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WEBサイト版別バージョン編
恋愛相談。
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「自分らしくない」
自分の情けなさを呪う。そんな愚痴を吐いたのは、どんな女と付き合ってもなかったのに。
ここまで何も出来ないとか、中学生かよ。と思いながらも、あの朗らかな笑顔を見ると、つい真っ赤になって体が凍り付き、背筋が震える。声が戸惑い、手を繋ごうとするだけで恥ずかしい。
目の前にいるメシアは、ふっと穏やかに微笑むと、自分が越えてきたハードルをゆっくり話す。
「まぁまぁ…ティアナさんに触れられないのは俺も同じだったからさ」
その上で少し自慢げに「まぁ、俺はぎりぎりまではいったけどね」と意地悪く笑った。
「くっそ!羨ましいんだけど!!」
涙目でアイスコーヒーを一気飲みすると、ゴホッゴホッと咽ながら、「大丈夫か」と心配される。
手に持ったグラスをダン!と置くと、唇を手で乱暴に擦った。いつも振る舞いが綺麗で上品だとか言われてる彼がここまで荒れてるのを見るのはメシアぐらいだっただろう。
ここは駅前の喫茶店。広くて煙草の香りがする喫煙スペースが分かれていない、今は中々ないレトロな昔ながらの純喫茶。木造建てのモダンな雰囲気が、男女選ばず適度に静かで騒がしく、年代も話の内容も選ばず話せる喫茶店はここぐらいしかなかった。値段は高いが、この居心地だと言えば、払う気が起きるのだから不思議だった。天井は高く、空調もしっかりしてる為、煙草の匂いが籠らない。
「ティエ、そういえばお前煙草吸わないよなぁ…医者だからか?」
「違ぇよ。あんな苦くて害のあるもの、嫌いなだけ。俺は女で発散してるからいいんだよ」
「今、そのティアナさんに告白すら出来ないやつが何言ってんだよ??他に女もいないだろ」
「ぐ…っ」
ティエは気が付いていないが、この子供っぽいような言い訳がまた可愛くてティエは一部の少ない男子から、ティアナと付き合うようになってすごくからかわれるようになり、男友達が増えた。ごく少なかった友人のメシアとしては、ほっとして胸を撫でおろす。
「ティアナさん、お前と付き合ってるの見ると、男難の相でも出てんじゃないかと思うけどな」
初恋の人が殺人未遂のレア、その次付き合ったのが実のレアの息子、その次は最低な女好きのティエ。
「可哀想…」
ホロリと泣きそうになり、ハンカチで拭うふりをすると、ティエが真っ赤になって「うるせーよ!!」と怒る。こいつ、実はからかうとすげぇ面白い。
「付き合ってはいるけど…どうしたら、告れるんだろうなぁ…」
思い返せば、こいつの話を聞いていると、何度も「すすすすす」で止まり、きまで行かず、「好き」と言ってもティアナさんからは、「私も好きだよ。すき焼き」とベタな流れで止まるそうだ。こいつの女に対する考え方を知ってしまったら、簡単には信じられないだろうが、今までの事が災いして、本命には相手にされないのだから哀れとしか言いようがないな。
「…そりゃ愛情が欲しくもなるか」
聞こえないように小声で呟いた。
初恋の男性が、ずっと自分に好きな人を重ねられ、別れ、自分も重ねて汚い恋を知った。
ティアナさんは可愛い見た目をしている為、寄ってはくるけれど、あまりに自分に手を出されないと本当は自信がないんだろう。大事にはしてもらえるけれど、常に遠慮がちに触れられる寂しさ。それは自分にもわかるような気がした。
「目を見て告れよ。」
「目…?」
「ティアナさんの目には誰かに愛して欲しいって書いてあるはずだから」
そう、それは俺のおまじないだった。
ティアナさんの澄んだ赤い目を見れば、分かる。
あの子の目には常に愛されたいと書いてあるから。
大事にしたくって手を出せなくたって、目を見れば不思議と欲望が疼くのだった。
目に「抱いて」と書いてあったのが、付き合って当初だったなら遠慮なく頂いただろうけれど、困り顔の告る為に必死に悩むティエには言う気にはなれない。
「あ~…うん…目を見て…頑張る!!」
その後、何度も目を見ても恥ずかしくて言えない、
と何度も相談を受けたけれど、2年目にしてようやく告白してOKを貰ったという時は同じくガッツポーズをとりながら、乾杯した。
きっとその目には、
ティエの事が気に入ってると書いてあっただろうから。
ただOKは貰ったけれど、信じて貰うのに1年も待つことになるだなんて、
ティエは大変だと心から同情したのだった。
自分の情けなさを呪う。そんな愚痴を吐いたのは、どんな女と付き合ってもなかったのに。
ここまで何も出来ないとか、中学生かよ。と思いながらも、あの朗らかな笑顔を見ると、つい真っ赤になって体が凍り付き、背筋が震える。声が戸惑い、手を繋ごうとするだけで恥ずかしい。
目の前にいるメシアは、ふっと穏やかに微笑むと、自分が越えてきたハードルをゆっくり話す。
「まぁまぁ…ティアナさんに触れられないのは俺も同じだったからさ」
その上で少し自慢げに「まぁ、俺はぎりぎりまではいったけどね」と意地悪く笑った。
「くっそ!羨ましいんだけど!!」
涙目でアイスコーヒーを一気飲みすると、ゴホッゴホッと咽ながら、「大丈夫か」と心配される。
手に持ったグラスをダン!と置くと、唇を手で乱暴に擦った。いつも振る舞いが綺麗で上品だとか言われてる彼がここまで荒れてるのを見るのはメシアぐらいだっただろう。
ここは駅前の喫茶店。広くて煙草の香りがする喫煙スペースが分かれていない、今は中々ないレトロな昔ながらの純喫茶。木造建てのモダンな雰囲気が、男女選ばず適度に静かで騒がしく、年代も話の内容も選ばず話せる喫茶店はここぐらいしかなかった。値段は高いが、この居心地だと言えば、払う気が起きるのだから不思議だった。天井は高く、空調もしっかりしてる為、煙草の匂いが籠らない。
「ティエ、そういえばお前煙草吸わないよなぁ…医者だからか?」
「違ぇよ。あんな苦くて害のあるもの、嫌いなだけ。俺は女で発散してるからいいんだよ」
「今、そのティアナさんに告白すら出来ないやつが何言ってんだよ??他に女もいないだろ」
「ぐ…っ」
ティエは気が付いていないが、この子供っぽいような言い訳がまた可愛くてティエは一部の少ない男子から、ティアナと付き合うようになってすごくからかわれるようになり、男友達が増えた。ごく少なかった友人のメシアとしては、ほっとして胸を撫でおろす。
「ティアナさん、お前と付き合ってるの見ると、男難の相でも出てんじゃないかと思うけどな」
初恋の人が殺人未遂のレア、その次付き合ったのが実のレアの息子、その次は最低な女好きのティエ。
「可哀想…」
ホロリと泣きそうになり、ハンカチで拭うふりをすると、ティエが真っ赤になって「うるせーよ!!」と怒る。こいつ、実はからかうとすげぇ面白い。
「付き合ってはいるけど…どうしたら、告れるんだろうなぁ…」
思い返せば、こいつの話を聞いていると、何度も「すすすすす」で止まり、きまで行かず、「好き」と言ってもティアナさんからは、「私も好きだよ。すき焼き」とベタな流れで止まるそうだ。こいつの女に対する考え方を知ってしまったら、簡単には信じられないだろうが、今までの事が災いして、本命には相手にされないのだから哀れとしか言いようがないな。
「…そりゃ愛情が欲しくもなるか」
聞こえないように小声で呟いた。
初恋の男性が、ずっと自分に好きな人を重ねられ、別れ、自分も重ねて汚い恋を知った。
ティアナさんは可愛い見た目をしている為、寄ってはくるけれど、あまりに自分に手を出されないと本当は自信がないんだろう。大事にはしてもらえるけれど、常に遠慮がちに触れられる寂しさ。それは自分にもわかるような気がした。
「目を見て告れよ。」
「目…?」
「ティアナさんの目には誰かに愛して欲しいって書いてあるはずだから」
そう、それは俺のおまじないだった。
ティアナさんの澄んだ赤い目を見れば、分かる。
あの子の目には常に愛されたいと書いてあるから。
大事にしたくって手を出せなくたって、目を見れば不思議と欲望が疼くのだった。
目に「抱いて」と書いてあったのが、付き合って当初だったなら遠慮なく頂いただろうけれど、困り顔の告る為に必死に悩むティエには言う気にはなれない。
「あ~…うん…目を見て…頑張る!!」
その後、何度も目を見ても恥ずかしくて言えない、
と何度も相談を受けたけれど、2年目にしてようやく告白してOKを貰ったという時は同じくガッツポーズをとりながら、乾杯した。
きっとその目には、
ティエの事が気に入ってると書いてあっただろうから。
ただOKは貰ったけれど、信じて貰うのに1年も待つことになるだなんて、
ティエは大変だと心から同情したのだった。
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