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妻の絵美とは大学時代のバイト先で知り合った。
ちょっと内気で恥ずかしがりな所があるが、笑った顔が可愛くて、そんな彼女に俺は一目惚れして、仲良くなるうちにバイト仲間から友達に、そして段々とお互い意識するようになり、俺から告白をして恋人に。
恋人になって初めてのデート、一緒に旅行に行ったり、一人暮らしをしていたお互いの家でまったりと過ごしたり……
そして絵美との初体験、お互いに初めてでなかなか上手くいかなくて大変だったのはよく覚えている。
それから、大学を卒業と同時に絵美にプロポーズ。
絵美とずっと一緒にいたい、就職も決まっているし絵美と幸せに過ごせると思っていた。
結婚、そして就職。
仕事は大変だが、帰ると絵美が笑顔で迎えてくれる、そんな生活が幸せで……
頭の中ではそんな思い出が駆けめぐっていた……
「おやすみ絵美」
「おやすみ……夏輝」
今日もまた何もなく眠りにつく。
就職して慣れない仕事の疲れから最近セックスをする気分にならない。
気付けばもう1年くらいはしてないんじゃないか? 多分求めれば絵美は応じてくれるし、絵美が求めてくれれば俺も応じるだろう。
ただ平日の夜はすぐ寝てしまい、休みも絵美とのんびり過ごすだけ、絵美も元々恥ずかしがり屋だし、仕事で疲れた俺の様子を見て気を使っているのかそういう話は全くしてこない。
でも俺だって男だから溜まるものは溜まる、だからたまに、絵美が寝た後にこっそりと自分で処理をしたりしていた。
そんなある日……
「夏輝? あの…… 明日休みでしょ? 久しぶりに今夜……どうかな?」
「えっ? あっ、ああ……」
顔を真っ赤にしながら俺を誘う絵美、そんな様子を見ながら俺は、あの絵美から誘いがきた事に驚いていた。
1年…… セックスレスと言っていいくらいの期間、絵美も溜まっていたのかな? なんて俺は甘い考えをしながら夜を迎え……
「んっ、ちゅっ、んんっ」
舌を絡ませキス、気持ちいい…… けどこんな激しいキスをするなんて絵美も相当溜まっていたんだな、悪い事をしたな、と間抜けな事を考えてた俺はこの日、絵美の違いに気付く。
キスをしながら俺の股間を手で撫でる絵美に少し驚いてしまう。
俺達のセックスはなんと言うか淡白で、いつも俺が絵美を愛撫して頃合いを見て挿入、体位もほぼ正常位で終わり、絵美は小さな声で喘ぐだけ……ほぼマグロと言ってもいいくらいな感じだ。
しかし今日の絵美は大胆で、俺の股間を撫でつつ、俺の手を取り自分の股へと導きパンツの上から自分の股に擦りつけるように触らせてきた。
「はぁっ、あぁっ! 夏輝の手……気持ちいいぃ」
「えっ、絵美?」
「はぁっ、はぁっ、んんっ、ちゅっ、ちゅっ」
絵美がこんな甘い声を出すなんて、しかもパンツの上から触っても分かるくらい絵美の股間はしっとりと濡れていた。
「はぁ…… ねえ夏輝? おちんちん……舐めたい」
付き合ってから今まで1度もそんな事を言われた記憶もないし、してもらった事ない…… どうして?
「はむっ、ちゅっ、じゅるっ、んぐ、ぐぷっ、ぐぷっ」
あの絵美が俺の物を口一杯に咥えて舐めてくれているなんて! しかも……気持ちいい! でもこんな事…… どうやって覚えたんだ?
少し不安な気持ちになるが、その時は俺の物を咥えながら上下に頭を動かす絵美のいやらしい顔を見て興奮していた俺は、その事を深く考えるのを止め、そして
「絵美、もう入れていいか?」
「うん…… いいよ」
絵美の入り口に俺の物を添え挿入すると、絵美は今まで聞いた事のない大きめな喘ぎ声をあげた。
「えっ、絵美?」
「はぁぁっ、あんっ、はぁっ、あぁっ、気持ちいいよ夏輝」
ゆっくりと腰を動かすと更に大きく甘い声になっていく。
それにしても絵美の中ってこんなに柔らかくて気持ち良かったか? 俺は絵美しか女性を知らないし、1年くらいはセックスをしてないけど最後にした感触とは何か違うような……
「なぁ絵美?」
「んんっ、なぁに?」
「普段から…… その、オナニーとかしてるのか?」
「えっ? 何で?」
「いや、しばらくぶりだから勘違いかもしれないけど、中の具合が違うっていうか、その……気持ちいいんだけど、ちょっと気になって」
「ふふっ…… ふふふっ!」
「絵美?」
突然笑い出す絵美に俺は驚いてしまった。
そんな俺を見た絵美は手足を俺の身体に絡ませ抱き寄せ、そして耳元で囁いた。
「そんなに気持ちいい? 良かった…… 夏輝に喜んでもらえるように練習したかいがあったよ」
「れ、練習?」
「そうだよ、色んな練習……」
「ひ、1人で練習したのか?」
「ふふふっ、セックスの練習だよ? 1人じゃ…… 難しいよね?」
そう言われて俺は衝撃を受け、何も言えなくなってしまった。
ただそんな俺を見て、絵美は更に続ける。
「い~っぱい練習したよ? あんな事やこんな事…… ふふっ、夏輝がいない間に色んな人のを……」
嘘だろ? まさか……絵美が浮気をしたって事か?
色んな人のって、この1年間で? もしかして今もなのか? ダメだ! 急過ぎて頭の中がパニックになってしまっている。
「私がどんな事してたのか……気になる? 夏輝が知りたいなら教えてあげようか?」
「えっ? ……あっ、あぁっっ!!」
初めて見る妖艶な表情を浮かべた絵美。
そんな顔を見た瞬間、俺は情けないことにイッてしまった……
ちょっと内気で恥ずかしがりな所があるが、笑った顔が可愛くて、そんな彼女に俺は一目惚れして、仲良くなるうちにバイト仲間から友達に、そして段々とお互い意識するようになり、俺から告白をして恋人に。
恋人になって初めてのデート、一緒に旅行に行ったり、一人暮らしをしていたお互いの家でまったりと過ごしたり……
そして絵美との初体験、お互いに初めてでなかなか上手くいかなくて大変だったのはよく覚えている。
それから、大学を卒業と同時に絵美にプロポーズ。
絵美とずっと一緒にいたい、就職も決まっているし絵美と幸せに過ごせると思っていた。
結婚、そして就職。
仕事は大変だが、帰ると絵美が笑顔で迎えてくれる、そんな生活が幸せで……
頭の中ではそんな思い出が駆けめぐっていた……
「おやすみ絵美」
「おやすみ……夏輝」
今日もまた何もなく眠りにつく。
就職して慣れない仕事の疲れから最近セックスをする気分にならない。
気付けばもう1年くらいはしてないんじゃないか? 多分求めれば絵美は応じてくれるし、絵美が求めてくれれば俺も応じるだろう。
ただ平日の夜はすぐ寝てしまい、休みも絵美とのんびり過ごすだけ、絵美も元々恥ずかしがり屋だし、仕事で疲れた俺の様子を見て気を使っているのかそういう話は全くしてこない。
でも俺だって男だから溜まるものは溜まる、だからたまに、絵美が寝た後にこっそりと自分で処理をしたりしていた。
そんなある日……
「夏輝? あの…… 明日休みでしょ? 久しぶりに今夜……どうかな?」
「えっ? あっ、ああ……」
顔を真っ赤にしながら俺を誘う絵美、そんな様子を見ながら俺は、あの絵美から誘いがきた事に驚いていた。
1年…… セックスレスと言っていいくらいの期間、絵美も溜まっていたのかな? なんて俺は甘い考えをしながら夜を迎え……
「んっ、ちゅっ、んんっ」
舌を絡ませキス、気持ちいい…… けどこんな激しいキスをするなんて絵美も相当溜まっていたんだな、悪い事をしたな、と間抜けな事を考えてた俺はこの日、絵美の違いに気付く。
キスをしながら俺の股間を手で撫でる絵美に少し驚いてしまう。
俺達のセックスはなんと言うか淡白で、いつも俺が絵美を愛撫して頃合いを見て挿入、体位もほぼ正常位で終わり、絵美は小さな声で喘ぐだけ……ほぼマグロと言ってもいいくらいな感じだ。
しかし今日の絵美は大胆で、俺の股間を撫でつつ、俺の手を取り自分の股へと導きパンツの上から自分の股に擦りつけるように触らせてきた。
「はぁっ、あぁっ! 夏輝の手……気持ちいいぃ」
「えっ、絵美?」
「はぁっ、はぁっ、んんっ、ちゅっ、ちゅっ」
絵美がこんな甘い声を出すなんて、しかもパンツの上から触っても分かるくらい絵美の股間はしっとりと濡れていた。
「はぁ…… ねえ夏輝? おちんちん……舐めたい」
付き合ってから今まで1度もそんな事を言われた記憶もないし、してもらった事ない…… どうして?
「はむっ、ちゅっ、じゅるっ、んぐ、ぐぷっ、ぐぷっ」
あの絵美が俺の物を口一杯に咥えて舐めてくれているなんて! しかも……気持ちいい! でもこんな事…… どうやって覚えたんだ?
少し不安な気持ちになるが、その時は俺の物を咥えながら上下に頭を動かす絵美のいやらしい顔を見て興奮していた俺は、その事を深く考えるのを止め、そして
「絵美、もう入れていいか?」
「うん…… いいよ」
絵美の入り口に俺の物を添え挿入すると、絵美は今まで聞いた事のない大きめな喘ぎ声をあげた。
「えっ、絵美?」
「はぁぁっ、あんっ、はぁっ、あぁっ、気持ちいいよ夏輝」
ゆっくりと腰を動かすと更に大きく甘い声になっていく。
それにしても絵美の中ってこんなに柔らかくて気持ち良かったか? 俺は絵美しか女性を知らないし、1年くらいはセックスをしてないけど最後にした感触とは何か違うような……
「なぁ絵美?」
「んんっ、なぁに?」
「普段から…… その、オナニーとかしてるのか?」
「えっ? 何で?」
「いや、しばらくぶりだから勘違いかもしれないけど、中の具合が違うっていうか、その……気持ちいいんだけど、ちょっと気になって」
「ふふっ…… ふふふっ!」
「絵美?」
突然笑い出す絵美に俺は驚いてしまった。
そんな俺を見た絵美は手足を俺の身体に絡ませ抱き寄せ、そして耳元で囁いた。
「そんなに気持ちいい? 良かった…… 夏輝に喜んでもらえるように練習したかいがあったよ」
「れ、練習?」
「そうだよ、色んな練習……」
「ひ、1人で練習したのか?」
「ふふふっ、セックスの練習だよ? 1人じゃ…… 難しいよね?」
そう言われて俺は衝撃を受け、何も言えなくなってしまった。
ただそんな俺を見て、絵美は更に続ける。
「い~っぱい練習したよ? あんな事やこんな事…… ふふっ、夏輝がいない間に色んな人のを……」
嘘だろ? まさか……絵美が浮気をしたって事か?
色んな人のって、この1年間で? もしかして今もなのか? ダメだ! 急過ぎて頭の中がパニックになってしまっている。
「私がどんな事してたのか……気になる? 夏輝が知りたいなら教えてあげようか?」
「えっ? ……あっ、あぁっっ!!」
初めて見る妖艶な表情を浮かべた絵美。
そんな顔を見た瞬間、俺は情けないことにイッてしまった……
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