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第一話

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俺の名前は金棒かなぼう持九郎もちくろう

 つい先ほど、トラックに引かれそうになった猫を助けようとした子供を助けた青年に突き飛ばされて転んだサラリーマンのカバンがおばあさんの頭に当たり持っていた杖でスカートが捲れた女子高生に痴漢と勘違いされビンタされた拍子に謎の伝承者に秘孔を突かれ爆散して死んだ、ただのニートだ。

 そんな事はどうだっていい! いや、よくないけど、ここはどこなんだ!?

 気が付いたら見知らぬ檻の中で素っ裸で首輪を付けられている! 周りには同じく素っ裸で生気のない目で立っている少年が数名。
 どういう状況!? しかも何だか身体が縮んでいるような…… おっ、でもチンコは皮が被っているが大きくなったような…… そんな事こそどうだっていいんだよ! 

「今いる奴隷はこちらになります、お気に召した者はいましたか?」

 何だ? あのメガネをかけて鞭を持った女王様みたいなやつは! 胸元の盛り上がりとプリプリしたおケツがけしからん!! ……今、奴隷って言ったか? 言ったよね!? ねぇ! 女王様!

「うぅん…… お母様、わたくしどれがいいのかわかりませんわ」

「あらあら、メロディの直感でいいんですのよ?」

 そして檻の前には金髪縦ロールの髪型をした、見るからにお嬢様な親子らしき二人が檻の中を見ていた。
 あんなクロワッサンみたいな髪をした人なんて漫画やアニメでしか見たことない!

「…………」

 ジーっと見過ぎていたせいか、娘っぽい金髪縦ロールと目が合ってしまった! うわっ、めちゃくちゃ見られてる……

  上から下まで舐め回すように見られるとちょっと恥ずかしいからやめて欲しいんだが…… こっちはチンコ丸出しなんだよ?

  青い瞳と童顔だが整った顔立ち、ゴージャスなピンクのドレスを着ているが、まだ幼くあまり膨らんでいない胸のせいで胸元の布が少し余っているのがまた良い感じ…… 少し前屈みで見つめてくるからチラリと胸の先が見えそうになってしまっている。

  反対に母親? お姉さんにも見えるが『お母様』って言ってたよな、そっくりな顔立ちなのにはち切れんばかりの巨大な胸…… 今にも服から飛び出しそうになっているよ? ……凄い。

  あっ…… そんなおっぱいばかり見ていたら少し反応してしまうじゃないか…… 静まるんだ俺の新しい息子!!

「…………」

  見られてる! 反応したチンコを無言で凝視されてるよ! ちょっと親子揃って前屈みで見つめないでぇ!! 胸が! 胸がぁぁぁっ!!

「お母様! わたくし、この子にしますわ!」

「そうねぇ、元気そうですもの、いいと思いますわぁ」

「それではこの奴隷でよろしいですね?」

  俺を指差してそう言った縦ロールお嬢様…… そして俺は女王様に檻から出され……

 …………
 …………

「初めての、大切に育てますわお母様!」

  首輪にリードを付けられて連れて行かれた先は大きな屋敷だった。
  一応檻から出た時に服を着させられたが、粗末な物でチクチクして痒いし、ここに着くまでリードを引かれ歩いているのをジロジロ見られて恥ずかしかった…… 

  しかも屋敷に着いて早々、屋敷のメイドらしき人達に豪華な風呂場に連れて行かれ、全身くまなく洗われて思わずチンコがビンビンになってしまったし、俺を買ったお嬢様はそれを見てニコニコしているし…… 一体何がどうなってるんだよ!!

  しかし、『ペット』って言っていたよな…… 俺、奴隷でペットなの? 酷い事されないよね? ストレス解消にムチで叩かれたり、辱しめを受けたり…… うぅ、それならニートの方が良かったよ!

  そして粗末な服から質の良い服に着替えさせられた俺はメイドにリードを引かれてお嬢様の前に……

「あら! 綺麗になりましたわ! うふふっ、これからここがあなたのお家になりますわ、えぇっと…… あなたのお名前は……」

  俺の名前を聞かれているのか? 俺の名前は金棒 持九ろ……

「『ポチ』! ポチに決めましたわー!」

  ポチーーー!!?? ありきたりなイッヌの名前ーー!!

「ポチ、これからよろしくお願いいたしますわ! おほほほほっ!!」

  あぁ…… イッヌみたく頭をわしゃわしゃと撫でられてる…… うぅ…… 秘孔を突かれ死んだと思ったら、訳の分からない所に…… まさかこれが噂の異世界転生!? 世紀末からの異世界転生!? いやいや、そんなのあるわけないよな、これは夢だ…… そうに違いない!

「よしよーしですわ! んー、不思議な香りがしますわ、これがペットなんですわね」

  おぅ…… 美少女にクンカクンカされるなんて、これは素晴らしい夢だ…… 前屈みでわしゃわしゃやるから、ちっぱいが見えるのも夢…… どうせ夢なら先っぽも見せてくれ!

「お嬢様、前に教えた通りペットは最初にきちんとしつけをしなければなりませんよ?」

「あら、そうでしたわね……」

「奥様も昔、上手にペットをしつけられていました、そのおかげで優秀なペットに……」

「そ、それならわたくしも頑張ってしつけをしますわ!」

  おいぃぃー! メイドが話しかけるからちっぱいの先が見れなかったじゃないか! ……それよりしつけ? いや、メイドさん? その馬のケツを叩くようなムチはなんですか? あっ! 乗馬が趣味とか、まさかジョッキー? いやぁ、凄いなぁー!

「もし言う事を聞かない場合はこれを使って下さい」

 ムチぃーー!! やっぱり叩かれるのー!? 

「は、はい! 緊張しますわ…… それでは、ポチ……」

  うぅっ! 叩かないで! 土下座だってします! なんだったら足だって舐め…… 

「お手!!」

  ……お手? 

「ポチ! お手、ですわ!」

  ……はい、これでいいですか? 

  ちっぱいお嬢様が差し出した手に、俺の手を乗せる。

「やりましたわ! 偉いですわぁ、ポチ!」

  あっ、へへっ…… わしゃわしゃと頭を撫でられてる……

「じゃあ次は…… おかわりですわ!」

  お嬢様が反対の手を差し出したので、俺も反対の手を乗せる…… 

「賢いですわね! ポチ、偉い偉いですわ!」

  へへっ、伊達にニートやってないっスから、これくらい朝飯前ですぜ! 

「お嬢様、これからですよ」

「はい…… では…… ポチ、『ちんちん』!!」

  ち、ちんちん? あのイッヌみたいにちんちんすればいいのか? よし、こうなったらとことんやってやるぜ!! 

  はい! ちんちん! どうですかお嬢様? 腕の折り曲げ方、しゃがみ具合…… 完璧でしょ? 

「…………」

  あ、あれ? がっかりした顔をしているけど、どうして? 

「やっぱり最初は難しいですね、ではお嬢様? 私がペットを飼う前に教えたように……」

「そうですわね…… ポチ? わたくしがちゃんと『ちんちん』を教えて差し上げますから……」

  えっ? 立ち上がるんですか? そしてちゃんと気を付けをして…… 

「これが『ちんちん』ですわー!!」

  ぎゃーーー!! お嬢様にズボンを下ろされたーー!! 

「お嬢様、まだ完全な『ちんちん』ではありませんよ?」

「はい、分かってますわ…… わぁ、凄くグロテスクですのね…… ぺろっ」

  お嬢様ーー!? お、お嬢様が俺の『ちんちん』をペロリ!? えぇっ! 何で…… 

「お嬢様、咥えたり手でゴシゴシして、刺激を与えると『ちんちん』しやすくなります」

「だ、大丈夫ですわ! ちゃんとペットを飼う前に勉強いたしました…… あむっ、じゅるっ、じゅるるるっ!!」

  ……フェラ!? 美少女のフェラチオだよ!? 童貞の俺には刺激が強すぎ! 

「ぷはっ…… 凄いですわ…… こんな硬く、大きくなるなんて…… 」

「さあ、お嬢様、もう一度……」

  あれ? ズボンをまた履かせられた……

「ポチ! 『ちんちん』ですわ!」

  えっ? イッヌのポーズは違う…… それで教えるためにズボンを下ろされフェラチオ…… ビンビンになってズボンを直されまた『ちんちん』…… 分からん! 意味が分からないが…… ズボンを下ろせばいいのか!?  えぇい! ムチで叩かれるくらいなら…… 

  そして自らズボンを下ろし、ビンビンになったチンコをお嬢様の前に見せ付ける。

「ま、まあ! 一回で『ちんちん』を覚えましたわ! 凄く優秀なペットですわ! よしよーし、ですわ!!」

「お嬢様、素晴らしいです! それでは上手に出来たペットにご褒美を……」

  ご褒美!? おやつでもくれるのか? いや、こんな豪邸だから高級な何かが…… えっ? お嬢…… 様? 

「わかりました…… 『ちんちん』出来たポチにご褒美ですわ…… どうぞいらして?」

  お嬢様がドレスを脱ぎ、下着姿に!! まだ幼さが残っているが女性になりつつある身体を、白の可愛いレースの付いたブラジャー、Tバックにガーターベルトが隠している…… そして、Tバックをずらし、無毛のぷにぷにしていそうな割れ目を俺に見えるようにしながらベッドの上に座った。

  あっ…… えっ?

「ポチ、お嬢様を待たせたら駄目ですよ、ご褒美をもらうまでが『ちんちん』なのですから」

  メイドさん? えぇっ! セ、セ、セックスしろって事!? お嬢様の命令で『ちんちん』をしたらご褒美セックス…… 意味が分からない!!

  でも…… でも…… 

「ポチ? ちゃんと最後まで『ちんちん』…… できますか?」

  お、お嬢様ーーー!! 

  分からない! 分からないけど、『据え膳食わぬは男の恥』!! ど、ど、童貞ですが…… ポチ、行きまーす!

  えっ、どうしたらいいの? あれっ? は、入らない……

「はぁ、仕方ないですね…… お嬢様、少しポチを失礼しますね…… ほらお嬢様の穴はここですよ? そう、そのままゆっくり……」

  メイドさんにチンコを握られお嬢様のマンコに宛がわれた!! そしてゆっくり腰を前に…… 

「うっ!! ポチのちんちん…… 痛っ!! 痛いですわ……」

  えっ? お嬢様、もしかして…… 

「ほらポチ! ちゃんと最後まで『ちんちん』しないと失礼ですよ!」

  あぁっ! 腰を押さないで! 入る…… 入っちゃうぅぅー!! 

「んんっ! ふぅー、ふぅー、うぅ…… 痛いですわ…… でも、これがお母様のような素敵な淑女になるための嗜み…… 『ちんちん』…… 最後までポチをちゃんとしつけますわ!」

  あぁっ、これが女性の中…… 熱くてヌルヌルして、柔らかい…… 先っぽが剥けて敏感になっているからちょっと動かしたらイッちゃいそ…… 

「ポチ! 『ちんちん』!」

  う、動けって事か? いや、今動いたら…… 

「『ちんちん』!」

  は、はい、お嬢様ー!! わんわんわわーん!

「あっ! いっ、ポチが、わたくしの命令で、ちゃんと『ちんちん』してますわ! 痛っ! くぅっ……」

  大丈夫…… ですか? 凄く痛そうにしてますけど。

「お嬢様! 素晴らしいです! ちゃんとしつけられていますよ!」

  うぅっ! 凄いっ、お嬢様のマンコ、凄いっ! あぁ、気持ちいい! マズイ、意識すればすぐに……

  考えるな、無だ、無になるんだ…… 考えるな、感じろ…… 感じる! お嬢様のマンコ、気持ち良すぎだろ!!

「あぁ、ポチ! 凄い! 『ちんちん』凄いですわー!!」

  お嬢様ーーー!! あっ、ヤバ、中に出したらマズい? マズいよな? マズいよね!? だからお嬢様……

  腰に絡めた足を離してーーー!! ……あっ。

「っっ!? ポチの『ちんちん』何か変ですわ! あっ! 何ですの? お腹の奥に何か当たってますわぁぁぁ!」

  あっ、やっちゃった…… ポチ、イキました…… お嬢様の中で…… 

「さすがお嬢様! ポチに『ちんちん』を完璧にしつけましたね!」

  ……えっ? 

  メイドが俺の腰を引き、中で放ったばかりのチンコをお嬢様に見せるように俺を立ち上がらせた。
  そして先っぽに残っていた俺の精液がお嬢様のお腹の上にポタリと落ちた。

「まあ! これがお母様が言っていた、『ちんちん汁』ですの!? これが出せれば『ちんちん』が上手くしつけられた証拠って言ってましたわ!」

「お嬢様、素晴らしい『ちんちん』でした…… うぅっ、お嬢様も立派になられて……」

「ありがとう、ラン、わたくし…… うぅっ……」

  えぇ…… 何それぇ……

  抱き締め合い涙を流すお嬢様とメイド、その間でチンコ丸出しの俺…… 

  俺のチンコからも一筋の白い残り汁がポタリとシーツに落ちた。
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