51 / 53
番外編
小話。いち。
—-<奇跡の前に>—-
「じゃあ、今から奇跡の光魔法をかけていきますね。」
「うん、お願いします。」
「あ、魔法を直接当てたいので、服脱いでもらっていいですか?」
「え⁉︎」
「なんでリウが反応してるの。」
「脱いだよ。上だけで良いよね。」
「キャッ!」
「はい。ありがとうございます。…それじゃあ、かけますね。」
「…リウ。指の間から見てるのバレてるからね。」
—-<本当は…。>—-
「……よし!終わりましたよ。セシル王子。呪いも解けました。」
「ほ、んとうだ…。ありがとう。聖女様。リウもありが……何してるの?」
「私の…グスッ、私の…渾身の作が…っ!」
「え?」
「こんな、…こんなにサラサラと…っ!グスッ、」
「……ねぇ、本当は助けたくなかったの?」
—-<可愛い>—-
「ねぇねぇハロルド君。」
「何?」
「なんでそんなに可愛いの?」
「…喧嘩売ってるだろ、それ。」
「やだ!怒っても可愛い!」
「よし、リウ。表に出ようか。」
「何?お出かけ?…あっ!この間街に出来たカフェに行こうよ!美味しいってパドマさんが言ってたの!」
「…はぁ。分かった分かった。…行くか。」
「よし!レッツゴー!」
—-<子供にはまだ早い。>—-
「リウ。」
「何ですか?ゼノさん?」
「リウ。」
「…?どうしました?」
「呼んでみただけ。」
「?…そうですか。」
___5分後。
「ゼノさん。」
「何だ?」
「ゼノさん!」
「だから、何だ?」
「ふふっ、呼んでみただけです。」
「…そうか。」
「…パドマさん、あの2人何しているんですか。」
「ダメよ、見ちゃ。子供にはまだ早いわ。」
「……俺、成人迎えているんですけど。」
—-<ボディーブロー>—-
「リウ。」
「メリル様!」
「あの時、何で顔じゃなくてボディーブローだったの?」
「え?何でって…くると分かってて力入れてる所を殴ったって、面白くないじゃないですか。」
「……。」
「メリル様?」
「君のお腹は本当は真っ黒だったんだね。」
「え⁉︎メリル様!私のお腹は日本人色ですよ⁉︎」
「ニホンジンショク…?意味わかんないから見せようとしないで。見たくないから。」
—-<子供にはまだ早い。に。>—-
「リウ。」
「メリル様?」
「リウ。」
「はい、なんでしょう?」
「リウ。」
「め、メリル様?」
「ふふっ、呼んでみただけ。…この間ゼノとしてたの楽しそうだったから。」
「…?そうですか。」
___5分後。
「メリル様。」
「ん?何?」
「メリル様。」
「ふふっ、何?」
「えへ、呼んでみただけです!」
「…ふーん。そう。僕に話しかけておいて、呼んでみただけ、は無いよね?」
「…え?メリル様?」
「ん?なぁに?リウ。僕に何でも言ってごらん?」
「—ッ⁉︎」
「ほら、僕に、何を、して欲しいの?」
「…ハ、」
「は?」
「ハ、破廉恥ですぅぅぅぅぅぅう!!!」
「あーぁ。行っちゃった。…ふふっ、面白い。」
「じゃあ、今から奇跡の光魔法をかけていきますね。」
「うん、お願いします。」
「あ、魔法を直接当てたいので、服脱いでもらっていいですか?」
「え⁉︎」
「なんでリウが反応してるの。」
「脱いだよ。上だけで良いよね。」
「キャッ!」
「はい。ありがとうございます。…それじゃあ、かけますね。」
「…リウ。指の間から見てるのバレてるからね。」
—-<本当は…。>—-
「……よし!終わりましたよ。セシル王子。呪いも解けました。」
「ほ、んとうだ…。ありがとう。聖女様。リウもありが……何してるの?」
「私の…グスッ、私の…渾身の作が…っ!」
「え?」
「こんな、…こんなにサラサラと…っ!グスッ、」
「……ねぇ、本当は助けたくなかったの?」
—-<可愛い>—-
「ねぇねぇハロルド君。」
「何?」
「なんでそんなに可愛いの?」
「…喧嘩売ってるだろ、それ。」
「やだ!怒っても可愛い!」
「よし、リウ。表に出ようか。」
「何?お出かけ?…あっ!この間街に出来たカフェに行こうよ!美味しいってパドマさんが言ってたの!」
「…はぁ。分かった分かった。…行くか。」
「よし!レッツゴー!」
—-<子供にはまだ早い。>—-
「リウ。」
「何ですか?ゼノさん?」
「リウ。」
「…?どうしました?」
「呼んでみただけ。」
「?…そうですか。」
___5分後。
「ゼノさん。」
「何だ?」
「ゼノさん!」
「だから、何だ?」
「ふふっ、呼んでみただけです。」
「…そうか。」
「…パドマさん、あの2人何しているんですか。」
「ダメよ、見ちゃ。子供にはまだ早いわ。」
「……俺、成人迎えているんですけど。」
—-<ボディーブロー>—-
「リウ。」
「メリル様!」
「あの時、何で顔じゃなくてボディーブローだったの?」
「え?何でって…くると分かってて力入れてる所を殴ったって、面白くないじゃないですか。」
「……。」
「メリル様?」
「君のお腹は本当は真っ黒だったんだね。」
「え⁉︎メリル様!私のお腹は日本人色ですよ⁉︎」
「ニホンジンショク…?意味わかんないから見せようとしないで。見たくないから。」
—-<子供にはまだ早い。に。>—-
「リウ。」
「メリル様?」
「リウ。」
「はい、なんでしょう?」
「リウ。」
「め、メリル様?」
「ふふっ、呼んでみただけ。…この間ゼノとしてたの楽しそうだったから。」
「…?そうですか。」
___5分後。
「メリル様。」
「ん?何?」
「メリル様。」
「ふふっ、何?」
「えへ、呼んでみただけです!」
「…ふーん。そう。僕に話しかけておいて、呼んでみただけ、は無いよね?」
「…え?メリル様?」
「ん?なぁに?リウ。僕に何でも言ってごらん?」
「—ッ⁉︎」
「ほら、僕に、何を、して欲しいの?」
「…ハ、」
「は?」
「ハ、破廉恥ですぅぅぅぅぅぅう!!!」
「あーぁ。行っちゃった。…ふふっ、面白い。」
あなたにおすすめの小説
【完結】聖女になり損なった刺繍令嬢は逃亡先で幸福を知る。
みやこ嬢
恋愛
「ルーナ嬢、神聖なる聖女選定の場で不正を働くとは何事だ!」
魔法国アルケイミアでは魔力の多い貴族令嬢の中から聖女を選出し、王子の妃とするという古くからの習わしがある。
ところが、最終試験まで残ったクレモント侯爵家令嬢ルーナは不正を疑われて聖女候補から外されてしまう。聖女になり損なった失意のルーナは義兄から襲われたり高齢宰相の後妻に差し出されそうになるが、身を守るために侍女ティカと共に逃げ出した。
あてのない旅に出たルーナは、身を寄せた隣国シュベルトの街で一人の騎士と運命的な出会いをする。
【2024年3月16日完結、全58話】
お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~
みつまめ つぼみ
ファンタジー
17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。
記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。
そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。
「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」
恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!
妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。
失われた力を身に宿す元聖女は、それでも気楽に過ごしたい~いえ、Sランク冒険者とかは結構です!~
紅月シン
ファンタジー
聖女として異世界に召喚された狭霧聖菜は、聖女としての勤めを果たし終え、満ち足りた中でその生涯を終えようとしていた。
いや嘘だ。
本当は不満でいっぱいだった。
食事と入浴と睡眠を除いた全ての時間で人を癒し続けなくちゃならないとかどんなブラックだと思っていた。
だがそんな不満を漏らすことなく死に至り、そのことを神が不憫にでも思ったのか、聖菜は辺境伯家の末娘セーナとして二度目の人生を送ることになった。
しかし次こそは気楽に生きたいと願ったはずなのに、ある日セーナは前世の記憶と共にその身には聖女としての癒しの力が流れていることを知ってしまう。
そしてその時点で、セーナの人生は決定付けられた。
二度とあんな目はご免だと、気楽に生きるため、家を出て冒険者になることを決意したのだ。
だが彼女は知らなかった。
三百年の時が過ぎた現代では、既に癒しの力というものは失われてしまっていたということを。
知らぬままに力をばら撒く少女は、その願いとは裏腹に、様々な騒動を引き起こし、解決していくことになるのであった。
※完結しました。
※小説家になろう様にも投稿しています
巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!
あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!?
資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。
そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。
どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。
「私、ガンバる!」
だったら私は帰してもらえない?ダメ?
聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。
スローライフまでは到達しなかったよ……。
緩いざまああり。
注意
いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。
本物の聖女じゃないと追放されたので、隣国で竜の巫女をします。私は聖女の上位存在、神巫だったようですがそちらは大丈夫ですか?
今川幸乃
ファンタジー
ネクスタ王国の聖女だったシンシアは突然、バルク王子に「お前は本物の聖女じゃない」と言われ追放されてしまう。
バルクはアリエラという聖女の加護を受けた女を聖女にしたが、シンシアの加護である神巫(かんなぎ)は聖女の上位存在であった。
追放されたシンシアはたまたま隣国エルドラン王国で竜の巫女を探していたハリス王子にその力を見抜かれ、巫女候補として招かれる。そこでシンシアは神巫の力は神や竜など人外の存在の意志をほぼ全て理解するという恐るべきものだということを知るのだった。
シンシアがいなくなったバルクはアリエラとやりたい放題するが、すぐに神の怒りに触れてしまう。
無能令嬢、『雑役係』として辺境送りされたけど、世界樹の加護を受けて規格外に成長する
タマ マコト
ファンタジー
名門エルフォルト家の長女クレアは、生まれつきの“虚弱体質”と誤解され、家族から無能扱いされ続けてきた。
社交界デビュー目前、突然「役立たず」と決めつけられ、王都で雑役係として働く名目で辺境へ追放される。
孤独と諦めを抱えたまま向かった辺境の村フィルナで、クレアは自分の体調がなぜか安定し、壊れた道具や荒れた土地が彼女の手に触れるだけで少しずつ息を吹き返す“奇妙な変化”に気づく。
そしてある夜、瘴気に満ちた森の奥から呼び寄せられるように、一人で足を踏み入れた彼女は、朽ちた“世界樹の分枝”と出会い、自分が世界樹の血を引く“末裔”であることを知る——。
追放されたはずの少女が、世界を動かす存在へ覚醒する始まりの物語。
追放エンドだと思ったら世界が私を選んだ、元聖女のざまぁ再生記
タマ マコト
ファンタジー
聖女として祈り続け、使い潰された少女セレフィアは、
奇跡が起きなくなった夜に「役立たず」と断じられ、雪の中へ追放され命を落とす。
だがその死を世界が拒否し、彼女は同じ世界の十数年前へと転生する。
エリシア・ノクス=セレスティアとして目覚めた彼女は、
祈らずとも世界に守られる力を得て、
二度と奪われない生を選ぶため、静かに歩き始める。