【第1部完】ペンは剣より強いらしいけど、やっぱり剣を振り回したいショゾン
帝国東部貴族のティリーは、東の地で『赤狼騎士団』を率いるフェッツナー男爵家のひとり娘である。男爵家は東部に現れる魔物を狩り、賊を倒すことを東の辺境伯により任せられていた。将来、父の跡を継ぎ、赤狼騎士団を率いることになるティリー。彼女は貴族の義務により十六歳になる年の春、帝都の帝国学園の騎士科に悪友たちを引き連れて入学した。
騎士科の男女比率は9:1。なかなか過ごしにくい環境である。絡まれることも、東の辺境伯(主君筋)の息子に邪険にされることも、母方の伯母の政治戦争に巻き込まれそうになることもあるけれど、ティリーは意に介さない。
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