53 / 54
053 覚悟はある?
しおりを挟む
マーティウィンは今更ながらにここに来た目的の一つを思い出した。
「へスライル王家の者としてお伝えする。我が師であり国の恩人であるシルフィスカ様への仕打ちは許しがたい。よって、罪人として捕えた原因となった親子には、死を乞うても許さぬ罰を与えてもらいたい」
その姿や声には、平伏したくなるような威厳があり、王は冷や汗を流しながら声が震えぬように気合いを入れる。
「っ、し、承知いたしました。後日、改めまして、貴国にはご報告と謝罪をさせていただきます」
これに、マーティウィンはしばらく王の表情から、真意を読み取ろうと睨む。そこに偽りはないと確信すると雰囲気を一変させた。
「うむ……では失礼する。師匠、待ってくだされ」
呼び止められ、シルフィスカは呆れて頭を抱える。
「お前は……せめてこの部屋を出るまでは王族としての威厳を保て」
「それは面倒ですな!」
「面倒でもやれ。まったく、これだから魔法師の才能があっても脳筋だと言われるんだぞ」
「それはどこがダメですかな?」
「脳筋ってとこに決まってるだろ……」
マーティウィンは王族としての威厳も出せるのに、それをあまり使いたがらない。自身の兄が王となると決まった時から、王宮を抜け出して冒険者をしていたこともあるだろう。
他国の王族も冒険者の視点から見ていることで、すっかり王族らしくというのが嫌になったとは聞いていた。それでも、時にはこうした王族らしさも使い分けることができるのは、ただの脳筋ではない証拠だろう。
「師匠は、筋肉好きではなかったですかな?」
「っ……」
唐突な告白。シルフィスカは反射的に、少し目を逸らしてしまった。この反応に弟子たちが衝撃を受ける。
「な、し、師匠……っ、俺はどうっすか!?」
ビスラが興奮気味に問いかけてくる。
「い、いいんじゃないか? というか、別に重要じゃない。好きか嫌いかと言われれば、まあ……好きかもしれんが……っ、おい! お前ら、こんな所で服を脱ごうとするな!」
揃って胸を裸出す弟子達。女性であるクルチスまでも、腹筋や腕を確認していた。
「誰が一番ですか!?」
「鍛え方も戦い方も違うんだぞ。決められるかっ」
「俺らには重要なんすよ!」
「喧しい! さっさと帰るぞ!」
「師匠っ」
スタスタと少し足を速めていくシルフィスカに、弟子たちは慌てて追いすがっていた。
シルフィスカたちが謁見の間から出て行くそんな様子を、誰もが黙って見送った。先ほどまでの緊迫感は完全に払拭されたようだ。声が聞こえなくなった頃。ジルナリスが正気に戻る。
「ふふ。いやだわ。シルフィったら、私たちのこと、忘れて行ったわね」
「そのようだな……では行くか」
「そうね」
ジルナリスは、手を夫であるベルタ・ゼスタートの腕に絡ませる。
ベルタとジルナリスは、並んで王の方へ向き直ると、静かに礼をする。
「これにて失礼させていただきます」
「ベルタ……っ、ああ……これまで、ご苦労であった……」
もう一度静かに頭を下げると、落ち着いた足取りで二人は開け放たれたままの扉へと向かう。
それに続いて、ようやく正気に戻ったレイルも礼をして両親の後を追った。
謁見の間を出てしばらく歩くと、ジルナリスは少し振り返ってレイルの様子を確認する。酷く憔悴したような表情を見て声をかけた。ただし、それは労る言葉ではなかった。
「……レイル。あなた……まだシルフィの夫でいる覚悟はある?」
「っ……私、は……っ」
動揺し、声が詰まって答えが出なかった。もちろん、普通に声が出たとしても、答えられたとは思えない。それが、ジルナリスにも察せられていた。
「今日の事は私も驚いたわ。けど、それがなくても、シルフィは沢山のものを背負ってる。なのにあの子、支えてもらうことを知らないのよ。一人では支え得ないものでも、支えきれないのは、自分が弱いからだって思ってしまうの」
「……あの、弟子たちにも、手を借りないのですか……」
「当たり前よ。弟子だもの。余計に強がっちゃうわ」
困ったものよねのジルナリスはため息をついた。頼って欲しいと、ジルナリスもずっと思ってきた。けれど、一度として満足に手を貸せたことがないのだ。
「知ってる? レイル。師弟ってね。まともに向き合うことができるのは、たった二回だけなのよ」
「それは、どうゆう……」
ジルナリスは、隣からも不思議そうに向けられる視線を感じながら、クスリと笑う。
「弟子にしようって、手を差し伸べる最初。そして、巣立ちを決める最後。その二回だけ。あとは前に立って背中を見せ技を教え、後ろに立って修得するのを見守るの……」
「……」
ジルナリスは少しだけ目を伏せる。
「あの子は……シルフィは、隣に並んで手を取り合うことを学ぶよりも先に、決して弱みを見せられない師匠という立場を知ってしまったの」
外に出ると、そこでシルフィスカと弟子達がゼスタート家の馬車の前に集まっているのが見えた。
それにジルナリスは嬉しそうに目を細める。
「だから、あの子たちは必死で己を磨いて、巣立って、シルフィの元に戻って来たのよ」
「……っ」
全てはシルフィスカの隣に立つためだとレイルにも分かった。
シルフィスカが目を向ける。そこには、酷く困惑した表情があった。
ユジアが一人、レイルたちの方へと向かってくる。そして、辿り着く前にシルフィスカたちは馬車ごと消えた。転移したのだ。
「さて、旦那様方はわたくしが」
「帰るの待っててくれたの?」
「シルフィ様に、家族というものを知っていただきたいですから」
「家族……」
レイルは、自身の左手を見る。そこには誓約の指輪がある。シルフィスカを縛りつける指輪だ。
女性は右手の小指。男性は左手の小指にはめるのが一般的だ。
「行きますぞ」
指輪を見ている内に、レイルたちはユジアの力で屋敷の前に転移していた。
顔を上げると、シルフィスカはまだ待っていてくれたらしい。
決して、自分を待っていたのではないと分かっている。それでも、レイルは嬉しかった。目が合うことはなくても、きちんと自分を含めたこちらを見てくれていることが分かったから。
歩き出す父母。和やかに言葉を交わす様子を見て、レイルから迷いが消えた。
一人その場に離れて取り残されていたレイルは、スラリと剣を抜いた。そして、躊躇いなく自身の左の小指を切り落としたのだ。
顔を向けると、驚きに目を瞠るシルフィスカと目が合った。それがとても嬉しくて、レイルは思わず笑っていた。
*********
読んでくださりありがとうございます◎
また一週空けさせていただきます。
よろしくお願いします◎
「へスライル王家の者としてお伝えする。我が師であり国の恩人であるシルフィスカ様への仕打ちは許しがたい。よって、罪人として捕えた原因となった親子には、死を乞うても許さぬ罰を与えてもらいたい」
その姿や声には、平伏したくなるような威厳があり、王は冷や汗を流しながら声が震えぬように気合いを入れる。
「っ、し、承知いたしました。後日、改めまして、貴国にはご報告と謝罪をさせていただきます」
これに、マーティウィンはしばらく王の表情から、真意を読み取ろうと睨む。そこに偽りはないと確信すると雰囲気を一変させた。
「うむ……では失礼する。師匠、待ってくだされ」
呼び止められ、シルフィスカは呆れて頭を抱える。
「お前は……せめてこの部屋を出るまでは王族としての威厳を保て」
「それは面倒ですな!」
「面倒でもやれ。まったく、これだから魔法師の才能があっても脳筋だと言われるんだぞ」
「それはどこがダメですかな?」
「脳筋ってとこに決まってるだろ……」
マーティウィンは王族としての威厳も出せるのに、それをあまり使いたがらない。自身の兄が王となると決まった時から、王宮を抜け出して冒険者をしていたこともあるだろう。
他国の王族も冒険者の視点から見ていることで、すっかり王族らしくというのが嫌になったとは聞いていた。それでも、時にはこうした王族らしさも使い分けることができるのは、ただの脳筋ではない証拠だろう。
「師匠は、筋肉好きではなかったですかな?」
「っ……」
唐突な告白。シルフィスカは反射的に、少し目を逸らしてしまった。この反応に弟子たちが衝撃を受ける。
「な、し、師匠……っ、俺はどうっすか!?」
ビスラが興奮気味に問いかけてくる。
「い、いいんじゃないか? というか、別に重要じゃない。好きか嫌いかと言われれば、まあ……好きかもしれんが……っ、おい! お前ら、こんな所で服を脱ごうとするな!」
揃って胸を裸出す弟子達。女性であるクルチスまでも、腹筋や腕を確認していた。
「誰が一番ですか!?」
「鍛え方も戦い方も違うんだぞ。決められるかっ」
「俺らには重要なんすよ!」
「喧しい! さっさと帰るぞ!」
「師匠っ」
スタスタと少し足を速めていくシルフィスカに、弟子たちは慌てて追いすがっていた。
シルフィスカたちが謁見の間から出て行くそんな様子を、誰もが黙って見送った。先ほどまでの緊迫感は完全に払拭されたようだ。声が聞こえなくなった頃。ジルナリスが正気に戻る。
「ふふ。いやだわ。シルフィったら、私たちのこと、忘れて行ったわね」
「そのようだな……では行くか」
「そうね」
ジルナリスは、手を夫であるベルタ・ゼスタートの腕に絡ませる。
ベルタとジルナリスは、並んで王の方へ向き直ると、静かに礼をする。
「これにて失礼させていただきます」
「ベルタ……っ、ああ……これまで、ご苦労であった……」
もう一度静かに頭を下げると、落ち着いた足取りで二人は開け放たれたままの扉へと向かう。
それに続いて、ようやく正気に戻ったレイルも礼をして両親の後を追った。
謁見の間を出てしばらく歩くと、ジルナリスは少し振り返ってレイルの様子を確認する。酷く憔悴したような表情を見て声をかけた。ただし、それは労る言葉ではなかった。
「……レイル。あなた……まだシルフィの夫でいる覚悟はある?」
「っ……私、は……っ」
動揺し、声が詰まって答えが出なかった。もちろん、普通に声が出たとしても、答えられたとは思えない。それが、ジルナリスにも察せられていた。
「今日の事は私も驚いたわ。けど、それがなくても、シルフィは沢山のものを背負ってる。なのにあの子、支えてもらうことを知らないのよ。一人では支え得ないものでも、支えきれないのは、自分が弱いからだって思ってしまうの」
「……あの、弟子たちにも、手を借りないのですか……」
「当たり前よ。弟子だもの。余計に強がっちゃうわ」
困ったものよねのジルナリスはため息をついた。頼って欲しいと、ジルナリスもずっと思ってきた。けれど、一度として満足に手を貸せたことがないのだ。
「知ってる? レイル。師弟ってね。まともに向き合うことができるのは、たった二回だけなのよ」
「それは、どうゆう……」
ジルナリスは、隣からも不思議そうに向けられる視線を感じながら、クスリと笑う。
「弟子にしようって、手を差し伸べる最初。そして、巣立ちを決める最後。その二回だけ。あとは前に立って背中を見せ技を教え、後ろに立って修得するのを見守るの……」
「……」
ジルナリスは少しだけ目を伏せる。
「あの子は……シルフィは、隣に並んで手を取り合うことを学ぶよりも先に、決して弱みを見せられない師匠という立場を知ってしまったの」
外に出ると、そこでシルフィスカと弟子達がゼスタート家の馬車の前に集まっているのが見えた。
それにジルナリスは嬉しそうに目を細める。
「だから、あの子たちは必死で己を磨いて、巣立って、シルフィの元に戻って来たのよ」
「……っ」
全てはシルフィスカの隣に立つためだとレイルにも分かった。
シルフィスカが目を向ける。そこには、酷く困惑した表情があった。
ユジアが一人、レイルたちの方へと向かってくる。そして、辿り着く前にシルフィスカたちは馬車ごと消えた。転移したのだ。
「さて、旦那様方はわたくしが」
「帰るの待っててくれたの?」
「シルフィ様に、家族というものを知っていただきたいですから」
「家族……」
レイルは、自身の左手を見る。そこには誓約の指輪がある。シルフィスカを縛りつける指輪だ。
女性は右手の小指。男性は左手の小指にはめるのが一般的だ。
「行きますぞ」
指輪を見ている内に、レイルたちはユジアの力で屋敷の前に転移していた。
顔を上げると、シルフィスカはまだ待っていてくれたらしい。
決して、自分を待っていたのではないと分かっている。それでも、レイルは嬉しかった。目が合うことはなくても、きちんと自分を含めたこちらを見てくれていることが分かったから。
歩き出す父母。和やかに言葉を交わす様子を見て、レイルから迷いが消えた。
一人その場に離れて取り残されていたレイルは、スラリと剣を抜いた。そして、躊躇いなく自身の左の小指を切り落としたのだ。
顔を向けると、驚きに目を瞠るシルフィスカと目が合った。それがとても嬉しくて、レイルは思わず笑っていた。
*********
読んでくださりありがとうございます◎
また一週空けさせていただきます。
よろしくお願いします◎
173
あなたにおすすめの小説
王命って何ですか? 虐げられ才女は理不尽な我慢をやめることにした
まるまる⭐️
恋愛
【第18回恋愛小説大賞において優秀賞を頂戴致しました。応援頂いた読者の皆様に心よりの感謝を申し上げます。本当にありがとうございました】
その日、貴族裁判所前には多くの貴族達が傍聴券を求め、所狭しと行列を作っていた。
貴族達にとって注目すべき裁判が開かれるからだ。
現国王の妹王女の嫁ぎ先である建国以来の名門侯爵家が、新興貴族である伯爵家から訴えを起こされたこの裁判。
人々の関心を集めないはずがない。
裁判の冒頭、証言台に立った伯爵家長女は涙ながらに訴えた。
「私には婚約者がいました…。
彼を愛していました。でも、私とその方の婚約は破棄され、私は意に沿わぬ男性の元へと嫁ぎ、侯爵夫人となったのです。
そう…。誰も覆す事の出来ない王命と言う理不尽な制度によって…。
ですが、理不尽な制度には理不尽な扱いが待っていました…」
裁判開始早々、王命を理不尽だと公衆の面前で公言した彼女。裁判での証言でなければ不敬罪に問われても可笑しくはない発言だ。
だが、彼女はそんな事は全て承知の上であえてこの言葉を発した。
彼女はこれより少し前、嫁ぎ先の侯爵家から彼女の有責で離縁されている。原因は彼女の不貞行為だ。彼女はそれを否定し、この裁判に於いて自身の無実を証明しようとしているのだ。
次々に積み重ねられていく証言に次第に追い込まれていく侯爵家。明らかになっていく真実を傍聴席の貴族達は息を飲んで見守る。
裁判の最後、彼女は傍聴席に向かって訴えかけた。
「王命って何ですか?」と。
✳︎不定期更新、設定ゆるゆるです。
【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです
白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。
ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。
「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」
ある日、アリシアは見てしまう。
夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを!
「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」
「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」
夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。
自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。
ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。
※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
【完結】離縁ですか…では、私が出掛けている間に出ていって下さいね♪
山葵
恋愛
突然、カイルから離縁して欲しいと言われ、戸惑いながらも理由を聞いた。
「俺は真実の愛に目覚めたのだ。マリアこそ俺の運命の相手!」
そうですか…。
私は離婚届にサインをする。
私は、直ぐに役所に届ける様に使用人に渡した。
使用人が出掛けるのを確認してから
「私とアスベスが旅行に行っている間に荷物を纏めて出ていって下さいね♪」
死に物狂いで支えた公爵家から捨てられたので、回帰後は全財産を盗んで消えてあげます 〜今さら「戻れ」と言われても、私は隣国の皇太子妃ですので〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能、我が公爵家の恥だ!」
公爵家の長女エルゼは、放蕩者の父や無能な弟に代わり、寝る間も惜しんで領地経営と外交を支えてきた。しかし家族は彼女の功績を奪った挙句、政治犯の濡れ衣を着せて彼女を処刑した。
死の間際、エルゼは誓う。 「もし次があるのなら――二度と、あいつらのために働かない」
目覚めると、そこは処刑の二年前。 再び「仕事」を押し付けようとする厚顔無恥な家族に対し、エルゼは優雅に微笑んだ。
「ええ、承知いたしました。ただし、これからは**『代金』**をいただきますわ」
隠し金庫の鍵、領地の権利書、優秀な人材、そして莫大な隠し資産――。 エルゼは公爵家のすべてを自分名義に書き換え、着々と「もぬけの殻」にしていく。
そんな彼女の前に、隣国の冷徹な皇太子シオンが現れ、驚くべき提案を持ちかけてきて……?
「君のような恐ろしい女性を、独り占めしたくなった」
資産を奪い尽くして亡命した令嬢と、彼女を溺愛する皇太子。 一方、すべてを失った公爵家が泣きついてくるが、もう遅い。 あなたの家の金庫も、土地も、働く人間も――すべて私のものですから。
妹がいなくなった
アズやっこ
恋愛
妹が突然家から居なくなった。
メイドが慌ててバタバタと騒いでいる。
お父様とお母様の泣き声が聞こえる。
「うるさくて寝ていられないわ」
妹は我が家の宝。
お父様とお母様は妹しか見えない。ドレスも宝石も妹にだけ買い与える。
妹を探しに出掛けたけど…。見つかるかしら?
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる