機械の心と家族の愛と

夜千流

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思い出の生成条件

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未来都市フォルモーントシティ…から遥か遠く離れた観光地…
まだ開発が進んでいないこの街は、豊かな自然の風景をそのまま残している
ガルシア博士とアシストロイドの晶、娘のマナは、この街に家族旅行に来ていた

パラソルの下、レジャーシートに寝そべって寛ぐガルシア博士
彼の元に、小さな影が近づく

「ん?マナ、追いかけっこはもういいの?」

「ママがファンの人に囲まれちゃった…」

「ああ…それなら、パパと砂遊びしようか」

「…はい!」

波打ち際でマナと追いかけっこをしていた晶は、彼女のファン達に囲まれてサインを強請られている
一々相手にしていてはきりが無いのだが、晶は丁寧に対応する
アイドルとしては素晴らしいファンサービス精神だが、娘への対応が疎かになっているのはよくないな、とガルシア博士は後で晶にお説教をしようと決めた

晶は、そのサービス精神からファンとの写真撮影まで承諾していた
これでは、せっかくのバカンスが台無しだ
ガルシア博士はマナをおんぶして晶の元へ向かう

「晶、ファンサービスも程々にね」

「あっ…ごめんなさい…」

「ほらほら、ファンの方々も解散!」

ガルシア博士の一声でファン達はその場を離れた

「はあ…やれやれ、声を掛けるの、緊張した…」

人見知りのガルシア博士は、人混みが苦手なのだ

「すみません…嫌な事をさせてしまって…」

「次からは、家族の事を優先してよ」

「はい…」

「ママ!」

博士は、母親を恋しがる娘を晶に渡す
マナを抱っこした晶は、謝罪を込めてマナのおでこにキスした




貝殻集めや水遊びなど、一通り楽しんだ後はランチタイムだ
晶が作ったサンドイッチは、細かいデコレーションが施されており、視覚と味覚の両方を満足させてくれる

「マナ、お昼寝する?」

博士の問いに、マナはこくり、と頷いた
マナには、人間と同じように食後に眠くなるプログラムを仕込んでいる
より人間らしいアシストロイドを目指したからだ
晶は、レジャーシートに寝転んだマナに、タオルケットを掛けた
娘が眠った今、夫婦の仲を深める時間だ

パラソルの下で対面座位の体勢を取る
アイドルは恋愛御法度だが、ファンには表向きに晶は極度の甘えん坊だと説明している
傍から見れば、だいしゅきホールドである
この状態を見ても、ファンは祖父に甘える孫だと認識する
マナについては、晶の妹機だとファン達は解釈している
しかし、晶のパレオの下では、白昼堂々濃密な交わりが行われていた

互いに水着をずらして、膣に陰茎を挿入する
ローションで湿らせていないが、博士の亀頭からはじわじわとカウパー分泌液が溢れ出て、性器を馴染ませる
晶の膣はマッサージ機のように陰茎を巧みに刺激する
律動などせずとも、射精に導く事が出来る
だから周りの人間達は、2人の性交に気付かない

「パパ…どうしたの?あせかいてるよ?」

「あ、ああ…人間は暑いのが苦手だからね」

ガルシア博士は、早くも目が覚めた娘に対して咄嗟に誤魔化す
晶は、目を閉じて無言のままだが、実は野外プレイのあまりの恥ずかしさにオーバーフローしているのだ
博士の首に腕を回したままの状態でサイレントモードに移行した晶は、膣のみをフル稼働させている
博士は息が上がってくるのを自覚し、吐息を噛み殺す

「ママ、ねてるの?」

「ママは、オーバーフローしちゃったんだよ。思考回路が正常に戻るまで、そっとしておいてね」

「はい、パパ」

膣内の強い刺激に堪えながら、博士は必死でマナの気を逸らす

「マナ、このビーチには人間の子供がたくさん居るだろう?お友達を作っておいで」

「おともだち…」

「きっと、良い思い出になるよ」

「…はい!」

マナは、博士の言葉に素直に従った
ビーチサンダルを履いて、人間の子供達が居る方へ駆けていく娘を見送った博士は、詰めていた吐息を「はっ…」と、吐き出す
そして絶え間なく陰茎を締め付ける膣内にビュクっと、吐精した

「晶…終わったよ、起きて」

「んっ…」

博士が晶の頬を2、3度撫でると、晶はゆっくりと瞼を開いた

「博士ぇ…やっぱり恥ずかしいです…///」

「でも、刺激的だったでしょう?」

晶は頬を更に赤らめながらこくり、と頷いた
頷き方がマナと似ている
些細な仕草から親子の繋がりを感じる
人間のような血の繋がりはないが、自分達は間違いなく家族だ
名残惜しい気もするが、博士は晶の膣からずるり、と陰茎を引き抜く
晶は精液が零れないように、膣口をぎゅっ、と締めた
2人は何事もなかったかのように振る舞い、マナが戻って来るまで他愛もない話をした
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