少年のシーグラス

(作品冒頭より)

 浜辺で、貝とも石とも違う、淡い色をした小さなかけらを見たことのある人はいるだろうか。
 どこの浜辺でも少し探せば見つかるそれは、シーグラスという名前で呼ばれている。
 海に捨てられたガラス製品が、波や砂に揉まれるうちに、砕け、表面をけずられて、滑らかになったものである。
 手に取って見てみると、なかなかきれいで、一見すると宝石の原石のようにも見える。
 これは、そんな小さなガラス片にまつわる、小さな話である。

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 筆者の小学生の頃の思い出をもとに、生き方の明暗が分かれた二人の少年の物語にしました。
 昨日と同じことを続けることが、必ずしも正しい努力であるとは、限らない。
 ちょっとお説教くさいかも…

 内容とは関係ないのですが、筆者のその小学生時代の思い出を近況ボードに綴りました。お暇な方はそちらもどうぞ。


※修行中につき、ご意見、ご感想大歓迎です。一言だけでもかまいません。頂戴できると大変嬉しいです。
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