あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋

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第十一章

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文哉はいつも2人の美女に囲まれて大変満足していた。
結衣と史花は従順な女性であった。
文哉は心の中でつぶやいていた。

ある日、文哉宛にフィギュアスケートの採点方法の改訂ついてのお知らせが郵送されてきた。
改訂後の採点方法についてである。
フィギアスケートの採点方法はISU(国際スケート連盟)が定めるISUジャッジングシステムに基づいており、技術点(TES)と演技構成点(PCS)の合計から減点(ディダクション)を差し引いて総合得点を算出することになっている。

今回の採点方法の改訂後の採点システムの概要について、文哉は目を通していた。

【採点システムの概要について】

フィギュアスケートの採点システムは、2003年シーズンから導入されたISUジャッジングシステム(コード・オブ・ポイント)が主流です。これは、2002年シーズンまで採用されていた6.0システムに代わるものです。

《技術点(TES)について》

技術点は、ジャンプ、スピン、ステップなどの各要素(エレメンツ)に対して与えられます。

基礎点(Base Value)は各要素の内容と難易度に応じて設定された点数です。 

出来栄え点(GOE)は9人の演技審判が各要素の出来栄えを-3から+3の7段階で評価し、その平均点から算出します。

《演技構成点(PCS)》

演技構成点(ファイブコンポーネンツ)は、プログラム全体を通して評価される5つの項目から構成します。

評価項目はスケーティング技術、要素のつなぎ、演技力、構成力、曲の解釈などがあります。

係数(Factor)は競技種目やプログラム(ショート、フリーなど)によって異なる係数がかけられ、最終的なPCSが算出されます。


【減点(ディダクション)について】

演技中に発生した違反行為に対しては減点が適用されます。

転倒は1回につき-1.0点(シニアのシングル競技では回数に応じて-1.0点から-3.0点)。

時間超過または不足は5秒につき-1.0点。

禁止されている要素は1つにつき-2.0点。


【総合得点と順位について】

技術点、演技構成点、減点を合計したものが総合得点となり、この得点によって勝敗が決まります。総合得点が同点の場合、フリースケーティングまたはフリーダンスの得点が高い選手が上位となります。

              以上

文哉はフィギュアスケートの採点方法について、ほぼ理解することができた。
これからは、結衣と一緒に練習をする場合は、新たな課題として採点システムを意識した練習をする必要が出てきた。 
文哉は来週から始める兵庫大学施設内スケートリング場での練習については、常に結衣に対して課題を与え練習をすることになる。
文哉は結衣の次の目標はMHK杯に目標を設定し、なんとしても結衣を優勝に導かなければならないと決意したのであった。
今の結衣には優勝出来るだけの素質を持っていると確信しているからだ。 
今週は結衣と史花とは、いつもの通りの日常生活を送る。3人で楽しい日々を送ることを考えている。
文哉は常々、思っていることがある。
人間の欲望は、いつになってもとどまるところを知らない。
例えば食事に対する食欲についてもそうだ。
セックスに関する性欲についてもそうだ。
そして、名誉欲であるとか、支配欲であるとか、金銭欲であるとか、様々な欲望は常に上を目指していく。常に勝ち組になっていく。常に上流階級として生きていく。
特に、フィギアスケートの場合は、すべての家庭は富裕層である。
文哉は結衣親子と知り合ったお陰で、すべて物事が順調に行くようになっている。例えば文哉に対する報酬である。
史花は結衣のコーチとして文哉を迎え入れたときに、1ヵ月あたりの報酬を百万円として契約をしている。
文哉にしてみれば破格の条件であった。
しかも結衣親子は160センチ以上と長身であり、二人とも顔の輪郭は整っていて、鼻筋が通っていて、目は大きく二重瞼である。
二人とも8頭身美人で、ゴールデンプロポーションの持ち主である。
女性としての立ち振る舞いや、仕草、言葉遣い、人間としての考え方、思いやり、奥床しさなど、すべて兼ね備えた女性であった。
文哉は結衣と史花に出会えたことに対していつも感謝している。
結衣と文哉はディナーを終えて、食器類を片付け、リビングのソファーに座り、2人で仲良くNHKのニュース番組を見ていた。
しばらくすると2から史花が降りてきた.
「もうご飯食べたのの?」
「先に食べたよ。」
「そう。よく眠れたわ」
「それはよかった。今日はサーロインステーキにしたからね。僕が調理しようか?」 
「ええ。頼める?」
「いいよ。じゃあ僕が調理するね」
「ありがとう。私は先にお風呂いだくわ。」
「どうぞどうぞ。先に入って」 
「ありがとう」 
そう言うと史花は浴室に行った。
史花は浴室に行くとシャワーで体を流し、
ボディータオルにボディーソープを垂らして、背中から洗い始めた。
〃コシ、ゴシ、ゴシ、ごし」
史花は泡まみれになった体をシャワーできれいに洗い流した。濡れた体をバスタオルできれいに拭いた。
文哉は一階に降りてキッチンに行き調理を始めた。

そして、浴槽のお湯でかけ湯をして史花は湯船の中に浸かった。

文哉はキッチンで史花のための食事を作ったのである。
『今夜は夜の相手は史花を担当させることにする。もちろんランジェリーはセクシーランジェリーだ。』と心の中でつぶやいた。





文哉は顔に、やらしい男の笑みを浮かべた。


to be  continued
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