“穢れ”し少年の吸血記 〜聖騎士の息子は、真祖の少女に救われた〜

 これは、聖騎士の父に憧れる主人公が、ヒロインの真祖によって眷属にされちゃうとこから始まる物語です。



 『神聖国家シグファレム』——通称『教国』に暮らす主人公アトラは、教国の切り札とされる“聖騎士”の父に憧れていた。

 ある日、アトラの暮らす村は父の不在の間に襲撃されてしまう。
 アトラは剣を手に戦うが、人質という卑怯な手段に出た盗賊たちに敗北した。

 そんな中、致命傷を負い、村人たちの死体と共に倒れていたアトラは、人類の敵である真祖の少女ルカに助けられ、命を救われる。

 真祖ルカの血によって吸血鬼へと転生したアトラは、その反動で人間の頃の記憶が欠けてしまう。
 アトラは自身の記憶を取り戻すために、自身を救ったルカと行動を共にするのだった。

 一方、真祖の存在を感知した教国は、至急討伐隊を編成する。
 その中には、アトラの父である聖騎士ナクラム・ヴィント・アーカーの姿があった。

 幼い頃から憧れてきた父と、命の恩人である少女が敵対する状況の中、アトラの選択は…………。
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