は気を失った。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

鬼上官と、深夜のオフィス

99
恋愛
「このままでは女としての潤いがないまま、生涯を終えてしまうのではないか。」 間もなく30歳となる私は、そんな焦燥感に駆られて婚活アプリを使ってデートの約束を取り付けた。 けれどある日の残業中、アプリを操作しているところを会社の同僚の「鬼上官」こと佐久間君に見られてしまい……? 「婚活アプリで相手を探すくらいだったら、俺を相手にすりゃいい話じゃないですか。」 鬼上官な同僚に翻弄される、深夜のオフィスでの出来事。 ※性的な事柄をモチーフとしていますが その描写は薄いです。

こじらせ女子の恋愛事情

あさの紅茶
恋愛
過去の恋愛の失敗を未だに引きずるこじらせアラサー女子の私、仁科真知(26) そんな私のことをずっと好きだったと言う同期の宗田優くん(26) いやいや、宗田くんには私なんかより、若くて可愛い可憐ちゃん(女子力高め)の方がお似合いだよ。 なんて自らまたこじらせる残念な私。 「俺はずっと好きだけど?」 「仁科の返事を待ってるんだよね」 宗田くんのまっすぐな瞳に耐えきれなくて逃げ出してしまった。 これ以上こじらせたくないから、神様どうか私に勇気をください。 ******************* この作品は、他のサイトにも掲載しています。

俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛

ラヴ KAZU
恋愛
みゆは付き合う度に騙されて男性不信になり もう絶対に男性の言葉は信じないと決心した。 そんなある日会社の休憩室で一人の男性と出会う これが桂木廉也との出会いである。 廉也はみゆに信じられない程の愛情を注ぐ。 みゆは一瞬にして廉也と恋に落ちたが同じ過ちを犯してはいけないと廉也と距離を取ろうとする。 以前愛した御曹司龍司との別れ、それは会社役員に結婚を反対された為だった。 二人の恋の行方は……

人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている

井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。 それはもう深く愛していた。 変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。 これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。 全3章、1日1章更新、完結済 ※特に物語と言う物語はありません ※オチもありません ※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。 ※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。

冷徹社長は幼馴染の私にだけ甘い

森本イチカ
恋愛
妹じゃなくて、女として見て欲しい。 14歳年下の凛子は幼馴染の優にずっと片想いしていた。 やっと社会人になり、社長である優と少しでも近づけたと思っていた矢先、優がお見合いをしている事を知る凛子。 女としてみて欲しくて迫るが拒まれてーー ★短編ですが長編に変更可能です。

借りてきたカレ

しじましろ
恋愛
都合の良い存在であるはずのレンタル彼氏に振り回されて…… あらすじ システムエンジニアの萩野みさをは、仕事中毒でゾンビのような見た目になるほど働いている。 人の良さにつけ込まれ、面倒な仕事を押しつけられたり、必要のない物を買わされたり、損ばかりしているが、本人は好きでやっていることとあまり気にしていない。 人並みに結婚願望はあるものの、三十歳過ぎても男性経験はゼロ。 しかし、レンタル彼氏・キキとの出会いが、そんな色の無いみさをの日常を大きく変えていく。 基本的にはカラッと明るいラブコメですが、生き馬の目を抜くIT企業のお仕事ものでもあるので、癖のあるサブキャラや意外な展開もお楽しみください!

放課後の保健室

一条凛子
恋愛
はじめまして。 数ある中から、この保健室を見つけてくださって、本当にありがとうございます。 わたくし、ここの主(あるじ)であり、夜間専門のカウンセラー、**一条 凛子(いちじょう りんこ)**と申します。 ここは、昼間の喧騒から逃れてきた、頑張り屋の大人たちのためだけの秘密の聖域(サンクチュアリ)。 あなたが、ようやく重たい鎧を脱いで、ありのままの姿で羽を休めることができる——夜だけ開く、特別な保健室です。

甘い束縛

はるきりょう
恋愛
今日こそは言う。そう心に決め、伊達優菜は拳を握りしめた。私には時間がないのだと。もう、気づけば、歳は27を数えるほどになっていた。人並みに結婚し、子どもを産みたい。それを思えば、「若い」なんて言葉はもうすぐ使えなくなる。このあたりが潮時だった。 ※小説家なろうサイト様にも載せています。

処理中です...