あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋

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第三十章

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 結衣、文哉、史花は札幌グランドホテルに着いた。三人はフロントに行き、ルームキーを受け取り、10階の部屋に向かった。
1階ロビーからエレベーターに乗って、10階で降りた。三人は部屋に入って手荷物を置いた。三人は同じ部屋で寛いだ。
 「結衣、先にシャワーを浴びてね。」
「はい。」 
結衣は着衣を脱いで浴室の中に入った。
 文哉は史花と唇を軽く重ねた。
「今日はだめよ。」
「分かってるよ。」
「もうすぐ、武田さんが来るから。」
「そうか。武田さんがいたんだね。」
「冷蔵庫のビールでも飲みましょうか?」
「そうだな。」
文哉は、冷蔵庫から冷えた缶ビールを取り出した。2人は乾杯をした。
「乾杯!」
「乾杯!」
「結衣は、頑張ったね。」
「結衣の渾身の演技だったよ。褒めてやらないとな。」
「そうよ。褒めてあげてよね。今夜は二人だけで、ゆっくり楽しみなさいね。私と武田さんもゆっくり楽しむから。」
「そうだな。俺の妻は結衣だからなぁ。」
「そうよ。でも、あなたと私の関係は今まで通りたわからね。ウフフ。」
史花の笑みに文哉は興奮を覚えた。

文哉は数ヶ月前のことを思い出していた。

史花のベッドルームでのことであった。
その時ベッドルームではベッドの中で文哉を待ちかねていた史花は、既に興奮して自慰行為オナニーをしていた。喘ぎ声を出しながらである。
 史花の喘ぎ声は結衣に比べて大きい。熟女の喘ぎ声なのだ。大胆な喘ぎ声で、文哉の性欲を誘うやらしい喘ぎ声なのだ。
「あぁ、あぁ~ん、あぁ~ん、ああ~ん」







文哉の目の前には史花がストリップショーで繰り広げる女性の慣れた手付きで、指をやらしく動かしデリケートゾーンの中に人差し指と中指を出し入れしている。
 文哉は史花の痴態劇を見ながら興奮した。
文哉の股間の中の男根は既に弓形になっていた。
 「素敵だよ。史花。待たせてごめんね」
「いいのよ。いつも結衣の体をねぎわってくれて。マッサージと指圧大変だったでしょ」
「ああ。指に力を入れて念入りに指圧したから疲れたよ。史花」
「分かったわ。今度は文哉を私が癒してあげるわ」
 二人は抱き合い、唇を重ねた。
史花は文哉の口の中に舌を入れた。文哉は史花の舌に吸い付いた。史花の口の中は甘い蜜の味がした。文哉の口の中は少し臭かった。その臭い匂いは結衣の、デリケートゾーンの匂いであった。史花はそのことを知らない。
 文哉はベッドルームのサイドテーブルから何かのリキッドタイプのボトルを取りだした。
 文哉は史花をうつ伏せにして、首筋から背中~お尻~後大腿部~後膝部~後踵部~足底と、ボトルの液を右手の手掌に垂らし両手によく馴染ませて史花の体に塗りこんだ。
アロマオイルのマッサージの要領である。文哉は手慣れたさばきで丁寧に優しく史花の肌の感触を確かめながらゆっくりと、丁寧に塗り込んでいる。
文哉はサイドテーブルからウイスキーの入ったスロットルを取り出し、キャップを開けて口の中に流し込んだ。
史花の背後からデリケートゾーンに口に含んだウイスキーの原液(アルコール度数40度)を右手に垂らし、手と指に付けてデリケートゾーンの中に押し込んた。
「ウゥ、ウゥ、ウゥ、熱いわ、ウゥ、ウゥ、熱い。文哉さん、熱い、あぁ~ん」
「史花、気持ちええやろう。どうやぁ?」
「‥‥‥熱いわぁ、あなた、熱いわ、堪忍して、あぁ~ん、堪忍して」
「あかん、史花、楽しませて貰うで、結衣の分までお前が俺を楽しませるんやで。史花、分かったかぁ」
「‥‥‥あぁ~ん、あぁ~ん、分かりました。お願いだから、あぁ~ん」
「よう言うた。史花。よう分かったでぇ。今夜はたっぷりと楽しませて貰うで。ええなぁ、史花、堪忍言う言葉を言うたらお仕置きやからなぁ史花」
「‥‥‥はい。あぁ~ん、あぁ~ん」
「史花、結衣の分まで楽しますんやで。
今夜は楽しませて貰うでぇ。史花、どうや、嬉しいかぁ、史花?」
「‥‥‥はい、あぁ~ん、ハァ、ハァ」
「史花.はいじゃないやろう。俺を悦ばす言葉や、言葉を言うんや、史花!」
「‥‥‥ごめんなさい。史花、嬉しゅうございます、あぁ~ん、あぁ~ん」

 史花は文哉のわなにまんまとはまったのであった。

 文哉は一ケ月前アロマオイルの取り扱いとオイルマッサージについての講習を受けていた。
大阪の心斎橋筋にあるアロマオイルマッサージ専門店の“キャンベル“である。
講師は山口尚美(27才)であった。

 その時の講義内容である。その要点を文哉は思い出していた。

 アロマオイルによるマッサージは、精油をキャリアオイルで希釈して作ったマッサージオイルを使い、心身のリラックスや疲労回復を促す方法です。マッサージオイルは、キャリアオイル50mlに対し精油備え付けのスポイドで10滴程度を混ぜて作ります。
 マッサージオイルの作り方はキャリアオイルを小皿に注ぎます。

 好みの精油を備え付けのスポイドで1~4滴(キャリアオイル50mlに対して10滴が目安)加えます。

 精油とキャリアオイルをよく混ぜ合わせれば完成です。

 次にマッサージの基本的なやり方です。

 作ったマッサージオイルを少量ずつ手に取り、温めます。

 気になる部位にオイルを塗布し、優しくマッサージします。

 リンパの流れに沿って、ゆっくりとリズミカルに流すようにマッサージするのが効果的です。

 部位別のマッサージでは首筋や肩は
耳の下から肩先まで、鎖骨周辺をマッサージします。

 血行促進や肩こり解消に効果的です。
次に両足です。
手のひらでオイルを温め、足にまんべんなく塗ります。

 足の甲から足の指先まで、親指でくるくると撫でます。

 足首から膝に向かって、手のひら全体でオイルを流します。

 むくみ解消には、足首からひざ下までを重点的にマッサージし、くるぶしの下ラインをほぐします。

 アロマオイルマッサージの効果は血液やリンパの流れを良くし、疲労回復を促します。
 リラクゼーション効果により、ストレス解消が期待できます。

肌の保湿効果も高まります。

 しかし、アロマオイルの取り扱いには注意が必要です。

 注意すべき点は次の2点です。

 一つ目は精油は刺激が強いため、必ずキャリアオイルで希釈して使用すること。

 二つ目はマッサージ後は、肌トラブルを防ぐためにオイルを拭き取ること。 

 文哉は結衣にはフィギュアスケートの練習で、両足を酷使しているので、特に念入りにマッサージをする必要がある。

 文哉は人体についてのスペシャリストである。
 文哉は大学時代で使用していた専門書でいつも勉強している

 結衣のようにフィギュアスケートで両足を酷使すると、筋肉疲労や血行不良により、足の痛み、だるさ、むくみが生じやすくなる。
 これらの症状は、ふくらはぎのポンプ機能の低下が主な原因である。 
 結衣の場合、フィギュアスケートなどの激しい運動により足の筋肉が疲労が疲労する。また、長時間の演技によりフィギュアスケートの姿勢は、ふくらはぎの筋肉を緊張させ、血行不良を引き起こす。

 結衣の足の疲労への対処法は
ストレッチとマッサージである。
足裏・ふくらはぎのマッサージは足裏やふくらはぎを揉みほぐし、血行を促進させる。
足裏のストレッチはゴルフボールなどを足裏で転がすと、足底筋膜の緊張が和らぐ。

 二つ目は温めることだ。
入浴は湯船に浸かることで血行が促進され、疲労物質の排出が促される。

 足湯は湯船に浸かるのが難しい場合は、足湯でも効果がある。

三つ目は足を高くする。

 足枕の使用は寝るときに足首の下にクッションなどを置き、足を心臓より高くすることで、むくみや疲れが軽減される。
結衣はすでに実行している。

 結衣の場合、予防策として定期的な運動をする。ウォーキングや屈伸運動などでふくらはぎの筋肉を動かし、血行を促進させる。

 姿勢の変更も考慮する。長時間同じ姿勢を避け、20~30分に1回は体を動かす。

 着圧ソックスを着用する。適度な圧力負荷をかけることで血液循環を促し、むくみを解消することが出来る。
 このように結衣のコーチである文哉は結衣の体のことを知り尽くす必要がある。文哉は母親の史花にまだ、このことを話していない。
 文哉には母親の史花には結衣の両足の筋肉疲労について特に念入りにする必要がある、ということを話しスケートの大会がない時は重点的にマッサージを施行する。
 その為には結衣にはレオタードを着用させ、両足をマッサージすることにより、筋肉疲労をやわらげ血液循環を促し、良くほぐして、リンパの流れを良くする。

 『これから史花にオイルマッサージを全身くまなくして、史花の体を触りながら性欲を満たす。史花の全身のツボを押すことにより、史花の反応を楽しむのも、面白い。
史花はすでに俺の言いなり女。今夜は楽しむことにしよう。』と文哉は心の中でつぶやいていた。
「史花、今からオイルマッサージをしてあげるね」
 文哉の優しさに史花は安心したのであった。
 文哉は右手掌にオイルを垂らし両手で擦り温めた。史花の全身をくまなくオイルのついた手掌で揉みながら筋肉をほぐしていく。時折、文哉は意図的に史花のデリケートゾーンに当てたり、触ったりして史花の反応を楽しんでいる。史花が気持ち良さそうな仕草をする。その仕草を見た文哉は興奮した。
文哉の男根は弓形になった。 

 文哉は背後から史花のデリケートゾーンの割れ目の中に男根を挿入した。文哉は腰を前後に動かし始めた。史花は声を押し殺しながら喘ぎ声を発した。「ウゥ、ウゥ、ウゥ、ハァ、ハァ~~、あぁ~ん」
 文哉は興奮し、快感を覚えた。二人は愛し合った。二人は一緒に果てた。
「史花、まだまだや。今夜は長いでぇ、抜か六やでえ。さあ、史花、どうやぁ」
「‥‥‥気持ちいいわ。うち嬉しいわぁ、あぁ~ん、あぁ~ん、いいわぁ」
「史花、ええおんなやぁ、今夜は抜か六やでぇ」
「あぁ~ん、あぁ~ん、うち嬉しいわぁ、あぁ~ん」
 文哉と史花はお互いの愛を確かめながら愛し合うのであった。

 2階のベッドルームでは史花は文哉との愛を確かめ合った後、ベッドの中で深い眠りについていた。
 文哉は2階のベッドルームを後にして1階のベッドルームへ行った。
ベッドの中では結衣がまだ、気持ちよさそうに寝ていた。

  文哉は結衣の寝ている横に入り一緒に寝た。
  文哉も流石に結衣と史花の二人を相手にしので、セックスの疲労はピークであった。
  文哉も、結衣も深い眠りについた。
2階では史花が深い眠りについていた。
5時間が経過した。
  文哉は起きて、洗面所で洗顔し歯を磨いた。
  浴室へ行きシャワーを浴びて体を綺麗に洗って石鹸のついた体をシャワーで綺麗に洗い流した。浴槽の中に浸かりしばらく疲れた体を癒した。文哉は身も心も癒された。
しばらくして浴槽から上がって濡れた体をバスタオルで綺麗に拭いた。浴室からでると普段着に着替えてキッチンへ行き、夕食の準備を始また。毎日の食事はすべて文哉が調理するのだ。文哉には調理の心得があった。結衣のフィギュアスケートで鍛えている体にはエネルギー源になる糖質、脂質、タンパク質の三大栄養素が必要だ。
一般的に人間のからだは筋肉や脂肪、骨などで構成されているが、これらの組織は栄養素によって構成されている。そして人間は、生まれたときから死ぬときまで、生命活動を維持するために、食品に含まれる栄養素を摂取し続ける必要がある。
厳密な意味での「栄養」とは、体外から摂取した「栄養素」を原料として、消化、吸収、さらに代謝することにより、生命を維持し、成長に必要な成分がつくるといった一連の流れのことを言うのだ。
栄養素は、食べ物の中に含まれている様々な物質のうち、人間の体に必要不可欠な成分の事を言う。食品中の栄養素は、身体の中に吸収された結果、次のような3つの大きな働きをする。

  一つ目はエネルギー源になる。
  二つ目は体の組織(筋肉、血液、骨など)をつくる。
  三つ目は体の調子を整える。
   エネルギー源になる栄養素として、糖質・脂質・タンパク質があり、これらを3大栄養素という。
  また3大栄養素に微量元素であるビタミン・ミネラルを加えたものを5大栄養素といい、これらも生体にとって必要な栄養素なのだ。
  主に3大栄養素は、体内でエネルギー源や体の組織をつくる働きをし、ビタミンやミネラルは体の調子を整える働きをする。

  糖質は最もエネルギー源として使われやすく、体や脳を動かす即効性の高いエネルギー源として使われる。

  糖質が足りなくなると、脳に必要な栄養素が届かなくなったり、足りないエネルギーを補う為にか体の筋肉や脂肪が分解されてしまう。逆に、糖質を過剰に摂取してしまうと、エネルギーとして使われずに余り、中性脂肪に変換されて脂肪となってしまう。
また、糖質をエネルギーに変えるにはビタミンB1が必要なので豚肉やレバーのような、ビタミンB1が豊富に含まれている食品とうまく組み合わせて食べる事で代謝が高まる。
  たんぱく質は筋肉や内臓、髪、爪などを構成する成分で、ホルモンや酵素、免疫細胞を作る役割も持つ。たんぱく質は体内ではアミノ酸となり、これが細胞の基本成分であり、遺伝子情報のDNAもアミノ酸から作られている。
  アミノ酸は大きく分けて2種類あり、体内で合成できるアミノ酸と、合成出来ないアミノ酸がある。後者は食物から摂取しなくてはならない9種類の特別なアミノ酸で「必須アミノ酸」と呼ばれる。食品中に必須アミノ酸が1つでも不足していると、タンパク質としての栄養的価値が下がってしまう。
食品中のたんぱく質の品質を評価するための指標に「アミノ酸スコア」がある。
アミノ酸スコアとは、食品中の必須アミノ酸の配合バランスを点数化したものだ。
この点数が100に近いほど「良質なたんぱく質」であることを示す。卵、鶏肉、鮭、牛乳などのアミノ酸スコアは100で、大豆は86と少し低くなる。
主食である米は65点、パンなどの材料となる小麦は37点である。例えば、穀類は必須アミノ酸であるリジンが不足している。
リジンが豊富な鶏肉などの動物性食品などと一緒にとることで、アミノ酸バランスが改善され、アミノ酸スコアを高めることが出来る。
  脂質はエネルギー源として使われたり、細胞膜や臓器、そして神経などの構成成分となったりビタミンの運搬を助けたりするなどの役割がある。
  その他、体温を保ったり、肌に潤いを与えたり、正常なホルモンの働きを助ける(とくに女性ホルモン)といった働きがある。
その為、脂肪の減らしすぎには注意が必要である。
  とくに女性は美容や健康を損なうことになりかねず、美しい肌や髪のためにも、ある程度の脂質が必要なのだ。しかし、摂取量が多すぎると脂肪として蓄えられ、肥満の原因になる。
  ビタミンは、3大栄養素のようにエネルギー源や体の構成成分にはならないが体の機能を正常に維持するために不可欠な栄養素で、血管や粘膜、皮膚、骨などの健康を保ち、新陳代謝を促す働きをする。
必要量はごくわずかであるが体内でほとんど合成されないか、合成されても必要量に満たないために必ず食品から摂取しなくてはならない。
更にビタミンは溶解性の違いで水に溶ける水溶性ビタミンと油に溶ける脂溶性ビタミンに分類される。
   水溶性ビタミンは、尿などと一緒に排泄される為、必要な量を毎日取る必要がある。過剰にとっても体内に蓄積されずに尿と一緒に排泄されてしまうので、とり過ぎの心配は全くない。
脂溶性ビタミンはその性質から油と一緒に摂ると吸収率が上がる。また、肝臓に蓄積される為摂り過ぎると過剰症を起こすものもある。通常の食生活では摂り過ぎる心配はないがサプリメントなどで大量に摂り過ぎることがある為、注意が必要だ。
微量ながらも体の健康維持に欠かせない栄養素で、カルシウム、鉄、ナトリウムなどの16種類の必須ミネラルがある。
ミネラルの主な働きとしては、骨・歯など体の構成成分になったり、体の調子を整える働きがある。
ミネラルは体内で合成することができないため、食事からとることが必要だ。
不足すると、鉄欠乏性貧血、ヨウ素不足による甲状腺腫などの欠乏症を起こす。
また、カルシウム不足で骨粗鬆症になるなど、さまざまな症状が発生する。
この逆に取り過ぎた場合も過剰症を引き起こす。
  鉄や亜鉛をとり過ぎると中毒を起こしたり、ナトリウムをとり過ぎると高血圧症に繋がる。
  文哉は常に結衣と史花の食事については気をつけているのだ。また、日常生活に於いて人間の楽しみである食欲と性欲を有意義なセックスライフを送る為にも必要であると考えているのだ。

  文哉な寝ている結衣に先日、結衣の為に購入したシースルーのパープルのパンティを着用させ、同じタイプのシースルーのレオタードで同じパープルのものを着用させた。
文哉は結衣のシースルーのレオタードの上から透けて見えるデリケートゾーンを見ながら興奮したのであった。

  文哉は横で寝ている結衣にパープルの色のレオタードとパンティーを着用させた。

  結衣の8頭身美人のゴールデンプロポーションの女体が天使の輝きを放っている。
結衣が目覚めた。
「あら。2階の用はもう済んだの?」
「ああ。済んだよ。結衣はゆっくり休めたの?」
「ええ。ぐっすり休めたわ(笑い)」
「今日は練習は休みだからね。二人でゆっくりしようね。食事の後で楽しむからね(笑い)」
「ええ、いいわよ。たっぷり可愛いがってね」
「当たり前だろう。結衣と俺は愛し合っているんだから(笑い)」
「結衣、嬉しいわ」
「ところで.母さんは?」
「しばらくの間、ぐっすり寝ているよ」
「どうして、ぐっすり寝てるの?」
「母さんは睡眠薬を飲んで寝るんだよ」
「そうなんだ」
「結衣、母さんが起きるまではレオタードのままだよ。分かった」
「うん。分かった。文哉ったらやらしいんだから(笑い)」
文哉と結衣の何時もの会話のやり取りである。
  二人はベッドから出てキッチンへ向かった。
  結衣は食卓についた。
文哉はすでに調理した料理を食卓テーブルの上に並べ始めた。今日のメニューは但馬牛のサーロインステーキである。
  シーザーサラダ、コーンポタージュスープ、仔羊のクリームシチュー、白色の皿に盛られたライス、ガラスボールに入ったフルーツ盛り合わせ、デザートのいちごケーキ、アイスクリーム。
  アルコール類は利尿作用のあるビール、そして文哉手作りのある飲み物。
 このある飲み物が結衣を豹変させるのだ。
二人の優雅なディナーが始まった。
「さあ、食べましょう」
結衣が言った。
「いただきます!」
「いただきます!」
二人は冷えた瓶ビールをグラスに注いで乾杯した。
「乾杯!」
「乾杯!」
  二人は銘々、好きな料理から食べ始めた。
結衣はサーロインステーキから食べ始めた。フォークとナイフを持ち、ステーキ肉にフォークを差して口元まで運び、そして上下の歯で噛みながら食べる。
「このステーキ肉、とても美味しいわ(笑い)」
「そうか。美味しいか。良かった。」
「どこの産地なの?」
「兵庫の但馬だよ。」
「だから柔らかくて、とてもジューシーなんだね。そしてサーロインステーキ肉に掛けられているこのステーキソース、最高だよ。とても美味しいわ」
「そうだろう。バルサミコ酢の酸味が旨さを引き出しているんだよ」
「そうなんだー。だから美味しいのね」
文哉はスプーンでポタージュスープをすすり舌で味わいながら飲む。
「スープも美味しいよ。」
「ほんと、このスープ美味しいわ」
時折、グラスのビールを飲んでいる。
二人は楽しい会話をしながら、食事をし、ビールを飲んで、また食事をし、全てを平らげた。
「あー、お腹いっぱいだわ」
「僕もだよ。美味しかったね」
「やはり食べるのが一番だね」
「そうだよ。人間は食べなくちゃ(笑い)」
「結衣、股の中、濡れてるよ。お漏らししたんだね」
「嫌だ。お漏らしじゃないわ」
「じゃあ、股のシミはなんなんだよ?」
「もう、文哉ったら。結衣に意地悪な質問をして、分かってるくせに。ウフフ(笑い)」

二人の会話はいつの間にか、エロい会話になっていった。

 文哉はいつも2人の美女に囲まれて大変満足していた。
結衣と史花は従順な女性であった。
文哉は心の中でつぶやいていた。

  ある日、文哉宛にフィギュアスケートの採点方法の改訂ついてのお知らせが郵送されてきた。
  改訂後の採点方法についてである。
フィギアスケートの採点方法はISU(国際スケート連盟)が定めるISUジャッジングシステムに基づいており、技術点(TES)と演技構成点(PCS)の合計から減点(ディダクション)を差し引いて総合得点を算出することになっている。

  今回の採点方法の改訂後の採点システムの概要について、文哉は目を通していた。

  文哉は結衣と史花に出会えたことに対していつも感謝している。
  結衣と文哉はディナーを終えて、食器類を片付け、リビングのソファーに座り、2人で仲良くNHKのニュース番組を見ていた。
しばらくすると2から史花が降りてきた.
「もうご飯食べたのの?」
「先に食べたよ。」
「そう。よく眠れたわ」
「それはよかった。今日はサーロインステーキにしたからね。僕が調理しようか?」 
「ええ。頼める?」
「いいよ。じゃあ僕が調理するね」
「ありがとう。私は先にお風呂いだくわ。」
「どうぞどうぞ。先に入って」 
「ありがとう」 
そう言うと史花は浴室に行った。
史花は浴室に行くとシャワーで体を流し、
ボディータオルにボディーソープを垂らして、背中から洗い始めた。
〃コシ、ゴシ、ゴシ、ごし」
史花は泡まみれになった体をシャワーできれいに洗い流した。濡れた体をバスタオルできれいに拭いた。
文哉は一階に降りてキッチンに行き調理を始めた。

そして、浴槽のお湯でかけ湯をして史花は湯船の中に浸かった。

結衣のイメージ

史花のイメージ

文哉のイメージ


 

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