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後宮物語〜 秋桜 〜
八話
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「どうだ、鄭尚宮」
それは、王妃からの突然の呼び出しだった。
「―――」
用件は一ヶ月を過ぎても、懐妊しないことだ。
「私は案じているのだ。そなたは女官だった、懐妊出来ねはただの特別尚宮として・・一生、穀潰しとして生きることになる」
「!」
穀潰し。
結真の胸に、ズキリと痛みが走る。毎日の様に抱かれて、一ヶ月を過ぎて懐妊しない自分は欠陥ではないのかと、王妃は遠回しに言っているのだ。
「結真」
夕刻、蒼河が宮に戻る。
「あ、蒼河様」
「どうした、こんな暗がりに」
「え、あーー・・」
蒼河が帰宅したことにも、日が沈んだことにも気づかなかった。結真は自分が、思った以上に落ち込んでいると自覚した。
「何か、言われたのか」
「はい?」
「昼間、王妃に呼ばれたそうだな?何か、言われたのか」
「別に」
当たり前の事だと、結真は首を振る。
「んっ」
丹念に、蒼河の愛撫が結真の身体を蕩かせる。
「結真」
名前を呼ばれた瞬間、太いモノが結真を一気に貫いた。
あああっ
結真は震えながら、絶頂した。いつもより格段に感じやすく積極的な結真に、蒼河は疑問を感じた。
「結真、どうした?」
「別に、どうもしま・・あんッ、せ」
「・・・」
蒼河は自身を引き抜いた。
「あ」
「何が、あった?」
「だから、何も」
ありません、と結真は言いながら涙をあふれさせる。
「・・――」
「それで?」
「私、たしかに・・そうなのかな、って」
早い妃は、翌月には懐妊すると。王妃自身も、翌月には王子を身ごもっていた。
「蒼河様」
「まさか、自分は相応しくないとか」
入口に硬くなったモノが押し当てられる。
「欠陥があるとか、考えていないだろうな」
「だって、―――あ」
「結真!」
四つん這いにされ、深く貫かれた。激しく突かれ、結真は逃れようと敷布を掴む。
「逃げるな」
「深ぁ、ダメ・・・」
「結真、また居なくなるつもりか?」
抱きしめ、身体を起こす。
「お前を失ったと思った日、私がどんな思いで過ごしたと?」
「んぁ―――、ソコ、突いちゃいゃぁ」
「また、居なくなる気か?」
涙が止まらなかった。
幸せな筈なのに、胸が痛んだ。
「頼むから、居なくならないでくれ」
「はい」
結真は頷いた。
そして、さらに数日が過ぎた。
「・・承恩尚宮様、失礼ですが月の――はありましたか?」
脈診した医女が訊ねた。
「いえ、今月はまだ」
「ならば、間違いございません」
医女は微笑んだ。
「承恩尚宮様、ご懐妊でございます」
「!」
淑英、銀今、美京は笑顔になる。
「あの、懐妊のことは――しばらくは伏せて。お願いできますか」
「え?あ」
医女はハッとし、真顔になる。
「心得ました。誰にも、言いません。ですが尚宮様、殿下にはちゃんと」
「うん、伝えるよ」
結真は自分の下腹部を撫でていた、やっと出来たと蒼河の帰りを待ちわびる。
「本当か?」
「はい」
「間違いは、ないか?ホントに――――」
「医女に言われました。あと、しばらくは伏せてくれと」
「結真!」
蒼河は抱きしめた。
「ありがとう、本当にありがとう」
「蒼河様、産んで構わないですよね?」
涙があふれる。
「当たり前だ!どれだけ、待ったと」
蒼河が震えていることに、結真は笑顔になった。
それは、王妃からの突然の呼び出しだった。
「―――」
用件は一ヶ月を過ぎても、懐妊しないことだ。
「私は案じているのだ。そなたは女官だった、懐妊出来ねはただの特別尚宮として・・一生、穀潰しとして生きることになる」
「!」
穀潰し。
結真の胸に、ズキリと痛みが走る。毎日の様に抱かれて、一ヶ月を過ぎて懐妊しない自分は欠陥ではないのかと、王妃は遠回しに言っているのだ。
「結真」
夕刻、蒼河が宮に戻る。
「あ、蒼河様」
「どうした、こんな暗がりに」
「え、あーー・・」
蒼河が帰宅したことにも、日が沈んだことにも気づかなかった。結真は自分が、思った以上に落ち込んでいると自覚した。
「何か、言われたのか」
「はい?」
「昼間、王妃に呼ばれたそうだな?何か、言われたのか」
「別に」
当たり前の事だと、結真は首を振る。
「んっ」
丹念に、蒼河の愛撫が結真の身体を蕩かせる。
「結真」
名前を呼ばれた瞬間、太いモノが結真を一気に貫いた。
あああっ
結真は震えながら、絶頂した。いつもより格段に感じやすく積極的な結真に、蒼河は疑問を感じた。
「結真、どうした?」
「別に、どうもしま・・あんッ、せ」
「・・・」
蒼河は自身を引き抜いた。
「あ」
「何が、あった?」
「だから、何も」
ありません、と結真は言いながら涙をあふれさせる。
「・・――」
「それで?」
「私、たしかに・・そうなのかな、って」
早い妃は、翌月には懐妊すると。王妃自身も、翌月には王子を身ごもっていた。
「蒼河様」
「まさか、自分は相応しくないとか」
入口に硬くなったモノが押し当てられる。
「欠陥があるとか、考えていないだろうな」
「だって、―――あ」
「結真!」
四つん這いにされ、深く貫かれた。激しく突かれ、結真は逃れようと敷布を掴む。
「逃げるな」
「深ぁ、ダメ・・・」
「結真、また居なくなるつもりか?」
抱きしめ、身体を起こす。
「お前を失ったと思った日、私がどんな思いで過ごしたと?」
「んぁ―――、ソコ、突いちゃいゃぁ」
「また、居なくなる気か?」
涙が止まらなかった。
幸せな筈なのに、胸が痛んだ。
「頼むから、居なくならないでくれ」
「はい」
結真は頷いた。
そして、さらに数日が過ぎた。
「・・承恩尚宮様、失礼ですが月の――はありましたか?」
脈診した医女が訊ねた。
「いえ、今月はまだ」
「ならば、間違いございません」
医女は微笑んだ。
「承恩尚宮様、ご懐妊でございます」
「!」
淑英、銀今、美京は笑顔になる。
「あの、懐妊のことは――しばらくは伏せて。お願いできますか」
「え?あ」
医女はハッとし、真顔になる。
「心得ました。誰にも、言いません。ですが尚宮様、殿下にはちゃんと」
「うん、伝えるよ」
結真は自分の下腹部を撫でていた、やっと出来たと蒼河の帰りを待ちわびる。
「本当か?」
「はい」
「間違いは、ないか?ホントに――――」
「医女に言われました。あと、しばらくは伏せてくれと」
「結真!」
蒼河は抱きしめた。
「ありがとう、本当にありがとう」
「蒼河様、産んで構わないですよね?」
涙があふれる。
「当たり前だ!どれだけ、待ったと」
蒼河が震えていることに、結真は笑顔になった。
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