あるフィギュアスケーターの性事情

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第十二章

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 文哉は結衣が大会で着用するフィギュアスケート衣装について、専門家を史花の自宅に招いて検討していた。この衣装の検討会は年に数回している。この時には史花の力が必要になってくる。
史花の話しは後ほどご紹介する。
さて、今回の衣装選びのテーマは「レオタード」である。レオタードは、体操やバレエ、ダンスなどで着用される、体にフィットする伸縮性のあるスポーツウェアでたる。主にワンピース型であるがセパレート型もある。19世紀フランスの曲芸師ジュール・レオタールが考案し、彼の名前に由来している。
さて、文哉は今回、専門家の武田虎雄(32才)を自宅に招いた。彼にレオタードの主な特徴について説明してもらった。
一つ目は機能性についてだ。
密着性が高く動きやすい素材であること。空気抵抗を減らす機能があること。

二つ目はデザインについてだ。
上半身は様々で、下半身はハイレグのV字カットにすること。
袖の有無や、ラインストーン、スパンコールなどの装飾が施されること。

三つ目は種類についてだ。
脚部を足首まで覆うユニタードや、脚ぐりのカットが浅いローレグ、深いハイレグなど多様な種類がある。
①ユニダード
②ローレグ
③ハイレグ

武田の説明によるとフィギュアスケートの場合、演技中にジャンプし、空中を回わった時に体のシルエットを見せつつ動きの邪魔にならないような機能性とデザイン性を考慮したレオタードを着用した方が良いとの説明であった。

武田の説明によると、最近の海外の審査員は女性選手の演技の注目度が高いのです。
古代ギリシャ時代に制作された大理石彫刻のあの「ミロのヴィーナス」のように「あい女神めがみアフロディーテヴィーナスを象徴する女性像を女性選手に求めているのです。

【ミロのヴィーナス】



ミロのヴィーナスは、高さ203cmの大理石像で、紀元前2世紀末のヘレニズム時代に制作されたと考えられている。作者はアンティオキアのアレクサンドロスとされていますが、詳細は謎めいています。また、「ミロ」は、この彫刻が発見されたギリシャのエーゲ海にある「ミロス島」に由来します。
「ヴィーナス」の由来はギリシャ神話の「愛」と「美」の女神アフロディーテのラテン語名「|ウェヌス)Venus》」の英語読みです。
西暦1820年にミロス島で農夫によって発見され、その後フランスが購入。ルイ18世に献上され、ルーヴル美術館に寄贈されました。
この作品「ミロのヴィーナス像」はやや不安定な姿勢と、くねらせた体や丸みを帯びた後ろ姿が特徴です。
力強さと優美さを兼ね備えた美しさが表現されています。
両腕がないことで、その謎めいた魅力が世界中の人々を惹きつけています。
このように、海外の審査員たちが求める女性選手の姿はまさにこの「ミロのヴィーナス像」なのです。
武田は、そのイメージ図を文哉と史花と結衣に見せたのであった。



『25周年アニバーサリーカップ』応募作品です。

私が小説として執筆したこの作品は『生きること』と『性』についてをテーマにしています。
神さまの教え『生と性』です。




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