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196話
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少し緊張しながらも、なんとかもう片方の目のこんたくともしっかり取ってあげましたわ。
幸い、目に傷はついていないみたいですし、失明することはないでしょう。
ただ、こんたくとは思っていた以上に固いもので、それに乾いてしまっていますわ。
こんたくとは結構な金額がかかりますし、ずっと入れっぱなしだったんでしょうね。
そう考えると、今日わかってよかったですわ。
そう思いながらチラッとライア様を見ると、私の視線に気付いたみたいで
「な、なによ!それでも殿下との子供なのは変わらないわ!」
とこんなことになっても、まだアルフレッド様の子供なんだ、と主張していますわ。
兵士に取り押さえられていなかったら、今頃私に飛びかかってきているくらいの勢いですわね。
はぁ...........想像はしていましたが、まさかここまでのことをするとは思いませんでしたわ。
なんて思いながら、アルフレッド様に何か言うよう視線を送ると、
「いい加減にしろ!」
なんと、アルフレッド様よりも先にペントミン伯爵がライア様に怒鳴りつけましたわ。
てっきり娘には甘い人なんだ、と思っていたので、これには驚きましたわよ。
これには流石のライア様も
「お、お父様...........」
と驚いた顔をしていますわ。
まぁ、そうですわよね。
きっと今日が初めて怒鳴られた、という感じじゃないでしょうか?
ペントミン伯爵は、赤ちゃんを落とさないように気を付けながらスッと立ち上がると
「誰がどう見ても、この子が皇帝の子供じゃないってことくらいわかる!お前はいつからそんなにふしだらな女になったんだ!相手は誰だ!」
そう言ってライア様を睨みつけましたわ。
そういえばそうですわね。
アルフレッド様の子供ではなかった、とはいえ、この子供は一体どちらの人との子供なんでしょう?
確か、婚約者はいない、ということだったということだったはずですわ。
なんて思っていると、ペントミン伯爵は、ライア様の答えを待つことなく
「皇帝、皇妃、申し訳ない........。娘の教育が出来ていないばかりに大変な迷惑をかけてしまった」
赤ちゃんを落とさないように、深く頭を下げましたわ。
あらら........あんなに頭を下げると赤ちゃんも可哀そうですわよ。
そう思いながらチラッとアルフレッド様を見ると、私と同じことを考えているみたいで、
「お、おぉぉ.........」
と焦った顔をしていますわ。
なんかこんな状況なのに笑いそうになってしまいましたわよ。
アルフレッド様は少し慌てた様子で
「頭を上げてくれ。手紙や話から察するに、ペントミン伯爵は娘の行動には一切関与していないことはわかっている」
と言うと、なんとか伯爵は頭を上げてくれたのでほっと一安心ですわ。
はぁ........赤ちゃんを抱えたままなのは本当に心臓に悪いですわよ。
こんなハラハラしたのは初めてですわ。
そう思いながら伯爵を見ると、本当に落ち込んでいますわね。
雰囲気が明らかに暗いですわ。
なんて呑気に思っていると、アルフレッド様は
「ライア嬢の処罰はこっちで決めても構わないか?」
と驚きの発言をしましたわ。
アルフレッド様が処罰を決める、ですって!?
しかも、私に言われたから、とかではなく自分で言い出しましたわよ?
本当に珍しいですわ...........。
これには驚いてアルフレッド様の顔を凝視してしまいましたわ。
幸い、目に傷はついていないみたいですし、失明することはないでしょう。
ただ、こんたくとは思っていた以上に固いもので、それに乾いてしまっていますわ。
こんたくとは結構な金額がかかりますし、ずっと入れっぱなしだったんでしょうね。
そう考えると、今日わかってよかったですわ。
そう思いながらチラッとライア様を見ると、私の視線に気付いたみたいで
「な、なによ!それでも殿下との子供なのは変わらないわ!」
とこんなことになっても、まだアルフレッド様の子供なんだ、と主張していますわ。
兵士に取り押さえられていなかったら、今頃私に飛びかかってきているくらいの勢いですわね。
はぁ...........想像はしていましたが、まさかここまでのことをするとは思いませんでしたわ。
なんて思いながら、アルフレッド様に何か言うよう視線を送ると、
「いい加減にしろ!」
なんと、アルフレッド様よりも先にペントミン伯爵がライア様に怒鳴りつけましたわ。
てっきり娘には甘い人なんだ、と思っていたので、これには驚きましたわよ。
これには流石のライア様も
「お、お父様...........」
と驚いた顔をしていますわ。
まぁ、そうですわよね。
きっと今日が初めて怒鳴られた、という感じじゃないでしょうか?
ペントミン伯爵は、赤ちゃんを落とさないように気を付けながらスッと立ち上がると
「誰がどう見ても、この子が皇帝の子供じゃないってことくらいわかる!お前はいつからそんなにふしだらな女になったんだ!相手は誰だ!」
そう言ってライア様を睨みつけましたわ。
そういえばそうですわね。
アルフレッド様の子供ではなかった、とはいえ、この子供は一体どちらの人との子供なんでしょう?
確か、婚約者はいない、ということだったということだったはずですわ。
なんて思っていると、ペントミン伯爵は、ライア様の答えを待つことなく
「皇帝、皇妃、申し訳ない........。娘の教育が出来ていないばかりに大変な迷惑をかけてしまった」
赤ちゃんを落とさないように、深く頭を下げましたわ。
あらら........あんなに頭を下げると赤ちゃんも可哀そうですわよ。
そう思いながらチラッとアルフレッド様を見ると、私と同じことを考えているみたいで、
「お、おぉぉ.........」
と焦った顔をしていますわ。
なんかこんな状況なのに笑いそうになってしまいましたわよ。
アルフレッド様は少し慌てた様子で
「頭を上げてくれ。手紙や話から察するに、ペントミン伯爵は娘の行動には一切関与していないことはわかっている」
と言うと、なんとか伯爵は頭を上げてくれたのでほっと一安心ですわ。
はぁ........赤ちゃんを抱えたままなのは本当に心臓に悪いですわよ。
こんなハラハラしたのは初めてですわ。
そう思いながら伯爵を見ると、本当に落ち込んでいますわね。
雰囲気が明らかに暗いですわ。
なんて呑気に思っていると、アルフレッド様は
「ライア嬢の処罰はこっちで決めても構わないか?」
と驚きの発言をしましたわ。
アルフレッド様が処罰を決める、ですって!?
しかも、私に言われたから、とかではなく自分で言い出しましたわよ?
本当に珍しいですわ...........。
これには驚いてアルフレッド様の顔を凝視してしまいましたわ。
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