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22話
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ビビアン様を出迎えて、早速お茶会の始まりですわ。
はぁ....こうやってゆっくりとお話しできる日がどれほど貴重なことなのかわかった2日間でしたわね。
しみじみとしながらビビアン様が持ってきてくれたお茶を飲んでいると
「それで、今どんな状況になっていますの?ちゃんと話が出来なかったので、気になっていましたの」
そう言ってきたビビアン様は、他の野次馬根性の人達とは違って、本当に私のことを心配しているような様子でした。
まぁ、友人に野次馬根性で聞かれたら何も信用できなくなってしまいますけどね。
確かに、お昼に話したのは省略してしまったところもあるので、ビビアン様も気になりますわよね。
そう思った私は、とりあえず今の状況と自分の気持ちをビビアン様に話すことにしました。
まず、アリス様にベルン様が落とされたことと次の日にアリス様に喧嘩を売られたことを話したんですが、これにはビビアン様も
「あの人......男爵令嬢なのにありえませんわ。ずっと思っていましたが、マナーがなっていませんのよ。まぁ、それだからこそ、人の婚約者を奪い取るなんてことが出来るんでしょうけど」
と珍しく毒舌になっていましたわ。
それほどアリス様の印象が悪い、ということですわよね。
そして次はレオンハルト様のことも話しましたの。
自分がずっと婚約しなかったのは私と婚約するためだ、なんて訳の分からないことを言っていると。
すると
「まぁ!レオンハルト様はああ見えて一途ですわね。ベルン様とは大違いですわ」
そう言ってニコニコしています。
確かに、レオンハルト様って一見、色んな女性と親しくしているように見えますが、色恋沙汰の噂は聞いたことがないんですのよね。
まぁ、私には関係のないことですけどね。
そして、今日の朝の件と昼の件、それからさっき起こったこと、ということですわ。
と説明をすると
「怒涛の2日間ですわね........」
とビビアン様も苦笑しています。
まぁ、家に来てわざわざ婚約しなおせと言っておきながら今日のあれですからね。
絶対に無理ですし、嫌ですわ。
よくそんなことが言えるな、と感心すらしてしまいます。
そう思いながらため息をついていると、ビビアン様に
「それで?レオンハルト様の件はどうしますの?」
と聞かれましたわ。
どうするも何も......答えは1つしかありませんわよね。
「断りますわよ?私はお兄様以外の人と結婚は考えていませんの」
ハッキリとした口調で、私がそう言うと、ビビアン様も
「そういうと思いましたわ」
そう言ってクスクス笑っています。
ビビアン様は幼い時からお兄様について語らせてもらっているので、お兄様のことが大好きだっていうことも知っていますの。
だからこそ、ビビアン様には何でも喋れるような、そんな関係なんですわ。
まぁ、聞き上手、っていうのもありますけどね。
話してて気分がよくなりますのよ。
そんなビビアン様をニコニコしながら眺めて
「それより、ビビアン様はどうですの?」
と聞いてみましたわ。
ビビアン様にも幼い時からの婚約者がいるんですが、年上というのもあって凄く頼りがいのある人ですの。
私も昔から妹のように可愛がってもらっていますわ。
するとビビアン様は顔を真っ赤にして
「わ、私の話は今はいいんですのよっ」
と手をブンブン振っています。
可愛いですわ。
こんなビビアン様を見た人なんて私以外いないんじゃないでしょうか?
なんかニヤニヤしますわね。
はぁ....こうやってゆっくりとお話しできる日がどれほど貴重なことなのかわかった2日間でしたわね。
しみじみとしながらビビアン様が持ってきてくれたお茶を飲んでいると
「それで、今どんな状況になっていますの?ちゃんと話が出来なかったので、気になっていましたの」
そう言ってきたビビアン様は、他の野次馬根性の人達とは違って、本当に私のことを心配しているような様子でした。
まぁ、友人に野次馬根性で聞かれたら何も信用できなくなってしまいますけどね。
確かに、お昼に話したのは省略してしまったところもあるので、ビビアン様も気になりますわよね。
そう思った私は、とりあえず今の状況と自分の気持ちをビビアン様に話すことにしました。
まず、アリス様にベルン様が落とされたことと次の日にアリス様に喧嘩を売られたことを話したんですが、これにはビビアン様も
「あの人......男爵令嬢なのにありえませんわ。ずっと思っていましたが、マナーがなっていませんのよ。まぁ、それだからこそ、人の婚約者を奪い取るなんてことが出来るんでしょうけど」
と珍しく毒舌になっていましたわ。
それほどアリス様の印象が悪い、ということですわよね。
そして次はレオンハルト様のことも話しましたの。
自分がずっと婚約しなかったのは私と婚約するためだ、なんて訳の分からないことを言っていると。
すると
「まぁ!レオンハルト様はああ見えて一途ですわね。ベルン様とは大違いですわ」
そう言ってニコニコしています。
確かに、レオンハルト様って一見、色んな女性と親しくしているように見えますが、色恋沙汰の噂は聞いたことがないんですのよね。
まぁ、私には関係のないことですけどね。
そして、今日の朝の件と昼の件、それからさっき起こったこと、ということですわ。
と説明をすると
「怒涛の2日間ですわね........」
とビビアン様も苦笑しています。
まぁ、家に来てわざわざ婚約しなおせと言っておきながら今日のあれですからね。
絶対に無理ですし、嫌ですわ。
よくそんなことが言えるな、と感心すらしてしまいます。
そう思いながらため息をついていると、ビビアン様に
「それで?レオンハルト様の件はどうしますの?」
と聞かれましたわ。
どうするも何も......答えは1つしかありませんわよね。
「断りますわよ?私はお兄様以外の人と結婚は考えていませんの」
ハッキリとした口調で、私がそう言うと、ビビアン様も
「そういうと思いましたわ」
そう言ってクスクス笑っています。
ビビアン様は幼い時からお兄様について語らせてもらっているので、お兄様のことが大好きだっていうことも知っていますの。
だからこそ、ビビアン様には何でも喋れるような、そんな関係なんですわ。
まぁ、聞き上手、っていうのもありますけどね。
話してて気分がよくなりますのよ。
そんなビビアン様をニコニコしながら眺めて
「それより、ビビアン様はどうですの?」
と聞いてみましたわ。
ビビアン様にも幼い時からの婚約者がいるんですが、年上というのもあって凄く頼りがいのある人ですの。
私も昔から妹のように可愛がってもらっていますわ。
するとビビアン様は顔を真っ赤にして
「わ、私の話は今はいいんですのよっ」
と手をブンブン振っています。
可愛いですわ。
こんなビビアン様を見た人なんて私以外いないんじゃないでしょうか?
なんかニヤニヤしますわね。
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