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蜜月
九話
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「見合い、ですか」
目の前に置かれたのは、数十件の見合い写真だ。
「去年の正月あたりから、ポツポツと申し出があったの。最近、美苑はすっかり綺麗になったから」
外腹の美苑には、もったいない話ばかりだった。
(私は潤弥さんが好き。他の人になんて、嫁ぎたくない)
涙があふれ、美苑は泣いた。
「おはようございます」
「ああ、おはよう」
いつもと変らない潤弥の様子に、美苑はホッとする。
「掃除、始めますね」
目を見られまいと、美苑はそそくさと掃除を始めた。
「美苑」
「はい」
「今日は口数が少ないが、何故話さないんだ?」
潤弥は美苑の様子がおかしいと、薄々気づいていた。
「別に、何時も通りですけど」
泣きたくなる、潤弥は妙に察しが良い。
「何があった」
「・・・」
「何もないなら、何もないと言うだろう?」
窓を拭く手が止まる美苑を、潤弥は後ろから抱きしめた。
「んぁ」
何度も口づけられ、美苑は目を潤ませる。
「だめぇ・・」
「何が、だめなんだ?こんなに濡らして、目を潤ませて」
紐が解かれ、下着だけにされる。下着の上から触られ、糸を引くほど濡れていることを揶揄される。
「潤弥さん」
「なあ、なんで一人で泣く?」
「・・見合い話がありました。まだ、どうこうの話ではないですが」
こんなことを言えば、結婚を急かしているみたいだ。
「私は、外腹の子ですから、逆らうことはできません」
「それで、目が紅いのか」
「・・・」
涙を零す美苑に、潤弥は口づける。
「美苑、少しだけ待ってくれるか」
「はい?」
「大丈夫だ」
深く、口づけられる。
やぁ・・大っきい
さんざん焦らされ、嬲られたあとの挿入に美苑は身体を震わせた。
「気をやる時は、イクと言えと教えただろ」
「ごめんなさい」
「悪い子だ、なんでイッた?」
耳元で囁かれ、美苑は震える。
「ごめんなさい、潤弥さんのが大っきくて・・気持ちい・・やぁーーー」
激しく突き上げられ、美苑は泣きじゃくる。
「ダメ・・っ、いまイッたばかり・・しんぢゃ」
「死なないさ、快感でイキ狂うだけだ」
「硬い、おちんちん・・気持ちいい」
何度も仰け反り、絶頂を迎える。シーツを掴み、快感に耐える美苑に潤弥は何度も注いだ。
「やだ、許して」
子宮口近くに挿入され、美苑は首を振り懇願した。
「産んでくれるか?」
「え」
「オレの子を、産んでくれるか?」
切なげな潤弥に、美苑は頷いた。
「はい、私も・・欲しいです。潤弥さんの、赤ちゃん」
「美苑」
口づけ、律動が再開される。
「イッちゃ・・だめ、でちゃう」
絶頂とともに、愛液が吹き出す。
「ああっ」
「漏らしたな」
「ちが・・おしっこじゃ」
「恥ずかしいな、十七になってお漏らしか」
美苑が泣きじゃくる。
「ちが・・違うの、やぁ」
「可愛いよ、美苑。出すよ」
優しい囁きとともに突き上げられ、美苑は潤弥が中に出したのを感じた。
ペニスが抜かれ、美苑は気を失った。
目の前に置かれたのは、数十件の見合い写真だ。
「去年の正月あたりから、ポツポツと申し出があったの。最近、美苑はすっかり綺麗になったから」
外腹の美苑には、もったいない話ばかりだった。
(私は潤弥さんが好き。他の人になんて、嫁ぎたくない)
涙があふれ、美苑は泣いた。
「おはようございます」
「ああ、おはよう」
いつもと変らない潤弥の様子に、美苑はホッとする。
「掃除、始めますね」
目を見られまいと、美苑はそそくさと掃除を始めた。
「美苑」
「はい」
「今日は口数が少ないが、何故話さないんだ?」
潤弥は美苑の様子がおかしいと、薄々気づいていた。
「別に、何時も通りですけど」
泣きたくなる、潤弥は妙に察しが良い。
「何があった」
「・・・」
「何もないなら、何もないと言うだろう?」
窓を拭く手が止まる美苑を、潤弥は後ろから抱きしめた。
「んぁ」
何度も口づけられ、美苑は目を潤ませる。
「だめぇ・・」
「何が、だめなんだ?こんなに濡らして、目を潤ませて」
紐が解かれ、下着だけにされる。下着の上から触られ、糸を引くほど濡れていることを揶揄される。
「潤弥さん」
「なあ、なんで一人で泣く?」
「・・見合い話がありました。まだ、どうこうの話ではないですが」
こんなことを言えば、結婚を急かしているみたいだ。
「私は、外腹の子ですから、逆らうことはできません」
「それで、目が紅いのか」
「・・・」
涙を零す美苑に、潤弥は口づける。
「美苑、少しだけ待ってくれるか」
「はい?」
「大丈夫だ」
深く、口づけられる。
やぁ・・大っきい
さんざん焦らされ、嬲られたあとの挿入に美苑は身体を震わせた。
「気をやる時は、イクと言えと教えただろ」
「ごめんなさい」
「悪い子だ、なんでイッた?」
耳元で囁かれ、美苑は震える。
「ごめんなさい、潤弥さんのが大っきくて・・気持ちい・・やぁーーー」
激しく突き上げられ、美苑は泣きじゃくる。
「ダメ・・っ、いまイッたばかり・・しんぢゃ」
「死なないさ、快感でイキ狂うだけだ」
「硬い、おちんちん・・気持ちいい」
何度も仰け反り、絶頂を迎える。シーツを掴み、快感に耐える美苑に潤弥は何度も注いだ。
「やだ、許して」
子宮口近くに挿入され、美苑は首を振り懇願した。
「産んでくれるか?」
「え」
「オレの子を、産んでくれるか?」
切なげな潤弥に、美苑は頷いた。
「はい、私も・・欲しいです。潤弥さんの、赤ちゃん」
「美苑」
口づけ、律動が再開される。
「イッちゃ・・だめ、でちゃう」
絶頂とともに、愛液が吹き出す。
「ああっ」
「漏らしたな」
「ちが・・おしっこじゃ」
「恥ずかしいな、十七になってお漏らしか」
美苑が泣きじゃくる。
「ちが・・違うの、やぁ」
「可愛いよ、美苑。出すよ」
優しい囁きとともに突き上げられ、美苑は潤弥が中に出したのを感じた。
ペニスが抜かれ、美苑は気を失った。
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