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天空の塔ダンジョン 6
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豚肉のしゃぶしゃぶはゴマだれを添えて出荷した。
早くに目が覚めてしまい、みんなには黙ってスマホに入った。
寝る子は育つっていうけど、最近睡眠時間が減っている。
どこかのタイミングで眠くなるかと思っているけど、そうはならなそうだ。
誰かが進化してくれればきっと眠くなるんだろうけど、毎日が楽し過ぎて、のんびり昼寝する気にもなれないのかも。
シュガーは何もない時は自主的にお昼寝してるから、一緒にいてもふもふすれば、私も眠くなるかもしれないけどね。
ベーコンの箱は追加購入したから、かなりの数が一度に作れるようになった。
折角だから、たくさん手に入ったバラ肉をベーコンにしてしまおう。
魚の加工スペースでは、玉ねぎ入りのすり身揚げが出来ている。
うん…白身魚がもうないね。畑を任せたメタルが戻ってきたら、釣りに行こう。おでん種は、いくらあっても困らないからね!
釣り、と思ったけど、釣りでは採れない蟹も欲しかったので、海に入る事にした。
水着が少し、小さくなったみたい。
海に入ると、早速魚が攻撃してきた。体格差もあるんだから、いい加減攻撃は無駄だと学習して欲しいものだ。
そのお陰で魚が楽々手に入るんだけどね。
メタルはいつものように、海底を歩いて獲物を手に入れている。蟹がハサミでちょっきんしようとしてるけど、メタルなボディーに傷はつかないから、あっさり倒されて、メタルの収納庫に入った。
私も負けてられない!
海底付近にいたタコを銛で突いて倒すと…え?赤くなった?茹でてないのに?
看破 酢ダコ 酸味のあるタコ
何じゃそりゃー!
一々突っ込んでも仕方ないけどさ、やっぱりこの世界はちょっとおかしい。
これはこれで面白いけど、いいのかな…まあ、私が考える事でもないけどね。
たくさんの獲物が手に入ったので、ホクホク顔で岸に上がる。
メタルに下処理を手伝って貰いながら、作る物を決めていく。
今日作った物で、何日位保つかな?ダンジョンに潜っていると、どうしても肉系のおやつの減りが速い。
どうしても足りなくなったら、ダンジョン攻略を中断して森で狩りをしないといけないかな。
亜空間に戻ると、シュガーがすり寄ってきて、鼻をヒクヒクさせる。
「美味しい匂いにゃー」
「まだ朝には早いが、もうスマホに入ったのか?」
「目が覚めちゃったから」
更にその後、温泉にも入ったのに、食べ物の匂いするかな?
まだ、朝食には早い。ちょっと時間を潰そう。
久しぶりに小説を読んでいたら、こっち仕様の文字に変換されていない小説が出てきた。
新しい小説を読もうとしても、こっちの文字に変換されているんだけど…神様達、忙しいのかな?
懐かしいけど、こっちの文字に慣れたからか、若干読み辛い。
みんな何となく早起きして、私もアロカシアに手伝って貰いながら、朝食の準備をする。
早起きは三文の得というし、桃オークに出会えるかもしれない!
早速17階層に出ると、最初に桃オークに出会えた。
「さすが、主だ」
「いや、私のおかげとは限らないじゃん?」
まだ、他の冒険者はいない。混み始める前には移動する事にして、肉不足の解消の為にもしばしこの場で狩りを続けた。
18階層は適度に仕留めて、次を目指す。
同じアンデット でも、ゴーストは怖いのに、骨格標本は怖くない。
18階層にも冒険者が出勤してきた。お勤めご苦労様です!
魔石は後回しだ。次の肉は…いや違う!まさかの魚だ!跳ねた所に切りつけた。
看破 ホッケー 白身魚で、美味
いや、伸ばしちゃだめじゃん?
魚が欲しい冒険者がたくさんいる。
近くに海があるんだから、そこで釣るんじゃだめなのかな?
それとも、やっぱりレアな魚が?!
レアな魚か…マグロだといいな!
なんて、この溝にいる訳ないけどね。
何にせよ嬉しい。ホッケは好きだから。
農園でも釣れるから、それほど拘らないけどね。
「そろそろボス戦、行く?」
「うむ。魚は充分か?」
「後でもいいよ…みんなリフレッシュ!」
猿の魔物、エテルが3匹程。みんなで瞬殺した。
21階層は、ワシタカだ。でもダンジョンだからか、かなり低い位置を飛んでいる。
何故私を狙う?!そりゃ、他の冒険者も含めて私達の中では一番小さいけど、小さいの基準間違えてるよね!
ワシタカ程度の風魔法なら、ヤブランの鱗を混ぜ込んだ服を貫通する事はない。
だから安全だけど、他の冒険者に見られるのはよろしくないかな?この威力だと、ラビット系の柔らかい皮なら裂けそうだ。
ん?あのワシタカはちょっと姿が違う?
って、こっちに飛んで来てるんだから、弓で狙わないでよ!
ヤブランが、矢を弾いてくれた。
看破 ブラックホーク ワシタカの上位種で、風魔法も使う。肉質はしっかりしていて、美味
おおー。見た目はそこまで見ていなかったから曖昧だけど、狙われたら反射的に倒せる。
それにしても酷いな。恐らくヤブランが弾いてくれなくても私には当たらなかっただろうけど、普通なら恐怖を感じるだろう。
ヤブランが抗議に行ってくれてる間に、ブラックホークの肉は収納庫にしまう。私はさりげなくランスの後ろに隠れる。
恐らくパーティーメンバーと思われる人達に隠れるようにして、ジリジリと後退してる。
「な、何だよ…当たってないからいいだろ!」
「そういう問題ではないだろう?あきらかに人に当たる角度で弓を射たし、我が弾かなければ、大切なパーティーメンバーに当たっていたかもしれない」
「それは…でも!撃ち抜く自信はあったんだ!あんたが物理衝撃で弾かなければ!」
「それはないな。俺が剣で斬る方が速かっただろう。メイが反応してたから、俺は手を出さなかっただけだ」
「おい…やめとけ。どの道とどめを差したのはその子だし、近くにいたパーティーは俺達じゃない。それをこれ以上問題にして、ギルドに目をつけられるのはお前だって嫌だろう?」
「ちっ…運のいい奴め。精々後ろには気をつけるんだな」
そんな威勢のいい事言ってる側から、ランスとヤブランの威圧で逃げていくんだから、情けない。
それにもし、後ろから狙ったなら、今度こそ無事じゃ済まないはずだ。最後の威圧でそれは分かったと思うけどね。
早くに目が覚めてしまい、みんなには黙ってスマホに入った。
寝る子は育つっていうけど、最近睡眠時間が減っている。
どこかのタイミングで眠くなるかと思っているけど、そうはならなそうだ。
誰かが進化してくれればきっと眠くなるんだろうけど、毎日が楽し過ぎて、のんびり昼寝する気にもなれないのかも。
シュガーは何もない時は自主的にお昼寝してるから、一緒にいてもふもふすれば、私も眠くなるかもしれないけどね。
ベーコンの箱は追加購入したから、かなりの数が一度に作れるようになった。
折角だから、たくさん手に入ったバラ肉をベーコンにしてしまおう。
魚の加工スペースでは、玉ねぎ入りのすり身揚げが出来ている。
うん…白身魚がもうないね。畑を任せたメタルが戻ってきたら、釣りに行こう。おでん種は、いくらあっても困らないからね!
釣り、と思ったけど、釣りでは採れない蟹も欲しかったので、海に入る事にした。
水着が少し、小さくなったみたい。
海に入ると、早速魚が攻撃してきた。体格差もあるんだから、いい加減攻撃は無駄だと学習して欲しいものだ。
そのお陰で魚が楽々手に入るんだけどね。
メタルはいつものように、海底を歩いて獲物を手に入れている。蟹がハサミでちょっきんしようとしてるけど、メタルなボディーに傷はつかないから、あっさり倒されて、メタルの収納庫に入った。
私も負けてられない!
海底付近にいたタコを銛で突いて倒すと…え?赤くなった?茹でてないのに?
看破 酢ダコ 酸味のあるタコ
何じゃそりゃー!
一々突っ込んでも仕方ないけどさ、やっぱりこの世界はちょっとおかしい。
これはこれで面白いけど、いいのかな…まあ、私が考える事でもないけどね。
たくさんの獲物が手に入ったので、ホクホク顔で岸に上がる。
メタルに下処理を手伝って貰いながら、作る物を決めていく。
今日作った物で、何日位保つかな?ダンジョンに潜っていると、どうしても肉系のおやつの減りが速い。
どうしても足りなくなったら、ダンジョン攻略を中断して森で狩りをしないといけないかな。
亜空間に戻ると、シュガーがすり寄ってきて、鼻をヒクヒクさせる。
「美味しい匂いにゃー」
「まだ朝には早いが、もうスマホに入ったのか?」
「目が覚めちゃったから」
更にその後、温泉にも入ったのに、食べ物の匂いするかな?
まだ、朝食には早い。ちょっと時間を潰そう。
久しぶりに小説を読んでいたら、こっち仕様の文字に変換されていない小説が出てきた。
新しい小説を読もうとしても、こっちの文字に変換されているんだけど…神様達、忙しいのかな?
懐かしいけど、こっちの文字に慣れたからか、若干読み辛い。
みんな何となく早起きして、私もアロカシアに手伝って貰いながら、朝食の準備をする。
早起きは三文の得というし、桃オークに出会えるかもしれない!
早速17階層に出ると、最初に桃オークに出会えた。
「さすが、主だ」
「いや、私のおかげとは限らないじゃん?」
まだ、他の冒険者はいない。混み始める前には移動する事にして、肉不足の解消の為にもしばしこの場で狩りを続けた。
18階層は適度に仕留めて、次を目指す。
同じアンデット でも、ゴーストは怖いのに、骨格標本は怖くない。
18階層にも冒険者が出勤してきた。お勤めご苦労様です!
魔石は後回しだ。次の肉は…いや違う!まさかの魚だ!跳ねた所に切りつけた。
看破 ホッケー 白身魚で、美味
いや、伸ばしちゃだめじゃん?
魚が欲しい冒険者がたくさんいる。
近くに海があるんだから、そこで釣るんじゃだめなのかな?
それとも、やっぱりレアな魚が?!
レアな魚か…マグロだといいな!
なんて、この溝にいる訳ないけどね。
何にせよ嬉しい。ホッケは好きだから。
農園でも釣れるから、それほど拘らないけどね。
「そろそろボス戦、行く?」
「うむ。魚は充分か?」
「後でもいいよ…みんなリフレッシュ!」
猿の魔物、エテルが3匹程。みんなで瞬殺した。
21階層は、ワシタカだ。でもダンジョンだからか、かなり低い位置を飛んでいる。
何故私を狙う?!そりゃ、他の冒険者も含めて私達の中では一番小さいけど、小さいの基準間違えてるよね!
ワシタカ程度の風魔法なら、ヤブランの鱗を混ぜ込んだ服を貫通する事はない。
だから安全だけど、他の冒険者に見られるのはよろしくないかな?この威力だと、ラビット系の柔らかい皮なら裂けそうだ。
ん?あのワシタカはちょっと姿が違う?
って、こっちに飛んで来てるんだから、弓で狙わないでよ!
ヤブランが、矢を弾いてくれた。
看破 ブラックホーク ワシタカの上位種で、風魔法も使う。肉質はしっかりしていて、美味
おおー。見た目はそこまで見ていなかったから曖昧だけど、狙われたら反射的に倒せる。
それにしても酷いな。恐らくヤブランが弾いてくれなくても私には当たらなかっただろうけど、普通なら恐怖を感じるだろう。
ヤブランが抗議に行ってくれてる間に、ブラックホークの肉は収納庫にしまう。私はさりげなくランスの後ろに隠れる。
恐らくパーティーメンバーと思われる人達に隠れるようにして、ジリジリと後退してる。
「な、何だよ…当たってないからいいだろ!」
「そういう問題ではないだろう?あきらかに人に当たる角度で弓を射たし、我が弾かなければ、大切なパーティーメンバーに当たっていたかもしれない」
「それは…でも!撃ち抜く自信はあったんだ!あんたが物理衝撃で弾かなければ!」
「それはないな。俺が剣で斬る方が速かっただろう。メイが反応してたから、俺は手を出さなかっただけだ」
「おい…やめとけ。どの道とどめを差したのはその子だし、近くにいたパーティーは俺達じゃない。それをこれ以上問題にして、ギルドに目をつけられるのはお前だって嫌だろう?」
「ちっ…運のいい奴め。精々後ろには気をつけるんだな」
そんな威勢のいい事言ってる側から、ランスとヤブランの威圧で逃げていくんだから、情けない。
それにもし、後ろから狙ったなら、今度こそ無事じゃ済まないはずだ。最後の威圧でそれは分かったと思うけどね。
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