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揃った欠片/双子弟×双子兄、ヤンデレ攻め

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葵の性器を弄り終えると、今度はその下…綺麗に窄まった尻穴へと手を伸ばす。

「…兄さんは処女だよね?うん、きっとそう」

尻穴を指の腹で擦りながら紅弥は楽しそうに微笑む。

そしてゆっくりと指を尻穴へと挿入すると、ちゅぽちゅぽと音を立てて細かい抜き差しを始めた。

「っ…ぅ…」
「あぁ…これが、兄さんのナカ…♡早くひとつになりたい…ね、兄さん?」

くにっ

「んぁっ…!」

軽く指を曲げると、その衝撃で葵はようやく目を覚ます。
しかしまだ自分の身に何が起きているのかすぐには理解出来なかった。

「あかや…?」
「あ。おはよう兄さん。気分はどう?」
「え?あ、な、なにっ…これ…」

全裸で布団に横たえられ、尻穴に指を入れられていることに気付くと顔を真っ赤にする葵。

咄嗟に抵抗しようとしたが、両腕を紅弥の片手で押さえつけられ、鼻が触れそうなほど顔が眼前に迫る。

「っー!」
「ダメだよ兄さん。これからがいい所なのに」
「あ、紅弥…なんで、こんなこと…」
「なんで?…そんなの、決まってるでしょ?」

歪な笑みを浮かべ、葵の唇にキスをする。

「んむっ!?ん…あ、か…やぁ…」
「ん…好きだよ、兄さん。愛してる。だから…ひとつになろう?」

痛いほどまでに勃起した性器を、まだ充分に解れていない兄の尻穴へあてがう紅弥。
その目は葵から見てもマトモではなく、恐怖に打ち震えた。

「…ほら、兄さんのナカに…俺がいるの、分かる?」
「いっ…いたいっ…!」

そして強引に腰を押し進め、紅弥は葵の尻穴が裂けて血が零れてもお構い無しに挿入を続ける。
その激痛に葵は涙を零していたが、それはむしろ紅弥の興奮を掻き立てた。

「あぁっ…泣くほど嬉しいんだね?俺もだよ」
「ち、が…やだっ…抜いて…痛いからぁっ」
「大丈夫、すぐに気持ちよくなるよ」

いくら葵が拒絶しようと紅弥は聞く耳を持たなかった。
それどころか葵の片足を抱え、一気に最奥まで繋がろうとする。

「ぅああああっ!!!」
「くっ…狭い…でも気持ちいいよ、兄さん」
「や、だっ…うごか、ないでぇ…!」

苦痛に涙を零し、息を荒らげる葵。
だが紅弥は念願の兄との行為に我を忘れ、必死に腰を動かしていた。


パンッ! パンッ!

「ぅああっ!ぬいてっ…やめてよ、あかやぁ…!」
「兄さんっ、兄さん…!俺のたった1人の…大切な、片割れ…」
「んむぅ!」

強引に唇を奪いながら腰を叩きつけ、兄の体を堪能する紅弥。

その乱暴な行為にただただ泣きじゃくっていた葵だが…紅弥のモノが奥のある箇所を突き上げた瞬間、短い悲鳴をあげた。

「ひゅっ…!あ、な…なに…?」
「…みぃつけた♡」

葵の反応に紅弥は妖しく微笑むと、その箇所だけを執拗に突き上げる。

「あぁっ!や、やめっ…♡ひぃ♡そこ、だめっ♡」
「どうして?…兄さん、とても気持ちよさそうなのに」

ーーズンッ!

「あぁぁぁああっ♡♡♡」

一度弱点を露呈してしまえばあとは紅弥のもの。

これまで学んできた技術をフル活用し、葵を快楽堕ちさせようとする。

「やっ♡やだぁ♡あかや♡やめ、やめてぇ♡♡」
「だぁめ♡まだやめてあげない。…でもそんなに止めて欲しいなら、俺の事愛してるって言ってよ」

緩急を付けた動きで前立腺を刺激しながら、耳元で甘く囁く。

葵は涙を零しながらこくこくと頷くと、言葉を紡ぐために唇を震わせる。

「あ…あかやの、こと…愛してる…から、だからっ…もう、やめ…」
「…!嬉しい…俺たち両思いだね、兄さん♡」

パァンッ!

「ひっ♡いにゃぁああぁあっ♡♡♡」

止まるどころか一層律動は激しくなり、紅弥は息を荒らげながら葵の体を貪る。

「や、やくそく…ちがっ…んあぁっ♡♡」
「愛し合ってるならもっと奥まで繋がらないと。ね?」
「そん、なっ…ひぁあっ♡♡」

(なんで…どうして、こんな…)

紅弥の支離滅裂な言動に葵の心は折れ、次第に抵抗は薄れていく。

「っー!兄さん、中に出すから…!だから、全部受け入れてっ!!」
「あっ♡あぁっ♡あか、やっ…ぼく、なにか…くるっ♡♡あっ♡ふぁああぁぁあっ♡♡♡♡」

初めての尻穴絶頂と同時に弟の精液を体内へと注がれた葵。

しかしその表情は甘く蕩け、紅弥からのキスも抵抗なく受け入れた。

「んむ…れろ…ちゅ、む…」
「ん…気持ちよかったよ、兄さん…♡兄さんも良かったよね?」
「……ん…」

その反応は否定とも肯定ともとれないものだったが、紅弥はもちろん肯定と受け取った。

「兄さん、これからは毎日しようね。まだまだ兄さんには気持ちよくなって欲しいから…」
「…あかや…」

盲目的な愛を囁く弟に、葵はじわりと涙を滲ませた。

家には帰れない。
それどころか、この部屋から外に出してもらえるかも怪しい。

そんな不安に恐怖しての涙だったが、紅弥はそれをぺろりと舐めとった。



「兄さん…いや、。もう、絶対に離さないから」
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